二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ぬらりひょんの孫〜離さない〜
日時: 2011/09/02 22:05
名前: このみ (ID: ViM8jUbu)



初めまして〜。
このみです。
ぬらりひょんの孫で小説書かせてもらいます。
たいして面白くないですが、よろしくです!

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Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.81 )
日時: 2011/09/30 20:52
名前: 雛林檎 (ID: xy6oYM/9)

おお!!星奈の過去が明らかに!!
過去編書くとき気をつけてね。凝りすぎると私みたいになるから!!
まぁ、このみさんなら大丈夫だよね!
私みたいに中二病じゃないから!!
…なんかじぶんでいってて悲しくなってきた…
とりあえず!←立ち直った
私みたいにならないことをオススメする!!

Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.82 )
日時: 2011/09/30 20:52
名前: このみ (ID: 1kkgi9CM)



出会ったあの日、私の目に最初に映ったのはあなたでした。

あなただけでした。

あなたの目に最初に映ったのは、私でしたか?

私だけでしたか?



第十六話 「じゃあ、教えてくれるか?」




「…あたしが?」
「ああ」
星奈の顔は、もう赤くはなっていなく、真剣な顔だった。
『認めてしまいたい』
(だめよ)
『あたしも好きだって』
(だめ。リクオを困らせたくない)
『笑って、抱きしめたい』
(うるさい。自分の立場を理解しなさい)
『好き』と、『だめ』が、星奈の中でぐるぐると駆け巡っていた。
『認めたい。だけど…!!』
「だめよ」
「…何でだ?」
「だめなの」
「………」
「あたしは、汚い。きれいじゃない。歪んでる。不安定。『負』の塊よ」
「………」
「リクオの足手まといになるのは、ごめんよ」
「…それは、星奈の『心』なのか?」
「!!!」
『やめろ』
「本当は…」
『言うな』
「認めてしまいたいんじゃないのか?」



「うるさい!!!!!」



「何も知らないくせに!あたしの何を知ってるのよ!」
『ああ、そんなこと言ってはダメ。言わなかったのは自分でしょ』
「何を知ってるのよ…」
「じゃあ、教えてくれるか?」
「!!!」
「星奈の『すべて』」
どうして。
どうして。
ここまで言われて、どうして?
『どうしてなの?』
なんで。
なんで。
なんで?
嗚呼、言ったらわかるのだろうか。
全部、言ってしまったらこの「鎖」は壊れてくれるだろうか。
「…わかったわ」
全部、言ってしまったら、リクオは絶対あたしを嫌いになる。
絶対に。


Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.83 )
日時: 2011/09/30 20:58
名前: このみ (ID: 1kkgi9CM)



あはは〜!ごめ〜ん!雛林檎ちゃん。
私も中二病です!!
ごめんね〜〜!
あ、じゃあこうしよう!
↓↓↓

皆さん!このみ&雛林檎のようにならないように!


うん。よし!これで辛い過去を持っている設定を作る人たちは、あんまり凝ったのにしない!(…たぶん)

それでは!もう中二病のこのみでした〜(笑)

Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.84 )
日時: 2011/09/30 21:15
名前: 雛林檎 (ID: xy6oYM/9)

いやいや!!このみさんなら大丈夫だって!!!
きっと楽しく締めくくられる!!
私みたいに暗くないから!

Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.85 )
日時: 2011/09/30 22:26
名前: このみ (ID: 1kkgi9CM)

いきなりすみません。このみです。
今回、第十七話は、ちょっと<イケナイ>部分が含まれています。
読んでいて気分を悪くされた方、もしくはされそうな方、『←』をクリックして、「小説カキコ」にお戻りください。
それでは、大丈夫な方、どうぞ。






第十七話


「ふふ、ちょっとわかりづらいかもしれないけど、頑張って理解してね」
「………」





三年前。
その家族は、父、母、姉、妹の四人家族でした。
父は、三十五歳で、東京に働きに行っていて(単身赴任)月に一度帰ってくるぐらいの人でした。
母は、専業主婦で、いつもニコニコ笑っている、美しく優しい人でした。
姉、椿 星華は中学一年生。母と容姿も性格も似ていて、とても美しく優しい人でした。星華は妹、星奈には特に優しくて、仲のいい姉妹でした。
妹、椿 星奈は小学五年生。容姿は母親とそっくりですが、少し気の強い性格でした。しかし、その強さの中に、優しさを持っている人でした。

ある日、母、姉、妹は、行方不明になりました。
家にあったお金が消えていて、警察は金が目的の強盗だと決めつけまし
た。
しかし、犯人の目的は自分たちの「欲求不満」を、発散させることでした。金を奪ったのは強盗だと見せるため。ただの芝居でした。
警察は、必死になって消えた親子を探しましたが、五日たっても、十日たっても見つけられませんでした。
父は、嘆き悲しみ、睡眠薬を大量に飲んで自殺してしまいました。

行方不明から十五日たったある日、犯人たちは一度ヤった後、星奈だけを外へ出しました。
そして、こう言いました。
「お前はまだ小学生だ。俺たちの欲求不満を発散させるには器が小さすぎる。だから、二年たったらお前を迎えに行く。それまでに少しでも警察に俺たちの事を喋ったら、まず母親を殺し、姉を殺す。そして二年待たずにお前を攫う。いいな?喋るなよ。お前は俺たちのものだ。そうだ。印をつけてやろう。お前の名字は椿か。よし、椿の焼印にしよう。おい!持ってこい!…よしよし。ここでいいかな?…ほれっ!!!ぎゃははは!!!!!!!!!!」
星奈は悲鳴を上げるのも忘れ、意識を手放しました。
星奈が最後に見たのは、ぼろぼろと涙をこぼしながら、「星奈ぁ!!!」と叫んでいる母、星恋と、姉、星華の姿だった。
目を覚ますと、星奈がいたのは自分が通っていた学校の屋上だった。
警察や親戚に何度も何度も事件について聞かれたが、それには一切答えなかった。

事件の後から、まったく笑顔を見せなくなった星奈を、一番近い親戚が引き取ってくれた。
その親戚は星奈に気を使ってくれた。が、その優しさが星奈に伝わることはなかった。

ある日のニュースで、星奈の母親と姉が見つかったことが報道されていた。
その親子は見つかりはしたが、もう息途絶えていた。
犯人たちが部屋を空けた瞬間に、その部屋にあった睡眠薬を奪ったのだ。そして、偶然にも父と同じように、死んでいった。
その遺体の腰の右側には、星奈と同じように椿の焼印の跡があった。

その日の夜、星奈は名前を変えた。
名前はそのままだが、名字を変えた。
もう、「椿」の文字も言葉も何も見たくなかった。
だから、「つばき」の「ば」と「き」を取り換え、「築羽」にした。
次の日から、星奈は夜の街を歩くようになっていた。
部屋に閉じこもっているより、外の空気を吸ったほうが、余計なことを考えなくてすみそうだったから。




事件から二年経ったある日、その日も星奈は夜の街を歩いていた。
だが、その日はいつもとは違った。
あの、事件の犯人が、星奈を攫いに来たのだ。


「それで、あたしは勝手に東京に来た。攫われる前に」



『死んだ、とは言えないわよね…』
リクオを見ると、リクオは真剣な顔で、星奈を見ていた。
「どう?汚いでしょ、あたしの体。あ、焼印見る?」
服をペロッとめくり、痕を見せる。
そこには、妖怪になっても残っている、星奈の心をしめつけている「もの」があった。
リクオは悲しそうな眼をする。
『ほら、嫌いになった』
みんな、そう。
前世でも、そうだった。
告白してくれた子に、自分はあの事件の本人だ、というと、告白自体をなかったことにされた。
『みんな、嫌いになるのよ』




「星奈」




「ん?何…んん!」
振り向くと、リクオにキスをされた。
触れるだけのキスじゃなくて、『大好き』がいっぱい詰まっているようなキス。
「んっ…んぁ…ふぁ…んんっ」
ピチャーーーーと音を立てながら、キスはどんどん深いものになっていく。
角度を変えられ、頭を抑えられる。
いつのまにか、リクオに押し倒されているような格好になった。
「んんんっ…ぷはっ」
キスが終わり、やっと息ができた。
酸欠で、頭がくらくらする。
「り、く…お…?」
「おれは、星奈を汚いとも歪んでるとも不安定だとも思わない。ただ、綺麗すぎると思っているだけだ」


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