ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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さまよい続ける魂
日時: 2010/11/19 21:02
名前: サファイア (ID: eH196KQL)

初めまして!違和感を感じるかもしれませんが…。

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Re: さまよい続ける魂 ( No.14 )
日時: 2011/05/08 10:58
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

睦路先輩なんであんなこと言ったんだろう?

「葵〜次の授業家庭科だよ。」

「今行く〜」


「日向さ〜ん、この組み合わせはないでしょ〜」

今家庭科の授業で服を作っている最中なんだけど…

「この色にはこっちの色でしょ?」

家庭科の顧問の中沢先生がまたオカマなんだわ…

「…ねぇ知ってる?」

私は言うなて睦路先輩に言われてたけどつい話してしまった。

「きゃぁぁぁぁぁぁ!」

「葵って怖い話嫌いじゃなかったの?」

「色々ありまして…っていったぁ!」

「もぉ〜何しての葵…棚に救急箱あるから。」

「えっと…あっ…た…」

ドサッ

「はっ?!」

これは…ミカちゃん人形?!?!

「「きゃぁぁぁぁぁ」」

皆が悲鳴をあげてる頃屋上では…

「おっ!ついに見つけたか、俺が仕掛けたミカちゃん人形!」

「ん?…おいおい先生が一番ビビってるじゃないかニヤ」

家庭科室では生徒より中沢先生が一番怯えていた…


「ちょっとぉぉぉぉ!」

「なんだ騒がしい…」

あっ今は放課後なんだけど…

「なんだ、じゃないですよ!このミカちゃん人形先輩の仕業でしょ!」

ていうかこんなことする人他にいないし…

「しかも片足ないし…」

「いいじゃないか、おかげで犯人分ったし…」

「えっ!分ったんですか?!」

「あぁ…これからがとっておきのショーの始まりだ!」

Re: さまよい続ける魂 ( No.15 )
日時: 2011/05/08 11:00
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

クリスタルさん…そんな言葉もったいないです!
でもこれからも頑張って期待に答えられるように更新していきます!

Re: さまよい続ける魂 ( No.16 )
日時: 2011/05/09 21:58
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

「はぁー…」

今何やってんのかって?私は家庭科室の窓の周辺をうろうろしております。

〜回想〜

「お前はこれをもって家庭科室の窓で待っていろ。」

「は?これってミカちゃん人形の足じゃないですか!」

「いいか?電気が消えたら入ってこい。」

盛大に無視ですか…

〜回想終了〜

なんでこんな不気味な足持って待ってなくちゃいけないんだよ!

「んー…」

?なんか聞こえた気がする…

「確かこの辺りに小さい窓が…!」

そこには縛り付けられている女の子がいた。

「なっ?!なんで…」

「あぁ…あと1本で完成だ。そう…君のその足で。」

この声…中沢先生?!なんで?

「君のこの足…なんて色鮮やかな痣なんだ。」

足フェチですか?ってそんな事思ってる場合じゃなくて!!

「見たまえ、このまだ血の気がある膝こぞのかさぶた…、手の甲にある絶妙な位置にあるホクロ…、そして少し引っ掻いたような傷がある腕…君のそのきれいな足でこの服は完成する!」

「いいえ…完成なんてしませんよ。」

!睦路先輩…

「誰だ!」

「その服は完成なんてしませんよ。すぐに取りに来てしまうのですから。」

「何のことだ?!」

「あなたが犠牲にした女の子達のことですよ。」

「彼女達にはちゃんとかわりの足をあげたじゃないか?」

「本当にあの足がかわりになるとでも思っているんですか?」

「なにが言いたいんだ!」

睦路先輩の言葉でだんだん先生が追い込まれている。

「ビニールの足なんか血と肉のかわりになんかなりやしない。」

「彼女達はすでにここにきていますあなたから足をもらうために…」

「そんなはずないじゃないか!彼女達は死んだんだ!これるはずがない!」

「静かにしてください…」

ズッ…   ズッ…   ガタガタ…   ズッ…   ズッ…

「はぁ…!はぁ…!」

パチン…

あっ!部屋の明かりが消えた!

「窓を見てください。」

「!!!!!!」

窓には女と思われる人影が足を持って今にも部屋に入ろうとしている。

「助けてくれ!」

「あぁ…すいません。さっきの言葉取り消します。」

「あなたの四肢をあげれば足りますね…」

『あなたの/右足/左足/右腕/左腕/ちょうだぁぁい…』

「うわぁぁぁぁぁ!」

日向葵は茫然としていた。

「先輩…先生は何か見えているんですか?」

「さぁな、これにて『ミカちゃん人形の探し物』お終い…」

Re: さまよい続ける魂 ( No.17 )
日時: 2011/05/10 20:25
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅰミカちゃん人形の探し物〜その後〜

あの事件から三日後、結局朱音は見つからなかった。

であの女の子は無事両親の元へ帰った。

中沢先生はものすごく怯えていて、当分女の子と人形を直視できない。

「先輩、なんであんなに先生が怯えていたか教えてください。扉がガタガタいってたのも気になります。まさか本当に幽霊…?」

「んなわけあるか、扉がガタガタゆれたのは見回りに来た校長先生が入ろうとしたから。」

なるほど…

「引きずったような音も校長だ。最近足が悪いからな、あのじーさん。」

そういえば足悪くしてたとか言ってたな…

「でも結局朱音は見つからなかった。」

もしかしたら本当に睦路先輩なら見つけてくれるかもしれない…

「先輩、私の友達の朱音を見つけてください。」

「その話は最強の怪談いふさわしいか?」


Ⅰミカちゃん人形の探し物      END…

Re: さまよい続ける魂 ( No.18 )
日時: 2011/05/11 20:32
名前: サファイア (ID: wxZ0SJGK)

Ⅱ終わらないかくれんぼファイル1

「そういえば先輩、なんで先輩はそんなに怪談が好きなんですか?」

「この世の悲鳴は俺のもの!もっと悲鳴を聞きたいからだ。」

うわぁ…なんか理由がひどい。

「それより朱音を見つけてくれるんですか?」

「そう焦るな。」

いやいや普通焦るでしょ…だっていなくなって一週間だよ?

「はぁ…朱音大丈夫かな?」

「わんわん!」

ん?…あれは!!!!

葵が見たものは学校に度々忍び込んでいて、それなりに人気のある犬の茂吉の姿だった。(屋上から見える中庭にいた)

「何やっとんじゃぁぁぁぁ!!!!」

葵はものすごい形相で茂吉に怒鳴った。

それもそのはず葵の弁当が茂吉によって半分土に埋まっていたからだ。

「私の弁当になんてことしてくれてんの?ジャーキー抜きで済むと思っているのかい茂吉君…(怒)」

「…キュ〜」

茂吉は今必死こいて命乞い中。

「あれ?日向さんなにやっているの?」

あ、確か2−Bの城川さん…

「茂吉が私のお弁当を持ちだして埋めたんです!」

「あ〜犬は一回埋めて掘り出す習性があるからね。」

あんた笑っていますが私には笑いごとでは済まない事だ。

「もぉ〜茂吉、やるならもっと分らないようにしなきゃ。」

そういって城川は続きをやりだした。

「城川君、一緒に遊ばないで。」

「もっと…もっと…分らないように埋めなきゃ…」

城川君…?何かおかしい…

そして放課後

「睦路先輩、聞いてください!」

私は茂吉のことを言った。もちろん城川君のことも…

「その城川って奴怪しいな…」

へ…?

「明日また来い。」

私はまだ知らなかった。この後、どんなことが起こるか…


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