複雑・ファジー小説

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触れられない花。
日時: 2016/11/18 22:27
名前: @メンタル (ID: gdK5hR0W)

Character

〈神シン〉
限られた者。
炎・水・大地・雷・闇・無・愛
の7つに分けられた能力を操る。

〈鬼キ〉
神の使い魔。人外。
大抵は、1つ。多くても2つの能力しか使えない。
しかし1鬼だけ7種類の能力を操ることができる。

〈鄙ヒ〉
人類の敵。人外。
神と能力は、変わらない。見分けは、ほぼつかない。
破壊と絶望。そして憎悪を愛する。狂気殺人をする。

〈契チギリ〉
神が鬼と契約するときの事。
契を交わした神は、外れないピアスや体に紋様が刻まれる。
鬼には、自身の決められている名が体に刻まれる。

〈破ハ〉
鬼との契約をなくすこと。
鬼の体に刻まれた名を傷つけると契約は、無くなる。

〈神聖学院付属強化学園〉
神の能力があるもののみが通う学園。
初等部4年中等部3年高等部3年神聖学院3年
があり定期的に行われる実技テストのランクが
ABCDEの中でDとEになると普通科の学校に落とされる。
全寮制。中等部からは、週に一度だけ学園の外に行くことが許されている。







Re: 触れられない花。 ( No.152 )
日時: 2018/08/06 10:11
名前: トマトジュース (ID: UlJE/3RE)

 忙しい時期かとは思いますが、自分のペースで頑張ってください。
いつも楽しく読ませていただいております!(''◇'')ゞ 
とまとより。

Re: 触れられない花。 ( No.153 )
日時: 2018/08/07 01:13
名前: @メンタル  (ID: gdK5hR0W)

トマトジュースさん
コメントありがとうございます!!
更新速度が亀より遅いメンタルですがお付き合いありがとうございます。
…ジュースに進化されてる!?(笑)

Re: 触れられない花。 ( No.154 )
日時: 2018/08/19 20:33
名前: @メンタル  (ID: gdK5hR0W)

本編

「っおらぁぁぁっ!」
なんども鄙を切りつける。もはや計画などは脳から消え失せ、本能のままに攻撃を繰り返す。全身の血液が沸騰してるかのように熱く感じる。トレードマークの黒縁眼鏡に鄙の体液が勢いよくかかる。
「…ッ」
「緒川さんっ!?」
突然目眩がして、部下の声も遠くなる。一瞬強い光が視界を奪い、目を瞑る。次に俺が見たのは、真っ黒な着物を着た男。辺りは先ほどまでの興奮を冷ますような、気味の悪い冷たさ。
「怖くないのか?」
男は昔通りの低く冷たい声で俺に問いかけた。
「ああ。」
昔と変わらない、趣味の悪い陰湿な部屋と照らされて輝く小さな石像。
「やはり、面白いガキだな」
会話の内容は全く変わらない。ただ、部屋の香りだけが変っていた。バラの腐ったひどい匂い。
「あんた、趣味悪いねぇ?もうちょっと部屋のライト暖色にして換気でもしたら?」
冷え切った頭を高速で動かしながら会話をしてみる。いつものように親指でメガネを押し上げる。まだ、鄙の体液はついたままだ。
「…命の恩人に対して、随分な態度だな。…借りを作ったなら返すべきだろ?」
「んー?例えばどんな風に?」
いつも通りの調子で話しながら、男と空間の全てに気を張り詰める。
「…顔を拭いてくれ。汚い。………そうだな、俺の作戦に協力をする、などが妥当だな」
「その提案には乗れないなぁ。俺、本能的に鄙は無理だし、まず、自分の仲間の体液…血を見て『汚い』って言うような奴には協力したくねぇしな」
最後は吐き捨てるように。ここで戦闘に持ち込めるのならば俺の方が有利だ。神鬼力開放術を使わずとも、接近戦なら俺の方が指示官よりは上手だと思う。
「ほう、そうか………。これの真実を教えるとしても、か?」
男は照らされた石像に手をかけながら嫌な笑みを浮かべる男に俺は、苦笑いで応える。
「ふーん…マジかよ」

Re: 触れられない花。 ( No.155 )
日時: 2018/08/21 14:03
名前: @メンタル  (ID: gdK5hR0W)


「…何を知ってるの?」
臨は呆れた声でリリックに声を掛けた。
今までずっと、臨とリリックが関る過去の話をすると必ずリリックは話を自分から誘うようにして話だし、一定の所まで話すともてあそぶ様に話を濁す。臨は鋭くはないが鈍くもない、リリックが何かを知っていることに気が付いてたのだ。
「それは…言えない」
リリックから返ってきたのはひどく弱々しい声で、臨は思わず深くため息を吐いた。そっけない返事を返して、役割を果たすために見回りを再開すると、中心部の方からビルの屋上を伝ってこちらに向かってくる斉木拓哉の姿があった。斉木は呼吸を整えてから臨を見た。
「前に言ってた、『リリックを破門すれば悪用される』って何?鄙は君を狙っている。」
「…え?、私そんなこと言ってましたか?てか、何で光術使わないんですか…。」
「苦手なんだよ、…覚えてないのかい?ほら、笹凪教授が来て緊急試験を行って君が倒れて、目が覚めた時にキミが無理をした後に言った…。」
斉木は事細かに説明をするが、臨には無理をした記憶しかない。
「分からないです。」
「え、……じゃあ…誰かが言わせた…?」
疑いたくはないけれど、と言うような表情で二人は同じ方向をゆっくりと向く。
「ごめん…」

Re: 触れられない花。 ( No.156 )
日時: 2019/03/31 09:32
名前: とまと (ID: ty0KknfA)

お元気ですか?
落ち着いたらぜひまた続きをよませてくださいね。
楽しみに待ってます!


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