コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 記憶をなくした少女*
- 日時: 2015/07/27 15:23
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: bOX/HSBq)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2a/index.cgi
こんにちは!移転しました。
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- Re: 記憶の隣に住む少女 【参照500突破に感謝】 ( No.56 )
- 日時: 2014/04/20 10:12
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
- 参照: http://作者の実話—!!受験してないし年齢は違うけど(・_・
第三話 風舞う幻影 to38静かな決意
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こんなもの、僕に渡されても困るだけなんだけど…
改まって、落ち着いて予防接種のお知らせを広げた僕だが、休みの日にお母さんに言うことにし、机の引き出しにしまった。
「———…どうするかなあ」
今までずっと迷ってたけど、、
アオイに手紙をもう一度書く。
返事が来ないから。
でも、お節介じゃないかな。と思うとちょっと戸惑ってしまう。
(…そっか、お墓にもう一度行ってみてからにしよう!!)
僕がここで、もったいぶったのは行けなかったのかもしれない。
「———」
もうすぐ、新学期が始まってしまう。
今年はノンビリしすぎたから、まだ少し課題が残っている。
(——よし!!もう今すぐ行こう!!)
今日に終わらせたかった課題を終えたら、琴に会いに行くことを決めた。
(琴、元気かな———?)
- Re: 記憶の隣に住む少女 【参照600突破に感謝】 ( No.57 )
- 日時: 2014/04/20 15:26
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
第三話 風舞う幻影 to39青い女の子
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「アオイさん…いるかな!!」
少しだけじゃない。
少しもじゃない。
物凄くわくわくしてる。
アオイに会いたくて、会いたくて凄くわくわくしてるこの自分が、こんな自分がなんか可笑しい。
会ってみたら、いざ会ってみたら全然話せないくせに。
アオイに会うだけのことが嬉しい。
琴にあげるおにぎりを、手で握りつぶしてしまいそうなほど、力を込めて、僕は路地からお墓に向かった。
「———・・・」
ひょいっと覗いてみると、いつもの場所に、何時もの清楚な白いワンピースを来て、青色の帽子をかぶってるアオイ。
その顔は見えないし、しゃがみ込んでいるけれど、もう絶対だと思えた。
(アオイさん——居た・・!!)
もう嬉しすぎて、琴にも合わずに帰ろうとした僕は、立ち止まって深呼吸をした。
(まず、どう出る?)
頭がおかしくなりそうだ。
アオイさん!って軽快に出て行くか
気付かないフリして琴に挨拶を済ませるか、
アオイさん??って、誰だか分からないフリをするか。
まあ断然話しかけたほうが良いと思うのだけど。
僕の目から見て、あれは絶対アオイさんだから。
「———アオイさん?」
僕は、ゆっくりと近寄ろうとしたとき、先手を打たれた。
「—竜胆…竜胆?!!」
(名字で呼んでる?)
アオイさんに話しかけたのは、青年だった。
少なくとも僕とアオイよりは年上だと思えた。
「———誰…? れ、ん…、くん??——————カナレ?!!」
アオイは、怯えるように、そいつから背を向けて、後ずさった。。
「あ、アオイさん!!!」
僕は思わず、影から隠れ出てアオイの目の前に立ちはだかった。
- Re: 記憶の隣に住む少女 【参照700突破に感謝】 ( No.58 )
- 日時: 2014/04/20 19:13
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
第三話 風舞う幻影 to40芽吹く木々
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「誰だおまえ…?」
向こうが、厳しい目付きで僕を見た。
「それは!!それは、こっちのセリフだ!!」
明らかに、僕の方が小さいし 口でも戦いでも勝てそうにない相手だ。
外見は見るからに巨人。
何となくアオイを狙っているような。
そんな気がした。
(この人、普通じゃない…)
「俺は、香流良太。竜胆となんでもないおまえこそ、退いたらどうだ。」
相手は、僕が思ったよりもすんなり自分を名乗った。
(竜胆となんでもない?)
なんでもないことあるか!!
と言おうとして、ヒートしそうになった自分を、ちょっと息を吸って落ち着かせた。
(確かに、僕は——…出会って間もないし、あまりお互いのことを知らないんだ)
「僕は…。此花蓮です。アオイさんとはここで出会って、文通をさせてもらってます」
と冷静に言った。
「カナレ!蓮くんは何ともないから——」
アオイが言いかけた時、香流は、傷ついたようにアオイに言った。
「そうか、俺はもうおまえに必要ないのか」
「はあ?」
僕はこの二人の状況がさっぱり分からず、お互いの顔を見つめる。
「そうね。要らない」
アオイがぴしゃりと言った。
「ふえ?」
起きていることがさっぱり分からない。
「———…くそっ。」
香流は舌打ちすると、こう言った。
「デス・ハニー」
その瞬時にそいつは消えた。
その瞬間、アオイが倒れた。
「アオイさんっ?!」
(ダメだ———
僕も)
急に、意識が揺らいで・・・
- Re: 記憶の隣に住む少女 *記憶、無いですけど* ( No.59 )
- 日時: 2014/04/26 19:58
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
第四話ページ&第五話予告
夏休みに入り、プールや課題解きの後の鬼ごっこなどと、夏休みを充実する蓮。
蓮の周りで起こる、近江に纏わる少し変わった出来事。それはたった一つの、近江の連に対する好意だけに過ぎない。
そんな蓮だが、少しアオイに対する気持ちが変わってきていて——?
香流と呼ばれた青年からアオイを守った蓮だが、その後気を失い、その時のことを全く覚えていない蓮、どうなる——?
- Re: 記憶の隣に住む少女 【感謝 参照1000】 ( No.60 )
- 日時: 2014/04/26 20:31
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
参照1000になりました。
ありがとうございます。
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