二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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FINALFANTASY—オリジナル—  〜白黒の魔術師〜
日時: 2010/12/29 18:38
名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: QP4Yy5Wh)

みなさん、はじめまして。MILKターボです。FF(ファイナルファンタジー)の二次小説です。
オリジナル度は九十九%ぐらいかなぁ?
…まあとにかく、読んでくださる優しい方は、次のことをご承知くださいませ。

・私初めての小説。妄想を文章化したものなので、文章が変ですが、そこはあたたかい目で見てください。←
・誤字脱字その他もろもろ、ちょっと頭がアレな作者にはた〜くさんあると思います。見つけたら、容赦なく言っちゃってください。…とはいっても中傷はNO!ですよ〜。 
・それから更新は亀のようにマイペース&気まぐれ。突然更新をやめさせてもらう場合もあります。
・荒らし、チェーンメール、中傷は禁止&あっても無視で。

で、これオリジナルのFF_ファイナルファンタジー_二次小説なのですが、呪文等の設定は初期のもの(Ⅰの事です)から使わせていただきます。

_では、どうぞ。変な小説かもしれませんが、よろしくお願いいたします。

目次>>11
お知らせ(改です)>>25

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Re: FINALFANTASY—オリジナル—  〜白黒の魔術師〜 ( No.106 )
日時: 2011/02/05 17:24
名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: /z9KW9Ro)

予告2。

あたしは“狩人”。 
_情を捨て、魔物を[狩る]者。
_巣を捨て、世界を[廻る]者。

Re: FINALFANTASY—オリジナル—  〜白黒の魔術師〜 ( No.107 )
日時: 2011/02/07 19:55
名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: /z9KW9Ro)

>>100突破記念・長編番外“狩人”

第壱章 〜Catch 【獲物】〜

岩の影に身をかくし、弓をぐぐ、と手前に引く。そして魔物_ゴブリン、と言われる種族_に矢の狙いを定め、
手を放し、矢を放つ。すると矢はまっすぐ飛んで行き、魔物の背中に刺さる。
「ぎゅおーっ、ぎゅおーっ」
助けを乞うているのだろうか_鳴きたてる魔物の首を、容赦無く短剣で切り落とす。

(あたしは、“狩人”。 
情をほんの一瞬でも魔物にかけてごらん。[弱い]あたし達狩人は、簡単に命を奪われてしまうよ)
そう、自分に言い聞かせる。_罪悪感を、消すためだろうか。いや、そんな事は無い。狩人は、旅人とは違う。
旅人は、[様々]な目的を持って世界を旅をする。
だが、狩人の目的は[一つ]、魔物を狩る事。そのために、世界を廻るのだ。

狩人は、魔物を[狩る]事を生業にしている。
魔物だって、馬鹿ではない。ポーション_傷口をふさぐ物である_を持っていたり、強力な武器を持っていたりする。時には、[魔物自体が]何かに使える物だったりするのだ。狩人はそれらの物を[剥ぎ取り]、商人などに売る事で生計を立てている。
                テイル
(_そう、あたしは狩人。“尻尾”の、一番弟子なんだ)
      ウタ               テイル
【最強】と謳われていた狩人、通称“尻尾”。
“尻尾”というのは、まるで動物の尾のように魔物を追い、狩る彼の姿からついた名である。
その“尻尾”が孤児のあたしを拾ったのは、五年前。
そして、彼の事を“師匠”と呼び始めたのは_確か、六年前ぐらいだったか?

…どうしてあたしは狩人になりたかったのだろう。 
時々、そう思うときがあるけれど_いつも、答えは安易に出てくる。
                       アコガ
—あたしは、師匠の魔物を狩る姿に、憧れていたんだ—

いや、憧れていたって言っても、好きとかそういう類の物ではなくて、尊敬、っていう意味の憧れだけど。
「…って、あたし誰に話してんだ?」
誰もいないのに、首を傾げる。  

<<作者より>>
 えーと、次回に続きます。文字の量的にも限界があるので。  
…っていうか何か、モンハンっぽくなってしまった気がする。雰囲気的に。
それから、弓矢なんて武器がFFにでてくるのかどうかもかなり怪しい。
_反省!!

Re: FINALFANTASY—オリジナル—  〜白黒の魔術師〜 ( No.108 )
日時: 2011/02/16 19:43
名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: /z9KW9Ro)

第弐章 〜Master 【師匠】〜

(狩人は、独りで生きる者。だからこそ、知っておかなくてはならない。“仲間”の大切さを__)

師匠はよく、そう言っていた。だけどあたしはもう、師匠の口からその言葉を聞く事はない。
_師匠は、この世にいない。彼は数年前、しとめようとした魔物の返り討ちに遭い、命を落とした。

でもあたしは、師匠の仇討ちなんてことはしない。
狩人は、私情に動かされてはならない。私情に動かされたその時、狩人には__破滅が待っている。
師匠には、何らかの迷いがあったのかもしれない。そこを魔物につかれたのだろう。
ただ_ただ、師匠のしとめ損ねた『あの魔物』は、[狩ろう]と思う。だって狩人は、目につく全ての魔物を狩る義務を負っているからだ。
とにかく、この手で『あの魔物』を狩るまでは_死ぬ訳には、いかない。

「うわぁぁぁぁっ!」

誰かの悲鳴が、あたしを我に帰らせた。 
くるり、と魔物の亡骸に背を向け、悲鳴のあった方角に走っていく。
_男が一人と、女が二人。魔物は、数匹。弓を引きしぼろうとして、やめる。もし人に当たったら大変だからだ。

、、、
左手を刀の鞘にかける。刀の柄には、『正宗』の文字。
静かに刀を抜き放ち、魔物に斬りかかる。女の一人_銀色の目だ_が驚いたような顔をしてこちらに向けたが、戦いが終わってから話を聞こうと思ったのだろう、すぐに顔を魔物の方に向けた。
 ザン
_斬!
最後の一匹を、斬る。 
ほっと息をつき、銀色の目の女が話しかけてきた。
「ありがとう。わたしの名前はサラ」
銀色の目の女_サラが言うと、サラじゃない方の女が
「あ、あたしはレーヴェ」
に次いで男が
「俺はロスで、お前は?」
お前の名前は何ていうんだ、とまでは言わずに言葉を切る。
      ホワイトテイル
「あたしは“白き尻尾”」

「ほわいとている?」
三人は同時に首を傾げる。
「ま、名前というよりは通り名だけど」

…わかりづらい言い方だが伝わるのか、コレ?
    、、
そんな作者の不安をよそに_っていうかなんで作者出てきてんだよ。世界違うだろ!どうやって出てきたんだよ!お前出てきたせいでシリアスなのにコメディの雰囲気になっちゃってるじゃねーか!_サラは、
「あ、分かった。あなた狩人なのね」

…分かってくれたようだ。やっぱりサラは良いねー作者に優しいよ!

「そ、あたしは狩人」
と、うなずく(あたしは作者を無視する方向に決めたのだ)。

「かりうどって何?」
サラは分かったようだけど、後の二人は分かってないらしい。サラが説明をしている。
「ふーん、大体分かった!」
あまり分かってなさそうな顔だが、レーヴェは分かってくれたらしい。
ロスはレーヴェよりも理解力は高いらしく、ちゃんと分かっていたようだ。

「うーん…でも、ホワイトテイルって長いからホワイトで良いよ!言うの面倒くさいし」
その言葉に今度はあたしが首を傾げる番だった。
「はぁ?」
「はぁ?じゃなくて。だって、次の町_ロットまで一緒に行くんでしょ?」
_いつ決まったんだ、それは。
「え、違うの?」

「_あたしは、狩人」
「んなこと分かってるよ」
「狩人は、独りでないといけないんだ」
「なんでさ」
「狩人は_狩人は、[弱い]からだ」
「弱い?だってさっき戦ってたけど強かったよ?」
首を、横に振る。
「狩人は、旅人じゃないんだ。狩人は、集団になると途端に弱くなる」
レーヴェがなんで、と言う前に、言い切る。
「狩人は、利を目的に世界を廻る者だ。利とは欲望と紙一重の存在_。欲望は、人間を裏切らせる感情だ。裏切りに遭い、自分の命を落とさぬように、狩人は人を常に疑わねばならない。
        モロ
—人というのは、脆いものなんだ。特に、信じない者ほど、弱い者はいない。それ故、狩人は集団になると弱くなるんだ。だけど独りなら、狩人はいくらだって強くなる。
                         ミニク
それと同じで、狩人に通り名だけが有るのは、醜い情_例えば強欲、憎悪、嫌悪とかだ_を消すため。名があることでその者は人間であり、情が有ると言われ_逆に名が無いと、その者は人間では無く狩人とされ、情は消える。
そういう考え方にもとづいて狩人に名は与えられない。ただ、通り名_仮の名ならば、問題ないだろう、という訳で狩人には名前が無く、集団になると弱くなるんだ」
…といっても狩人は独りである分、仲間の大切さを他の誰よりも知っているが。
あたしは心の中で付け足した。

「そんな訳で、あたしはお前等とは付いていかない」
「えー、行こうよ!ね!ね!」
レーヴェがダダをこね始めたその時_
     ホワイトテイル
「よう、“白き尻尾”」
魔物が、言った。
「お前は_」
知らぬ間に、呟いていた。

「お前は、幻術師!」

魔物は_幻術師は、さけるのではないか、と思うほどニイッと口の端を吊り上げて、
  、、、、、、
「おひさしぶり♪」

Re: FINALFANTASY—オリジナル—  〜白黒の魔術師〜 ( No.109 )
日時: 2011/02/16 20:12
名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: /z9KW9Ro)

第参章 〜An illusion 【幻】〜

「おひさしぶり♪」
背中に寒気が走る。
「知り合いなの、ホワイト?」
「知り合いも何も_」
その言葉を発するのには、少しの勇気が必要な気がした。 「師匠の、仇だ」
ケタケタと、幻術師は笑う。

「仇ィ?笑わせるじゃないか。君は、狩人なんだろう?」

幻術師の言葉を無視して、
「あいつは攻撃力はたいした事無いが、幻術を見せ精神を攻撃してくる。防ぎようがないから
気をつけて」


「おやおや、ずいぶんひどい言い方じゃないか。
でも僕は、君のお師匠さんほどはひどくはないと思うけどなぁ?」

サラ達が、こっちを見る。
「…」
何も言わずに、刀の先を幻術師にむける。
     テイル    、、、、、、、、
「だって“尻尾”は、君を殺そうとしたんだもの♪」

「黙れ_」
サラ達がいない。そして、あたりは霧に包まれている。
どうやらあたしはあいつの幻術にかかったようだ。

数年前のあたしがそこに居る。隣には師匠がいて、あいつ_幻術師と対峙している。
『ふ、ふ、ふ、ふ、ふ…♪』
不敵に笑う幻術師。

『精神攻撃を使う魔物か_。これはやっかいだ』
師匠はそうあたしに言い、弓矢を持つ。

『あっはははははは!!』
狂ったように、あいつは笑う。_師匠の手から矢が放たれ、幻術師の首に刺さった。
紅い血を流しながら、あいつは笑う。

_おかしいな、と数年前のあたしは思う。いつもの師匠ならここで何本も矢を放つのに。
そこで、あたしの思考回路が止まる。師匠が頭を押さえてうずくまっているからだ。

『師匠!?』
師匠を見、幻術師は楽しそうに、

『へぇ〜…君は…その隣にいる子の親を殺し、町まで滅ぼしたんだぁ…♪』

『なっ…』
数年前のあたしは、言葉が出ない。 師匠が_師匠が、あたしの親を殺した? 
ここであたしは「そんな事はない」と否定することもできただろう。だけど、断言できなかった。
        、、、、、、、、、
だってあたしは、なにも覚えていないから。
両親を亡くした時の記憶だけが、すっぽりと抜けている。


炎。真っ赤な空。逃げ惑う人々の声。
 

その時の事であたしが唯一覚えているのは、それだけ。
ずっと師匠には[お前の両親は火事で死んだんだ]と言われていて、信じていた。
記憶と、師匠の話の辻褄が合うからだ。

『どういう、事…?なんで、師匠があたしの___』
言いかけて、師匠を見る。師匠は、震えていた。 

_どうして、震えているの? 本当に、本当に、母さんや父さんを殺したからなの?

膨れ上がる、疑い。 



『うわあああああっ!!』

                      
うずくまっていた師匠は急に立ち上がる。…その[左手]に、刀_『正宗』_を持って。
刀は、あたしの心臓めがけて向かってくる。 

その時。

頭に、誰かの心が入ってくる。 
_あいつだ、幻術師の心が入ってくるんだ。 やめろ、入ってくるな————。







いつの間にかあたしは、短剣で師匠を刺していた。

Re: FINALFANTASY—オリジナル—  〜白黒の魔術師〜 ( No.110 )
日時: 2011/02/16 20:58
名前: Aerith ◆E6jWURZ/tw (ID: hQNiL0LO)
参照: http://ameblo.jp/ff7-perfume-love-y

お久しぶりです!MILKターボさん♪←

>>107
出てきますよ、弓矢!
・・・と言っても、そのシリーズによって違いますが^^;
おぼろげなゆえ(最近はそう呼んでくれと言っております)の記憶によると、Ⅱ。
そして、「FINAL FANTASYクリスタルクロニクル シリーズ」にも出てきますね^^
おもしろいです!更新頑張ってください!!


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