二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- FINALFANTASY—オリジナル— 〜白黒の魔術師〜
- 日時: 2010/12/29 18:38
- 名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: QP4Yy5Wh)
みなさん、はじめまして。MILKターボです。FF(ファイナルファンタジー)の二次小説です。
オリジナル度は九十九%ぐらいかなぁ?
…まあとにかく、読んでくださる優しい方は、次のことをご承知くださいませ。
・私初めての小説。妄想を文章化したものなので、文章が変ですが、そこはあたたかい目で見てください。←
・誤字脱字その他もろもろ、ちょっと頭がアレな作者にはた〜くさんあると思います。見つけたら、容赦なく言っちゃってください。…とはいっても中傷はNO!ですよ〜。
・それから更新は亀のようにマイペース&気まぐれ。突然更新をやめさせてもらう場合もあります。
・荒らし、チェーンメール、中傷は禁止&あっても無視で。
で、これオリジナルのFF_ファイナルファンタジー_二次小説なのですが、呪文等の設定は初期のもの(Ⅰの事です)から使わせていただきます。
_では、どうぞ。変な小説かもしれませんが、よろしくお願いいたします。
目次>>11
お知らせ(改です)>>25
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- Re: FINALFANTASY—オリジナル— 〜白黒の魔術師〜 ( No.126 )
- 日時: 2011/03/07 20:01
- 名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: 0XWLmi6C)
第七章 〜curse 【呪】〜
果てしなく、続く、白い、空間。
そこにぽつんと、ノートが置いてある。
“日記”と表紙に大きく、雑に書いてある。そして隅には、“尻尾”の字。
__師匠の、日記か?
ゆっくりと、日記に、手を伸ばし、ぺらぺらとページをめくる。
『×××××年 五月 十六日 (雨)
あの火事から数週間の時が経った。。あの子はまだ、ショックから立ち直れないようだ。
___俺は、あの火事の時、あの子だけでなく、その両親だって助ける事ができた。
だけど、イルは言った。
『わたしたちは、この世で最も重い罪を犯したの。だから、罰を受けなければならない。
けれど、この子だけは助けたい。わたしたちは、この子の分まで罰を受ける』
俺は、言葉の通りにした。つまり俺は、あの子の両親を殺したのと同じかもしれない。
_俺も、罪の報いを受ける。
この子が落ち込んでいても、あいつらは喜ばないだろう。だから、俺はこの子に呪いをかけることにした。
…一時の記憶を[隠す]呪いだ。この子が記憶を探さない限り、それは有効なはず。
下記の四つで秘薬を作り、それを飲ませながらある呪文を唱える事でその呪いは完成するといわれている。
・マンドラゴラ_オルドビスの秘境に咲くという花。
根っこが人のように動き、引っこ抜くと悲鳴を上げ、それを聞いた者は発狂して死んでしまう
ので注意。
・ワニ男(※1)のミイラ、の包帯_ワニ男はもうこの世に存在しないものの、
そのミイラを“マーシーズ”、という人物が持っているらしい。
・怪蛇バジリスクの牙_バジリスクとは蛇たちの王で、その姿を見た者はたちまち死に至ると言われている。
・フェザーキャット(※2)のひげ_フェザーキャットは現在ある街の女性が飼っているという噂が有る。
※1 ワニ男とは_体長約130センチメートル、頭は人間、腰から下はワニ。
凶暴な歯、研ぎ澄まされた爪、発達した後ろ足と尻尾を持っている。
※2 フェザーキャットとは_名前の通り、羽の生えた猫。
なお、この羽には骨は無く、皮膚が変化したものが多いとされている。
×××××年 十二月 二日 (嵐)
時は来た。__俺は呪いを実行した。そしてきょとん、としたあの子には架空の事実を説明しておいた。
もう、疲れたので今日はこれくらいにしておこう。』
声が、聞こえる。
(俺は果たして、これで良かったのだろうか。
あの子にはちゃんと、真実と向き合ってもらった方が、良かったのではないのか__)
師匠の、心の声が。
「…確かに、つらい事から目を反らすのはよくない」
すう、と息を吸って。
「だけど__________あたしは、感謝してる。 だって、あたしの事を考えてくれていたんだもの」
「ありがとう」
もやもやと霧が立ち込め、そこに師匠の姿が見える。 師匠は、にこり、と微笑んで___________
<作者より>
怪蛇バジリスク、ワニ男のミイラ、フェザーキャット(フェザーキャットは私が勝手に付けた名前)、
マンドラゴラについての参考資料については
・フレッシュウィキペディア
・世界七不思議
を参考にさせていただきました。本当はURL貼りたいのですが禁止ワードが含まれてるみたいです(ToT)
…気になる人はググってみよう!(殴
それから、ワニ男のミイラは、
本当はアメリカ合衆国のロングビーチにあるマーシーズ・フリー博物館にあるといわれています。
そしてオルドビス、という地名については、古生代のオルドビス紀から拝借しました。
- Re: FINALFANTASY—オリジナル— 〜白黒の魔術師〜 ( No.127 )
- 日時: 2011/03/07 17:19
- 名前: Chess ◆1OlDeM14xY (ID: PdKBVByY)
マンドラゴラって結構コワいよね・・・
わたしつい最近までマンドラゴラのこと「マンゴンドラ」って読んでいたけど(笑
- Re: FINALFANTASY—オリジナル— 〜白黒の魔術師〜 ( No.128 )
- 日時: 2011/03/07 18:56
- 名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: 0XWLmi6C)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel3/index.cgi?mode
マンゴンドラって…船みたいな感じだねw
ちなみにマンドラゴラって名前、実は別名で、本当はマンドレイク、という名前だそうで。
ま〜め〜ち〜し〜き〜(殴
- Re: FINALFANTASY—オリジナル— 〜白黒の魔術師〜 ( No.129 )
- 日時: 2011/03/11 16:46
- 名前: Chess ◆JftNf0xVME (ID: PdKBVByY)
マンドレイク・・・何か呪文みたいな名前だね・・・
「マンドレイク!!」 とか言ったらドラクエでいうザキの効果が出てきたり、
・・・いやゴメン自分で言って何か怖気が・・・_(‐_‐)_
- Re: FINALFANTASY—オリジナル— 〜白黒の魔術師〜 ( No.130 )
- 日時: 2011/03/12 16:53
- 名前: MILKターボ ◆xyJ9iZcsj6 (ID: R/M39rbJ)
第八章 〜Prohibited gramary 【禁術】
ふいに、左頬に痛みを感じた。
「痛っ…」
霧の中に見えた師匠の姿______は消え、代わりにビンタを決めたルミの姿が見える。
「ちょ、何してんの!?」
「何って、ビンタだけど」
「…んなこと、分かってるよっ!!!」
急に泣き言を言い出すルミ。
「だってさ、リヴさ、ぼーっとしてたからさ…」
でた。この幼馴染の癖。何かいい訳をするときに、語尾に『〜さ』を付けている。
ごめん、言い過ぎた__と謝ってから、考える。
_あたしは、白昼夢、っていうのを見てたのか?それとも、[思い出した]と言うべきか?
ま、それはともかく、サラがさっきの本を抱えて、
「あら、これを書いた張本人のおでましみたい」
ドアの傍に立っていたのは、白い髭をぼうぼうに伸ばした、老人____村長だ。
「おじいちゃん?」
ルミが、不思議そうな顔を(ルミはポーカーフェイスが苦手なのだ)した。
、
「リヴ。わしらはお前さんに謝らなくてはならぬ」
村長は、語りだした。
数年前______。この村に、夫婦がいた。
夫婦の生活は貧しかったが、笑顔の絶えぬ、幸せそうな夫婦[だった]。
しかし、魔物に襲われ、妻が『子供の生まれぬ呪い』をかけられた時から、夫婦は変わった。
毎日書庫に通い、むさぼるように情報を探し始めた。
そしてある時村人達は——特に夫婦の父母は——夫婦を止めようとした。…理由は、簡単。
夫婦が、禁術に手を出そうとしたからである。
夫婦が行おうとしたのは、命を創る魔術。
その名を“アルデマルデ”と言い、現世の理に大きく反する魔術である。
夫婦は周りの反対を押し切って、アルデマルデを実行しようとした…が、
マジックポイント
理に反する魔術だけあって、それには大量の 魔術力 が必要で、
夫婦にはできない魔術であった。だが、それを可能にしたのは幻術師。
彼は夫婦に自分の魔術力を分け与えた………数年後夫婦が、この村に火を放ち、
己らの罪を償うことを、条件に。
そして、数年後______夫婦は条件を実行した。
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