複雑・ファジー小説

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触れられない花。
日時: 2016/11/18 22:27
名前: @メンタル (ID: gdK5hR0W)

Character

〈神シン〉
限られた者。
炎・水・大地・雷・闇・無・愛
の7つに分けられた能力を操る。

〈鬼キ〉
神の使い魔。人外。
大抵は、1つ。多くても2つの能力しか使えない。
しかし1鬼だけ7種類の能力を操ることができる。

〈鄙ヒ〉
人類の敵。人外。
神と能力は、変わらない。見分けは、ほぼつかない。
破壊と絶望。そして憎悪を愛する。狂気殺人をする。

〈契チギリ〉
神が鬼と契約するときの事。
契を交わした神は、外れないピアスや体に紋様が刻まれる。
鬼には、自身の決められている名が体に刻まれる。

〈破ハ〉
鬼との契約をなくすこと。
鬼の体に刻まれた名を傷つけると契約は、無くなる。

〈神聖学院付属強化学園〉
神の能力があるもののみが通う学園。
初等部4年中等部3年高等部3年神聖学院3年
があり定期的に行われる実技テストのランクが
ABCDEの中でDとEになると普通科の学校に落とされる。
全寮制。中等部からは、週に一度だけ学園の外に行くことが許されている。







Re: 触れられない花。 ( No.75 )
日時: 2017/04/29 17:59
名前: とまと (ID: Ms/Mj5Tz)

笹凪さん、相変わらずかっこいいですね。

これからも投稿頑張ってください。応援しています。

Re: 触れられない花。 ( No.76 )
日時: 2017/04/30 18:12
名前: @メンタル  (ID: gdK5hR0W)

とまとさん
ありがとうございます!
頑張ります!!


少女が学院長に声をかけると、もう一人の少女が勢いよく振り向いた。
「が、学院長様っ…わっ!」
急いで挨拶をする少女が体勢を崩しそのまま重力に引かれて行きました。少女が持っていた本が手元から落ち、1人と何冊かの本が落ちる音がしました。
「大丈夫か?…ん?」
落ちた彼女の心配をした後に、時雨は何かに気づきました。落ちた本の中には、1冊だけページが開いたままになっていました。そこに記された物は、まさしく探していた事についてでした。
「何?何か見つけたの?…これさっき話していたことについての詳細みたいなものじゃない」


「…」
臨がすべてを話し終えると沈黙が続きました。リリックの表情は、柔らかく何処か儚げでした。
「…ねぇ。臨ちゃん、そう簡単にできる事では無いけれど鬼に力を使わせずに戦う方法は僕が知ってるのだけだと2種類存在するんだ。」
いつもの声音とは違う。真剣な眼差しと声で臨とリリックに拓哉は声を掛けました。
「少し待っててね、読みかけの資料があったはず。」
そう言い残すとまた拓哉は出て行きました。
残されたリリックと臨の間には、会話はありませんでした。
「臨…歌の意味は、まだ分からない?」
唐突に聞かれた彼女は、少し遅れて振り向き理解が出来ていないという表情をしていました。


拓哉が研究室に戻ると、たくさんの人が居ました。
「が、学院長様!?」
「お、やっと来た。…これの件で話があるっつーか、お二人に説明してやって。」
学院長に驚いて突っ立っていると先輩である緒川扇里に指示をされた。

Re: 触れられない花。 ( No.77 )
日時: 2017/04/30 22:17
名前: アンパンマン (ID: Ga5FD7ZE)

お久しぶりです!
しばらくコメント出来なくてすいません💧
千尋ちゃん出てくるの楽しみにしてます!!
これからも頑張ってくださいね。

Re: 触れられない花。 ( No.78 )
日時: 2017/05/03 21:53
名前: @メンタル  (ID: gdK5hR0W)

アンパンマンさん
お久しぶりです。
コメントありがとうございます!


「…分かりました。しかし、もう2名ほどにも同様の説明をさせるために呼んでも良いですか?」
あとから扇里たちと分けて話すのも面倒だからと提案したことでした。
「良いよ」
とてもあっさりとした答えを聞いてから研究室を出ました。


「歌の…意味?歌って何の?」
何の事だかわからないと言う声とともに小首を傾げた臨の瞳は、リリックをしっかりと見据えていました。その視線を受け取りながらリリックは、僕を呼び出した時の歌だよと言いました。
「あれか…ううん分からないよ。」
「そっか…じゃあその歌をもう一人知ってる人はいないの?」
そのリリックの問いに答えようとした瞬間医務室の扉が開きました。
「臨ちゃん、リリック君。同時に説明したいから来てくれるかな?さっきの話なんだけど」
少し走ってきたようで若干息の荒い拓哉でした。


最近の投稿が少しづつですいません。
こんな亀ペースで良ければ
お付き合いください<m(__)m>

Re: 触れられない花。 ( No.79 )
日時: 2017/05/05 21:39
名前: @メンタル iPadくん (ID: dk9.avGI)

拓哉について行き、辿り着いたのは彼の研究室でした。扉を開けると、学院長と一番隊隊長と副隊長に千尋とグリアが居ました。
「呼びたい人って彼女のことね、それなら話が早く進みそう。」
笹凪が安堵とも取れる息を吐いてから言いました。
「では、説明をさせていただきたいと思います。まず、神鬼力解放術というのは、鬼との契約の証である契りの紋様や品から鬼の持つ力全てを神の体内に取り入れ、神鬼の力を合成させ最大値まで引き上げることができます。この術は、発動時の詠唱が鬼の名前になります。そして発動された術の種類には大きく2つの種類があり、殺傷能力と治癒能力に分かれます。ただしこの術には最大のデメリットがあります。個人によってそれは様々ですが、術後硬直や理性の一時的損失などがあります。
そしてこれは彼女らにしか関係のない話になりますが、鬼の力を使わずとしても対鄙戦に備えることができます。術で武器を更生させるのでは無く、武器そのものを作っておき、力を同調させて戦う方法です。具体的に説明すると、自国の誇りである日本刀に鬼の力を封印すると考えてもらえれば結構です。」
長い説明を一気に話し始めた拓哉の瞳は強い思いが込められていることを語って居ました。
「先輩。リリックは能力属性が7つありますがその場合は…」
不意に臨が呟いた疑問がこの場に大きな衝撃を与えることとなりました。
「7つ能力属性を持つだと?最高でも鬼の能力属性は2つのはず。」
幾千年もの命を持った時雨でさえも驚きの声を上げて居ました。しかし直ぐにある出来事を彼は思い出しました。
「いつの事かは忘れてしまったが7の女神は何処にと言いながら来た鄙の者がいたが其れが彼女の鬼のことだというのか?」
「はい。憶測ではありますがそのようなことだと思います。そして彼女の代償は、鬼と共に朽ち果てること。」
重くのしかかるような拓哉の声が静かに研究室を包みました。


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