二次創作小説(紙ほか)
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- 黒バス【私にとって、君は光】リメイク開始!
- 日時: 2013/05/31 17:50
- 名前: 詩隈伊吹 (ID: NRm3D0Z6)
【作者、ご挨拶】皆様、お久しぶりでごさいます(;´Д`)
*リメイク前の目次>>111
こんにちわ!四ノ宮です!伊吹だったものです!今回はリメイク版ということで、こちらとしてもとてと楽しみです。前作のリメイク版というのは、物語の主体は変わりませんが、帝光中のお話が増えたり、キセキ達との関わりが増えたり……パワーアップしております!
頑張って完結させるので、よろしくお願いします!なお、前作でのオリキャラ様は出させていただきます。勿論、全員。頑張りますので応援してください!
【キャラクター紹介】
本作オリジナルキャラ↓
・九重 律(ここのえ りつ)主人公>>112
・九重 竜二(ここのえ りゅうじ)律の兄
【本編ストーリー】
*帝光中学編
第1Q『君がいる、僕がいる』>>
第2Q『』
【番外編】
*帝光中学編
【お客様紹介】
- Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】 ( No.4 )
- 日時: 2013/03/17 13:13
- 名前: 詩隈伊吹 (ID: PNtUB9fS)
第2Q【練習相手、誰でもいいんじゃん】
「つかまってください」
差し出された手をつかんで立ち上がる。
胸の痛みが嘘みたいに消えたことに驚きながらあたしは彼をまじまじと見つめた。
着ている服が帝光中学の制服。
まさか、同じ学校とは思わなかった。
こんな奴、みたことないし。
「えっと……あんたって帝光中だよな?」
「はい」
身長は、あたしより少しばかり小さい。
(2年ぐらいかな。て事は、タメか。)
目の前の人物をみながら思う。
「えっーと……ありがと。あたしは時雨沢梓。あんたは?」
「黒子テツヤです」
黒子、テツヤ。
覚えるように、彼の名前を心でリピートする。
「あの、時雨沢さんは……」
「梓でいいけど。てか、多分中2くらいでしょ?タメだからさ、敬語いらない」
「あ、はい。だけど、敬語は癖みたいなものなので……」
「ふーん。……で?なに」
黒子は小さく俯いてから、やがて決意したようにあたしを見上げた。
「僕の、練習相手になってもらいませんか?」
(練習相手……?)
主語がぬけてて分からないあたしに気づいてか、黒子は慌てて言い直した。
「バスケの、です。さっきの梓さんのプレーは、凄かったです」
(バスケ……)
ぎゅぅと、気づいたらズボンを思いっきり掴んでいた。
バスケ。その単語が、あたしを苦しめる。
親の言われて始めたバスケ。
自分の意思ではなく始めたバスケ。
バスケを楽しく感じていなかった。
それじゃあ、バスケをやる必要なんてないじゃないか。
「ごめん、無理。他を当たって」
そう黒子に言い残して帰り支度を始めようとすると、黒子に腕を掴まれた。
「お願いします。上手くなりたいんです」
その言葉を無言できいてから、あたしは黒子の手を振り払った。
そして、自分のバックを肩にかけて走り出した。
ボールを置いていったまま。
『置いて行った、君はどんな顔?』
- Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】 ( No.5 )
- 日時: 2013/03/17 09:31
- 名前: ココロ♯ ◆7URfw5wlqw (ID: WzT3Lj.p)
伊吹さん!はじめまして!
めっちゃおもしろいです!!!
続き待ってます!
- Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】 ( No.6 )
- 日時: 2013/03/17 10:34
- 名前: 茅 (ID: 4CQlOYn7)
伊吹さん!
はじめまして、茅(ちがや)と申します
めっちゃ面白いです!私も黒子大好きです!!
これからも、がんばってください!!
- Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】 ( No.7 )
- 日時: 2013/03/17 11:32
- 名前: 詩隈伊吹 (ID: PNtUB9fS)
>>5
コメありがとうございます!
ココロ様の黒バス小説は何度もみさせていただきました。
キャラが生き生きしていると、いつも思っています。
これからも頑張るので、よろしくお願いします!
>>6
茅様!
コメありがとうございます!
茅様も黒子好きなんですね!!
とても嬉しいです!
これからも、よろしくお願いします!
- Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】 ( No.8 )
- 日時: 2013/03/17 22:15
- 名前: 詩隈伊吹 (ID: bKy24fC9)
第3Q【黒、素直じゃないあたしは】
黒子と出逢った次の日。
「……分かった。5時でしょ、うん。うん。じゃ、またね」
学校から帰ったら丁度かかってきた電話。
相手は、あたしの従兄弟。
『バスケの相手をしてほしい』
こいつの頼みは何かと断れない。
というか、結構前から約束していたのをずっと忘れていただけなのだけど。
受話器を置いて、時計を見上げる。
4時5分。
まだまだ、時間がある。
だけど、家にいるのもなんとなくやだったためあたしは制服から動きやすいジャージとパーカーに着替えた。
それから、練習用のバスケットボール……。
「あれ?」
なかった。
いつもバックに入っているはずのもの。
「忘れてきたか……?」
記憶を巡る。
昨日、あたしは……
「っ……!」
『僕の、練習相手になってくれませんか?』
黒子の言葉が脳裏をよこぎる。
純粋に、バスケが上手くなりたいと願ってる黒子。
罪悪感が今更ながらに胸に広がる。
(理由も言わないで、冷たくいいすぎたかな……)
「謝りに、行こうかな……」
驚いた。
自分で謝ろうとするなんて。
自分でいうのはなんだけど、あたしは素直ではない。
ケンカをする事はしょっちゅうあったけど、自分から謝ろうとしたことはなかった。
(てか、どうやって謝りに行くんだっつの。黒子のこと、なんも知らないし。てか、覚えてないかも。……んなわけないか。)
頭でグダグダ考えていても仕方が無い。
あたしは、ある程度の荷物を持って家を出た。
(そうだよ。黒子はバスケ部かもしれない。学校に戻ればいいんだ)
解決策が見つかったと凄く嬉しくなった。
どうしてこう素直な感情が胸にながれてくるのかな。
胸のなかの嫌ではない感情が溢れ出そうで、あたしはギュッとパーカーを握りしめた。
『新しい感情が溢れた、放課後』
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