複雑・ファジー小説

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触れられない花。
日時: 2016/11/18 22:27
名前: @メンタル (ID: gdK5hR0W)

Character

〈神シン〉
限られた者。
炎・水・大地・雷・闇・無・愛
の7つに分けられた能力を操る。

〈鬼キ〉
神の使い魔。人外。
大抵は、1つ。多くても2つの能力しか使えない。
しかし1鬼だけ7種類の能力を操ることができる。

〈鄙ヒ〉
人類の敵。人外。
神と能力は、変わらない。見分けは、ほぼつかない。
破壊と絶望。そして憎悪を愛する。狂気殺人をする。

〈契チギリ〉
神が鬼と契約するときの事。
契を交わした神は、外れないピアスや体に紋様が刻まれる。
鬼には、自身の決められている名が体に刻まれる。

〈破ハ〉
鬼との契約をなくすこと。
鬼の体に刻まれた名を傷つけると契約は、無くなる。

〈神聖学院付属強化学園〉
神の能力があるもののみが通う学園。
初等部4年中等部3年高等部3年神聖学院3年
があり定期的に行われる実技テストのランクが
ABCDEの中でDとEになると普通科の学校に落とされる。
全寮制。中等部からは、週に一度だけ学園の外に行くことが許されている。







Re: 触れられない花。 ( No.65 )
日時: 2017/04/04 09:16
名前: とまと (ID: Ms/Mj5Tz)

 なんか、いろいろ怖くなってきましたね…。

Re: 触れられない花。 ( No.66 )
日時: 2017/04/15 17:49
名前: @メンタル  (ID: gdK5hR0W)

とまとさん
お久しぶりです!
そうですね…読み返してみたら怖くなっていました(笑)

本編
『命を散らす』
拓哉のその言葉を最後に医務室には、3人の静かな呼吸音だけが残りました。
臨は、手の甲を見せるようにしてから短く横にスライドさせ小さな声で呟くように「水刀」と言いました。青白い光が生まれそれは、すぐに小型のナイフになりました。
「?」
リリックには臨が何をしようとしているのかがわかりません。小首を傾げているとリリックの方を見ずに臨は、同じことをしてとだけ言いました。リリックが同様にナイフを作り出すと臨は、手首の紋様をじっと凝視していました。
「私が作った時には、ツタは伸びなかった。でもリリックが作った時は、伸びたって事は…。リリックが力を使わなければ良いから…」
臨は、そう呟きながら先ほどと同様にもう一つナイフを作り出してリリックに渡し、自身の手にあるナイフの属性を変えるために刃をゆっくりと指先でなぞります。
「火刀」
すると刃の色がの青から赤に変わり属性が炎に変わったこと表していました。
「今から攻撃するからナイフ使って防いで。」
それだけを言うと臨は、火刀を逆手に持ち下から上に振りました。それをリリックは言われた通りにナイフを横にして防ぎました。
通常水刀に火刀を当てると水刀は、水なので蒸発してしまいますがうまく力を籠める事が出来ると上手く合わせ続ける事が出来ます。火刀も水が強くなれば消えてしまうので、力を籠めます。
それを臨は、自身一人だけで行っているので彼女の集中力は、計り知れないものなのです。
「…こうしたらリリックは力を使ってないことになるからつたは伸びないし。…力が尽きることはない。」
すぐに手を放しナイフを消すと相当集中していたからか臨の額には、汗が少し滲んでいる。
それを今まで黙ってみていた拓哉が口を開きました。
「…駄目だよそれは。だって臨ちゃんすごい力使うから労力半端じゃないんだよ?」
「でも…じゃないとみんなリリックを破門しろっていうじゃん。破門したら
 皆リリックの事を悪用する。」
敬語なんて忘れてしまうほど焦る臨に拓哉は疑問を持った。

Re: 触れられない花。 ( No.67 )
日時: 2017/04/08 19:48
名前: とまと (ID: Ms/Mj5Tz)

 読みました!

Re: 触れられない花。 ( No.68 )
日時: 2017/04/15 17:48
名前: @メンタル  (ID: gdK5hR0W)

とまとさん
ありがとうございます!

※すみません破門が破紋になってました修正いたします。


「彼を破門した場合がなんで悪用されると思うんだい?」
拓哉は疑問をそのまま口にして臨に伝えました。
「……私も話を聞いて確信したばかりなんですけど。リリックは、
 7の女神です。薄々と何かがおかしいことは気が付いていました。
 彼は出会ってすぐに7つの能力を使い、同時に私の腕の紋が動いていることにも。」
ぽつりぽつりと呟くような小さな声で臨は拓哉に話し出しました。その間リリックは、ただ静かに話を聞いていました。

臨が目覚める少し前。笹凪と扇里は、時雨に報告をするために学院長室の前まで行きました。大きな扉の前には、バインダーを両手で抱え俯き加減で立っている鴻崎が居ました。その表情は、今にも泣きそうでした。
「鴻崎、師匠はどこに居る?」
早口でそれだけを言うと少しだけ間が開いてから、
「地下に、…本部にいらっしゃいます」
と、こちらを見ずに言いました。彼女の表情から時雨が現時点で起きていることを報告されたかもしくは、見ていたか。とにかく理解し、行動を起こそうとしている事が確認できました。
「分かったありがとう。行くよ」
そう言いながら弱い光術で笹凪は本部のある地下へと移動しました。
「美香先輩っ。1番隊が被害最低限で押さえてあげるから次の戦争は、任せて下さいね」
口元に微笑を滲ませながら扇里は、移動術を発動させました。
「…ッフ。何それ。…私もあれくらい言えるようにならないと。」
誰もいなくなった廊下に向けて一人呟きました。

Re: 触れられない花。 ( No.69 )
日時: 2017/04/16 20:06
名前: とまと (ID: Ms/Mj5Tz)

 読みました!


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