二次創作小説(紙ほか)※倉庫ログ
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- ぬらりひょんの孫〜離さない〜
- 日時: 2011/09/02 22:05
- 名前: このみ (ID: ViM8jUbu)
初めまして〜。
このみです。
ぬらりひょんの孫で小説書かせてもらいます。
たいして面白くないですが、よろしくです!
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- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.633 )
- 日時: 2012/03/25 21:41
- 名前: このみ (ID: wC6kuYOD)
- 参照: http://yaplog.jp/momizi89/
「ご機嫌はいかが?“元”魑魅魍魎の主の……
安倍清明様」
第五十四話 「最後の我儘」
「せ…いな!?」
リクオの声が聞こえる。
「「「星奈様ぁ!!??」」」
皆の驚いた声が聞こえる。
ごめんなさい。
最後の我儘です。
これくらい、いいよね。
「なんだ、貴様は……。……!!貴様、転生者か…」
「ええ、そうよ。
私はこの物語を変えてしまった。
だから、私は直さなければならない」
「……つまり、殺してほしいと」
「いくらなんでも、そこまで言わないわ。
私……あたしだって、生きたいの。変えてしまったけど、生きたいの。
あっちで幸せになれなかった分、こっちで幸せになりたいの。
…でも、あたしに幸せになる資格があるかなんて、分からないから…。
だから、あなたに勝負を挑みます。
貴方が勝ったら、それはあたしの死を示す。
あたしが勝ったら、貴方の死を示す。どう?」
「……貴様、未来が見えるのだろう?ならば、勝敗はもうわかっているのではないか?」
「ええ、分かってるわよ。それでも、あたしはやらなければいけないの」
「……いいだろう」
「…物分かりがよくて助かるわ」
そして、戦いは始まった。
交じり合う剣と剣。
どちらが押しているかなど、一目瞭然だった。
やはり、清明が、押している。
しかし、普通の者ならば清明と一秒戦う事さえも出来ないだろう。
それ程星奈は強かったのだ。
地獄に落とされないように。必死で避けている。
羽衣狐も土蜘蛛も避けれなかったその術を。
「星奈…」
リクオたちはただただ、見ている事しかできなかった。
- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.634 )
- 日時: 2012/03/25 21:43
- 名前: 氷花月 (ID: xPOeXMj5)
お久〜このみ。
・・・なんか、俺の居ない間に
いろいろあったみたいやけど、
元気、出してな!!(T-T)
- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.635 )
- 日時: 2012/03/25 22:40
- 名前: このみ (ID: wC6kuYOD)
- 参照: http://yaplog.jp/momizi89/
「はぁっ、はぁっ…。っつ…」
「……終わりだ」
振り上げられた刀。
それを星奈は……
避けなかった。
「星奈ぁぁああああ!!!」
小さな体から勢いよく出てくる大量の血。
ゆっくりと星奈の体は下に落ちていった。
俺はその時、確かに見た。
星奈の口が、「笑って」いるのを—————
スローモーション。
まず思ったのはそれ。
次に思ったのは「熱い」。
斬られた部分が、異常に熱い。
なんかもう抉られた感じ。
いや、抉られた事なんか一度もないけど。
あ、それと、「星奈」って叫ぶリクオの声が聞こえた。
側近たちの顔はよく見えないけど、それでも蒼褪めてるのは分かった。
あたし、皆の事悲しませるのかなぁ?
笑っててほしかったから、この道を選んだんだけどな。
頭から落ちていく。
このままドサッて落ちたら死んじゃうなぁとか思いながら、目を閉じた。
その時、体を誰かに掴まれて、どこかにそっと降ろされた。
「?」
「星奈様!!」
目を開けると見えたのは…。
「牛、鬼…」
傍には牛頭丸と馬頭丸の姿。
「何してんだ、てめぇは!!!」
「ちょ、牛頭、星奈怪我してるんだから…」
牛頭が怒鳴ってくれなきゃ、静かすぎて永遠の眠りにつくところだった。
「…牛頭、もっと怒鳴って…」
見ていた三人は目を大きく見開いた。
牛頭は牛鬼を見た。牛鬼は頷いた。星奈がそう言った意味が分かったのだろう。
すると牛頭は怒鳴り始めた。敵うわけない相手に喧嘩をふっかけるなだのなんだの。牛鬼は牛頭が怒鳴ってる間に治療をしてくれた。
最後に、泣きながら言ったのは、リクオを見ろ。
ゆっくり上を見ると、清明に刃を向けているリクオの姿。
『リクオ、もうボロボロなのに…』
星奈は静かに目を瞑った。
寝るわけではない。祈りだ。
『リクオが…勝つ、までいかなくていいから……せめて、生きて帰らせてください…。待ってる人たちが、あの子には沢山いるんです』
星奈は強く目を瞑る。
気付いた時には、眠ってしまっていた。
「…ぃな、星奈!星奈!!」
誰だろう。あたしの名前を呼んでいる。
「おい、起きろ!目ぇ瞑ってんじゃねぇ!!」
そんなに怒鳴らないでよ…。って、え…。
「…リクオ?」
「星奈!!」
目の前にリクオの顔。
良かった。無事だったんだ。
でも、もう掠れた声しか出ないよ。
「…ご、めんね」
「謝るな」
リクオは強く強く、手を握ってくれた。
「ねぇ、リクオ、遠野での約束、覚えてる?」
「…ああ」
「…月が、綺麗だね…」
「………星が、綺麗だな」
「…おやすみなさい」
「…おやすみ、星奈」
第五十五話 「約束の I LOVE YOU」
(ねぇリクオ、知ってた?夏目漱石は「I LOVE YOU」を「月が綺麗ですね」って言ったんだよ。素敵だよね)
(へぇ、そうなんだ)
(あの…さ、だからどっちかが死ぬ時、あたしは「月が綺麗だね」って言って、リクオは「星が綺麗だね」って言ってくれない?)
(え…なんで「星」?)
(「星奈」の「星」!)
(ああ、そういう事か。でも死ぬのなんて…妖怪だからもっと先だよ)
(……そうだね)
(それに、死ぬときは一緒だよ)
(……うん…。と、とりあえず約束ね)
(うん)
そんなすぐの事なんて、思ってなかったんだよ。
星奈。
- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.636 )
- 日時: 2012/03/25 22:42
- 名前: このみ (ID: wC6kuYOD)
- 参照: http://yaplog.jp/momizi89/
お久〜!
うん!でも大丈夫!もう元気になったよ!
皆のおかげです☆
これからは更新頑張ります!
- Re: ぬらりひょんの孫〜離さない〜 ( No.637 )
- 日時: 2012/03/25 22:48
- 名前: このみ (ID: wC6kuYOD)
- 参照: http://yaplog.jp/momizi89/
はい、この小説もあと十数話で終わります。
星奈亡くなってしまいました。
京都編入ってからすっごいシリアスになりましたね。
感想等、下さい。
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