ダーク・ファンタジー小説
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- Nem・e・sis -ネメシス- [気付いたら1200参照]
- 日時: 2016/03/19 23:43
- 名前: NATTU (ID: qQixMnJd)
こんにちは! NATTUというものです!!
実は小説書くの初めてでして、まるるるっと初心者だす!
なので、暖かい目で見てくれたら助かります(汗)
あと、アドバイスがあったら、遠慮なく言ってください! 助かりますから。
ではでは行きましょう! 楽しく書けるかな〜?
- Re: Nem・e・sis -ネメシス- [300参照感謝!] ( No.62 )
- 日時: 2015/05/10 19:13
- 名前: NATU (ID: lwyoqLK1)
アドバイス、ありがとうございます! すごく参考になりましたっ
えっと、こんな駄作小説ですが、がんばっていこうと思いますので、また遊びに来てください!笑
- Re: Nem・e・sis -ネメシス- [300参照感謝!] ( No.63 )
- 日時: 2015/05/10 20:25
- 名前: NATTU (ID: ZIg4kuY4)
駄作などとまた謙遜を〜www すごく楽しいですよ? よくできてると思います!!
- Re: Nem・e・sis -ネメシス- [300参照感謝!] ( No.64 )
- 日時: 2015/05/16 08:32
- 名前: NATTU (ID: mEbrvTN1)
棺田は襟首の拘束から開放され、着地と同時に尻餅をつき嗚咽を漏らした。
「ちっ!!」
刺当はそう舌打ちを漏らすと、さっきまで自分が座っていたソファに戻っていき、座り込むと、苛立ちを押さえ込むように紅茶を一気に飲む。
「すまないな棺田君、刺当君にも悪気はない、・・・よな?」
角蜜さん!? あなたが疑問持ったらもう救いようなくね!?
棺田はそんな言葉を口に出す前に飲み込む。その言葉を口にしたら、何故か刺当からの追撃がくると思ったのだろう、必死に耐えた棺田だった。
「それで棺田君、さっきの言葉はどういうことかな?」
角蜜は棺田に対して問うた。さっきの話は棺田にも衝撃的だったのだろう。棺田自身には心当たりがないのだから。
「だから、わかんないです。俺が聞きたいぐらいです。だって俺その時気を失っていたんですから!」
そのとき、刺当は信じられないと言った顔をしながらソファから立ち上がる。
「嘘だっ! お前は気絶などしていない!! 喋っていただろう!!」
「そんなはずない!! 俺は確かにあんたの電流で気絶した! 記憶も途切れてる、間違いない!!」
棺田はすぐさま反論をするが、薄々自分の発言の信憑性を疑い始めていた。刺当だけでなく、その場を見ていたという茶乙女も同じことを言っていたのだ、当然だろう。
「意識がなかったのに動いてたってのか? ふざけんなよくそガキ!」
最早てんやわんやになってる状況に、最初に水を差したのは角蜜だった。
「棺田君、君は一種の二重人格だってことはないのかい?」
棺田はそれこそないといった表情を浮かべながら、首を横に振る。
「そうか、ならこれは、一種の"トランス状態"と考えられるかもしれないよ。」
「トランス・・・?」
棺田が首を捻りそう呟くと、何を思ったのか、刺当の説明が即座に入ってきた。
「通常とは異なった意識状態、変性意識状態か。」
変性意識状態? なんだそれ?
そう思っていると、不意に隣にいた舐越から補足が入る。
「要は、通常とは違った意識のこと。例えば、針を刺しても反応しなくなったりするのも、一種のトランス状態に入ったといえるのよ?
それにトランス状態ってのも人それぞれで、通常時と全く変わらない人もいれば、全身の痙攣を伴う激烈まで、さまざまな状態が存在するの。」
- Re: Nem・e・sis -ネメシス- [300参照感謝!] ( No.65 )
- 日時: 2015/05/17 01:11
- 名前: NATTU (ID: 0voqWvLL)
「それってすごいの?」
棺田は首を更に捻り問いかける。舐越はそんな棺田に少し苦笑いをしながら答えた。
「それがすごいと言うわけではないよ? だってトランス状態なんてものは、誰だって持ってるものなんだもん。」
「そうなんだ。」
すると角蜜が棺田の頭の上に掌を置いた。
「すごいのはお前の方だ。」
「へっ? どういう意味ですか?」
「君のそれが本当にトランス状態と言えるものであれば、俺は君のような事例は聞いたことないってことさ。」
そう言って角蜜は、棺田の頭をグァシグァシと雑に撫で回す。
「痛いっ! 痛いですっ!!」
棺田は角蜜と距離をとり、ぶすっとした顔を向けるが、角蜜はけらけらとした顔をする。
「もう、そこまでにしないと駄目よ角蜜君?」
そのとき、今まで傍観していた愛染が横から呆れた顔をして角蜜をなだめた。少し場に和やかさが流れたのか、茶乙女からは少々の笑い声が聞こえ、舐越は少し遠巻きに離れ、微笑んでいた。
「すまんすまん、弄りすぎたかな? ではトランス状態の話は後にしておこう。」
いきなりの話題転換宣言に目を白黒させる棺田は、自然と、角蜜の顔を凝視する。
「新しい奴も入ってきたところで、俺達に与えられた指令に変更ができた。」
指令ってたしか、ミーニャがやってたこと、だよな?
よくよく考えてみると、あほだよな俺・・・。
棺田の脳裏に浮かんだのは、昨日の失敗作との連戦の記憶。合計で約五体ほどを葬っている棺田は、自分の異常性を改めて実感していた。
「上層部一課の話によると、あの合計77体の失敗作には、四体の”特例失敗作”が存在するらしい。」
- Re: Nem・e・sis -ネメシス- [300参照感謝!] ( No.66 )
- 日時: 2015/05/17 20:50
- 名前: NATTU (ID: d2ww6FUd)
特例、失敗作?
棺田は心中で聞きなれない言葉に疑問を浮かべる。まるで他の失敗作とは違う言い方をする角蜜は、笑みを浮かべながら続けた。
「特例失敗作は、能力が規定に達し、俺達とはなんら遜色がない強さを持った失敗作だ。要は、俺たちみたいな強さを持ったのが特例失敗作ということだ。
そいつらは思考力の関係上失敗作にせざるを得なかったやつら。だから"特例"失敗作と呼ばれている。
今回の任務の変更点は、この三体存在する特例失敗作を抹殺すること。こいつらは他の失敗作と脳波と心肺活動をリンクしている先ほどわかったらしい。一課はこいつら三体を殺せば、自動的に他の失敗作も死ぬと踏んでいるようだ。」
長い話を終え、ふぅと息をついた角蜜は、ソファにおいてある紅茶の入ったポットを持ち、新しいコップに紅茶を注ぎ、立った状態で紅茶を仰いだ。
ん? じゃあ今回の作戦は、三体と戦う? そっかぁ、抹殺かぁ・・・。
そう棺田が上を見上げて細い目で白い眼前を見つめる。
「いやっ! え!? 俺入ったばっかで最初の任務が抹殺ですか!? 荷重くないですか!?」
大半を現実逃避じみたことに費やしていた棺田は、角蜜にそう訴える。しかし、
「ま、運がなかったな。ま、この部隊に抹殺以外の任務はないけどね。」
笑顔で棺田を一蹴する。
「・・・、はぁ。」
やばいな、もう何も言えねぇ・・・。
棺田は密かに、もう確実に、昨日の時点から自分の人生は日常ではなくなったことを実感した。
「おい、ちょっと待ってくれ。」
その時、ソファに座っていた刺当が角蜜含め、その場にいる全員に静止を求めた。
「何だい刺当君?」
「角蜜さん。その任務、決行はいつですか?」
角蜜は思案した顔で顎先に手を寄せる。少し考え込んだ後、角蜜は笑顔になり答えた。
「決行は上層部のGOサインの二日後と聞いた。よって決行は少なくとも二、三日後になるだろうな。上層部は特例失敗作三対を特定の位置に誘導させる用意があるらしいからな。」
「そうですか・・・なら大丈夫ですね。」
刺当は少し頷く素振りを見せると、棺田をちらりと見て、すぐ角蜜の方に向き直った。
? なんだ一体?
棺田は疑問を浮かべながら刺当を見る。それはみんなも同じようで、その場にいる皆が、刺当を見つめていた。
「どうしたんだい刺当君? なにかあるのかな?」
角蜜は笑顔のまま刺当を見つめる。が、その目は、刺当が何を言い出すのかがわかっているような目だった。
「角蜜さん、いや、棺田正臣。」
「!? はい!?」
いきなり呼ばれた棺田は、声を裏返らせ反応する。そこで棺田は心中に雲がかかるようないやな予感がしたが、すかさず刺当が言葉を続けた。
その答えは、棺田のいやな予感が的中したものだった。
「俺ともう一度・・・、もう一度戦え。」
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こんちは〜、NATTUです〜。
コメントするの久々です。何故か最近は小説投稿して終わりの連続ですからねぇ。主な理由は突然の睡魔でしたwww
さて、今回で第三章完です! 次回は第四章ですわい! 話も中盤に入り、刺当との再戦が待つという状態で終わった今回、果たして、棺田はどうなるんでしょうか、たのしみですね!
それでは今日はここまでで、ではでは〜!
オマケ、角蜜さんの能力調査その2!!
ヒッツー> 角蜜さん、他にはどんなのあるんですか?
カクミン> あー、そうだなぁ、雷が落ちてきたりとかもできるけど、聞く?
ヒッツー> 雷、ですか?
カクミン> うん、一分間に280回落ちてくるやつ。
ヒッツー> 一分間? 280回??
カクミン> うん。
ヒッツー> もうわけがわからん・・・。
オワタ・・・。
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