コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

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記憶をなくした少女*
日時: 2015/07/27 15:23
名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: bOX/HSBq)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2a/index.cgi











こんにちは!移転しました。





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記憶の隣に住む少女!参照7200 ( No.93 )
日時: 2014/07/20 20:43
名前: 夢遥 ◆4z4yLUbQKo (ID: jyOVwInT)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

第六話ページ・ミニ次回予告

夏休みを優雅に過ごした蓮たちは、その仲間同士で一騎に友情を深めていた。そんなある日、軽井沢で肝試しをしていた隆志やあい子の元に、倒れている女の子を発見した。
一方、蓮は幾度か来る「アオイ」の手紙を読み、「アオイ」を思い出し始めて…?

Re: ( No.94 )
日時: 2014/07/20 21:00
名前: 夢遥 ◆4z4yLUbQKo (ID: jyOVwInT)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode



 第六話【闇落ちの雫】 to51時鏡の境目
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春遥も優希もすっかり真っ青。

先ほどの犬の遠吠えに、追い打ちをかけられた僕たち。

(それに)

さっき、聞こえた聞き覚えのある声での悲鳴も気になっていた。

「——きゃ。」
近江が何かに躓きそうになり、体が傾いたのを、瞬時に僕が受け止めた。

「大丈夫?…」
軽く優希が舌打ちし、下を見た。

「——…誰?」
人の身体が 転がっている。


「きゃああああ!!!」
近江が悲鳴を上げ、僕が

「ぎゃ・・・あ・・」
腰を抜かして倒れそうになった。


「…まだ、生きてる。」
優希が、近づいていた。

少しだけ見覚えのある姿な気もするけれど、薄暗い夜の中、懐中電灯だけを頼る中で、電池が衰えていくなんて、知りもしなかった。



       ф


「助けて。」
あい子の胸元に、同じくらいの背丈の少女が倒れ込んできた。

「な、なにッ?!ホモ?あ、ホモは男子VS男子愛?女子はなんてゆうの?!ゲイ?」

「あい子…ちゃん、大丈夫?」
志乃も引き目だ。

「今はそこじゃないだろ…」
隆志も頭を抱えた。

「たぶん、百合・・・とかっていうはずよ」
志乃はまじめに答える。

Re: 記 ( No.95 )
日時: 2014/07/21 17:56
名前: 夢遥 ◆4z4yLUbQKo (ID: jyOVwInT)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode


 第六話【闇落ちの雫】 to52悪闇の論争
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「ね、ねえ——。…大丈夫?」
あい子が、受け止めた女の子をしっかりと立たせた。

背格好は、背の高い隆志よりも低く、あい子よりも少しだけ高い…。

「中学生じゃなさそうだな」
白いワンピースを着て変に目立っている。

「名前は、言える?」
志乃がゆっくりと呼びかけた。


「…うぁ…っ」
その瞬間少女は呻いて、喘ぎ始めた。

         ф

Re:記憶の隣に住む少女 ( No.96 )
日時: 2014/07/22 14:34
名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: jyOVwInT)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode

お伝えを忘れておりました。


名前を変更させて頂きます。

先日投稿したスレでは 夢遥◆4z4yLUbQKoになっていますが、

トリップは◆4z4yLUbQKoのまま、名前を梅乃から、儚恋とさせて頂きます。

Re: あいつの記憶が無くなる前に… 【参照7400突破】 ( No.97 )
日時: 2014/07/26 16:32
名前: 儚恋 ◆8DJG7S.Zq. (ID: jyOVwInT)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1/index.cgi?mode


 第六話【闇落ちの雫】 to53追われし者
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僕が、周りがだんだん暗くなっていくことに気付いたのは、あれから二分も間もない時だった。


優希は、今すぐ戻ろう。と言い、その倒れた身体を持ち上げていた。
自分よりも三つくらい上の男性と見えて、僕と優希で手伝いながらだったけれど、負ぶっていた。

「懐中電灯・・・近江、見せて?」
近江が優希から預かっていた懐中電灯を、僕は片手でもらい、裏返した。

「うあー・・」
「どうしたの?」
近江が覗き込んできた。

「電気が薄暗くなってる気がしたんだけど、電池だから、どうしようもないなあって。」
「え、全く気付かなかったなあ…確かに、周りが薄暗いね」
近江は、優希が介抱しようとしていた男性をずっと労わっていたので、全く気付かなかったのだろう。

「——俺らこんなにあるいたか?」
さっきまで無言だった優希が、いきなり口を出した。

「え?」
僕が言うと

「いや、来た道よりも、戻る道の方が道のりが長い気がして。」


          ф

そのまま どうしようかと、隆志とあい子と志乃は、立ち止まっていた。


「——前に全速力で進めば、優希とか蓮とか春遥ちゃんが居るんじゃない?」
あい子があっけらかんと言った。

「全速力じゃ無理だけど、きっと進んだほうが良いよな。」
「戻る方が早いけれどね。」

そのまま呻く少女を、しばらく労わっていると

立ち上がって「歩ける」と言うので、みんなで歩くことになった。


ただ 行先が

戻るか進むかで迷っていた。
が、優希たちと落ちあうことを選び、進み始めた。

「進むと、お化けが居るっていうデメリットがあるんだけど」
と、進みながら志乃が言った。

「あ、そうだった。もうこっちの方がスリル満点で疲れた。」
隆志は、少女を一目見、呟く。


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