二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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FINALFANTASY—オリジナル—  〜白黒の魔術師〜
日時: 2010/12/29 18:38
名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: QP4Yy5Wh)

みなさん、はじめまして。MILKターボです。FF(ファイナルファンタジー)の二次小説です。
オリジナル度は九十九%ぐらいかなぁ?
…まあとにかく、読んでくださる優しい方は、次のことをご承知くださいませ。

・私初めての小説。妄想を文章化したものなので、文章が変ですが、そこはあたたかい目で見てください。←
・誤字脱字その他もろもろ、ちょっと頭がアレな作者にはた〜くさんあると思います。見つけたら、容赦なく言っちゃってください。…とはいっても中傷はNO!ですよ〜。 
・それから更新は亀のようにマイペース&気まぐれ。突然更新をやめさせてもらう場合もあります。
・荒らし、チェーンメール、中傷は禁止&あっても無視で。

で、これオリジナルのFF_ファイナルファンタジー_二次小説なのですが、呪文等の設定は初期のもの(Ⅰの事です)から使わせていただきます。

_では、どうぞ。変な小説かもしれませんが、よろしくお願いいたします。

目次>>11
お知らせ(改です)>>25

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Re: FINALFANTASY—オリジナル—  〜白黒の魔術師〜 ( No.71 )
日時: 2011/01/09 21:12
名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: QP4Yy5Wh)

第二章 〜What color are your eyes? The latter part 【あなたの瞳は何色ですか? 後編】

「_園長」

「…というか、『やはりな』って、どういう意味ですか?」
というサラの質問に園長は答えずに、ツカツカと歩き、彼女の肩に手をかけた。
「どういう意味も何も_あの言葉は、そのままじゃ。 つまりは_」
そこで、言葉を切る。

「やはりお前さんが魔法人の末裔だった、という事だ」

「!?」
「わ、わたしが、魔法人の、末裔…?」
「左様。 お前さんは、ライドの娘だろう?」
「…はい」
「では、ライドが何故死んだのか———分かるか?」
ジッと、サラを見る。
「わたしの父は、魔物に殺されて_」
                 シルバーアイ
「それは、違う。 ライドは、『銀色の瞳』の連中に殺された」
「しるばーあい?」
「『銀色の瞳』というのは魔法人で構成された者たちの事だ」
「その人達が、わたしのお父さんを…?」
いかにも、と園長は首を縦にふった。
「ライドも、魔法人だった。彼は、『銀色の瞳』達に、自分の仲間になるよう誘われた。
だが、彼は断った。 何でか、分かるか?」
「いいえ」

「奴らが、何千年も前の復讐を果たそうとしている集団だからじゃ」

「復讐…!? それって、魔法人の迫害に対する復讐、ということですか?」
「ああ。 ライドは、罪の無き者の殺生は出来ぬ、と断った」
「でも、何でお父さんはそれだけで殺されたりなんて_」
「ライドは、奴らの目的の邪魔になる存在として、消されたのじゃ」
サラの手が、震える。
「そんな事の為に、お父さんが…?  信じられない」

「そして、サラ君。 君にお願いがある。 奴ら_『銀色の瞳』を、潰してくれんか?」

「わたしが、ですか」
「左様。 一晩、考えると良い」

_夜。

『ゆーびきーりげーんまん、うそついたらはりせんぼんのーます、ゆびきった!』
『お父さんの、約束破り…』
『そんな事の為に、お父さんが…? 信じられない』     



サラの頭の中に、色々な声が響く。   
  アア  ナゼ 
『_嗚呼、何故何故何故。 何故、お父さんが』

「わたしは、どうすればいいの…?」
寝室の窓を開ける。 爽やかな風が、サラの黒髪をなびかす。
—レーヴェから聞いた、トール村のサラの事。 わたしは、普通じゃない_。 魔法人の末裔。特別な存在。
「わたしは_わたしは…」   
お父さんの仇を取ればいいのだろうか。 それとも、普通の人として生きていけばいいのだろうか。
「お父さん_」
サラの目の前に、光のかたまりができる。
「—!?」

翌日。
「それで_決めたか?」
サラは、うなずいた。
          フェアリー
「そうか。 では、妖精を_と、いう訳にはいかぬ。 何でって、今年も一年間の旅に出る者がいるからな」
「はい」
「では_命運を祈るぞ」
くるり、と背を向け歩いていく。


昨日の夜。 あの、光は_。

「—!?」         ダエンケイ
光のかたまりが平たい楕円形に変わっていく。 その光には_。

ゴォォッ…                                                  トコロ
光から聞こえてくるのは、『何か』が燃えている音。 そして、光に映るのは、家が、燃えている処。
木々は焼け、人々はあちこちで倒れている。  

「ひどい…。 一体何があったの?」
光から、声が聞こえる。
『これは、未来の映像_』
「そんな…。 じゃあ、こんな状態にさせない為には、どうすればいいの?」

『“クリスタル”を集めて』

「クリスタル?」                     シリキ
『炎・水・土・風。これらの力は世界を支えている【四力】と呼ばれているモノなの。その四力を一つの力にまとめると、とてつもなく巨大な力になるの。そして、その力を彼ら_【銀色の瞳】は狙っている_』
「ちょ、ちょっと待って。 銀色の瞳って_」                           ジブンノモノ
『彼らは文明人への復讐に、四力を利用しようとしている。 あなたはそれを奪い、 己の力にすればいいのよ』
「でも、四力をわたしのモノにして、どうすればいいの?」    ヤ
『その力があれば【銀色の瞳】の頭と互角、もしくはそれ以上に戦りあえるようになるの』

「わたしが、その頭と戦う…?」    
                                             彼  ら
『ええ。あなたにしか、できる人はいないの。魔法人の末裔でありながら【銀色の瞳】に味方しない、あなたにしかできないのよ』
「その巨大な力と“クリスタル”とは、何が関係あるの?」
『ああ、そういえば説明するの忘れていたわね。 
…もし、悪党が巨大な力を狙うとして、その力が一つになっていたら、その力を手にするのは、たやすい事でしょう? でも、その力が四方に分散されていたら、手に入れるのは多少なりとも時間がかかる』
「一種のセキュリティー、という事?」
『当たり。 …つまり、その巨大な力をそれぞれ炎・ 水・土・風に分けて、クリスタルに封印してあるのよ。
その封印が解けるのは、魔法人のみ_。ね、お願い。 この世界を、生命を護ってはくれないかしら』
「でも…わたしに、そんな大仕事、出来るか_」
『ライドも、最初はそう言っていたわ』
「お父さんを、知っているの!?」
光はそれには答えずに、
『けれど、ライドも最後は私の頼みを聞いてくれて、【銀色の瞳】を潰してくれたのよ。 
でも、何十年も経った今、【銀色の瞳】は復活してしまった』
「お父さんが_?」

あの日、あの時_。自分は、死んでしまった父を怨んだ。【約束破り】と、彼を怨んだのだ。
でも、父は違った。 軽い気持ちで旅に出たのではなかった。【世界を護る】、という大事な使命があったのだ。
志半ばで死んでしまった父の意思を、わたしは__。


「_わたし、やる。命をかけて、この世界を護ってみせる。 父が、そうしたように」

—光が、消えた。
「…そういえば、なんでわたしの名前を知ってたんだろ?  何者?」

作者の振り返り
 なんか、よく見たら【あの日、あの時】って、Chessさんの小説の序章に出てきてるフレーズじゃん…。  
 Chessさん、ごめんなさい!! 反省!

Re: FINALFANTASY—オリジナル—  〜白黒の魔術師〜 ( No.72 )
日時: 2011/01/10 16:29
名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: QP4Yy5Wh)

第三章 〜Crystal of the flame 【炎のクリスタル】〜

ペルソン城下町_。  その町はかなりにぎやかな町だった。
「これは…にぎやかな町ねぇ」
サラは、思わずつぶやいてしまった。 その、彼女の後ろから。
「本当に凄いにぎやかだねぇ」

「レ、レーヴェ!?何でここに_」

「レーヴェだけじゃないぞ」
「ロスまで…どうして」
「一人でそうやって何でもかんでも重ーい荷ばかり背負って_。お前、ほんっとに昔から変わらないな」
「ご…ごめん」
亀のように、首をすぼめる。
「俺達は、仲間だろ? その背負っている荷、遠慮無ーく分けてくれよ」
「その通り! ね、何でここに来てるの?まずは何をすればいいの?」
サラは、クリスタルの事を話した。

「ふーん。だったら、聞き込み調査だな」

まずは、すぐそばに居た女の子に聞いてみる。
「ねぇ、クリスタルを知らない?」
これはサラだ。
「くりすたる? うーん…よく分からないけど、お姉ちゃんがキラキラ光るきれいなものを持ってたよ?」
三人は顔を見合わせた。 
「その“お姉ちゃん”って、どこに居るのかな?」
「あそこ!」
と、女の子が指差した所は、城。
女の子にお礼を言ってから、三人は。

「お姉ちゃんって、もしかして…姫様?」
「…かも」
「じゃあ…城に行ってみるか?」

「姫様に会う?…駄目に決まっているだろうが!」
城に入ろうとした三人が、衛兵に言われた言葉である。

「やっぱり駄目だったな」
「そりゃ…そうでしょ」
「でも、さっきの女の子はお姉ちゃんといっていたわ。きっと姫様はお忍びで町に来ているんじゃないかな」
「はー、なるほど、そういう訳なの!」
「…じゃ、探すか!」

「…んな事言ったって、すぐ見つかる訳じゃないんだよね…」
サラはため息をつく。 …ため息をついたからといって姫が見つかるという訳ではないのだが、こんなに探しても見つからないとなると、どうしても口からもれてしまうのである。
「あの…何を探しているのですか?」
後ろから、誰かが声をかける。
「え、あ、いや、その、ちょっと人を_」
サラは振り向き、答える…と、その人と姫の写真とが、着ている物が違うが、人相が同じである事に気づく。
「もしかして_姫様?」
その人_少女は、驚いた様で、
「何故、分かったの…?」
「写真と、同じだからですよ」
「あ、そうか_」

「…って嘘ォォォォォ!!」

「ど、どうしたんですか?」
「いや_ちょっと、おどろいてしまって」 
「ああ…その、敬語を使わないでください。 私は、姫である前に一人の人間なのですから」
少女_姫の表情が曇る。
「あなたは、かなりの魔術の使い手だと見えます。 どうか、私の願いを聞き入れてくださらないでしょうか」
「それってどういう意…あ、わたしはサラっていう名前だけど」

「一ヶ月前の、話なのですが」

王の様子がおかしくなったのは、一ヶ月前の事である。 
急に国民が納める税を高くしたり、国の予算を自分の物にして贅沢をしたりなどと、圧政を始めたのである。
…前は、この様なことは絶対になかった。国の民の事を考えた政策で、幸せな国の王、とも言われた彼。
『もしや、お父様は偽者なのではないだろうか』
姫はそう考えて、城の皆に秘密で、町に出て頼りになりそうな人を探していたのだという。
_もちろん、皆は気づいていない。母である女王は彼女の幼い頃に亡くなってしまっているし、家来は家来で気付いていない。 …やはり、自分しかいない! 
と、いう事なのである。

「王に、偽者が…?」
「はい。…証拠は無いのですが、この城にはこんな言い伝えがあります」

“炎のクリスタルに白黒の魔術師触れる時、それは真の姿を映す鏡となろう”

「炎のクリスタル、というのはそれらしい物が国宝として有るので、それは何とかなるのですけれど、“白黒の魔術師”というのが分からなくて、子供達にクリスタルを触れさせていたのです_大人だと、騒ぐ人がいるでしょう?」
「…白黒の魔術師…?」
            マジルクル
(そういえば、リアが魔法人は白黒の魔術師ともいわれると言ってたっけ)
サラは、
「だったらわたしの仲間も呼んでこようか?」
「ぜひともお願いします!」
………………………………………………………………………………………………………………………
「では、城にまいりましょう」

玉座に、座っているのは王。 その前には紅いクリスタルがある。
「では、行きますよ_」
サラの手が、クリスタルに触れると、サラの頭の中に、不思議と言葉が浮かぶ。 瞳が、金色になるのがレーヴェには分かった。

「フレイム・フィゴット・ルートリ・フラット_。 炎のクリスタルよ、その力を解放せよ」

クリスタルが、紅く輝く。王が、手を伸ばす_。クリスタルから紅い光がサラの体に吸収される。
王の表情が一転。その顔には、憤怒の色。

「おのれ…小娘ェェ…。 俺が手に入れるはずの力をォォォォ!!」

ミシミシミシミシ………………。
王の皮がはがれ、正体を現す。
それは、魔物。

「ファイア」
炎が、サラに向かう。 が、それを
「ファイラ!」
と、魔物の撃った炎よりも大きい炎が迎え撃つ。 …レーヴェだ。
「…ったあ!」
レーヴェの掛け声と共に、魔物の炎とレーヴェの炎が混ざって、魔物に飛んでいく。
「うがあああああ!」
大ダメージ。 だが、魔物の短剣が、レーヴェの腕をかすめる。
「痛っ!」
ケアル、とサラが唱えると、その傷がふさがる。
「ありがとね、サラ」
「さて、次は俺の番!うおりゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
ロスはを構え、魔物に突っ込んでいく。  

_斬! 

刃が、魔物の腕を切り落とす。
「うああ…」
「最後はわたしの番!炎のクリスタルの力、思いっきり使うぞぉ!!」
サラの金色の瞳がキラキラと輝く。
目を閉じ、呪文を唱える。
「聖なる炎よ、悪しき者を包み込め!」
炎が、魔物を包む。  魔物の苦しむ声が、炎の中から聞こえる。
…やがて、炎が消えた。 その中には、魔物の残骸があった。

Re: FINALFANTASY—オリジナル—  〜白黒の魔術師〜 ( No.73 )
日時: 2011/01/10 20:18
名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y




本当の王はいずこ

Re: FINALFANTASY—オリジナル—  〜白黒の魔術師〜 ( No.74 )
日時: 2011/01/10 20:25
名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: QP4Yy5Wh)

>>73  Aerithさん

【本当の王は、地下に幽閉されてました】。 
こんな感じの事を次書く…つもりです(←オイ)

明日から明後日までここに来れません…

Re: FINALFANTASY—オリジナル—  〜白黒の魔術師〜 ( No.75 )
日時: 2011/01/10 20:28
名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y



誰も気づかなかったんだ・・・王かあいそ
でも気づいちゃったらそもそもストーリーできないや

という無限ループ。←?


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