ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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さまよい続ける魂
日時: 2010/11/19 21:02
名前: サファイア (ID: eH196KQL)

初めまして!違和感を感じるかもしれませんが…。

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Re: さまよい続ける魂 ( No.44 )
日時: 2011/06/07 21:27
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅳこっくりさんファイル5

『こっくりさんを遊び半分でやったこと後悔するがいい!』とか言っているが一体そこまで重要な儀式なのか?

「おいお前、今重要な儀式なのか?とか考えていたろう。」

読心術でも使えんの?この人…

「だってそうじゃないですか…こっくりさんて占いみたいなもんでしょう?」

「…こっくりさんをなめるな!!!!」

だからそこまで怒る理由が分らないんだって…

「そこまで疑わしいのなら話してやろう…」

「お前…コックリさんを知っているか?」

「は?こっくりさん知ってますよ、今話してたじゃないですか。」

「俺が言っているのはそっちのこっくりさんじゃない。」

こっくりさんなんて2つもあんの?!

「俺が聞いているのはコックリさんだ…」


こっくりさんを呼ぶためにはまず紙に五十音と『はい』と『いいえ』を書くだろう?

そして真ん中の一番上には鳥居を描く。

こっくりさんは4人でやらなければいけない。

1人でやっては絶対にダメ…

なぜかって?コックリさんが来るからだよ。
(ついでに『こっくり』の部分がカタカナか平仮名の違いです。)

真ん中に描く鳥居…何か似ていると思わないか?

一番身近なものに…

答えは机。

4人でやるには訳がある。

4人でコックリさんの入り口を塞ぐため。
(前、うしろ、右、左)

1人でやると入り口が塞がれない。

入り口を塞がないとどんなに言葉で鳥居へこっくりさんを帰しても、コックリさんは残ったまま…

最後にやっていた者はコックリさんに連れてかれる。

「ぎゃあああああああ!!!!」

「だからふざけて、やれば大変なことになるんだ。」

なるほど…話を聞かされたらもうやりたくなくなってきた。

「さて…ふざけてやっている馬鹿な奴には目を覚ましてもらわないとな…」

Re: さまよい続ける魂 ( No.45 )
日時: 2011/06/09 19:35
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅳこっくりさんファイル6

一人教室で儀式をやる女子がいた。

「こっくりさんこっくりさん、あなたをちゃんと帰さなっ方2人には天罰をくだしました。残りの1人もやっていいですか?」

『はい』

「クス…分かりました。」

「花梨ちゃん!!」

やっぱり花梨ちゃんが…

「葵、あなたにも天罰をしなちゃ…私を怨まないでね?こっくりさんがやれって言ったんだもの。」

「それは本当にこっくりさんか?」

「!あんた誰よいきなり…」

「こっくりさんには2人いる。」

「何が言いたいの?」

「こっくりさんが1人だと誰が言った?」

「こっくりさんは1人以上でやらなければいけない、連れてかれるから。」

「私はちゃんと鳥居へこっくりさんを帰したわ!」

睦路先輩の言葉で追い詰められていく…

「鳥居の形…何かに似ていませんか?」

「…っ!机?!」

「4人でやるにはわけがある。コックリさんに連れてかれないため…」

「コックリさんは下からやってきますよ?」

見てはいけないと思っていてもみて確認したくなる。

たとえ見てから後悔したとしても…

『あなたも一緒に…きてぇぇぇぇ!』

「いやぁぁぁぁ!」

花梨ちゃんは悲鳴をあげながら走り去って行った。

「クスクス…これにて『こっくりさん』お終い…」

随分上気分だな…

        『こっくりさん』   〜END〜

<<44

Re: さまよい続ける魂 ( No.46 )
日時: 2011/06/10 19:58
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅳこっくりさん〜その後〜

「はぁ〜…」

「どうしたの葵?幸せ逃げるぞ〜?」

だってさ…

「花梨ちゃんが3人を怪我させたなんてまだ信じられなくて…」

あんなに優しかった花梨ちゃん…どうしてかな?

「でも葵って花梨ちゃんとあんまり話してなかったよね?」

「聞いてくれよ朱音〜」

2年に上がったころの私はまだ1年生みたいにドジだった。

毎回失敗ばかりで自分でもいやになるくらい…

「その時励ましてくれたのが花梨ちゃんなのね!?」

「いやちがう。」

そんな日が続いたある日ついに私はやってしまったの…

私には絶対欠かせないもの…

そう!お弁当を忘れてしまったの!!!!

もう世界の絶望を見たみたいな気分だった。

そんな時!花梨ちゃんは自分のお弁当を半分くれたの!

その時の私には花梨ちゃんが神に見えたわ。

「そんなことで…」

「そんなことじゃない!私にとってお弁当を忘れることは死ぬことと一緒なの!」

そんなこんなで朱音とアホ話をし続けた葵だった。

Re: さまよい続ける魂 ( No.47 )
日時: 2011/06/10 21:09
名前: クリスタル (ID: 84hRb0Yz)

弁当・・・w
まあ、部活のときに死ぬかけるよね。

Re: さまよい続ける魂 ( No.48 )
日時: 2011/06/12 12:12
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅴ居君亜矢長さんファイル1

花梨ちゃんの事件があってから1週間、流石に皆こっくりさんはやらなくなった。

ガタ…

「ぎゃああああ!!!」

私が靴箱をあけると人形と『ネタちょうだい』のメッセージ入りの紙が出てきた。

ドタドタドタ…

「先輩〜(怒)」

「なんだ?」

「なんだ?じゃなくて…人形入れたの先輩でしょ!」

「あぁ、暇だったから…それよりさっさとネタ集めろ。」

この人は…

「そんな簡単に怪談話なんか見つかりませんよ!」

そんなに怪談話が豊富だったら私この学校通えないし。

「仕方ない…違うやつに頼むか。」

「そんな事やったくれる人居るんですか?」

居るの?!いてくれたら大助かり〜

「この学校の2−Aに居君亜矢長という少女がいる。」

「そんな子うちのクラスに居ませんよ?」

「とりあえず話を聞け。」

そいつは怪談が大好きでな、睦路先輩の所に怪談話を持っていくといい

ことがあるという噂を聞いて怪談を集め出したんだ。

だが一つの体じゃ足りない、そう思った居君亜は自分の体を包丁で頭・胴体・左足を2つ・右足を2つと分けた。

それぞれで探し続けて最近は人に聞くようになってきた。

もし「怪談話持ってる?」と聞かれて持っていなければそいつは容赦なく居君亜さんに殺される…

「いぎゃああああ!!!」

「とまぁ怪談を追い求めている奴だ。探して来い。」

こいつさらっと言うな!

「もし…居君亜さんを探し出せたらお前は俺から解放されるみたいに自由になる。」

「居君亜矢長さんですね!行ってきます。」

「馬鹿正直な奴だ…」


作者から
居君亜矢長さんの読み方は『いきみあ やおさ』です。
分かりにくくてスイマセン…
次回お楽しみに!!


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