コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ
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- 記憶をなくした少女*
- 日時: 2015/07/27 15:23
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: bOX/HSBq)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel2a/index.cgi
こんにちは!移転しました。
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- Re: 記憶の無い少女へ*.。・゜*.。・゜*【参照300感謝】 ( No.45 )
- 日時: 2014/04/14 15:55
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
第三話 風舞う幻影 to35星屑の中で
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第三話 風舞う幻影 to35星屑の中で
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三十秒が経ち、僕らはいっせいに逆方向へ走り出した。
やるのはバナナ鬼だ。
ルール的には、氷おにと同じようなもの。
鬼にタッチされたら、腕を両方ともあげて、バナナのようにして待っていなくてはならない。
その上、それぞれ違う仲間にタッチを合計二回されないと、逃げに戻ることはできない。
鬼は最初から最後まで鬼なのである。(鬼ごっこのルールは地域によって違うから気にしないでねー?)
「あ、蓮が来てるよ!」
僕がしげみに隠れているあい子と志乃が耳打ちしながらそそくさと逃げていく。
(逃げなくても良いのに。)
追いかけても、僕があの二人に追いつけないから。
五十メートル走の中二男子平均は、7、56ほど。だが自分は9、3が精々だった。
と、内心諦めながら、公園全体を見回した。
とりあえず息を整えて、近江の方へ行った。
「—捕まえた?」
「あ、うん。一応今、優希見つけたから 守っといて!捕まえてくる」
と言われ、僕は優希の前で、助けが来ないよう待っていた。
- Re: 記憶の無い少女へ*.。・゜*.。・゜*【参照300感謝】 ( No.46 )
- 日時: 2014/04/16 20:21
- 名前: ああw (ID: ysgYTWxo)
ボツプロローグ
幽かに揺らぐ双眸。
僕のもとに現れた、玲瓏な少女には
まだ、僕が知らない 陰謀ばかりが隠されている。
僕は、ある少女宛に手紙を出した。
何処に居るのかも知らない、得体も解らない幽かな少女へと。
味気のない白い便箋に、自然と手が動かされていく。
黙示録な乱文で満ちた混沌の封筒へ、不死身の君への手紙を入れた。
黄昏の空を歩いて、僕は近所のポストまでやってきた。
弾ける閃光の元。
赤いポストの奥深くが、異界につながっている。
その手紙の冒頭は「記憶の無い少女へ」から始まった。
そこから始まる内容は、いかに黒闇に満ちていて…
君の眸が揺らぐ前に。
僕がその返事を手にしたとき、◆世界が変わる◆ことを信じて——。
- Re: 記憶の無い少女へ*.。・゜*.。・゜*【参照300感謝】 ( No.47 )
- 日時: 2014/04/19 17:07
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
第四話【風舞う幻影】 to36泉の果ての
「・・・」
僕が優希の近くに居るからなのか皆近寄ってこないので、ヒマしていると、そばで嬉しそうな声が聞こえた
「たっちー!」
後ろで喜ぶあい子の声が聞こえた。
あい子が、僕のいない背後に回り込んでいたのだ。
「えっ?!」
僕が振り向くと、僕が監視役のはずの優希は、片手を降ろした状態で
「次、仲間に助けてもらえたら、俺逃げれる〜」
と、ウキウキ気分である。
「あわわ・・・」
僕は近江に申し訳なく思いつつ、一層監視に目を強める。
———が。
仲間を助けるなど思っていないのか、つくづく皆、隠れてしまい、近江の言い分を守るしかない僕はさらにヒマになった。
「蓮くんー!」
近江が話しかけてきた。
「あ!!」
僕も少し駆けだす。
ずっと固まるしかない優希は、手がつかれた。
と時折り手を下げている。
「あのね、志乃ちゃんは捕まえたけど——。次は一緒に捕まえよう!!」
そう言われ、僕も優希の前から離れ、走り出した。
(?)
ガサガサと物音がした気がして、後ろを振り向くと、ブランコの後ろの木陰で、隆志の赤いシャツが見えている。
(これこそ、頭隠して尻隠さずだ!)
そんなことを思いながら僕がゆっくりとばれないように、そして足早に向かう。
が。
「いよっと」
まんまと騙された僕は、赤いTシャツを着た隆志に足を引っかけられ転ばされた。
- Re: 記憶の無い少女へ*.。・゜*.。・゜*【参照300感謝】 ( No.48 )
- 日時: 2014/04/20 10:02
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
第三話 風舞う幻影 to37燃える蝋燭
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「ミウ、いまだー!!「OK、隆志!!愛!!そっち回って!!「了解!」
あの後、転ばされた僕を飛び越えて、
ミウが優希を助けに行き、その計画を実行させるために隆志は
僕が優希や志乃をもう一度タッチしなおすことがないように、僕を大丈夫か、とゆっくり抱き起こす。
その間に愛が志乃をタッチし、駆けつけたミウがタッチして二人を仲間に戻そうとしているのだ。
わざとゆっくり僕を支える隆志に苛立ちながらも、どうせ今追いかけても追いつけないことは一番自分が分かっている。
「蓮くん大丈夫?」
近江の声が聞こえる。
志乃をタッチしなおしたらしい。
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「———うーあ…」
僕は布団の上でうめいた。
最終的には、キリが無いんで鬼ごっこはやめたんだけど、足があまりに痛すぎて自分の家まで戻ってくるのが精いっぱいだった。
「にーちゃん!にーちゃん!」
「ん?」
陸の声だ。
「いいよ!!」
と言うと、僕の部屋のドアを開けて、若葉色の小さ目な封筒を渡してきた。
「…!」
(もしかしてアオイさんから?!)
「おねーちゃんが、おにーちゃんに届けてって言ってたよ」
蓮の手前、平静を装いながら、「ありがとう」と告げ、足で立ち上がり、机の椅子に座って封筒を開けた。
「———・・・予防接種の、お知らせ」
僕は、悲しみのどん底に突き落とされた。
- Re: 夢に隠された陰謀 —幽かな記憶— ( No.49 )
- 日時: 2014/04/14 17:16
- 名前: 梅乃 ◆8DJG7S.Zq. (ID: ysgYTWxo)
恋
というものは不思議で。
何か色々なしがらみや、いくら許されないことがあろうと。
全てが見えなくなってしまう。
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