二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ

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ぬらりひょんの孫〜離さない〜
日時: 2011/09/02 22:05
名前: このみ (ID: ViM8jUbu)



初めまして〜。
このみです。
ぬらりひょんの孫で小説書かせてもらいます。
たいして面白くないですが、よろしくです!

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Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.623 )
日時: 2012/03/24 15:04
名前: このみ (ID: wC6kuYOD)
参照: http://yaplog.jp/momizi89/

「おい、星奈!」
「…淡島?」
川で洗濯物を洗っていると、淡島が物凄い勢いで走ってきた。
「知ってたか?さっき、新人が来たらしいぞ!」
「…新人?」



第四十九話 「迷わない」


『リクオ?』
星奈は立ち上がると、広間に向かって駆け出した。
着くと、とても見覚えのある銀髪の浮遊している髪が見えた。
「リクオ!!」
呼ぶと、こちらに気が付いたリクオが走ってきた。
「星奈!」
星奈はその胸に飛び込むと、そのまま押し倒した。
「危ねっ」
「やっと会えた!」
涙をぽろぽろと流しながら嬉しそうに言う。
『だって、本当に嬉しいんだもの』
「星奈、なんで急に居なくなったんだよ」
起き上がると、リクオはまずそう言った。
言えない。
言ってはいけない。
絶対に。
「…それは言えない」
リクオははぁ、とため息を吐くと、星奈の頭をくしゃくしゃっと撫でた。
「今は言わなくていい。でも、いつか言ってくれよ」
嗚呼、あたしの彼氏は優しすぎる。
「……うん。いつかね」




いつか、言うよ。
でも、今は言わない。
リクオを苦しめるだけだから。


『あたしはもう、迷わない』


リクオを守るって、決めたから。
この物語を、狂わせたりしないよ。
だから、安心してね。



バイバイ。

Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.624 )
日時: 2012/03/24 15:17
名前: このみ (ID: wC6kuYOD)
参照: http://yaplog.jp/momizi89/


それから時は過ぎ、リクオも星奈も、強くなっていた。
そしてまた、物語が動き出す。


第五十話 「行ってらっしゃい」


「リクオ、京都が…!」
淡島が、京都が羽衣狐の手に落ちた、という情報を持って来た。
「リクオ、行くんでしょ。早く準備しなよ」
「星奈…」
「あたしはまだここに居るから。後から行くよ」
「また一人にさせちまう…。すまねぇ…」
「いいの。早くいきなさい!ほら、ぼけっとしない!」
星奈は思いっきりリクオの背中を叩いた。
リクオは頷くと、走り出した。



次の日、リクオは遠野を出ることになった。

「行ってらっしゃい、リクオ」
「星奈、来るとき無茶するなよ」
「大丈夫よ!あたしより、リクオの方が大変でしょ。気を付けてね」
「ああ」
「後から行くわ。それまでに死なないでよぉ?」
「死なねぇよ」
「ふふ、行ってらっしゃい」
「行ってくる…。

さよならだ、遠野!!!」



星奈は見送ると、部屋に閉じこもった。
何日も、何日も。
ずっと、閉じこもっていた。

Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.625 )
日時: 2012/03/24 16:48
名前: このみ (ID: wC6kuYOD)
参照: http://yaplog.jp/momizi89/

第五十一話 「覚えておく」


一週間ほどして、星奈はやっと出てきた。
目の下にはクマが出来ていた。
鏡を見て、思わずゲッと言った。
「ひっどい顔〜!ニキビもできちゃった…。治さなきゃ…」
顔を一生懸命治す一方、遠野に残った妖怪たちのご飯も作り、修行もし、の慌ただしい毎日を過ごした。

そして、彼等はやって来た。

「遅かったわね」
「文句は受け付けんぞ」
「そんなことを話している場合ではないですぞ。ささっ早く!」
「そうね。行きましょう。ぬらりひょん、カラス天狗」

里の畏を、破った。




向かうは、二条の城。

城に着くと、星奈とカラス天狗は外で待機。
ぬらりひょんは畏を使って城の中へと(たやすく)入って行った。


「ぬらりひょん、大丈夫かしら?」
「あのお方は無茶をしますからね…。しかし、我等が居ますから、大丈夫でしょう」
「そうね」
「星奈様、貴方様は……、強くなられましたか?」
「あら、強くなったわよ。これでも。」
「貴方様は若頭の許嫁です。無茶はしませんよう…」
「…………」
許嫁なんて、関係ない。
あたしはあたしのやりたいようにやる。
後悔が無ければ、それでいい。
「う、」
るさい、と言おうとした時、城の中からただならぬ空気…畏が、こちらに流れてきた。
「鴉天狗!!」
「はっ!」
鴉天狗も気づいたのか、言うと同時に飛んで行った。

星奈は目を閉じると、少しだけ未来を見た。
すると、ぬらりひょんが、ギョロ目のじいさんに刀で刺されていた。
「やばいじゃんっ!」
星奈は城の中に入って行った。

ぬらりひょんを見つけたとき、傍にはあのギョロ目のじいさんもいた。
しかし、そんな事より気になったのは、そのじいさんの傍に夜雀が居たこと。
確か四国の妖怪だったはずだ。チラッと一回しか見たことはないが。
その二人を目の端に捉えながら、ぬらりひょんの元へと駆けていく。
『間に…合うか!?』
幸い、二人はこちらに気付いていない。
星奈はそのまま突っ込むと、ぬらりひょんの前に立った。
そこで、じいさんの刀を止めることが出来ればよかった。
しかし、立ったと同時にぬらりひょんと一緒に刀で貫かれてしまった。
「うっ…」
「ぐぅっ…」
刀を見ると、それは、玉章が星奈を刺す時に使った「魔王の小槌」。
「奴良組三代の血はいただいた…」
『なんでこいつがこれを!』
そう思ったのは星奈だけではなかった。
「この刀…なんでてめぇが持ってんだい?」
そう言うと、ぬらりひょんは星奈ごと消えた。
「てめぇはいったい何者だ?」
「ぐぅうっ…よ、夜雀ぇ!!」
夜雀は薙刀を振るったが、そこにもう3人はいなかった。
「…うっすら、見えてきたわよ」
「その目玉、覚えておく」
そう言うと、3人はすぐ下にあった川に飛び込んだ。


Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.626 )
日時: 2012/03/24 21:38
名前: 雛林檎 (ID: BA35VKfF)

ども……
リア友の子に「カキコすごいことになってるから今日いけ」
的なこと言われてきました……

あーと、ごめんなさい。

このみさんが悲しい思いをしながら更新しているというのに私はなんてことを……
まじでごめん。

Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.627 )
日時: 2012/03/24 22:53
名前: このみ (ID: wC6kuYOD)
参照: http://yaplog.jp/momizi89/




「ぷはっ!…げほっ…」
水を飲んでしまったらしい。げほげほと咳き込む。
「大丈夫かい?」
「大丈夫」
「総大将!?星奈様!?と、カラス天狗!?」
声のする方を見ると、河童がいた。
「あら、河童。元気?」


「総大将、こんな所に居たのですか」


「おう。やっと来たかい」
「総大将と星奈様が先走り過ぎなのです」
「そう?」
「ふん。おめーら、この芝居に幕引くぞ!」




第五十二話 「さぁ、君の元へ」


『もう少し…』


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