複雑・ファジー小説

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触れられない花。
日時: 2016/11/18 22:27
名前: @メンタル (ID: gdK5hR0W)

Character

〈神シン〉
限られた者。
炎・水・大地・雷・闇・無・愛
の7つに分けられた能力を操る。

〈鬼キ〉
神の使い魔。人外。
大抵は、1つ。多くても2つの能力しか使えない。
しかし1鬼だけ7種類の能力を操ることができる。

〈鄙ヒ〉
人類の敵。人外。
神と能力は、変わらない。見分けは、ほぼつかない。
破壊と絶望。そして憎悪を愛する。狂気殺人をする。

〈契チギリ〉
神が鬼と契約するときの事。
契を交わした神は、外れないピアスや体に紋様が刻まれる。
鬼には、自身の決められている名が体に刻まれる。

〈破ハ〉
鬼との契約をなくすこと。
鬼の体に刻まれた名を傷つけると契約は、無くなる。

〈神聖学院付属強化学園〉
神の能力があるもののみが通う学園。
初等部4年中等部3年高等部3年神聖学院3年
があり定期的に行われる実技テストのランクが
ABCDEの中でDとEになると普通科の学校に落とされる。
全寮制。中等部からは、週に一度だけ学園の外に行くことが許されている。







Re: 触れられない花。 ( No.107 )
日時: 2017/07/27 18:35
名前: とまと (ID: Ms/Mj5Tz)

 陸君好きなので登場してくれてうれしいけど…。
どうかみんな無事で…。

Re: 触れられない花。 ( No.108 )
日時: 2017/08/08 22:41
名前: @メンタル  (ID: gdK5hR0W)

すみません!どう書いたらいいかを考えていたらここまで待たせてしまうことになってしまい本当にすいません。

とまとさん
無事でいてほしい。っていう思いはどのキャラにもあるんですけど、
衝突を加えたら彼らはどうやって乗り越えていくのだろうとか、
もっと中が深くなったりするんじゃないかとか...考えるのも書くのも
メンタルだけなのですが、
ある種の妄想癖がついてしまっているようです(笑)。

夜が遅いので明日は出すと思います。

Re: 触れられない花。 ( No.109 )
日時: 2017/08/09 19:57
名前: @メンタル  (ID: gdK5hR0W)

「いっ!……ッ!」
自身の左足首に突き刺さった長刀が抜かれ鮮やかな血液が流れだす。次の攻撃がいつ来るか分からない。そう思い痛みに顔をしかめながら兄を見上げると黒く太い木が陸の動きを封じていた。地術を使ったのだろうが、臨自身は術を使っていないしリリックも腕の痛みが無いことから使ってはいないはずだ。
「おい。」
低く静かな声を発したのは、緒川だった。右手を陸の方に向けていることからして彼が術を使ったのだろう。するとすぐ近くに立っていた笹凪が臨の方に近づいて来た。
「『愛術』......私力弱いから痛みは残ると思うけど」
笹凪が臨の血が流れている左足に両手をかざし愛術を使った。負傷などをしたときに唯一ある治癒の術は力の強さによって痛みが残るなり、感知するなりと変化する。普段は、道化の様な性格の2人だが実質冷静な二人が感情だけで動いている現状に転院してきた者以外が驚いた。
「太田、家族に対して手ぇ上げんじゃねぇよ。お前と繋がって居る事が出来る唯一無二の存在なんだぞ。生力が安定しない両親よりも大事にしなきゃいけねぇもんだろうが。」
睨みつけながら言う緒川の声には、悔しさと怒りが滲んでいた。
「オまエも殺シてやルからマッテろよ」
陸の声はノイズと言うよりも女性の声が混じっていた。

Re: 触れられない花。 ( No.110 )
日時: 2017/08/16 22:42
名前: @メンタル  (ID: gdK5hR0W)

足の痛みは残っている状態で、
立ち向かい刺され
もう一度
立ち向かい刺される。
自分の力で傷を癒してはいるのだが、闇術の刀を保持した状態なので十分な処置が出来て居ないようだった。
三回目に立ち向かったとき、あからさまに苛立ったような表情で向けられた言葉は、
「モウ、ウルサイノ」
陸の肉声は消え女性の声がはっきりと聞こえた。その言葉と共にただ勢いに任せた斬撃が臨の左肩を斬った。
臨の片腕は重力に引かれるまま白い床に落ち、血溜まりを作った。
「臨…ハなれテ…」
いつの間にか静かに泣いている兄を臨はうつ向いたまま見なかった。
陸はそのまま軽い力で臨を突き飛ばそうと左手を臨の右手に当て押すが、臨は微動だにしない。
代わりに陸の刀を持った右手が動き出し、臨の脇腹に切っ先が沈み込んだ。
「……………っ!!!!」
臨が刀を動かした。
しかし狙い先は陸の左肩ではなく、その少し上。
陸の頭部ギリギリの場所。
何もないはずのそこには明らかにソレがあった。
鄙のまとっている黒い靄。
それを臨は貫いていたのだ。

貫かれた靄は素早く動き全員から離れたへ逃げた。
陸は身心を乗っ取られていたようでその場に倒れ、刺さったままの刀が粒子となって消えた。

靄が人の形に成った。
此処に居る全員が、転院生までもが知っている人物だった。
「あーあ…失敗しちゃったぁ。」
ぶりっこの様なポーズで呟いた彼女は、
笹凪に勝るとも劣らないモデル。
奈緒≪ナオ≫だった。
「すっごい簡単に操れたのにぃ…その程度の神の癖にぃ…力の弱いくせにぃ…なんでぇ?」
のんびりした口調が周りに、混乱と苛立ちを覚えさせた。
「かわいそぉだよねぇ…妹より力が弱いなんてぇまるで……」
そこで臨は大量の出血により、意識が途切れた。

Re: 触れられない花。 ( No.111 )
日時: 2017/08/17 20:45
名前: とまと (ID: Ms/Mj5Tz)

 そうですね、衝突とか、挫折の場面があってこその「物語」ですからね!(兄弟愛は大事です。)


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