ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

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Peace Keeper
日時: 2011/03/24 22:40
名前: 朱音 (ID: z1wKO93N)

自己紹介、ですかね。

どうも初めまして。初めましてじゃない人は二度目まして。朱音と申す者です。
二次の方で小説を書いておったのですが、どうも自分でも話を一から作りたいなという変な欲求というか衝動というかに駆られまして。で、小説を立ち上げさせていただいた所存でござりまする。
え? ふざけてるようにしか見えないって? ふざけてるようで真面目なんです。実は。なにぶんB型なもんで。(全国のB型に謝れ

・更新は遅いです。キッパリ言います。遅いです。
・荒らし……まぁ、来ても私は気にしませんけどね、多分。
・ザ・ベスト・オブ・駄文なんで読みにくいです。あしからず。

それでも読んでくださるという方、係員の指示に沿って、あせらず奥のほうへお進み下さい↓↓↓

「様」とか「さん」づけされるのは苦手なんで、呼ぶときは「朱音」でいいです。タメ口でもかまわぬ。というかタメ口でお願いします!




キャラ紹介 >>7 絵>>31
序章 >>1
第一話 「最強meets最恐」>>2-19
第二話 「最恐アゲイン。」>>20->>47
第三話 「紅色サマーバケーション」>>55-109
第四話 「本格始動」>>110-

★番外編 >>48-54

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第四話 「本格始動」 09 ( No.135 )
日時: 2011/06/03 23:20
名前: 朱音 ◆c9cgF1BWc. (ID: /kFpnDhT)
参照: http://dancingmad1119.blog69.fc2.com/blog-date-20110512.html

 「……磁石、ねぇ」

 ぽつりと、黒崎が呟く。彼は理数系であるが故に、このようなことにはそこそこ詳しいのだが、

 「磁力を消す、っていうのは難しいからな。電気とか、水とかそういうのならまだしも」

 電磁石ってわけでもねえもんな。と彼は言う。
 磁力が効かない物質を持ったとしても、赤沼はそれを強制的に磁石に変えることができる。沙羅のゴム弾がいい例だ。おそらく日向の金属バットも吸い寄せられてしまうだろう。
 そして、東中学校で赤沼が見せたあの攻撃。
 磁石に変えられたネクタイは、いとも簡単に石の壁に突き刺さった。
 もしもあれが本物の磁石で、磁力がもっと強められていれば——あの壁には容易に穴が開いただろう。
 ここ、異ノ国市において、風紀委員が手を焼くような強い不良は少ない。少ない、というよりは両手で数えられるほど、と言った方が正しいほど少ない。
 その原因は能力の強弱にもよるが、「その能力者が能力を十分にコントロールできていない」というのが大半だ。
 風紀委員になれば、専門の先生やコーチなどに指導をしてもらい、自身を鍛えることができる。だが、この街に溢れる不良たちは、その能力を独学で使いこなそうとしているため、どうしても威力が落ちてしまう。
 黒崎の考えている通り、「能力を活用する」ということはすなわち「能力を支配する」ということなのだ。
 長所と短所を見極め、限定条件を明らかにし、その能力を使う。
 それこそが、彼らが「神宿る人間」と評されている所以である。

 「日向さんが負けたってことはー。その赤沼ってやつの能力が格段に強いってことと同時にー。そいつが能力を完璧にコントロールしてるってことでしょー?」

 眠たげな顔をした夕が、机に頬杖をついて言う。ふざけた態度とは裏腹に、その言葉はまさに核心をついていた。

 「それでー。この総会っていうのはー。そういう奴らのための対策を考える場ー。でしょー?」

 夕は人差し指を、まるでタクトを振るかのように空中で動かす。

 「私なんかがえばって——まあ、私は西の代表だからいいんだけどー」

 「しばくぞ」

 天原の冷ややかな突っ込み。しかし夕は気にしない。

 「私なんかがえばって言うのはー。さすがの私でもどうかと思うー。でもー」

 でもー、と。そこで彼女は言葉を切った。
 右手の指揮棒が、力をなくした植物のように机に落ちる。




 「日向さんー。なんかすごくヘコんでるみたいでー。正直見てるこっちが痛いくらいなのー」



 じぃ、と。
 彼女の黄色い目が、日向の目をひたと見据える。
 日向は明らかな不快の表情を見せるが、夕は怯まない。この状況は、ものすごく緊迫感のある睨めっこ、といったところだろうか。

 「あなたは私たちの最後の砦ー。あなたがいるから私たちは突っ込んでいけるのー。あなたが倒れれば私たちは終わりー。だからあなたは倒れちゃダメなのー」

 そんなことは。
 そんなことは、他の誰でもない、自分が一番わかっているのに、と。

 「————っ、アイツに」

 怒りや恐れや悔しさや自惚れ、その他諸々の汚い感情が、日向の心の中でどす黒い渦を巻く。
 嵐の中の海のように、その心は荒れに荒れ。
 雷鳴が、轟いた。




 「アイツに負けて一番悔しかったのは誰だと思ってんだよ!!」




 室内全体の空気を振動させ、委員長は怒りに吼えた。

 「悔しかったのはっ——悔しかったのは、俺だよ! この俺なんだよ! 最後の砦!? 俺が倒れれば全部終わり!? そんなことは分かってんだよ聞き飽きてんンだよ! だからって俺は前に出ちゃいけねェのか!? 先陣切っちゃいけねェのか!? 違うだろ! 俺が行かなきゃ誰が行くんだよ!!」

 彼女は誰よりも強く——そして、誰よりも弱い。

 「お前らには……傷ついてほしくな——」

 その瞬間である。
 突然、日向の目の前が真っ暗になった。
 比喩表現などではない。うっすらとついていた電気が消えて、スクリーンの光もなくなり、部屋全体が急に暗くなったのだ。
 
 「…………………あれ?」

もちろん、昼間であるから完全に真っ暗闇になるわけではない。だが、室内のブラインドはスクリーンの映像を見るため閉じられていた。いくら真昼間であろうが、ブラインドを閉め切っていればそれなりに室内は暗くなる。よって、風紀委員たちの目が慣れるには少しの時間が要された。
 日向の高揚した感情は急激に下がりつつあった。落ち着きを取り戻した彼女は、とにかく現状を把握しようとする。
 まず、部屋の電気が急に消えた。そして、

 「ちょ、てーでんだてーへんだてーでんだてーへんだっつんだよ委員長うわぁぁぁ!」

 「ばっ、コウキこら落ち着けってバカ! バカ!」

 「何気にバカって二回言いましたよね……」





Re: Peace Keeper ( No.136 )
日時: 2011/05/22 18:22
名前: 朱音 ◆c9cgF1BWc. (ID: /kFpnDhT)
参照: http://dancingmad1119.blog69.fc2.com/blog-entry-50.html

小説あっ間違えた駄文だの続きが書けない病(俗にいうスランプ)にかかったかもしれない朱音です。
なんだろー……。
更新のペースは……落ちてますね(笑
でも大丈夫です、途中で終わったりは絶対にしませんから。

……読んでくれてる方がいらっしゃるなら。
ちょっと励ましの言葉が欲しいです。
なんか今色んなことでメンタルが……へへっ。
ウザいですね、分かります。

Re: Peace Keeper ( No.137 )
日時: 2011/05/22 20:14
名前: 風(元:秋空  ◆jU80AwU6/. (ID: .cKA7lxF)

スランプですか……
無理しないで、自分が好きなことをやってみては? 小説が苦痛ならおもむくままに絵を書いてみるとか!
ピースキーパーをピースメーカーと間違えたり赤沼君の漢字を間違えたり素敵なほど間違える人ですが……
この作品大好きですから、続けて欲しいです。 続けるコツは頑張りすぎない事です。 
ゆっくりで良いんです更新なんて! ゆっくり休んで気力を取り戻して……それから書けば良いんじゃないですか?

Re: Peace Keeper ( No.138 )
日時: 2011/06/03 23:08
名前: 朱音 ◆c9cgF1BWc. (ID: /kFpnDhT)
参照: メールトン 焼ーけーてーしーまーいーそうー

▼風様
朱音復活だぜぇぇぇイイィイヤッハァァァァ(黙れ

返信遅れてまことに申し訳ないです! そして絵も遅れて申し訳ない!!
朱音はパワーアップして帰って参りました!
もう迷いなんてねぇ! 書きなぐってやんぜこんちきしょー!!

素敵なほど間違いを犯す? いいじゃないですか、人間だもの。
大好きだなんてありがとうございます!! やべ、泣きそう。

Re: Peace Keeper ( No.139 )
日時: 2011/06/05 18:11
名前: モンブラン ◆0mqnbxF3TQ (ID: Oof0JpPa)
参照: トリップがコロコロ変わるかもしれないけど大目に見てね♪

朱音さん復活おめでとうだぜぇぇぇイイィイヤッハァァァァ(黙れ
開封さんこえええぇぇwww
てゆーか開眼状態の開封に殴られてよくアイスクリーム大のたんこぶですみましたね日向委員長。

すらんぷですか・・・僕も今みごとにハマってます;



それはそうとリレー小説の出番が回って来ましたよぅ♪


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