二次創作小説(紙ほか)

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黒バス【私にとって、君は光】リメイク開始!
日時: 2013/05/31 17:50
名前: 詩隈伊吹 (ID: NRm3D0Z6)

【作者、ご挨拶】皆様、お久しぶりでごさいます(;´Д`)

*リメイク前の目次>>111

こんにちわ!四ノ宮です!伊吹だったものです!今回はリメイク版ということで、こちらとしてもとてと楽しみです。前作のリメイク版というのは、物語の主体は変わりませんが、帝光中のお話が増えたり、キセキ達との関わりが増えたり……パワーアップしております!
頑張って完結させるので、よろしくお願いします!なお、前作でのオリキャラ様は出させていただきます。勿論、全員。頑張りますので応援してください!

【キャラクター紹介】

本作オリジナルキャラ↓
・九重 律(ここのえ りつ)主人公>>112
・九重 竜二(ここのえ りゅうじ)律の兄

【本編ストーリー】

*帝光中学編

第1Q『君がいる、僕がいる』>>
第2Q『』

【番外編】

*帝光中学編

【お客様紹介】

Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】 ( No.74 )
日時: 2013/04/03 17:58
名前: 詩隈 伊吹 (ID: YD0nNCEn)

第10Q【テツヤとテツヤ】



「ここだよ。家」
「……ここに一人で暮らしてるんですか」

あたりが暗くなりはじめたころに家についた。
テツヤはあたしの家を見てビックリしている。
だよな〜、一人暮らしでこの家の大きさはないよなぁ。

「そうだ。……ねぇテツヤ、ご飯食べてく?」
「いいんですか?」
「うん。えへへ……やった」

あたしはテツヤをご飯に誘った。
思えば初めてだ。人をご飯に誘うの。

「ちょうど、父さんが送ってきた野菜とかあるからさ」
「え、梓が作るんですか?」
「……さつきじゃないから、料理くらい人並みにできますよーだ」
「そ、そうですね」

テツヤはさつきの料理を思い出したのか、顔を青くした。
うん、あれはトラウマものだよね。分かる。

「そういえば……」
「んー?」

家の鍵をさがして鞄をガサゴソやっていると、後ろでテツヤが呟いた。

「苗字、“本堂”になったんですよね」
「……うん。父さんの方についてったから。」
「?でも、“時雨沢”って」
「父さんが、嫁いでいったもので」
「なるほど」

なんて話しながら、家の鍵をあける。
そしてテツヤをなかにいれて、内から鍵をかける。
用心に越したことはないからね。

「……」
「テツヤ?どした……」
『わふっ』

テツヤが固まっていたからどうしたかと思って、テツヤの視線の先を見る。
そこには、テツヤがお行儀良く座っていた。
あ、忘れてた。

「犬ですか」
「うん。番犬」
「名前は?」
「名前はテ……」
「テ?」

そうだった、名前がテツヤと一緒だった。
あぁ〜しくった。

「梓?」
「名前は、」
「はい。」
「テツヤです」
「え?」
「テツヤ」
「……犬が?」
「うん」
「……テツヤ、ですか」
「うん。返事するよ、この子」
「返事?」
「テツヤー」
『わふっ!』
「……もう定着してるんですか」
「うん。ゴメン」
「いえ、むしろ」
「……なに?」
「……いえ、なんでもないです。お邪魔します」
『わふわふっ!』

テツヤはお客様が来て嬉しいのだろう。
テツヤにまとわりついてる。……なんかややこしいな。
テツヤは靴をきちんと揃えて家にあがっていく。
あたしも靴をぬいで、はじに寄せて家に上がって行った。

Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】 ( No.75 )
日時: 2013/04/06 19:33
名前: 四ノ宮(元伊吹 ◆8HAMY6FOAU (ID: gEjk/uPS)

番外編Part1帝光時代編

【もしも、赤司様が梓と両思いだったら】


あたしには、好きな人がいる。
赤い髪の、身長は低……いや、普通のバスケ部主将、赤司征十郎。
そんな彼は、今……

「すぅ……すぅ……」
「……っぅう」

あたしの膝の上で寝ている。

(うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!死にたいぃぃぃぃぃ!)

もう何がなんかもう、顔が熱くて溶けちゃいそう。
だって、好きな人だよ?好きな人が膝にっ……にゃぁぁぁっ!!
脳内プチパニックをおこしているあたしに気づかず、征十郎は眠りこけている。

ていうか、これ。征十郎から言い出したんだよね……。

『梓』
『ん?なに』
『膝枕してくれ』
『は……?』

そんな唐突なお願い。
なんの風の吹き回しだよっ?!なんて思ったけど、何処となく頬が赤い征十郎を見て、断れなかった。てか、嬉しかった。

「あー、もう。……征十郎さんよー」

なんていいながら、さらさらの赤い髪の毛をいじってみる。
本当にさらさらしてる。髪の毛一本一本が細くて、なんか儚い感じがする。
あたしでも、そんなさらさらじゃありませんよ。ずるい。

「はぁ……」

いろいろ入り混じった感情を吐き出した。
こんなことされたらね、期待しちゃうじゃん。
膝枕とか、ね。普通、恋人とか特別視してる人とかにしかやらないでしょ?
本当期待しちゃうよ、もうさ。

「……好き」

あたしの心はいつも征十郎でいっぱいだ。
何もかもが全部、愛しくて。大好きで。
いつから好きになったとか覚えてない。
でもね、大好き。
それだけが、あたしの心を満たしてしまう。

「征十郎……、大好きだ……」






「……俺も………」
「……え」

そのとき不意に征十郎の頭が動いてあたしの顔の目の前にきた。
それからなにを確認する間もなく、唇に柔らかいものが触れた。

「……っ!、」

あ、やばい。
あたし、なんで。

触れるだけ、征十郎の唇はすぐにあたしの唇から離れた。
なにが起きた。あたしは、どうしたんだ。

「征十、郎?」
「……なんだ」

この人は、なんでこう余裕そうな顔をするんだ。
今自分がなにをしたか、分かっているのだろうか。

「い、今……き、きす……」
「なんだ。嫌だったのか?」
「はっ?!ち、ちがっ……んぅ!!」

また塞がれる唇。
今度は少し長かった。
頭がボーとして、クラクラする。
ダメだ。なんかもう、熱い。

「……梓、顔真っ赤」
「誰のせいだよ……」

征十郎から目をそらして、呟く。
すると、征十郎は微笑んで。

「梓、好きだよ」
「っ……!!」

もうダメだ。
不意打ちはかなり酷い。
おそらく、征十郎はさっきの呟きを聞いていた。
だからそんなに自信満々なんだ。きっとそうだ。

「あれ?……返事は?」
「っわ、分かってるくせに」
「ふっ……それでも、梓の口から聞きたいな」
「……征十郎は、ずるい。」

本当、いい性格をしてるよ。

少し悪戯っ子そうな顔をして笑う征十郎。
かっこいい、あたしの好きな人。
心臓がパンクするほど、ドキドキしてる。

あたしは、すぅと息を吸い込んでから征十郎に言った。

「大好きだよ……征十郎」

三度目に唇が触れ合ったとき、心に幸せな気持ちが流れ込んできた。

Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】もしも、番外編始めました! ( No.76 )
日時: 2013/04/06 20:25
名前: 四ノ宮(元伊吹 ◆8HAMY6FOAU (ID: gEjk/uPS)

番外編Part2誠凛編

【もしも、黒子が梓を愛しすぎていたら】


「えっと、テツヤ……?」
「……なんですか」

怒っている。
そんな感じが、体中から滲み出ている。
そしてそんなテツヤにあたしは今、壁ドンをされている。
ちなみに、部活が終わった体育館の隅で。
いろいろツッコミたいところはあるが、スルーしておこう。

「な、なんで怒ってるの?」
「……怒ってません」

えーー……。
あきらかに不機嫌オーラだしてんのに、怒ってないと?!
本当に、どうしたんだテツヤ。

「……ねぇ、行ってくれなきゃ分からないよ?」
「……」

付き合って半年はたった。
その間、なに一つ問題なんて怒らなかったはずだ。
ケンカだってしてないし……。

「今日……」
「……?」

髪の毛がテツヤの顔を隠していてあたしにはテツヤの表情は見えない。

「火神くんに……」
「火神?」

なにかあっただろうか。
今日の記憶を巡って見る。
そして、テツヤの言葉は続く。

「頭、撫でられていましたよね」
「え……」

そうだった。
そういえば、撫でられた気もしなくもない。
でも、そんなことは前にもあった。
そのときは、別になんともなかったような。

「その時、嬉しそうな顔しましたよね。」
「え……いや、別にそんなことは……」
「そんなことあるんですっ!!」
「っ……?!」

突然のテツヤの大きい声に体がビクついた。
テツヤはゆっくりと、顔を上げる。
その顔は、なんの表情もうつしていなくて。

「テ、テツ……」
「前にもそんなこと、ありましたよね?」
「あ、あった……けど」

その時はこんなに、テツヤは怒っていなかった。
怖い。テツヤにこんな感情を抱いたことなんてなかったのに。
どうしよう。すごく『怖い』よ。

「あの時は、梓も火神くんもぎこちありませんでしたからね」
「……」
「でも、今日はちがいましたね。……火神くんが好きですか」
「えっ?!」
「好きなんですか、」

そんな質問は困る。
だって、火神もチームの仲間だもの。
好きか嫌いかと問われれば、好き。
でもそれは、異性としてではない。
異性としてなら断然、テツヤが好き。

「どうなんですか」
「……そりゃ、好きだよ。」
「……」
「でも、それは……」




「気に入りませんね」




「え……んむぅっ?!」

噛み付くような、テツヤらしくない口づけ。
テツヤのキスは、いつだって優しくてあたしを包み込むようなキスなのに。
そんなキスが大好きなのに。

「っ……あず、さ…」
「……っ…ぁう…」

舌を絡められる。
こんなキスは初めてで、息の仕方がわからない。
苦しいと、テツヤの胸を叩くとテツヤは軽く唇を離してくれる。
肩で息するあたしを見ながら 、テツヤは言った。



「貴方は、僕のものです」
「誰にも触らせない。奪わせない」
「たとえ、火神くんでも、先輩でも、キセキ達にだって……」
「君は渡さない」



あたしを写していた綺麗なテツヤの瞳は、

何も、写ってはいなかった。

Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】もしも、番外編始めました! ( No.77 )
日時: 2013/04/06 22:18
名前: 四ノ宮(元伊吹 ◆8HAMY6FOAU (ID: gEjk/uPS)

番外編Part3帝光時代編

【もしも、黄瀬が梓の家にお泊まりしたら】



俺の名前は、黄瀬涼太。今人気沸騰中のモデルッス!
容姿端麗っていう言葉は、俺のためにあるようなものっスよね!
女の子みんな、俺の外見の格好良さに夢中ッスよ!!
……って、言いたいところっスけど。たった一人、梓っちだけが俺のことを外見だけではなくて、中身まで見て好きになってくれた。
今俺は、梓っちに夢中なんス!
そして、今日!俺は男になるっス!!

「涼太?なに突っ立ってんの?はいんないの?」
「お、お邪魔するッス!!」

今日俺は、梓っちの家にお泊まりするんッス!


晩ご飯を二人で一緒につくって食べた。
梓っちはすごく料理が上手くて、いいお嫁さんになると思った。
オレがそのままそのコトを言うと、梓っちは照れながら「……ありがと」と言った。可愛いッス!!!
そのあと、テレビのバラエティ番組を見て二人で爆笑して、感動ドラマを見てオレが号泣して、梓っちが頭を撫でてくれたり……すごく幸せだったッス。

「あ、そろそろお風呂入って寝よーか」
「……そ、そそそそそうっスね!!」
「どしたの、涼太。すごい慌てっぷり」
「そ、そんなことはないっスよ!!?」
「ふーん……じゃ、あたし先に入るね」
「わ、分かったッス!」
「?」

梓っちは不信そうな目をして、お風呂場に向かった。
梓っちの姿が見えなくなるのと同時に、オレはずっと緊張していた身体をほぐした。好きな人と一つ屋根のしたで二人きりって意外と緊張するもんなんだな、と思いながら溜息を吐き出す。

(ていうか、梓っちはわかってるッスかね。男女が二人きりで夜を迎えるって意味。……分かってる訳、ないっスよね。梓っちだもん)

やっぱり溜息がでる。
男として見られていないのか、そう思うと少し残念だった。
でも、元々鈍感梓っちッスからね。期待なんてしてないっス。

(あーでも、なんか梓っちなら「一緒に寝よ」とか言いそうっス……。いやいや流石にそこまでは……)




「え?布団は、一つだよ」
「……え?ぅえええええぇぇぇ!?!?」

やっぱり、梓っちは、危機感がなさすぎなんスよ!!

「ひ、一つの布団に男女が寝るんスよ?!」
「……そだけど。なにかあるの?あ、寝相すごく悪いの、涼太」
「ち、ちがうッスよ!そういうことじゃなくてっ!!」
「?なによ」
「〜〜〜もぅーー!!」

どう説明すればいいかわからなくて、頭をガシガシする。
本当に、彼女は分からないようだ。純粋ぶっているようには感じない。

(これはもう、だめっスね……)

はぁと、オレは何度目かわからない溜息をこぼしす。

そして結局、オレは一緒の布団で梓っちと眠ることになった。

「んぅ……すぅ、すぅ……」
「で、無防備に寝ちゃうし……梓っち〜」

無防備な寝顔をさらしながら眠る梓っち。
可愛い、可愛いッスけど!この体制はっ!!
俺の腕に頭を乗せて、俺のほうをむいて眠る梓っち。しかも右手は俺の服の裾を握っていてっ……なぁぁぁぁぁぁぁっ!!俺、爆発するっ!どうしよ!!
梓っちを乗せていない腕で顔を覆う。

「……んぅ」
「あ、起こし、た?」
「……すぅ……」
「……寝てるっスね」

一瞬、ホッとする。
でも、ホッとした次の瞬間。

「りょ、た……好き……」
「っ?!?!あ、梓っち?!」

不意打ちの彼女の可愛い寝言。
どうしよう。すごくすごく…………




「俺も、大好きッスよ……梓」




初めて呼んだ、彼女の名前。
それは、愛しい言葉に乗せて。

Re: 黒子のバスケ【私にとって、君は光】もしも、番外編始めました! ( No.78 )
日時: 2013/04/06 23:37
名前: 珠雨酸化 ◆fwVkVAa8BE (ID: gEjk/uPS)

お泊まりとなっ!?

黄瀬くんと?!

黒子っち、ヤンデレだぁぁぁぁぁっ!!

かっこいいーー!!

赤司ーーーー!!!

お前は、本当のイケメンだぁぉぉ!!

よっ!

誰かはわかるな?

更新頑張れよーーー!!


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