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シノビ~空姫忍法帖~(完結)
作者: ロストメイドウィン&彩都  (総ページ数: 152ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン オールスター 先にロスヒ、ピースフル推奨 大長編 
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*38*

キルバスを退けた一行は覆井城への移動を再開する


「まずいなぁ………予定だと昼に到着するはずだったのに、これじゃ夜中になっちゃうよ」

リクヤ
「海斗と雪さんも………こんな調子じゃ………」

空姫
「軽い手当はしましたけど、これじゃ護衛なんて………」

エボルト
「あーあ、兄貴さえいなければなー」

陸人
「なんでお前当たり前のようについてきてんの?」

エボルト
「おいおい!そこの奴をキルバスから救ってやったのは誰だと思ってるんだ?まぁ確かにヘタこいたが命は保証されたぞ?」

リクヤ
「こいつ……」

エボルト
「おっと、流石にこの姿じゃ人間共に怪しまれるか」

エボルトは手から煙を吹き出すと、見た目が人間のように変化していく

エボルト
「今日より俺は星狩りの里の円凡座衛門(えぼんざえもん)ってな」

陸人達は急いで城まで向かう、
海斗の生命の火が尽きぬように………

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Dは見た、キルバスの戦いを

Dは見た、エボルトの乱入を

Dは………心底呆れていた

D
【地球外生命体 あれ程までの実力だったとは想定外】

D
【余の計画に賛同してくれる存在は珍しいが、成し遂げる前に破壊されては少々面倒だ】


D
【次は…………どのような存在が良いだろうか】


D
【1番望ましいのは『敵にも味方にもなんねーやつ』だ、どっちに回られても面倒なことになる】


D
【となると………もう少し念を込めて………!!】


Dは新たな存在を世界に呼び出そうとする……………


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



「…………ここは夢か?いや、違うな」


「ニンジャ?そうか、ここは…………」




「どこだ。」


今宵は満月、覆井城を月光が照らす
難攻不落の城の屋根を1人のサムライが乗り出す

「ここに居るのはわたしだけか?」

「いや、それも違うか」


いつの間にやら、侍の周囲を護衛の武士が囲む


「何奴だ!!」


「私はダイミョーだ、見たら分かるだろう」

「大名とか何時の時代だ!ええい切り捨ててしまえ!」


「…………向こうがその気ならば致し方あるまい」







「柚葉一刀流…………!」

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