ダーク・ファンタジー小説
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- Nem・e・sis -ネメシス- [気付いたら1200参照]
- 日時: 2016/03/19 23:43
- 名前: NATTU (ID: qQixMnJd)
こんにちは! NATTUというものです!!
実は小説書くの初めてでして、まるるるっと初心者だす!
なので、暖かい目で見てくれたら助かります(汗)
あと、アドバイスがあったら、遠慮なく言ってください! 助かりますから。
ではでは行きましょう! 楽しく書けるかな〜?
- Re: 絶対能力者ネメシス ( No.42 )
- 日時: 2015/04/06 16:01
- 名前: NATTU (ID: .g3iy5Ut)
11
午後四時二十三分。
棺田は自分の家から五駅跨いだショッピング施設が並ぶ商店街の一角で、メールの受信履歴をチェックする。
「・・・、ここでいいか。」
夕方が近いことがあって、買い物に来ている奥様や少し早めに仕事が終わりゆっくりと家に帰宅するサラリーマン、まだ遊び足りない遷都学園の生徒が行きかう。
そんな中棺田は、ある人を待っていた。
三分遅刻だが、ここで本当に良かったかな?
あの後、棺田は回答を提示しようとした。わかりきった答えを。
でもそれは叶わずに終わってしまう。返事の直前に携帯に着信がきたのだ。そしてそのメールの文面をを見ただけで、棺田は少しため息をついていた。
それにしても気になるのは・・・、掠った・・・。
先ほどの一騒動。棺田はミーニャの繰り出したアッパーをかわしきれずに掠められた。
今までにはなかったことだ。あんな一発を避けきれないなんて。何が起こってるんだ・・・?
しかしいくら考えても答えが出ないとわかったのか、棺田はその思考を一旦外に出す。
・・・それにしても、どうやって俺のメールアドレスを割り出したのだろう?
差出人不明のメールを見て、素直にやってくる辺りも棺田と言えば棺田らしいが、ここで放っておけば、必ず何らかの報復が待っていることは棺田もこの時代の日常として理解しているので、ミーニャとの話を無理矢理中断して渋々やってきたのだ。
この2050年代に入り、ネットワークは更に近代化されていた。
ショートランブルネットワーク、通称SRN。
大きな一個対象のネットワークの個々分割を行い、それを一つの大きなネットワークに再構築し、情報を共通させる近代型ネットワークシステム。作ったのは何処の誰であり、それを一体どのようなもので実現させたのか、それさえも不明な中完成したこの機能は、今日に至ってもなお世界中で走り回っている。
しかしこれは同時に、プライバシーの実質的な消滅を意味している。
大きな一個の物体として定義したネットワークを、無限分割し、個々の使用者がその一つずつを使う。なので実質的には速度的に四十年前より何百倍も早くなった所で、無限に存在する一ネットワークも、大きな一つのネットワークなのだ。つまりそれは、この世界にいる誰でもが、少し手を加えただけで、相手の個人情報の全てを一クリックしただけで抹消することも、はたまたその人自体をその場で社会的に抹殺することだってできるのだ。
幸いなことに、戦争が絶えない今の時代では、そのようなことをしようとする輩はそれほど多くはないものの、最近では個人情報の流失を防ぐためのパッチソフトや、対策プログラムが作られているが、やはりそれも完全ではなく(まず開発者自体が不明であり、設計法や設計図面も不明なため、完全な対策など作りようもないのだが)、時間の問題で食い破られていく。そのため今日では、情報系の優秀なエンジニアが必要になってくるわけである。
だから棺田が先ほど他愛もなく考えたことも、この時代では稀に起こることなのであり、そうなってしまえば、新しいソフトを取り入れなければならないのだ。
因みにこの時代では最早Eメールと言うものは存在せず、Sメール(ショートメール)というものが主流となっている。
「新しい対策ソフト入れるか・・・。」
そう考えたことを素直に口に出しながら足元を見ていた目線を上に上げた時、棺田の目の前に、一人の男性が現れる。
「よぉ、おめぇさんが、昨日うちのダチを見事にヤっちまったっていう奴かい?」
はぁ・・・頭がいてぇ。
まさか金髪で両耳を覆うほどの数のピアスをつけ、アロハシャツを羽織っている中は上裸という、今や最早いる事のないであろう関西チックなヤンキーが、ガンを飛ばして棺田を見下ろしていたのだ。
「ダチって誰のことだよ。」
「てんめぇが昨日の夕方に体育館裏で伸した奴らのことだよ!」
「は、はぁ。」
流石に棺田は顔を引きつるしかなかった。昨日喧嘩を吹きかけ、自分から自滅していったあの三人の復讐として、この男がやってきたのだ。
どんだけ運がないんだ俺は。
運がないというより、ただの不幸の連鎖なのだが、ここで棺田が逃げてしまえば、この後にまたどういう不幸がやってくるかわかったものではない。棺田は面倒くさそうにピアス男を見上げると、苦笑いを浮かべる。
「で? どうしたいわけ?」
「殺す。」
即答かよおい。
そろそろ本気でため息をつきたくなった棺田は、金髪ピアス男に連れられ、路地裏に連れて行かれる。
すぐ隣にあった路地裏への入り口に入り、しばらく進んだところで右に曲がったり左に曲がったりと進んでいると、その場で金髪ピアス男は歩みを止めた。
「ここでいいか、・・・さて。」
金髪ピアス男はそう言うと棺田の方に振り返り、
「フッッ!!」
そのまま棺田に右拳を振り下ろす。
「ッッ!? いきなりかよっ!!?」
棺田は勢いのいい突っ込みをし、その拳を体ごと後ろに飛ぶことによって回避する。しかしその瞬間、棺田は自分の懐付近に肌色の物体を視認する。それは硬く握り締めた左拳だった。金髪ピアス男は拳を棺田の真正面に向けて勢いよく押し付ける形で放っていたのだ。
せ、正拳突き!?
棺田はそのまま後ろに飛び続け、正拳突きをかわそうとした。しかし、
ガッッ!!
後ろに飛ぼうとしたが、背中に衝撃が起こる。壁に当たったのだ。
棺田は、曲がり角を曲がった先ですぐにこれが始まったことを、すっかり頭から抜け落ちていたため、一回後ろに飛ぶと、その後に殆どスペースがなくなってしまうほどの狭さだったことをさほど気にしていなかったのだ。
「んなっ!?」
「貰ったぁ!!」
「くっそ!!」
棺田は、左拳が自分の体に当たる前に、右方向に思い切り転がり込む。勢い良くすばやく動いたため、直撃は避けられたものの、もう少し行動が遅ければ、直撃は避けられなかっただろう。その時、
ドゴオォォンッッッ!!!
「ッッッ!!?」
棺田は転がるスピードに歯止めをかけ、完全にストップを掛けた後、自分が先ほどまで立っていた場所もとい、衝撃音が鳴り響いた場所を見る。
「・・・・・・は?」
棺田は愕然としていた。自分がさっきまで立っていた場所が、その後方にあった壁の瓦礫で海になっていたのだ。
「てんめぇ、逃げてんじゃあねぇぞおるぅあああぁぁぁ!!!」
///////////////////////////////////////////////////////////////////
どうもこんにちは、NATTUです。
おひさしぶりっす、一ヶ月ちょいぶりっすかね(笑) 出せない間、ひたすらでもないけど、書いてました。どうぞ見てくださいね?
春休みは楽しかったですよ〜? バイトして〜、ゲーム(悪笑)して〜、絵描いて〜、友達が入社式後三時間で止めて〜WWW 色々ありましたはい。
では今日はここまで、長いので気長に読んでてくださいWW それでは、バイチャ!!
- Re: 絶対能力者ネメシス ( No.43 )
- 日時: 2015/04/05 16:01
- 名前: NATTU (ID: Kw9QCOws)
P・S
誰か題名換えれるかどうか教えちください。お願いします!!
- Re: 絶対能力者ネメシス ( No.44 )
- 日時: 2015/04/05 20:58
- 名前: 電波 (ID: iXLvOGMO)
どうも初めまして!
今日1日で最初から読ませていただきました!
設定がよく作り込まれていて、話も工夫されてるなぁ!と思いながら読んでいました!
次も楽しみに待っています!
P.S
タイトルは一番上のスレの修正を押してパスワードを打ち込むと、タイトルと文章が出てきます。あとはタイトルの所を変えれば完了となります。
分かりづらかったらすみません!
- Re: 絶対能力者ネメシス ( No.45 )
- 日時: 2015/04/05 22:21
- 名前: NATTU (ID: 6EsOEaHj)
ありがとうございます電波さんっ! すごく嬉しいです(^∀^)
やってみます!!
- Re: Nem・e・sis -ネメシス- ( No.46 )
- 日時: 2015/04/05 22:47
- 名前: NATU (ID: lwyoqLK1)
はじめまして。NATTUさんがたくさん更新をしているので、コメントしていいのかなとは思ったのですが、結局コメントしてしまいました笑
小説、とても面白くて読みやすいです! 続きが気になりますっ
私も駄作ですが小説を書いているので、よければ見に来てください。
宣伝になってしまい、すみません。
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18