複雑・ファジー小説

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ある暗殺者と錬金術師の物語(更新一時停止・感想募集中)
日時: 2015/02/18 00:42
名前: 鮭 (ID: Y9aigq0B)

魔法、科学等様々な分野で発展する世界。広い世界には様々な国がありそれがいくつあるか、どんな国があるのか、どれだけの分野の学問があるのかそれらを知る者は誰もいなかった。


一般的な人間は他の国に興味を持たず、その日その日を普通に生活するものだった。例外はもちろんいた。一般的に知られているのは旅人。世界を回り生活をする人間。そういった人間はその国にはない文化を伝える場合もあり、国の発展に貢献することがある。 

しかし一般には知られない人間もいる。それが隠密行動を行う者。情報収集などを中心としたスパイ、人の命を密かに奪う暗殺者等が当たる。

そのいくつもある国の中の一つから物語は始まる

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初めまして。今回ここで小説を書かせてもらおうと思います鮭といいます。

更新は不定期ですが遅くても一週間に1話と考えています。人物紹介等は登場する度に行っていきます。実際の執筆自体は初めてということがあり至らない点はあると思いますがよろしくお願いします。

・更新履歴

 11/3 3部21話追加
 11/7 3部22話追加
 11/14 3部23話追加
 11/22 3部24話追加
 12/3 3部25話追加
 12/10 3部26話追加
 12/17 3部27話追加
 12/20 3部28話追加
 12/26 3部29話追加
 12/30 3部30話追加
 12/31 人物詳細2追加
 1/4  3部31話追加
 1/7  3部32話追加
 1/10 3部33話追加
 1/14 3部34話追加
 1/18 3部35話追加
 1/23 3部36話追加
 1/25 人物詳細3追加
 1/31 3部37話追加
 2/4 3部38話追加
 2/10 番外編追加
2/18 番外編追加 更新一時停止


・本編

 第1部
 人物紹介
 キル リーネ サクヤ カグヤ ジン>>5

 第1話>>1 第2話>>2 第3話>>3 第4話>>4 第5話>>6
 第6話>>7 第7話>>8 第8話>>9 第9話>>10 第10話>>11
 第11話>>12 第12話>>13 第13話>>14

 第2部 
 人物紹介
 リーネ フラン シン バード リンク フィオナ カグヤ>>16

 第1話>>15 第2話>>17 第3話>>18 第4話>>19 第5話>>20
 第6話>>21 第7話>>22 第8話>>23 第9話>>24 第10話>>26
 第11話>>27 第12話>>28 第13話>>29 第14話>>30 第15話>>31
 第16話>>32 第17話>>33 第18話>>34

 第3部(後々鬱、キャラ死亡等含むため閲覧注意)
 人物データ1>>36
 人物データ2>>46

 第0話>>37
 第1話>>38 第2話>>39 第3話>>40 第4話>>41 第5話>>42
 第6話>>43 第7話>>44 第8話>>45 第9話>>47 第10話>>48
 第11話>>49 第12話>>50 第13話>>51 第14話>>52 第15話>>53
 第16話>>54 第17話>>55 第18話>>56 第19話>>57 第20話>>58
 第21話>>59 第22話>>60 第23話>>61 第24話>>62 第25話>>63
 第26話>>64 第27話>>65 第28話>>66 第29話>>67 第30話>>68
 第31話>>70 第32話>>71 第33話>>72 第34話>>73 第35話>>74
 第36話>>75 第37話>>77 第38話>>78

 人物・用語詳細1(ネタバレ含)>>25
 人物詳細2(ネタバレ含)フィオナ リオン レミ>>69
 人物詳細3(ネタバレ含)ジン N マナ(I) シン バード>>76

・筆休め・気分転換
 番外編

 白騎士編 
 >>79 >>80

 2部終了に伴うあとがきの様なもの>>35

 軌跡
 7/18 参照400突破
 10/14 参照600突破
 12/7 参照700突破
 1/28 参照800突破

ある暗殺者と錬金術師の物語 ( No.1 )
日時: 2014/08/24 22:27
名前: 鮭 (ID: BOBXw5Wb)

第1話

中世の西洋を思わせるレンガ造りの建物がいくつも並ぶ町。今は夜ということもあり、街灯がレンガ造りの建物をうっすらと映していた。そんな中に明らかに周りの建物よりも大きい豪邸があった。

「警備の方は問題ないのか?」
「はい。屋敷の中から外まで警備は完璧です」

中年でやや小太り気味な男が黒いスーツにサングラスの男に確認し、男も問題がないことを答えた。
その様子を見ようと部屋の窓に近づき、広い庭に何人も配置された警備の男たちを確認した。

その瞬間、中年の男は何かの衝撃を受けるようにして仰向けに倒れた。胸元には撃たれたような跡があり、すぐに中年の男に駆け寄った。


「ターゲット…ロスト…」

豪邸から数百メートル離れた一軒家の屋根の上で、一人小さく呟くように青年は右手に持つ黒いリボルバー式の銃を腰に納め、遠くに見える豪邸の様子を伺った。
青年は黒髪で前髪を眉まで延ばし短髪のぼさぼさ頭。黒いジャケットにズボンを身につけ足まで延びた黒いコートを羽織っていた。年齢は20歳前後で赤い瞳はじっと豪邸を見据えていた。

「誰かいるの?」

不意に聞こえる声に青年は反射的に振り向く。
そこには月明かりに照らされベランダに立つ人物がいた。黒い長髪が特徴的で、大きく青い瞳が青年を見据えている。

-------------

まったく予想していなかった背後からの声に、咄嗟に銃を抜こうとして俺は手を止めた。
声をかけたのは、自分と年が変わらない女性だった。もし見られたのならと考えた時

「今…大きな音がしたけどもしかして花火?」

一瞬何を言っているか分からなかった。
見ず知らずの男が自分の家の、しかも屋根の上にいる状況で問いかけるような質問ではない。銃声を聞かれたかと思ったが、まさか花火と間違えているのか?

「いや…今はそんなものはやってない。邪魔したな…」
「あなた…」
「ん?」

面倒なことになる前に離れようとした時、呼び止められ咄嗟に目の前の相手を殺す必要があるかを考えた。

「あなたの瞳…なんだか…悲しそう…」

唐突な相手の言葉を俺は理解できなかった。
時間にしてほんの数秒、俺は相手から目を離せずにいた。

悲しい?俺が?

自問自答のくり返しは、実際の数秒を何分もその場にいたように感じさせた。

「じゃあな。」

踵を返しすぐ隣の屋根に跳躍し、すぐに次の家の屋根に飛び移ってその場を離れた。

彼女の視線が感じなくなるまで…

ある暗殺者と錬金術師の物語 ( No.2 )
日時: 2014/06/24 16:02
名前: 鮭 (ID: bcCpS5uI)

第2話

眩しい朝日が窓から漏れて台所を照らす。

朝食のフレンチトーストもいい具合に焼けている。

三角に切って中を確認。チーズとハムの具合も完璧。

そろそろあいつも来るころかな。

「お姉ちゃん!そろそろ朝ごはんだよ」
「うん。今お花にお水をあげているからちょっと待ってね?」

玄関の扉を開け、庭の花壇の前にいる姉、サクヤに呼びかけるとサクヤはホースを使って水を与えていた。それと共に隣の家からバタンと音を聞き、思わず表情が緩みそうになるがすぐに引き締めた。

「おはよー!」

元気に挨拶してきた彼女の名前はリーネ。
茶色の髪で肩まで延ばした毛先を外に跳ねさせ、頭に青いベレー帽。童顔で赤い瞳の色白。黒の長袖のジャケットを肘まで腕をまくり、膝よりやや上までの丈になっている茶色の短パンの上に青いマントを身に付けていた。

彼女は私の幼馴染で、隣に一人で住んでいるからよく私の家に遊びに来る。というよりご飯を食べに来る。


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「おはようリーネちゃん。」
「おはようサクヤお姉ちゃん!」

いつものようにお隣に遊びに行くと出迎えてくれたのは、黒くて長い髪と大きな青い瞳が印象的なお姉ちゃん。今日は白い上下一対のワンピースで出迎えてくれた。名前はサクヤ。

血がつながっていないけど独り身の私を本当の妹のように接してくれる2個上のお姉さん。

「あら?ちょうどよかった。朝食よ」
「あっ!カグヤちゃんおはよ〜」
「だから…ちゃんはやめなさい!」

手を振って玄関の前に向かってあいさつをすると、何故かため息をする様子と私は首を傾げてしまう。

サクヤお姉ちゃん同様の長い黒髪をポニーテールにして、やや釣り目気味な目つきなのは妹のカグヤちゃん。小さいころからの友達で私と同い年のしっかり者さん。

「じゃあリーネちゃんも来たからご飯にしようか?」
「うん!今日の朝食は何?」
「フレンチトーストよ。じゃあ二人とも手を洗ったら来るのよ。」

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朝食の用意に戻った様子のカグヤを見送り、手を洗うサクヤを見てから自分も手を洗おうとリーネは蛇口に近づくと、不意に花壇から見せた黒い物体に目線が向かった。

「どうしたのリーネちゃん?」
「えっと…あれ…」

リーネの言う方向を見るとそこにいたのは小さな黒い猫だった。

「あら?こんなところに珍しい?迷子さんかな?」

ゆっくりと歩みより猫を抱くサクヤの様子を見てからリーネもそっと歩み寄った。

「野良猫かな?普通は鈴が付いているのにね」
「うーん…ひとまずミルクをあげようかな。リーネちゃん。カグヤちゃんにお願いしてもらってきていい?」
「うん!まかせて!」

ドタドタと家に駆け込んでいく様子、続くように「うるさい!」というカグヤの声にサクヤは小さく微笑み視線を黒猫に向けた。赤い瞳を持つ猫を見てサクヤは昨晩の青年を思い出していた。

(あの人も…こんな瞳だったなぁ)
 
鋭く、睨まれたら怖くて動けなくなりそうな顔立ち。だけどその瞳だけは何故か悲しそう。
それがサクヤの感じた青年に対する印象だった。

「お姉ちゃん!用意できたよ!」
 
中から聞こえたカグヤの声で我に返り、首を振って思考を現実に戻し、猫を抱いたまま家に戻った。

ある暗殺者と錬金術師の物語 ( No.3 )
日時: 2014/06/24 16:10
名前: 鮭 (ID: bcCpS5uI)

第3話

「ごちそうさま〜」

食事を終え、リーネは大きな声で手を合わせて声を出して食事の終了を宣言し、皿を台所に運び始めた。

「ちょっとリーネ?また皿割らないでよ?」
「大丈夫だよ!ただ持っていくだけだもんね!」

二人のやり取りを見てサクヤは微笑んでいた。
リーネはカグヤが大好きだとストレートに表現しているのに対して、カグヤはリーネのように素直になれずにいる様子がサクヤにとって微笑ましかった。

「ちょっとお姉ちゃん!なんでニヤニヤしているの!」
「二人が仲良しさんでおもしろいんだよ〜」

サクヤの一言にカグヤは真っ赤になりサクヤと言い合いが始まり、今度はリーネが楽しそうにその様子を見ていた。

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「そういえば昨日事件があったらしいわね」
「ほえ?事件なんかあったんだ〜」

朝に見つけた黒猫の前に座り遊ぶ中、カグヤちゃんの発した用語に首を傾げて聞いてみた。

「ほら!いつも贅沢三昧でやりたい放題だったあいつ!あまり広まっていないけど死んだって話よ」
「えっ?それっていつの話なの?」
「サクヤお姉ちゃん?」

こういった内容については、あまり触れないサクヤお姉ちゃんからの問いかけに私もカグヤちゃんも少しびっくりした。

「えっと…昨日の夜みたい。どうかしたの?」
「ううん…ちょっと気になっちゃって…」

気になったけど、サクヤお姉ちゃんはそれ以上口を開こうとしなかった。
心配したのはカグヤちゃんも同じだったみたいで、どうにか話題を逸らそうと考える中その仕事はカグヤちゃんがしてくれた。

「そういえば!その猫どうしたの?」
「ええ…さっき拾ったの。せっかくだし飼わない?」

サクヤお姉ちゃんの表情が緩んだことに私は自然と表情が緩んだ気がした。カグヤちゃんも表情が緩んでいる。
私は黒猫を抱き上げてにっこりとしたまま一度じっと黒猫と視線を合わせた後、頭に浮かんだ名前を口走った。

「クロ!あなたは今日からクロだよ!」
「何それ?見たまんまじゃない!少しは捻りなさいよ」

私とカグヤちゃんのやり取りをお姉ちゃたはただ笑っているだけだった。でもそれでよかった。お姉ちゃんが笑ってくれればそれが私達みんなの元気の素だから。

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「じゃあ出かけてくるからお留守番していてね」

お昼が近くなり、クロの食事も含む買い物のためにクロを連れて出かけることにした。

「続きは私とリーネがやっておくからお姉ちゃんはクロのご飯とミルクに卵だからね!」
「大丈夫!じゃあ行って来るね!」

結局名前はクロに決定し、黒猫を歩かせ街の市場に向かった。二人が私に気を遣ってくれたのは何となく分かった。

(やっぱり気になるなあ…。何であの人はあんな顔をしていたのかな。)

自分の足元を歩くクロをただ追いかけるようにして歩きながら考え込む。
次の瞬間、何かにぶつかったような感覚を感じた。

「あっ…すみません…」

人にぶつかったのに気付き反射的に謝罪をすると、その瞬間に二の腕を捕まれた。
ハッとすればすでに4人のゴロツキに囲まれていた。

「えっと…その…」
「ぶつかっておいてそれだけかよ?」
「ちょっとこっち来いよ」

助けを呼ぼうと辺りを見るが、市場の死角になる場所のせいで助けを呼べそうになかった。

(力でも敵いそうにないし…すぐに開放してもらえればいいけど…。)

手を無理やり引かれつつ、先に行ってしまうクロに手を伸ばすが当たり前のようにクロは先に行ってしまう。

「いいのか…。お前の主人…連れて行かれるぞ」

前を歩いているクロを片手で抱き上げて話す相手を見て私は眼を見開いた。

「え…あなたは…」

見間違えようがなかった。
そこにいたのは、昨晩見てからずっと忘れることが出来ずにいた青年だったのだから。

ある暗殺者と錬金術師の物語 ( No.4 )
日時: 2014/06/24 16:20
名前: 鮭 (ID: bcCpS5uI)

第4話
この町に来て一週間になった。

昨日ようやくターゲットの暗殺を終わらせた。
しばらく待機という指示だが正直暇だ。

街を見る限りだといろいろな人種がいるようでいつもの服装でも目立つことはなかった。もっとも衣装の調達をする必要がないから好都合ではある。

お昼も近くなってきたこともあり空腹を感じ始め、いつものように黒のコートを羽織り出かけた。

昨晩は仕事の際に姿を見られてしまったのがやはり気になった。ターゲットの屋敷を狙いやすい位置だからと安易に狙撃場所に選んだことが災いしてしまった。

考え事をしている間に市場に到着し、昼食を何にするかと辺りを見回している時、不意に視界に入った昨晩の人物に気づいた。

(あいつ…確か昨日の…)

視界に入ったといっても実際の距離的には数百メートルは離れている。

元々、裏の人間や組織にはそれぞれ特徴がある。
俺の属する組織の場合は基本的な身体能力は常人より高く、それぞれある一部の能力が発達している。

俺の場合は視覚になる。この眼により俺はその気になればキロ単位の狙撃もスコープなしで可能だ。そんな視力が彼女とおそらくゴロツキと思われる男たちを捉えたのだった。 

(見つけておいて無視はさすがに後味が悪いか)

小さくため息をして一度当たりを見回してから、ちょうどいい具合の足場を見つけ、その場から屋台の屋根に移動した。

「悪いがちょっと失礼するぞ。」

驚いて顔を出した店主に対して一言だけ声をかけ、すぐにその場を跳躍して離れた。

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「なんだお前?この辺じゃ見ねえ奴だな」

よくありがちな言葉に特に気にすることはなく、むしろ片手の上で暴れる黒猫に飽きれてしまっていた。

「ずいぶん我儘な猫だな」
「えっと…その子…今朝拾ったばかりだから…」

捕まった状態の相手からの返答、昨晩の相手からの言葉を思い出し、多少ズレているタイプなのだろうと考えてから俺は周りの男たちに視線を向けた。

「それで…お前らはそいつをどうする?」

男たちの様子を一度見ていき、その中から何かしらを取り出そうとするために腕が動く様子を確認した。その瞬間、腰の銃を抜き一発分の銃声が響き、そのまま一人の男が倒れた。

「安心しろ…。ゴム弾だから死にはしない」
「なんで…今一発しか銃声しなかったぞ?」
 
倒れた男を見て両肩、両足に銃弾を受けている様子に残りの男達は驚いて身動きが取れずにいる様子だった。

銃は黒いリボルバー式の銃でそのまま空いた箇所に見せつけるように実弾を込め始め、急いで男たちはその場を離れていった。

「あの…ありがとうございます」
「次からは気をつけろよ…」

簡単に返事をして空腹と彼女にあまり関わりたくなかったことから、黒猫を地面に下ろしさっさと市場に行こうと踵を返した。

その瞬間、手を掴まれる感覚を感じ振り返った。
捕まれた手を振り払うこともできたが何故かできなかった。

「私サクヤといいます。この子はクロ。あの…あなたは?」
「名前…俺に名前はない…」

実際名前がないのは本当だった。
組織には幼いころから所属しており「K」というコードネームしかなかった。
他の奴らについても全員がアルファベット一文字で区分されている。

「名前がない?」
「お前の好きに呼べ。」

首を傾げるサクヤに一度ため息をしてから話していった。
ここまで手を握ったまま離す様子もなく、首を傾げる様子に本当に名前を考えているのだろうかと思ってしまう。

「じゃあキル!何てどうです?」
「勝手にしろ…それよりいつまで手を捕まえている」
「あの…お礼をさせてください!」

手を握ったままのサクヤの言葉に一瞬何を言っているか分からなかった。

「お礼?」
「そうです!キルが来てくれなかったら皆のご飯がなくなる所でしたから…だから…昼食ごちそうさせてください!」

サクヤの申し出に自分の立場と今の状況を照らし合わせてみた。
さっきの発砲で人が集まってきたこと、空腹の具合、そして何よりここまで見たサクヤの性格から帰してくれるかどうか。

「分かった…。ならごちそうになる…」

導き出された答えはこれだった。
サクヤは俺の返答に対し無邪気な笑顔を向け、黒猫が行き先を先導させながら俺の手を引いて行った。

ある暗殺者と錬金術師の物語 ( No.5 )
日時: 2014/05/06 03:12
名前: 鮭 (ID: XaDmnmb4)

人物紹介

名前:キル
年齢:20歳
性別:男
身長:185
体重:78
性格:口数が少なく冷静。ある程度親しくなると人並み程度に話すようになる。物心ついたころから暗殺者として育ってきており最低限の常識は知っているものの人間関係等については苦手。
容姿:赤い瞳に黒髪で短髪のぼさぼさ頭。顔立ちは年相応。 黒いジャケットに黒のズボンを身につけ腰に銃を収めるホルスター付きのベルトを巻いており黒の革靴を履いている。

武器: 銃(リボルバー式で通常より大きく重量もある黒の銃) 高速撃ちに対応した専用の特注品。様々な銃弾を放てるように耐久度も高くなっている。
職業:暗殺者


名前:リーネ・アニミス
年齢:17歳

性別:女
身長:157センチ
体重:48kg
性格:明るく元気な性格でどんな相手にも恐れず話し掛けるある意味怖いもの知らず。とてもグータラで暇を見ては昼寝をしようとする上に寝起きは悪い。恐ろしく鈍感な天然で年齢の割に見た目だけでなく考え方も幼い。

容姿:茶色の髪で肩まで延ばした毛先は外に跳ねており頭に青いベレー帽を装備。顔は童顔で赤い瞳の色白。黒の長袖のジャケットを肘まで腕まくりし下はを膝よりやや上までの丈になっている茶色の短パン。赤いブーツを愛用しており背中に蒼いマントは胸元で固定しているスタイルに関しては悪く何も喋らないと童顔な少年に間違われることもある。

武器:なし
職業:なし


名前:サクヤ・ティタニア
年齢:19歳
性別:女
身長:165
体重:48
性格:心優しくふわふわとしていながらも何ごとにも動じず芯は強い。責任感も強く何事にも一生懸命。
拘るものには徹底的に拘り一度決めれば譲らない。本人は真面目ではあるが抜けている部分もあり周囲が予想しないような発言や行動も多い。

容姿:黒髪で腰まで伸びるストレートの長髪。白い肌で瞳は蒼色のぱっちりとした目つき。上下一対の白のワンピースを愛用、スタイルは所謂グラマー。

武器:なし
職業:花屋


名前:カグヤ・ティタニア
年齢:18歳
性別:女
身長:163
体重:47

性格:強気で言いたいことはストレートに言う毒舌家。銃火器マニアで爆弾や銃の扱いが得意でそれらに関しての話になると人格が変わる。物事に対して飽きっぽい。案外寂しがり屋で本人は気付いてないし認めようとはしない。

容姿:黒髪で腰まで伸びる長髪をポニーテールにしている。前髪は眉迄の長さで揃えている。瞳は赤色で若干眉が釣り上がった目つき。上には白いワイシャツ下は膝よりやや短めの青い短パンを履き、外に出る時等は上に腰程の長さのポンチョを装備し靴の代わりにはローラーブレードを履く。スタイル自体はごく一般的でいいとも悪いとも言えない。

武器:格闘術、初級魔術 サブマシンガン
職業:なし


名前:ジン・ヴァンド
年齢:16
性別:男
身長:169
体重:67
性格:妙に前向きで何かあってもいいほうに考える傾向がある。何事も楽しんで行い端から見れば気が抜けている用にしか見えないがいかなる場合も自分のペースを乱さないという面もあるためある意味一番冷静でもある。ちなみに鈍さにおいてはかなりのものだが本人に自覚はない。

容姿:白銀の短髪で前髪は眉の辺りの長さでぼさぼさとまとまりがなく後ろは首に掛かる程度の長さ。瞳はライトグリーン。腰までの長さの水色のコートを羽織中には黒のジャケットを身につけ下は茶色のズボンを履き腰には刀を装備。

武器:倭刀
職業:旅の剣士



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