ダーク・ファンタジー小説
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- Nem・e・sis -ネメシス- [気付いたら1200参照]
- 日時: 2016/03/19 23:43
- 名前: NATTU (ID: qQixMnJd)
こんにちは! NATTUというものです!!
実は小説書くの初めてでして、まるるるっと初心者だす!
なので、暖かい目で見てくれたら助かります(汗)
あと、アドバイスがあったら、遠慮なく言ってください! 助かりますから。
ではでは行きましょう! 楽しく書けるかな〜?
- Re: 絶対能力者ネメシス ( No.2 )
- 日時: 2015/01/18 18:57
- 名前: NATTU (ID: 6EsOEaHj)
●序章 ネメシス -対他国戦闘用人間能力核兵器製造薬-
2050年代初頭から、世界では新たな戦争が幕を開けていた。
急激な財政難のために、国同士の衝突が起きたのだ。しかし、日本は比較的に穏やかな水準を保っていた。・・・なぜなら、
「で、できましたよ博士!!」
「あ、ああ! 成功だ!!」
日本陸軍の上層部は、極秘にある薬を開発していた・・・。
対他国戦闘用人間核兵器製造薬 ネメシス09。
世界では2040年代後半より、自然的に超能力を使えるようになってしまった人間を、ドイツとアメリカで一人ずつ確認。その希少な戦力は、他の国を圧倒し、その二人に発現した異能によって、戦争が勃発したという側面が色濃く反映された。
そんなドイツとアメリカに端を発し、戦争の引き金を引いたのが、当時驚愕な財政難に陥っていた中国であった。
中国とドイツ、アメリカの戦争。その決着は、この後の戦争での戦い方、生き延び方を根本から変えてしまうものであった。
結論から言ってしまうと、戦闘は五分で終結。
アメリカとドイツの、たった一人ずつの能力者に中国が全滅していた。
この報道を境に、世界では、戦争という言葉が一般人の朝の挨拶のように幾度となく響き渡ることになった。
そんな折に、日本陸軍は、アメリカとドイツ、合計二人の超能力者のデータを算出。自国での超能力者開発に取り掛かり・・・この一部始終にいたったのだ。
「これはすごい!! 全12体の試験体も良好!! やりましたね!」
「あ、ああ、そうだな!」
そうして日本で、12体の超能力者の開発に成功した。
77体の失敗作を残して・・・。
- Re: 絶対能力者ネメシス ( No.3 )
- 日時: 2015/04/06 21:01
- 名前: NATTU (ID: 6EsOEaHj)
やっぱ暇なんで、続き書きます。どこまで書けるか不安ですが、長くなりそうです。
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●第一章 自然現象
1.
いつだってそうだった。
俺は、怪我をしない。
晴れて高校に進学した俺を早々に待ち受けていたものは、
「おいおい兄チャンよぉ! ちっと金、貸してくんねぇか?」
・・・何故か不良達と校舎裏での絡み合いでした。
「金と言われてもなぁ、今手持ち少ないし、」
「んなわけねぇだろ? この学校で学食食ったならあんだろ? え?」
何でこいつらは学食食っただけで金があると思ったんだろう? 意味がわからん。
てか、こいつだけ話してるけど、後ろにいる仲間っぽい男女の二人、何してんだ? なんかお互いの爪見合ってるけど・・・。
すると爪を見合っていた内の男性の顔が、少年の顔の方に首を回していた。
「てかお前、顔むかつくな? なんか華奢すぎるっつうか?」
おっ、なんか後ろの男喋り出した。失礼すぎだろそれは。
そう言いつつ、少年は学校の窓ガラスから反射で映る自分の顔を見る。
・・・? 変かな? 髪の色はちょっと茶髪入ってるけど生まれつきだし、顔の線はちょっと細いくらいで、目はたれ目。気になるところといったら・・・、
「ああ、全体的に細いってこと?」
すると不良少年の後ろから話しかけていた男性がうなずく。
「そうそう。お前細すぎんだろ? てめぇは女か? あ?」
そんな文句を垂れられても困るなぁ。好きでこうなったわけじゃないんだけど。
そう思いつつ、少年は踵を返した。
「おいてめぇ! どこ行く気だ? お?」
帰してくんないか、やっぱ。
そこで少年は不良たちの方に振り返り、はっきり声に出す。
「金ねぇ帰りたい。そんだけだ、じゃ。」
そう言って少年はまた踵を返そうとした。しかし、
「おいおい、待てよ? 逃がさんぜ?」
肩を掴まれる。
なんだよ、ないって言ってるのに・・・。
少年は心底不機嫌な顔を作り振り返る。
振り返った先では、不良達の額に血管が浮き上がっていた。
? なんで?
「なめてんじゃねぇぞらぁぁぁぁ!!」
肩をつかんでた不良が、空いていた右腕を振りかぶり、そのまま握り締めた拳を少年の顔に目掛けて振り下ろす。
ヒュン!!
しかし、その拳は何故か、少年の顔には当たらずに空を切っていた。
「・・・、あ?」
予想外の出来事に頭も体も半ば停止状態にあったが、殴った場所の数メートル後方にいる少年の姿を見ると、顔が赤くなるほど激昂する。
「ああああああ!? なんだてめぇ!? 何でそんなとこにいやがる!? 確かに肩をつかんでいたはずなのによぉ!!?」
すると少年は、肩をすくめるようにして、さぁ? という感じのジェスチャーをとった。それがさらに不良の怒りを増大させる。
「ふざけんなてめぇ! 殺す!!」
そう言うと、不良は少年に向かってタックルを仕掛ける。・・・が、
「!?」
そこにはすでに、少年がいなかった。そのまま勢いを殺せずに、先生が先輩達の体育の授業時に片付け忘れていたと思われる、バットを立てかけている箱に頭から飛び込んでしまう。
ガゴォォォォォォン!!
あ〜ららぁ、なぁにやってんだか。
そのまま不良は動かない。気絶しているようだった。
「・・・!? て、てめぇ!!」
一瞬呆然状態だった友人(男)は、少年に向かって、自分のところに転がってきた金属バットを掲げながら走ってくる。
面倒だなぁ、もう。
そう思った少年は、自分に向かって走ってくる友人(男)の足を、友人(男)の重心に自分の足を置くようにして引っ掛ける。
「うわっつ!!?」
変な声を上げた友人(男)は、そのまま勢いがないままバットを振り下ろし、その力に吸い寄せられるようにして、自分の振り下ろしたバット目掛けて頭から倒れる。
「う、うわああぁぁ!!」
ゴォォォォォォォン!!
そしてそのまま、友人(男)は力が抜ける。どうやらこちらも気絶したようだ。
さて、こっちの女の方もやんなきゃならないのかな?
そう思って振り返ると、そこにはもう誰もいなかった。どうやら友人(女)は、気絶している友達二人を置き去りにして逃げてしまったらしい。
・・・、一言もしゃべらなかったな、あの娘。
少年は最後にそんなことを思うと、地面にあった自分の鞄を持ち上げ、普段どおりに下校する。
- Re: 絶対能力者ネメシス ( No.4 )
- 日時: 2015/01/18 22:53
- 名前: NATTU (ID: 6EsOEaHj)
2.
少年、棺田正臣は例の一件が終わった下校途中、ある歩道の一角で妙なものを発見していた。
「なんだ、これは?」
それは、棺田が2040年に生まれてから見たことがなかったものだった。でかい箱をしていて、画面らしきものがついている。画面の下にはボタンらしきものがあり、それで何かを切り替えるみたいだ。コンセントがついている所を見ると、家電製品のようだが、
「う〜ん、・・・、なんだこれ?」
やはり見ただけではわからなかったようだ。これが、2000年初頭に一般人が使用していたブラウン管なるテレビだとは。
「ま、いいや。とりあえず帰ろう。」
そう言うと、棺田は歩を進めた。・・・が、
・・・ん?
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時間がないので、途中ですがこの辺で。次はいつになるかわかりません。明日か、一週間後か・・・。
- Re: 絶対能力者ネメシス ( No.5 )
- 日時: 2015/01/19 19:10
- 名前: NATTU (ID: 6EsOEaHj)
どうもこんばんは、NATTUっす。
今晩も書いていきましょう! 見てくれるのが嬉しいです!
- Re: 絶対能力者ネメシス ( No.6 )
- 日時: 2015/01/19 19:23
- 名前: NATTU (ID: 6EsOEaHj)
棺田は、道路側にあるものを発見した。
黒い・・・、物体?
空が暗いオレンジ色であるところを見ると、夕刻がもうすぐに終わるころに下校していたのだろう、その物体が何なのかが、遠くから見ていたらわからない。
棺田は、その物体に向かって歩く。
どうせさっきの箱みたいなもんだろ。道路に置いとくもんじゃねぇよまったく。
そう思いながら、数メートルにまで迫ったところで、棺田は足を止めた。
・・・、あ?
棺田は目の前数メートルにある物体を確認して、そして、呆然した。
なんだよ、これ?
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