二次創作小説(紙ほか)
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- 黒バス【私にとって、君は光】リメイク開始!
- 日時: 2013/05/31 17:50
- 名前: 詩隈伊吹 (ID: NRm3D0Z6)
【作者、ご挨拶】皆様、お久しぶりでごさいます(;´Д`)
*リメイク前の目次>>111
こんにちわ!四ノ宮です!伊吹だったものです!今回はリメイク版ということで、こちらとしてもとてと楽しみです。前作のリメイク版というのは、物語の主体は変わりませんが、帝光中のお話が増えたり、キセキ達との関わりが増えたり……パワーアップしております!
頑張って完結させるので、よろしくお願いします!なお、前作でのオリキャラ様は出させていただきます。勿論、全員。頑張りますので応援してください!
【キャラクター紹介】
本作オリジナルキャラ↓
・九重 律(ここのえ りつ)主人公>>112
・九重 竜二(ここのえ りゅうじ)律の兄
【本編ストーリー】
*帝光中学編
第1Q『君がいる、僕がいる』>>
第2Q『』
【番外編】
*帝光中学編
【お客様紹介】
- Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】 ( No.14 )
- 日時: 2013/03/17 22:27
- 名前: 詩隈伊吹 (ID: bKy24fC9)
第5Q【桃、天使と出逢った】
正直、青峰との1on1はなかなか手応えがあったと思う。
「っはぁ! ……はぁっ……」
膝に手をついて肩で息をしている青峰をみながらそう思った。
あたしの腕には勝利の証のバスケットボール。
「お前っ、強いっ……な」
「うん。ありがとう」
「否定も、しねぇのかよ」
「…………そんな事ナイッス」
「……」
息を整えて、青峰はあたしを見つめた。
「負けたの初めてだわ、俺」
「……うん」
少しばかり自慢じゃないか。
そう思いながら、返事をすると、
青峰は自分のシャツで汗を拭って、その場に座り込んだ。
「あ〜〜……すっげぇ、熱い。久しぶりに熱くなったわ」
「おう」
あたしも青峰の迎えに座る。
あたしも汗をかいたけど、もう乾いた。
だけど、青峰の汗の量は半端じゃない。
(本気、出しすぎたかな)
「お前」
「……ん?」
「名前は」
「時雨沢梓」
「梓?お前、女?!」
「……あたしっつてんじゃん」
「嘘だろ。俺、女に負けたのかよっ」
「そうだね〜」
「……はぁ」
青峰は悔しそうな顔をしながらも、すぐ笑顔になった。
「まぁ、また挑戦して勝てばいいかっ!」
この顔を見て、あぁこいつはバスケが好きなんだなぁと改めて思った。
1on1をしている最中も、しょっちゅう笑顔がかいまみえた。
(てか、またって)
青峰はそこそこ強いから、やる方としてもめんどくさい。
すぐ勝てないじゃないか。
「……つか、マジあいつらどこいったんだ?全然帰ってこねーじゃん」
「あいつらって、黒子達?」
「あぁ、一軍が体育館つかってるからな。テツもいる」
「……練習ないんじゃないのか?」
「それはねぇよ。……んー……まぁいいや。なぁ、梓!もっかい1on1や……」
青峰があたしをまた1on1に誘おうとしたときだ。
ガラガラッ
体育館の扉が開き、汗だくのバスケ部員達がやってきた。
一軍だろうか、みんないい体格をしている。
「あっ、青峰くん!」
選手にまじって、ピンクの髪の可愛い女の子が青峰の名前を呼んで走り寄ってきた。
(わぁお。ナイスバディですね)
そんな不謹慎極まりないことを思ってしまった。
やばいやばい。
「もうっ、どこいってたの?今日は外周しに行くって赤司くんが言ってたじゃないの!」
「あ、忘れてたわ」
「……忘れんなよ」
あ、そういえばみたいな顔の青峰にツッコミをいれると可愛子ちゃんと目があった。
「あれ、時雨沢さん?」
「え……そうだけど」
なんで知っているのだろうか。
あたしは知らなかったのに。
だって、人数多いんだもんな帝光って。
「やっぱり!どうしたの?青峰くんと知り合いなの?」
「……まぁ、知り合いっていうか……ねぇ?」
「ライバルっ!」
「待て。勝手にライバルにするな」
ものすごいキラキラな笑顔の青峰を冷たく突き放して、可愛子ちゃんに向き合う。
「えっと、あたしは君の名前知らないんだけど。教えてくれる?」
「あっ、うん。桃井さつき! よろしくね」
「うん、よろしく桃井さん。あたしのことは梓でいいよ」
「じゃあ、あたしもさつきでいいよ!」
ニコッと天使のように笑うさつき。
(可愛い……)
その事しか、いまのあたしの胸のなかになかった。
『ピンク、天使ちゃんと出逢う』
- Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】 ( No.15 )
- 日時: 2013/03/17 23:01
- 名前: 詩隈伊吹 (ID: bKy24fC9)
第6Q【黄、緑、赤、ご対面】
さつきのふあふあした空気に呑まれかけた時だった。
「青峰っちー!! いるっスカ!?」
「あぁ?黄瀬か?」
「……黄瀬?」
何処かで聞いたことあるな。
そう思いながら声のする方をみると、黄色い頭のイケメンさんが走ってきた。
「青峰っちどこいってたっすか!競争しよーって昨日言ったじゃないっすか!」
「うるせぇな。忘れてたんだよ」
「なんで忘れるっすか!俺は楽しみにっ……ん?」
青峰にすごく迫ってた黄色いのは、青峰の隣にいたあたしにやっと気づいた。
それから、あたしと青峰の顔を交互にみてからあたしを指差す。
「誰っすか?この人」
「俺のライバル」
「……ちがう」
またも勝手な事を言った青峰に肘でかると突く。
しかし、黄色いのはあたしの言葉が聞こえなかったようで。
「うわー!! 緑間っち!青峰っちにライバルがっ!」
「なんなのだよ、黄瀬」
などと叫びながら、これまた髪が緑なイケメンさんに走り寄って行った。
その間に、さつきに囁く。
「あの黄色いのだれ?緑のも」
「え?あぁ、黄瀬涼太くんと緑間真太郎くんだよ」
「ふーん」
緑の……緑間くんは、泣き喚く?黄瀬くんをなだめながら?こちらにやってきた。
「青峰。お前にライバルができたとは本当か?」
「おう。こいつ」
とん、と肩を押されて前にでる。
青峰を睨みつけながら、緑間くんと黄瀬くんを改めて見上げる。
2人共、青峰と同じく長身でかなり鍛えられた身体をしている。
「……この細いのがか」
「……可愛い顔した子っすね」
(何故そんなに睨まれなくてはならないんだよ)
「なんで、そんなに梓睨んでるの二人とも」
さつきがあたしの腕を掴みながら言った。
二人の鋭い視線を受けながらも、あたしは二人の観察を続けていた。
やっぱりすごくいい身体をしている。
レギュラーだろうか。
青峰のあの実力だったらレギュラーだとすぐ分かるけど。
「で、青峰。お前はこいつを何故ライバルに?」
「1on1で負けたんだよ」
「なっ……!」
「えぇっ?! 青峰っちが?!」
二人とも驚いた表情をした。
そんなに珍しいのか。
あ、そういえば負けた事ないとか言ってたっけ?
「なんの騒ぎだい?黄瀬、緑間、青峰、桃井」
そこに、またもや赤い髪のイケメンさんが現れた。
(このバスケ部はなんなんだよ。イケメンしかいねーのか? 青峰覗いて)
「赤司!」
「赤司くん」
「赤司っち、大変っす!」
「どうしたんだ、黄瀬」
みんなの輪にゆうゆうとはいってくる赤い髪のイケメンはあたしに目を向けた。
「ほう、時雨沢梓か。何故お前がここにいるんだ?」
『赤の人に、名前を知られてた。何故?』
- Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】 ( No.16 )
- 日時: 2013/03/18 07:17
- 名前: 詩隈伊吹 (ID: bKy24fC9)
第7Q【顔、覚えるのが駄目なんです】
「えっと……あたし、君の事知らないよ?」
赤髪のイケメンなんて、覚えていない訳がない。
あたしがそういうと、彼は「そうか」と言って微笑む。
(いや、本当。こんなイケメンは忘れないって、多分。)
あまり人の顔を覚えるのが駄目なあたしに何を期待しても駄目だと思う。
「名前はどうだ? 覚えてないのか?」
「名前?」
「赤司征十郎だ」
(赤司……征十郎……)
ありとあらゆる記憶を巡って見る。
すると確かにある。
赤司征十郎という名前。
「テスト上位者名簿……?」
確認の為、赤司くんに確認する。
「そうなのだよ。赤司はいつもテスト上位者なのだよ」
「あぁ、いつもバンバン1位取ってたしな」
「だけど、この前赤司っち順位抜かれなかったっすか?」
「え……?」
「あぁ、彼女にな」
そう。
あたしはこの前のテストで、なんと1位をとってしまったのだ。
いや、別にうれしかったけどね。
それで、いつも1位独占してた人誰だっけって上位者名簿をみにいったんだよ。
いつも、全然見てなかったけど。気になったから。
それで、『赤司征十郎』って名前覚えてたんだ。
「お前……そんな頭がいいのか?!」
「青峰くんよりは絶対頭いいよ」
「本当なのだよ」
「そっすね」
「黄瀬テメェ、同じくらいの点数の癖にちょうしこくなっ」
(青峰と黄瀬って頭悪いのか……)
そんな事を考えていると、緑間くんが赤司くんに話しかけた。
「あいつが、赤司を抜いた人物だとすると時雨沢梓か」
「あぁ。聞いてたとおりだな。青峰を負かせるとはな」
そんな会話が聞こえた。
聞いてたとおりって……どういう事だろう。
そんな疑問も、すぐに分かってしまった。
『まだ明るい空、あたしの運命は動きだした』
- Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】 ( No.17 )
- 日時: 2013/03/18 21:11
- 名前: 詩隈伊吹 (ID: Ee54ZFC1)
にゃうぅぅぅっ……お知らせだよっ!
なんと、知らないうちに参照50いってたっす!
ビックリっす!
あっ、ありがとうございますですっ!
どうか、皆様
これからも、俺を見捨てないでくれぇ!!……ださい。
- Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】 ( No.18 )
- 日時: 2013/03/18 21:22
- 名前: アイカ・マーブル (ID: BdV4ihXT)
おめでとうございます!
あ、黒バス大好きですーーーーー!タメで平気ですよ!
これからもがんばってください!
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