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作者: ロストメイドウィン&彩都 (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編
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*28*
雪
「い、い、いつから!?」
空姫
「ちょうどです」
海斗
「………ほら、明日の為に寝たら?ボロボロになったら家族が心配するよー?」
空姫
「あ、そこは大丈夫です、心配する家族は居ませんので」
雪
「えっ」
空姫
「私、物心ついた頃から忍びの里に居たんです、この数年間父も母も名乗ってきた者はいませんでした」
空姫
「お兄様と大爺様はそんな私を拾ってくれた大切な人です、もちろん里のほかの皆様も」
雪
「………そっか、貴方はたくさんの人に愛されてるんだ」
雪
「その人たちを、大切にね」
空姫
「はい、私はもう寝ます」
空姫はそのまま天井へと入っていった
海斗
「…………雪さん」
雪
「な、何?」
海斗
「俺、もうちょっと、雪さんのそばにいたい………」
雪
「えっ、ちょっと、かいと………くん………!?」ハァハァ……
「んっ…………」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー【弾道が1上がった】
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翌朝
空姫
「いよいよ、この時がやってきました!」
陸人
「あ、煮干し食うか?ゲートに入ってた」
リクヤ
「完全に支配してるなプライベートルーム………それはそうと雪さん」
雪
「………な、何?」
リクヤ
「昨日ちゃんと寝たの?なんか疲れが取れてない気がするけど」
雪
「そ、そんなことないよ………ね?」
海斗
「んん………」
陸人
「あれ、なんか2人まとめて疲れてるような感じしない?」
海斗
「そんなことない!」
空姫
「大丈夫ですか?監視役が来るって大爺様が言ってましたけど」
雪
「監視役!?一体どんな…………」
「おっまたせ〜!」
4人
「!?」
空姫
「あっ、貴方でしたか、こちら私の里の忍びで橙終日(だいだいひねもす)さん………」
橙
「扇様から空ちゃんと同じくらいの子がいるって聞いてみたけど………ほほぉ、まぁ」
陸人
(ああいうのって肩こるって聞いたな、嫌だな俺、男でよかったわ)
雪
(いかにも母さんが好きそうな忍者……)
リクヤ
(………………!?)ドキドキドキドキ
橙
「これで全員ね、さ、行こっか」
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「……………り、く、や、さ、ま?」
兵士
「ヒエッ!!」