複雑・ファジー小説

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触れられない花。
日時: 2016/11/18 22:27
名前: @メンタル (ID: gdK5hR0W)

Character

〈神シン〉
限られた者。
炎・水・大地・雷・闇・無・愛
の7つに分けられた能力を操る。

〈鬼キ〉
神の使い魔。人外。
大抵は、1つ。多くても2つの能力しか使えない。
しかし1鬼だけ7種類の能力を操ることができる。

〈鄙ヒ〉
人類の敵。人外。
神と能力は、変わらない。見分けは、ほぼつかない。
破壊と絶望。そして憎悪を愛する。狂気殺人をする。

〈契チギリ〉
神が鬼と契約するときの事。
契を交わした神は、外れないピアスや体に紋様が刻まれる。
鬼には、自身の決められている名が体に刻まれる。

〈破ハ〉
鬼との契約をなくすこと。
鬼の体に刻まれた名を傷つけると契約は、無くなる。

〈神聖学院付属強化学園〉
神の能力があるもののみが通う学園。
初等部4年中等部3年高等部3年神聖学院3年
があり定期的に行われる実技テストのランクが
ABCDEの中でDとEになると普通科の学校に落とされる。
全寮制。中等部からは、週に一度だけ学園の外に行くことが許されている。







Re: 触れられない花。 ( No.80 )
日時: 2017/05/07 20:49
名前: とまと (ID: Ms/Mj5Tz)

Σ(・□・;)

Re: 触れられない花。 ( No.81 )
日時: 2017/05/13 23:09
名前: @メンタル  (ID: gdK5hR0W)

(・∀・)ニヤニヤ
書いていて楽しいです(笑)


「…そうか。では、判断は彼女に任せるが一つ提案がある。」
時雨が臨の目を見据えて口を開きました。
「能力値の高い者、技術力の高い者に神鬼力解放術を習得し、対鄙部隊に加入してもらおうと考えている。その一人の入ってくれないか。」
まだ誰にも言っていないような発言をした時雨にさすがの笹凪も呆れていました。
「あのねぇ、そういう事は考え着いたら話してもらわないとびっくりするんですけど。…まぁ毎度の事ですけど。」
全ての人間の視線が臨とリリックに向かい決断を迫られました。それから臨は少々考えるように顔をしかめてから縦に首を振りました。
「習得させるときの講師などはどうなさるんですか?僕自身はこの術を習得できてないんですけれどもあともう少しと言う感じの方が一人だけいますが…」
何故か怖気づき気味で話す拓哉に扇里が食いつきました。
「え?誰それ?俺知らないんだけど」
「僕が嫌なんです。なんだか雰囲気が慣れなくてですね…」
「だーかーらー、誰なんだって。」
少し躊躇してから催促された拓哉が口を開きました。
「………宇塚愼市≪ウツカ シンイチ≫教授です。」
学院の教授の名前を出しました。

Re: 触れられない花。 ( No.82 )
日時: 2017/05/14 17:39
名前: とまと (ID: Ms/Mj5Tz)

新しい登場人物!!
また楽しみですね。

Re: 触れられない花。 ( No.83 )
日時: 2017/05/14 21:36
名前: @メンタル  (ID: gdK5hR0W)

とまとさん
はい!またまた新登場の方です。
楽しみだなんて嬉しいです(*´ω`*)


「宇塚愼市…あぁ戦術専門のあの人ね。」
ようやく思い出した笹凪たちと全く知らないと言いたげな表情の臨とリリックが実に対照的でした。その場にたまたま居合わせていただけのグリアと千尋も臨と同じような表情でした。
「宇塚教授なんて方学院内に居ましたっけ?」
「神聖学院だけで行動してる人なんだ。だから4人が知らないのも無理はないかも。」
臨の素朴な呟きに拓哉が答えるとなるほどと言って顔を見合わせていました。
「では、もう少しの状態と言うのなら宇塚に担当してもらおう。受講者などはこちらで決めておく。緒川、彼と一緒に受講者への報告と宇塚に頼んだぞ。」
それだけを言うと時雨は、笹凪と一緒に本部へと戻りました

Re: 触れられない花。 ( No.84 )
日時: 2017/05/20 23:08
名前: @メンタル  (ID: gdK5hR0W)

ひきつった表情で立ち尽くす拓哉と携帯端末で資料の撮影をしている緒川を研究室に残して臨とリリック、グリアと千尋は自室に向かいました。先ほど分かれた千尋と先に術で自室に向かったグリアの二人を除いた臨とリリックの間には、階段を上る足音だけでした。
「…さっきの歌の話だけど、もう一人だけ15歳くらいの男の人に歌を教えたことがあるの。だから知ってる人は、その人ぐらいだと思ってた。」
紺色のブレザーのポケットに手を入れて一歩後ろに居るはずのリリックに向けた声音は、昨日出会ったばかりの頃と何も変わらない調子でした。
「そっ…か。」
臨の一歩後ろを歩くリリックの表情は、消えてしまいそうなほど儚い笑顔でした。
自室に戻ると先にグリアがすべて説明をしていてくれていたようでした。それからは、何もなかったかの様に他愛もない会話を繰り広げ食堂で夕食と入浴を済まして鬼たちをしまうための詠唱を唱えました。
「『鬼の御霊、主の元へ帰り給え。』」
「『リリック』」
「『グリア』」
蘭のピアスには黄金色の光の粒子が、臨の紋様には赤青緑黄白黒桃色の7色の光の粒子が吸い込まれて行きました。
鬼たちは、主である神と契の品で常に契の品で繋がって居るので、神によって様々ですが必要としないときや就寝時などは、契の品に封じ込む事が出来ます。
数日後、臨と蘭のもとに学院独自の印がおされた真っ白な封筒が届き、学院の光術掲示板には『対鄙部隊政策』の話題が表示されていました。


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