二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ぬらりひょんの孫〜離さない〜
- 日時: 2011/09/02 22:05
- 名前: このみ (ID: ViM8jUbu)
初めまして〜。
このみです。
ぬらりひょんの孫で小説書かせてもらいます。
たいして面白くないですが、よろしくです!
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- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.41 )
- 日時: 2011/09/19 00:36
- 名前: このみ (ID: ViM8jUbu)
第十話 「牛鬼…とかね」
広間についたのは三時五十五分。
星奈はぬらりひょんの隣に座らされた。
鴆の隣に座るのかと思いきや、星奈はいきなり部屋の端っこに座った。それを見て、ぬらりひょんが笑い、若々しい姿になると、星奈を抱え上げ、自分の隣に座らせたのだ。
星奈は上座でも下座でもどっちでもよかったのか、ぬらりひょんの隣で大人しく座っていた。
まだ幹部が全員来ていなかったため、ぬらりひょんはそのままの姿で星奈と遊ぶことにした。
少し距離を置いて座る星奈の腰に手を回し、自分のほうにグイッと引き寄せた。星奈は少し驚いたようだったがぬらりひょんは気付かないふりをした。
途中で来た幹部たちは、ぬらりひょんが元の姿に戻っているのと、その隣にいる美少女を見て、口をあんぐりとあけた。
それにもぬらりひょんは気付かないふりをして星奈をいじくった。
まず、わきの下に手を入れ、自分の膝の上に座らせると、そのまま後ろから抱きしめた。
星奈は膝の上に座らされるまではよかったのだが、まさか抱きしめられるとは思っていなくて、体が少しピクンと動いた。
ぬらりひょんはそれを見て、誰にも気づかれないように笑うと、星奈の髪の毛を一房手に取り、するすると落とす。
また髪の毛を一房手に取り、落とす。
そこでやっと、星奈が口を開いた。
「…楽しい?」
「別に?」
「ム…」
ほんの少しだけムッとした星奈は、
「奥さんが天国で泣きながら怒ってるよ?」
と言った。
すると、ぬらりひょんは痛いところをつかれたのか、
「ムムム…」
とうなった。
そんな二人のやり取りを見て、いつの間にか全員集まった幹部たちは、必死に笑いをこらえた。
「お、集まってたか」
そう言って星奈をもとの場所に戻すと、おじいちゃんの姿に戻って会議を始めた。
会議には興味がないため、また宙を見つめることにした。しかし
『一応聞いておいたほうがいいかな?』
と思ったので、一応内容は聞いておいた。
途中で、黒づくめの男に、
「星奈様はどう思いますかな?」
と、声をかけられた。
『ああ、これが牛鬼…。漫画じゃなかなかわかんないけど、威圧感半端ないわね…』
「…今回の事件、明らかにリクオ一人を狙っていた。近いうちにまたこういうことが起こる。犯人を見つけたいのなら、そういう企みのない人には悪いけど、身内を疑ったほうが早い」
「身内…と言いますと、この組の中のだれか…と、いうことですかな?」
「そう…。例えば…そうねぇ…」
今までの会話の中で、星奈は誰がリクオ派で、誰がリクオ派じゃないかは分かっていた。
もし、前世で漫画を読んでいなくてもわかっていただろう。
「あなた…。一つ目…でいいのかしら?あなたはリクオのことが嫌いそうねぇ…。もし私があなただったら反乱を起こすわ。でもあなたは自分のせいにしたくない性格っぽいから…ま、旧鼠を使ってリクオを消そうとしたって言われても文句は言えないわね…」
その星奈の言葉に、一つ目入道はぴくんと動いた。
「あぁ!?わしが旧鼠を操ったって言ってんのかい!?」
そしてずかずかと星奈の前に歩いてくると、上から見下ろした。
「おい…一つ目」
ぬらりひょんが止めようとするが、一つ目は止まらず、星奈の着物の襟を掴み、立たせた。
「なんとかいえよ!あぁ!!??」
ガラ悪いわね…。
こういう人には…ちょっとだけお仕置きしなくちゃね…。
「別に…。『あなただけ』、とは言ってないわよ?」
「あ!?」
「その人とか、あの人とか…。これはあくまで想像だけど…」
そこでいったん言葉を切ると、すうっと息を吸い込み、少し大きな声で言ってやった。
「牛鬼…とかね」
これに関しては、一つ目は何も言わなかった。
疑いが自分だけにかかっていないというので安心したのだろう。
けっ、と吐き捨てると、掴んでいた手を放した。
「星奈。大丈夫かい?」
ぬらりひょんが心配そうに聞いてきた。
「大丈夫です」
「あんまり喋りすぎると、危ないぞ?」
「ふふ。大丈夫よ」
だって…。一つ目は自分の手は汚したがらないタイプですもの。
「とにかく、また近いうちに同じようなことが起こる」
「予想…ですかな?」
牛鬼が聞いてきた。
星奈はにたぁ、と笑うと
「違うわ。確信、よ」
そう言って、星奈は退室の許可も取らずに出て行った。
『ちょっと喋りすぎたかな?』
でもま、『あんなこと』がもう出来ないようにしただけだし…。
星奈の言う『あんなこと』とは、一つ目の事だった。
女の胸ぐら掴むなんてサイテー。
顔に出さないためあまり分からないが、意外に結構怒っていた。
『それに…牛鬼に少しでも恐怖を与えれたらあたしの勝ち』
星奈はまたにたぁ、と笑った。
「えらく胆の座った方ですな」
「うむ…」
「総大将。一応言っておきますが、惚れてはいけませんよ?」
「牛鬼…。お前、ワシらのやり取り見たのか?」
「ええ。最初のやり取りなら」
「……お前…。居たんだ…」
「……………」
「ま、惚れるかもしれんなぁ…」
「総大将…。珱姫様が怒りますよ…?」
「そうじゃな…」
- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.42 )
- 日時: 2011/09/19 00:44
- 名前: このみ (ID: ViM8jUbu)
こんにちは〜。
いやぁ…、第十話の時、ぬらりひょんと星奈にフラグ立ちそうで怖かった。
もうなんかリクオ忘れられてるよ…。
次はちゃんと出します。
それにしても、ぬらちゃん(ぬらりひょん)書くのすんごい楽しい。
もう一個書こうかなぁ…。
ぬらりひょんの孫続く限りこれ終わりそうにないし…。
もう書いちゃいたい!
考えときます!
上手くいきそうだったら書きます。
ぬらりひょんと、なんちゃら〜〜って感じで。
舞台は四百年前!
…みたいな。
- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.43 )
- 日時: 2011/09/19 16:29
- 名前: このみ (ID: ViM8jUbu)
第十一話 「反省してないでしょう!」
着物が苦しい。
毛倡妓に脱いでいいか聞いてこよ…。
確かリクオは熱出してるんだよね。
じゃあ、リクオの部屋だ。
「毛倡妓〜」
「あ、星奈様」
「毛倡妓?だれ?」
嗚呼、本当に覚えてないんだ。
自分で浚ってきたくせに…。
「リクオ様。こちらは星奈様と言って、夜のリクオ様が本家に連れてきたんですよ」
「ええ!?僕が!?」
「ええ」
「何?覚えてないの?」
星奈はわざと不機嫌な声を出して膨れる。
リクオの横に座り、リクオの顔をまじまじと見る。
「ご、ごめん…」
リクオはじっと見られて恥ずかしいのか、顔をそむけながら言う。
「ちゃんとこっち見なさい」
そう言ってリクオの頭を優しく持つと、自分の膝の上に乗せた。
いわゆる膝枕というやつだ。
すると、リクオの顔が一気に真っ赤になっていく。
「どうしたの?熱上がった?」
鈍感な星奈は、なぜリクオが赤くなっているかわからずに、ぐっと顔を近づける。
「う、わぁぁぁぁぁ!!!」
そう言ってがばっと起き上がると、布団に逃げた。
まだ顔が赤いので、リクオにグイッと近寄ると、自分のおでことリクオのおでこをこつんっとつけた。
「おお。すっごい熱い…」
「ぷしゅ〜〜」
「あ、気絶した。熱上がりすぎた?」
「星奈様……」
毛倡妓は呆れたように星奈を見た。
「なによぅ。あたし何にもしてないわよ?たぶん」
断定はできない。
「はいはい。リクオ様は熱がありますから、もう出て行ってください。うつりますよ」
「はーい。あ、そだ。着物脱いでいいか聞きに来たんだった」
「あ、だめです。今日はずっとそれ着ていてください。代わりの服用意してませんから」
「えー」
「だめですよ」
苦しいのになぁ…。
まぁ、しょうがないか。
「じゃ、リクオ。お大事に」
そう言って部屋を出た。
「あ、ぬらりひょん」
「おお、星奈か」
星奈はパタパタと走り、ぬらりひょんのもとに行く。
「ねぇ、もう一回若いときに戻って」
「別にかまわんが…。なんでじゃ?」
「だって…。あんまり夜のリクオに会えないし…。昼のリクオも好きだけど、夜も見たい」
「ほほう…。よし、いいじゃろ」
「ほんと!?」
「ああ、ほんとじゃ。しかし、星奈が何かいいことをしてくれたらな」
いいこと?お皿を洗うとか?
う〜ん、と星奈がうなっていると、
「はは。今じゃなくてもええわい。そいじゃ、いくぞ」
ゆらぁ…、とぬらりひょんの姿が変わっていく。
そして…。
「ほい」
「おお〜〜〜〜!!!!かっこいい!」
そう言ったと同時に、ぬらりひょんに担がれた。
「うわぁ!」
「ちょとだけならあいつも怒るまいて」
「???」
(ぬらりひょん視点)
まさか、星奈のほうから戻って、と言われるとは思ってもいなかった。
ぬらりひょんが言った、「いいこと」とは、遊んでもらうことだった。
『最近遊び相手がいなくて寂しかったんじゃ』
星奈を担ぐと、自分の部屋に入る。
そして、先ほどのように自分の膝に乗せると、後ろから抱きしめた。
「…いいことってこれ?」
「そうじゃ。年寄りの相手をしておくれ」
「遊ぶのはいいけど、年寄りには見えないよ?」
「はは。そうじゃった」
抱きしめる力を強くする。
『抱き心地がいいのう』
ばあさんとリクオはこんなところ見たら怒るだろうな…。
まぁ、見てないからいいか。
「ちょ、苦しい」
「すまんすまん」
「…どうしたの?」
「…は?」
なにが…?
「なんか、寂しそう」
「!!」
「慰めてあげよっか?」
「いや…」
『こりゃ、リクオが惚れるのもわかるのう…』
抑えきれなくなったぬらりひょんは、星奈を押し倒した。
「!!ぬらりひょん!?何する気!?」
「騒ぐな騒ぐな。誰かが来るじゃろ」
「!?」
星奈の手を抑え、足と足の間に膝を入れ動けなくする。
「言ったじゃろ。相手をしてくれ、とな」
最初はその気じゃなかったが…。
こんないい女、ほっとくわけにはいかまい。
「お願いだから!やめて!」
半泣きで頼んでくる星奈を見て、少しかわいそうになってきたぬらりひょんは、彼女を解放した。
「「……………」」
しばらくの間、二人は黙る。
沈黙を破ったのは、星奈のほうだった。
「最初からこういうつもりだったの?」
「いや…。最初は別に…」
「…そう」
もうその頃には、星奈はぼろぼろ涙を流していた。
「すまなかった」
「…うん」
まだ涙を流す星奈の頭を撫でると、だいぶ涙が収まってきた。
「…昔、何かあったのか?」
そう聞くと星奈はコクコクと首を縦に振る。
「すまなかった」
「…ごめんなさい。こんなに泣いちゃって。こんなんじゃリクオにも嫌われちゃうね」
「そんなことはないと思うぞ?ワシはちょっとかわいいとも思ったぞ。」
「反省してないでしょう!」
「いや、してるしてる」
「もう!!知らない!」
そう言うと、星奈は走って部屋を出て行った。
『泣かせてしまった』
「……総大将」
「!!牛鬼か?」
「…だめですよ、と言ったはずでしょう」
「すまん。理性の糸が切れた」
「はぁ…。天国で珱姫山が噴火しておりますよ…」
「おお〜。怖い怖い」
確か、珱姫を初めて押し倒した時は、妖刀に腕を切られたんじゃったな。
会いたいのう…。
- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.44 )
- 日時: 2011/09/19 17:54
- 名前: ★HITOMI★ (ID: H6c/o5GF)
すっごく面白いです!続きが気になる〜
- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.45 )
- 日時: 2011/09/19 18:55
- 名前: このみ (ID: ViM8jUbu)
ありがとうございます!! ★HITOMI★さん!
頑張ります!
アドバイスとか、感想とかよかったら下さい!
お互い頑張りましょうね^^
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