完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~ 150~

*28*


「い、い、いつから!?」

空姫
「ちょうどです」

海斗
「………ほら、明日の為に寝たら?ボロボロになったら家族が心配するよー?」

空姫
「あ、そこは大丈夫です、心配する家族は居ませんので」


「えっ」

空姫
「私、物心ついた頃から忍びの里に居たんです、この数年間父も母も名乗ってきた者はいませんでした」

空姫
「お兄様と大爺様はそんな私を拾ってくれた大切な人です、もちろん里のほかの皆様も」


「………そっか、貴方はたくさんの人に愛されてるんだ」


「その人たちを、大切にね」

空姫
「はい、私はもう寝ます」

空姫はそのまま天井へと入っていった


海斗
「…………雪さん」


「な、何?」


海斗
「俺、もうちょっと、雪さんのそばにいたい………」


「えっ、ちょっと、かいと………くん………!?」ハァハァ……






「んっ…………」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー【弾道が1上がった】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

翌朝

空姫
「いよいよ、この時がやってきました!」

陸人
「あ、煮干し食うか?ゲートに入ってた」

リクヤ
「完全に支配してるなプライベートルーム………それはそうと雪さん」


「………な、何?」

リクヤ
「昨日ちゃんと寝たの?なんか疲れが取れてない気がするけど」


「そ、そんなことないよ………ね?」

海斗
「んん………」

陸人
「あれ、なんか2人まとめて疲れてるような感じしない?」

海斗
「そんなことない!」

空姫
「大丈夫ですか?監視役が来るって大爺様が言ってましたけど」


「監視役!?一体どんな…………」


「おっまたせ〜!」


4人
「!?」

空姫
「あっ、貴方でしたか、こちら私の里の忍びで橙終日(だいだいひねもす)さん………」


「扇様から空ちゃんと同じくらいの子がいるって聞いてみたけど………ほほぉ、まぁ」

陸人
(ああいうのって肩こるって聞いたな、嫌だな俺、男でよかったわ)


(いかにも母さんが好きそうな忍者……)


リクヤ
(………………!?)ドキドキドキドキ



「これで全員ね、さ、行こっか」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「……………り、く、や、さ、ま?」


兵士
「ヒエッ!!」

27 < 28 > 29