ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

死神は君臨する【リメイクバージョン作ります!】
日時: 2012/04/30 13:23
名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: amGdOjWy)

こんばちはございます、萌恵です。
ちなみに、『こんばちはございます』とは、『お早う御座います・今日は・今晩は』が混ざった究極の単語です。
この単語を使って、人生、手間を省きましょう(ぇ
「死神は君臨する」、目次は>>263です。
あッ、(宣伝・中傷等含む)荒らしの方はさっさとUターンして下さいね。

読者リスト(現在11名)
№1秋桜s>>3  №2ミロカロス13s>>7  №3雅s>>9  №4王翔s>>15  №5クリスタルs>>16
№6桃犬s>>19  №7奈美s>>54  №8リンs>>74  №9紗代s  №10星風s>>126
№11水月s>>161

2011/08/09/12:59 スレッド設立記念日

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56



Re: 死神は君臨する【クライマックスも間近!】 ( No.215 )
日時: 2011/11/30 21:25
名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: amGdOjWy)
参照: http://www.facemark.jp/facemark.htm

番外編Ⅱ「登場人物秘話」(九分の四)
こんばんは、萌恵です。今回は秋山正樹と勇樹について語ります——。

 このキャラは「男子キャラを増やすため」導入されたキャラで、誕生については特に深い意味はありません。…すみませんでした、きちんと話します。すみませんでした。
 そもそもこのキャラクター二人の身体的特徴で同じところは『茶髪と、引き締まった体。平均に近い身長』です。違うところは、勇樹の目が二重で後頭部の髪が比較的ボサボサであるに対し、正樹の目は一重で後頭部の髪がすっきりとしていること。
後、精神的な幼さです。勇樹は弟らしく、悪戯好きで口調も悪い方です。一方、正樹の方は面倒見が良いです。ええ。
じゃあ、終わります〜。

Re: 死神は君臨する【クライマックスも間近!】 ( No.216 )
日時: 2011/11/30 21:16
名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: amGdOjWy)
参照: http://www.facemark.jp/facemark.htm

—第十一章 紅い涙—

 エリカの言い放った一言に、金髪少女はびくりと大きく身体を震わせた。
「…ッ!!死にたくなィ…ッ、マリーゴールドはまだ、死にたくなィ…ッ」
金髪少女——マリーゴールドは目に大粒の涙を溜め、エリカに訴えかけるように言った。しかし、エリカはマリーゴールドのすぐ横を通り過ぎ、まっすぐ勇樹のもとへ走り寄った。
気付けばもう、兵士のほとんどが起き上がり、少年少女を囲むようにして迫ってきていた。
「勇樹さん…大丈夫ですか?」
勇樹に一言声を掛けてから、エリカは勇樹の腹の辺りにあるであろう傷口を探した。すぐにTシャツをめくると、脇腹と背中の境目辺りに大きな打撲傷があり、血が滲んでいた。
「うっ…」
あまりの酷い怪我にエリカは息を呑み、それからハッとしたように傷口の手当に取り掛かった。まず、マリーゴールドの持っていたバッグからタオルとアイスパック、包帯を取り出し、勇樹の脇に座りこんでまず、タオルを損傷部位に置いてから更にアイスパックを乗せ、包帯でややきつめに巻いていく。
「お姉ちゃん…」
急にエリカが弱々しく言ったので、これまで茫然としていたレイカは、驚き交じりに答えた。
「何?」
「私は、勇樹さんに付き添ってる。お姉ちゃんは先に行ってて」
「…!そんなッ、エリカも一緒に——」
「そんなの駄目よ、お姉ちゃん」
エリカは強い口調で言うと、ついさっきマリーゴールドを切り裂いたばかりの鉈を握り締めた。
「安心して。私ね、もう、『ひ弱な』女の子じゃないから」
「…?」
エリカはレイカが驚くすきも与えないうちに、勇樹以外の全てのメンバーを、兵士の輪の隙間へ吹っ飛ばした。

Re: 死神は君臨する【クライマックスも間近!】 ( No.217 )
日時: 2011/11/12 20:56
名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: Pmy7uzC3)
参照: http://www.facemark.jp/facemark.htm

ふう…また、更新できました。
このシーンには力を入れてます(ぇ

Re: 死神は君臨する【参照1000突破★】 ( No.218 )
日時: 2011/11/30 21:17
名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: amGdOjWy)
参照: http://www.facemark.jp/facemark.htm

脱落者二人、残り八人——。

そんな言葉が、レイカの脳を稲妻の様に駆け巡った。『脱落者』のエリカと勇樹は、辺りを囲む兵士のせいで見えない。
「……エリカッ!!」
「勇樹!!」
レイカと正樹が呼びかけるが、二人の返事は返ってこなかった。聞こえるのは兵士たちの叫び声。その身体は血に塗れ、紅く染まっていた。
「レイカ、聞いて…」
なおも叫び続けるレイカに、沙羅がきっぱりと言った。
「私達は先に行きましょう」
「!!…なんで、エリカを、勇樹を、置いて行かなくちゃいけないの!?」
「エリカちゃんが、望んだからよ。まだ先に進むことが出来る私達に、進んでもらうことを望んだのよ」
沙羅は静かに言いきると、恵美や美砂を従えて先に歩き始めた。
「あんたは…行くの?」
闇は妙に落ち着きはらった声で呟くと、レイカを冷たく見据えた。
「妹の願いも叶えられないなんて、呆れたよ」
そして、茫然としているレイカに背を向けて、沙羅の後を追っていった。レイカは、しばらく動くことが出来なかった。

Re: 死神は君臨する【参照1000突破★】 ( No.219 )
日時: 2011/11/13 19:41
名前: 奈美 ◆a00JQBXv3o (ID: b1kDOJaF)

なんか……
会話が妙にリアルで、ちょっと怖くなった^^
双子の妹とか弟が脱落したら、そりゃあ助けたくなるよね、置いていきたくないよね。


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56



この掲示板は過去ログ化されています。