ダーク・ファンタジー小説 ※倉庫ログ

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

死神は君臨する【リメイクバージョン作ります!】
日時: 2012/04/30 13:23
名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: amGdOjWy)

こんばちはございます、萌恵です。
ちなみに、『こんばちはございます』とは、『お早う御座います・今日は・今晩は』が混ざった究極の単語です。
この単語を使って、人生、手間を省きましょう(ぇ
「死神は君臨する」、目次は>>263です。
あッ、(宣伝・中傷等含む)荒らしの方はさっさとUターンして下さいね。

読者リスト(現在11名)
№1秋桜s>>3  №2ミロカロス13s>>7  №3雅s>>9  №4王翔s>>15  №5クリスタルs>>16
№6桃犬s>>19  №7奈美s>>54  №8リンs>>74  №9紗代s  №10星風s>>126
№11水月s>>161

2011/08/09/12:59 スレッド設立記念日

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56



Re: 死神は君臨する【参照1000突破★】 ( No.240 )
日時: 2011/11/30 21:21
名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: amGdOjWy)
参照: http://www.facemark.jp/facemark.htm

—第十二章 眠り続けた眠り姫—

 これほど嬉しかった事は無い。気付けば沙羅は、レイカに抱きついていた。ついで、涙まで流していた。
「レイカぁ……!! 待ってたよぉ……!!」
今までの自分が口にすることの無かった言葉。それが、こんなにもスルスルと出てくるなんて、沙羅は驚きに目を瞬かせた。
「……よしよし、沙羅」
レイカが母親みたいな口調で沙羅をなだめる。
「ムフっ。沙羅が泣いてるニャァー」
みるくが沙羅をからかうと、沙羅はキッとみるくを睨みつけ、冷たく言い放った。
「うっさいわね。あんただって、本当は——」
「あれ、何だ……あれ。」
沙羅の言葉は、正樹の一言によって綺麗に掻き消された。正樹が指差しているのは、メルヘンな装飾がされたエレベーターの入り口付近。よく見るとそこには、一人の女の子が眠っていた。
 妖精や小人や花や木などの装飾が施されたこの空間では見つけにくい、これまた幼い感じの天蓋付きベッドで、気持ち良さそうに寝息を立てている。年齢は八歳くらいだろうか。白い肌に茶色の髪が絡んでいて、睫毛は長く、いかにも美少女の部類に入りそうな顔立ちをしている。
「みゅ……あれぇ?」
その女の子は目をぱちりと開けると、目を擦りながら起き上った。

Re: 死神は君臨する【参照1000突破★】 ( No.241 )
日時: 2011/11/27 09:58
名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: amGdOjWy)
参照: http://www.facemark.jp/facemark.htm

番外編Ⅱ「登場人物秘話」(九分の七)

こんにちは、萌恵です。今回は藤田希白について語ります——。

 この方には実はモデルがいまして。ある方にとてもそっくりです。それは、ご自分でお考えください。本当にすみません。
 さあ、何について語ろうか——。あ、ちなみにこの人はアロハシャツ(?)がとってもお似合いです。いつも着ています。コレクションまでしてます。麗衣と愛理との関係は、お友達。

〜ネタばれの部屋〜
麗衣「私達が親しかったのは、北城君よ」
愛理「それは麗衣姉様のことでしょう?」
麗衣「愛理、あなたも北城君に好意を示してなかったかしら?」
愛理「それは気のせいですわ」
麗衣「まあ、とりあえず、この囚われの身、何とかしてほしいわ」
愛理「そうですわね。北城君がこんなことするなんて……」
麗衣「一日三食、ちゃんと置きに来るけど、私はこんな所大嫌いだわ」
愛理「大体、北城君がこんな勘違いしなきゃ……」
麗衣「私達はヒトが好きなのに!」
愛理「北城君は違うのね。ヒトが嫌いみたい」
萌恵「ちょっと!!ネタばれはやめてよ!!」
麗衣「まあ、良いじゃありませんか」
レイカ「あ、作者だ〜」
エリカ「何してるんですか?」
萌恵「麗衣と愛理がネタばれをしようとしてるの」
レイカ「それは大変」
エリカ「ネタばれはいけませんよ〜?」
麗衣「ネタばれではありませんわ」
愛理「北城君について語っていたのですよ」

とりあえず、皆退室〜!!
番外編は終わりです——ッ!!

Re: 死神は君臨する【参照1000突破★】 ( No.242 )
日時: 2011/11/30 21:22
名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: amGdOjWy)
参照: http://www.facemark.jp/facemark.htm

そして、視界の中に沙羅達を映すと、「きゃッ」と一声あげて後ずさった。
「あの……あなたは?」
恐る恐るエリカが聞くと、その女の子はおもむろに口を開いた。
「——藍原愛理、十歳」
それから、エリカに向かって質問を投げかけた。
「あなた達は?」
「私は北城エリカ。こっちが私のお姉ちゃんのレイカで、その隣にいるのは秋山正樹。それから、後ろに居るのは沙羅と恵美と美砂とみるくよ」
エリカは一通り話し終えると、改めて女の子——藍原愛理の顔を見つめた。だから、その顔が驚愕に満ち溢れていたことは、一瞬で分かった。
「もしかして……北城龍之介の娘……なの?」
藍原愛理は信じられない、という風に呟くと、エリカの言葉を待った。
「え、ええ。そうよ。私とレイカお姉ちゃんは北城龍之介の娘よ」
エリカが戸惑ったように答えると、藍原愛理は安堵の溜息をついた。
「良かった。じゃあ、そこに落ちてる鍵を持って来てくれないかしら?」
「鍵?……ああ、これね」
エリカは自分の足元に落ちていた鍵を取ると、「これがどうしたの?」と藍原愛理に聞いた。
「良いから、持ってきて」
藍原愛理はそっけなく答えると、こちらに向かって右手を伸ばした。
「じゃあ……はい」
エリカは藍原愛理に鍵を渡し、様子を見守った。よく見ると、藍原愛理の左腕は、天蓋付きベッドの柱と鎖でつながれていた。どうりで、鍵を欲しがった訳だ。愛理がいくら手を伸ばしても、鍵は届かない位置にあったのだから。

Re: 死神は君臨する【参照1000突破★】 ( No.243 )
日時: 2011/11/27 16:18
名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: amGdOjWy)
参照: http://www.facemark.jp/facemark.htm

カチャリ……
乾いた音と共に、鎖は外れた。
「ありがとう、エリカ」
愛理は礼を言うと、嬉しそうにベッドから飛び降りた。それから、堅い床の感触を確かめるように、何回か足踏みをした。
「久しぶりです……この感触」
「どれぐらい、鎖に繋がれていたのですか?」
エリカが聞くと、愛理は顔を強張らせた。
「——ずっと。自分でもよく分からないくらい」
「ずっと?そうなんだ。誰にやられたのですか?」
「あなたの父親よ。私の双子のお姉さま——麗衣お姉さまは、北城龍之介の事を信頼していたのに」
「……え?どういうこと?」
エリカは困惑の色を隠せずにいた。
「私と麗衣お姉さまは、あなたの父親と同じ年齢なの。つまり、同級生ってこと。……これもまあ、三十年前までの事だけど」
「三十年前って——北城アカデミーが建てられた年じゃない!!」
愛理以外の全員が、疑問に首を傾げた。

Re: 死神は君臨する【参照1000突破★】 ( No.244 )
日時: 2011/11/27 17:01
名前: 萌恵 ◆jAeEDo44vU (ID: amGdOjWy)
参照: http://www.facemark.jp/facemark.htm

番外編Ⅱ「登場人物秘話」(九分の八)

もはや秘話ではない。今回は飯島玄次について語ります——。

 早速ネタばれの部屋です。どうぞ。

〜ネタばれの部屋〜
愛理「やっと小説本編に登場出来たわ」
麗衣「私はまだよ」
愛理「お姉様は切り札ですもの」
麗衣「そうなのね……」
萌恵「ちょっとちょっと、二人とも!!」
愛理&麗衣「何よ」
萌恵「飯島玄次について話してくれないかな〜。困っちゃうんだよ、今のままだと」
麗衣「はいはい」
愛理「あーあ……」
しばらく間が空き。
麗衣「玄次君といえば」
愛理「なあに?」
麗衣「希白君とよく喧嘩してたわね」
愛理「ああ、しょっちゅうしてましたわね」
麗衣「後はー……」
愛理「小学生のころは禿げてなかった」
麗衣「そうね。少し毛薄かったけど」
愛理「本格的に禿げ始めたのは、確か、高校生時代の時でしたわ」
麗衣「確かに」
レイカ「その時の写真って、ある?」
麗衣「ああ、レイカ。勿論あるわよ」
麗衣が持ってきた写真を食い入るように見つめるレイカ。
レイカ「あはははははははっははははははははははははははははははははははあはははははははははははあははあは」
愛理「怖ッ!!ちょっと危険な感じが……」
萌恵「皆、今日は退室ー!!」
皆「えーー!!」


Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56



この掲示板は過去ログ化されています。