二次創作小説(映像)※倉庫ログ
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- 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影(完結です!)
- 日時: 2017/03/12 19:51
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=28907
2作品目お待たせしました。
よろしくお願いします。
ps.及び実況席のリンクを張り付けました(^ω^)(15.03.26)
目次
前作・ep1へのリンク>>1
募集スレッドのリンク>>71
ep2.5の募集スレッドのリンク>>434
笑ってはいけないのリンク>>476
ep3.5へのリンク>>477
ep2.5へのリンク>>643
1.参加者リスト!>>16-17
2.プロローグなん打ッ!>>22-25
3.OPゲームなん打?>>34-37
4.ミッション1なん打ッ!>>44-48
5.ミッション1と結果で大騒ぎ打ッ!>>55-63
6.馬鹿野朗共のライブハウスなん打ッ!!>>74-80
7.ミッション2打ッ!>>93-96
8.青龍の作者と配達大作戦なん打ッ!>>105-113
9.狩人の作者と買い物ゲームなん打ッ!>>123-134
10.闇喰の作者と大将討ち取り合戦打ッ!>>148-159
11.錬金の作者と神聖なる魔女の決闘打ッ!>>171-181
12.錬金の作者と神聖なる魔女の決闘打ッ!(その2)>>193-206
13.線路の作者と誰得ドタバタカーニバル打ッ!>>222-232
14.多元の作者と魔月感染の恐怖なん打ッ!>>251-264
15.桜花の作者の球技大会と恐怖の足音なん打ッ!>>279-288
16.桜花の作者の球技大会と恐怖の足音なん打ッ!(その2)>>304-314
17.水翼の作者と迷宮ホテルとユマの正規契約の秘密打ッ!>>331-340
18.水翼の作者と迷宮ホテルとユマの正規契約の秘密打ッ!(その2)>>353-369
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!>>382-394
20.千年の作者とエダの忘れ形見打ッ!>>405-420
21.魔月の恐怖再発からのミッション3打!>>428-431
22.ミッション3はチビフランの妨害なん打ッ!>>442-446
23.ミッション3の解決策とハンターエリア打ッ!>>455-458
24.ミッション3、完結打ッ!>>465-470
25.チャンスタイムの舞台は危険エリア打!?>>480-493
26.チャンスタイムの結末は特別ボーナス打ッ!?>>501-503
27.エダ処刑とユマの作者見解と××打ッ!!>>512-518
28.女王感染者ユマとラストミッションなん打ッ!>>525-537
29.女王感染者ユマとラストミッションなん打ッ!(その2)>>546-552
30.ラストミッションと熱酸水の行方打ッ!>>557-561
31.ラストミッションと月輪の根源とは何なん打ッ!>>568-572
32.ラストミッションと原始結晶へ介入打ッ!>>580-592
33.ラストミッション、影の恐怖と桜花の誓い打ッ!>>599-606
34.ラストミッション、おしまいなん打ッ。>>613-619
35.ゲーム、終了。エピローグ打ッ!>>628-633
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- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.389 )
- 日時: 2015/11/29 21:44
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・8
クルトVS海馬2、社長の過去回想
*以下過去回想。
逃走中開始前、控室。
モクバ「お待たせだぜ、兄様。」
弟のモクバが持って来たトランクには今回専用に手配されたデュエルディスク。シンクロ、エクシーズ、最新召喚のペンデュアルにも対応しているのだが...
モクバ「召喚時に装着者の魔力エネルギーを使用した都合なのか、シンクロとエクシーズとペンデュアルの召喚に不具合がある以外はほぼ完璧だぜ。後は...」
海馬「不安要素があるエクシーズ召喚とシンクロ召喚とペンデュアル召喚の、
今回の逃走中を使った実用試験
のみ、か。(あの凡骨はともかく、遊戯も何か策があるらしいな。そして俺の身に何かがあった際の対策...)」
KC社長は服からカードを取り出す。紫色の融合モンスターを...
*ここで過去回想終了
海馬「...」
それは現在、海馬が手札で所持しているカードのうちのある1枚がキーになるカードだった。
海馬「...手札からモンスターを裏側守備表示でセット...伏せカードを1枚設置...」
クルト「その様子、まだ諦めていないんだな。」
<アサルトライフルを構えている
クルトはモンスターを呼び出した海馬に武器を構え、警戒。どんなモンスターを呼び出したか分からない以上、慎重な様子。
海馬「フン、当然だ。先ほどのモンスターをリバースで効果を発動する!」
表側にした事で現れた裏側守備のモンスターは”シャドール・ヘッジホッグ”。遊戯王カードを知らない方々に説明しておこう。
<シャドール・ヘッジホッグの特殊効果>
1.このカードをリバース召喚時に発動。”シャドール”の名前がついた魔法か罠カードをデッキから1枚手札に加える事が出来る。
2.今回使わなかったが、このカードが墓地に送られる事で発動。デッキからこのカード以外の”シャドール”の名前がついたモンスターをデッキから1枚手札に加える事が出来る。
クルト「(まずい!敵が何らかのカードの召喚条件を満たした可能性がある!どちらも潰さないと!)」
海馬が何らかのカードを手札に加える様子を見たクルトは攻撃魔法を詠唱しようとするが、
海馬「無駄だ。伏せカードをオープン。...罠カード、”闇の呪縛”」
ガチッ
<クルト、体を拘束された!
クルト「ぐ、畜生!!」
ご存知の方が多いと思う罠カード、”闇の呪縛”。表側のモンスターに対して発動する罠カードだ。これでネームレスNo.7は拘束...
海馬「本来ならこの罠はROドラゴンかヘッジホッグが攻撃された際に発動させる予定だったのだがな。貴様には特別に良いモノを見せよう...」
で、目立ちたがりな社長は魔法カードを発動する。
海馬「速攻魔法カード、”神の写し身との接触”(エルシャドール・フュージョン)」
こちらも説明します。
<”神の写し身との接触”(エルシャドール・フュージョン)>
”シャドール”のカード群限定で使える速攻魔法カード。
このカードは1ターンに1枚しか発動出来ないが、手札、フィールドからシャドール系統の融合モンスターを融合召喚条件に従って墓地に送る事でエクストラデッキから特殊召喚するのだ。
海馬「融合素材ならもう貴様の目の前にあるぞ...ククク...」
クルト「確かこの場合で出せるシャドール系は...!」
クルトは今の状況で海馬が何のシャドールモンスターを召喚しようとしているかを理解。
長い
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.390 )
- 日時: 2015/11/29 21:55
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・9
クルトVS海馬3と一護VSグレイディア
海馬「さあ来い...魔法効果により、ROドラゴンとシャドール・ヘッジホッグを融合!エルシャドール・ミドラーシュ!」
現れたのは機械仕掛けのドラゴンを従えた緑髪のポニテの女の子。コレも説明しておきましょう。
<エルシャドール・ミドラーシュ>
攻撃2200、守備800の魔法使い属、闇属性。星は5。
シャドール系統の融合モンスターの1枚。何らかのシャドール系統魔法等の手段を用いて融合する事でしか召喚出来ないモンスターである。
素材は”シャドール系統モンスター”と”何でも良いから闇属性のモンスター1枚”。今回はROドラゴンを使用した。(彼は闇属性だ)
後述する特殊効果により、公式のルールで制限された事もあるのだが...
なお、戦闘ミッションには制限なんてありませぬ。ユマも社長と遊戯と城之内のデッキは事前にエクストラデッキまで隅々全て見てチート過ぎないのを確認して認可してます。
クルト「ディープホール発動...!」
なんと、ネームレスNo.7は拘束されながらも悪足掻きの無力化魔法をこっそり詠唱していた!闇の呪縛は消滅するが、
ミドラーシュには何の悪影響も無かった。コレがヤバすぎて制限までついたこのカードの特殊効果だ。
クルト「!?」
海馬「こいつの特殊効果は...
”相手のカード効果では破壊出来ない”
”このカードがフィールドにいる限り、特殊召喚を1体までしか出来ない”
”墓地に送られた時に自分の墓地の”シャドール”と名の魔法、罠カードを1枚手札に加える”
おっと、最後の効果は説明の必要が無いな。貴様はここで...」
<ミドラーシュに攻撃指示
クルト(ー ー;)
そして、この後南エリアの一角では黒い闇属性の高エネルギー...つか黒い光の爆発が観測されたそうだ...ご愁傷様。クルト。状況と相手が悪かったな。
クルト「」
<黒焦げ
同刻、西商店街路地裏。
一方、爆発が発生したのと同刻。西では先ほどから大きな黒雲が発生、大量のスコールが降り注ぐ中でと共に落雷が路地裏に落ちる。
グレイディア「こいつの雷で...ルドラブレードッ!」
落雷を杖で受け取り、灰鹿の作者は雷のエネルギーを使って自己への負荷を減らした技を繰り出す...
ガキッ!
一護「これが...アンタの”節の魔法”かッ...(負荷を減らした上通常技まで応用してくるのかよ!しかも杖で!?)」
<グレイディアの技を斬月で防御
グレイディア「...これだけでは無いぞ」
バジッ
一護「っえ、うわぁあああ!?吹き飛び...」
先ほどの技、ルドラブレードは吹き飛ばす効果もあるのだ。一護は幾らか吹き飛ばされながらも踏ん張る。
一護「はぁ、はぁ...ヤベェかな。杖になったグレイディアさんは...」
死神代行は体がスコールで冷たくなっていくのを感じていた。残された時間で勝負を決めないとピンチになってしまう...及び
一護「(西商店街限定で熱帯気候化な上落雷込みでスコール降らせるって...)あの人どういう気候操作をしてやがる...!」
この西限定でのトンデモ現象はグレイディアの魔法、”節の魔法”が原因だった。
節の魔法>
ユマが作者グレイディアに提供した魔法。読み方は”せつ”。効果範囲内で気候に影響を与え、四季を操作する魔法。
実際の力では春夏秋冬を操るだけだが、グレイディアさんの場合は月属性の影響で熱帯、乾燥帯、亜寒帯、寒帯の様に極端な気候変動も起こせる。
さらに、”ある事情”があり節の魔法を使用時限定で負荷を減らして使用可能な技の一部を繰り出す事が可能にもなっている。
ただし、リスクもある。
・元から展開する範囲が狭いので、街全てに気候操作は数分で容量を超えます。(本来ならだが...?)
・極端な気候操作は月の力で無理やりスペックを上げている形式。乱発厳禁で1度使うと2、3時間は極端な気候変動を起こせません。
・後述する”月喰スタイル”という形態にシャムロックを変形させないとこの魔法は使えません。
月喰スタイル>
シャムロックを杖に変形させます。外見は杖先が小さな金色のアルダノーヴァの女神側の上半身が付いた短い杖です。髪の先がふわふわしてます。
”シャムロックに金色のレンズを捕食形態で食べさせての自動変形”でしか変形させられないユマの世界限定の形態でもある。
なお、食べさせたレンズは杖全てより杖先に成分が集中している。この形態は別名”杖スタイル”とも通称されており、魔力を強化する点がある。
この点は元の姿よりも先ほどの一護の件で見せた女性形態で効果が倍になる。(女性形態でこの形態を使用しても支障がない設計になっている。)
適性がある炎、水、風の3属性限定で月の力の補助により魔法を使える様になります。特に女性形態で炎なら高度な技を使えますが”裏側ネタバレ事情”で負担はデカいからご注意。
当たり前ですが、物理の威力は弱めです(>_<)なお、この形態を解除すれば元の腕輪と金色レンズに分かれて戻るのでご安心下さい。
余談>裏側の話で魔法提供後、鍛錬した事で気候操作で発生するエネルギーを使って負荷を減らし、制限無しの技を繰り出す事が出来る様になった。(これについては裏側で)
及び、節の魔法は術者であるグレイディアさんには一切悪影響が出ない。
グレイディアさんはまだあるよ
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.391 )
- 日時: 2015/11/29 22:02
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・10
一護VSグレイディア2、規格外のおバカ
一護「卍解っ!」
死神代行は先のスコールによる件で体が衰弱した状況だが...さらに負荷がかかるのを覚悟で卍解を行う。
一護「あまり時間はかけられねぇ...!」
その際の霊圧で雨雲が殆ど吹き飛ぶが...グレイディア本人は至って気にしていない様子。ただ発生するのに負荷と時間はかけたらしくて、
グレイディア「おいおい、苦労して気候を熱帯化して落雷込みの雨雲も発生させたのに...消失編みたいに吹き飛ばすとはな。」
一護「...?」
一護は目の前にいるグレイディアが右胸を押さえているのに気づく。確か、灰鹿の作者は...
グレイディアの特例措置>
右胸に”戦場のヴァルキュリア3のネームレスの紋章”。リミットは月輪過剰体質の規定で70%の為、悪影響は強め。
一部の制限時間付きの技の効果が短くなった上、全体的な技の威力も弱体化。シャムロックの形態は全て使う事を最優先しているせいなのかこうなった。
一部のハルバード形態の技には特に影響が強く、威力弱体化だけでなく、負担も増大して連発が出来ません。
余談>実はブチ切れると無理やり特例措置の刻印を外す可能性がある作者...。普段はユマの面子を守る為にワザと外していない。
グレイディア「私の負荷を気にしている余裕があるなら全力で来い、一護!私はそうでもしないと倒せない輩だぞ?」
一護「当然、だ!」
グレイディアが腕輪型の変形武器、シャムロックを斧槍に変形。そのまま一護とつばぜり合いに。
ガキッ、ガキン!ガキン!
グレイディア「なら、こうか?」
一護「今度は双剣...ッ!」
相手のスピードに押されながらも踏ん張る一護。しかし異変は突然だった。
ぐらっ...
一護「な、体が...ぜぇ、ぜぇ...」
グレイディア「ようやく効いてきたか。私はこんなやり方で勝つのはプライドに反する事なのだが...負荷と時間をかけ、節の魔法を発動してスコールを降らせただけと思っていたか?とんだ間違いだ。何故なら...」
グレイディアは急に衰弱し始めた一護に”あるモノ”を手渡す。それを知っている一護は驚愕。
一護「これは...色の木の実!?(しかも毒が強い水色...!)まさか」
そう。灰鹿の作者は路地裏を探索していた所、空き地に生えていた色の実がついた小さな苗を見つけ、スコールに混ぜて利用するのを思いついたのだ。だが一護にはまだ疑問符が...
一護「待てよ、アンタも魔法や色の木の実の影響はあるだろ!なんで平然としてんだ!?((((;゜Д゜)))))))」
グレイディア「節の魔法は私には何の影響も無いんだ。色の木の実の悪影響が仮にあったとしても、」
灰鹿の作者は一護に近づくと、彼に渡した木の実を1粒とって口に放り、つか食べ...ええええ!?貴方の場合死なないのは分かってますがこれはビビります!辞めて下さい!!
一護「」
グレイディア「私はこんな木の実程度の毒では死なない。どうしても木の実の毒素で死なせたいなら黒の薬の原液を市営プール1つ満たすぐらいの量を用意して飲ませ...ヲイ待て...!」
灰鹿の作者は驚愕。立ち上がる事さえ困難な状態なのに根性で立ち上がる死神代行。
グレイディア「もう止めてくれ、一護。お前の体はもう毒素で悪影響が出ている。卍解を維持するだけで精一杯の筈」
一護「うるせえ!...負けられねえ戦い、なんだっ!月牙...天衝ーーーッ!!」
彼の十八番が炸裂。グレイディアはすぐに仁王立ちで発生する技、
グレイディア「ガーディアン展開...ッ!?」
防御技を発動させたが、彼も先ほどの節の魔法の発動と精密操作で限界を超えていたのか。刻印がある右胸に激痛が。
バゴオオオオン!
路地裏は大破。一護もグレイディアも相打ちの上、一護は...
一護「ぐ、...これは...」
強制転送の光が発生した。毒素の悪影響、衰弱度合い...当然だった。しかも今回は全力の戦いで逃走者チーム敗北...グレイディアは右胸を押さえていた。衰弱していたがまだ動ける様子。
グレイディア「良い試合だった。手加減していたとはいえ、私をここまで追い詰めた事は評価しよう。誇って良い。」
黒崎一護
ゲーム続行不可能によるリタイア
残り28人
試合結果は敗北、ハンター1体放出です。
試合後が本題だ
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.392 )
- 日時: 2015/11/29 22:10
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・11
本題1
一護の転送を見届けた後、グレイディアはすぐに飛んで駆けつけて来たなのは、何故か黒焦げになったクルトと合流。
グレイディア「クルト、何故黒焦げに?」
クルト「海馬社長だ。何らかの事態が発生した際の切り札を用意していたんだ...」
なのは「作者さん、これが役立ったよ。無かったらエーカー少佐に負けてた...(>_<)」
<タブレットを見せる。
だが、灰鹿の作者がタブレットを見た瞬間だった。
グレイディア「!...クルト、なのは。ユマさんが来たら増援を要請してくれ!」
2人「!?」
血相を変えて北側に向かうグレイディア。後でタブレット端末を調べた所、作者にのみ見えるメッセージが表示されていた...
”作者のグレちゃんへ。
エダちゃんを捕まえたいならショッピングモールの近くにあるリピカ像の前まで来てね☆
みんなの人気者エダより”
シェイド((((;゜Д゜)))))つ通信 ユマ
クルト「ユマさん!」
最悪のタイミングで「私」の通信...2人は事情を話した。
ユマ「あの人はもう...ホンマに!今すぐそっちに契約者とスタッフ何人かを向かわせる!君達はそのまま帰還して頂戴!!」
一方のグレイディアは...右胸を押さえながらリピカ像の前に到着。刻印の制限により限界が近いのか顔が青ざめている。
グレイディア「はぁ、はぁ...こんな状態になっちまったのはいつ頃だった...」
バッ
後ろから誰かが攻撃して来た!?咄嗟に灰鹿の作者は腕輪を斧槍に変えて攻撃をガード。だが攻撃して来た相手の顔を見て驚愕した。
グレイディア「な、なんでだ...なんであんたが私に後ろから攻撃してんだ、
ユリカさん!」
グレイディアを襲撃した相手は大樹の作者、ユリカ。だが...
ユリカ「なんで、あんたがいるの?ああそうか。」
グレイディア「ユリカ、さん?待て、私」
ドクン
ユリカの言動がおかしい。そして月輪らしい何かの反応...ユリカは目の前の灰鹿の作者を得物の魔法槍で薙ぎ払い、
ドンッ!
グレイディア「ガハッ!?」
ユリカ「あんたも
私に
自分勝手な意見で介入するんだ。
私の世界に
自分の意見を押し付けるんだ。
私の作品を
何だと思っているんだ。
私を
壊すんでしょう?
ガ!?壊すんだ壊す気だ壊す壊す壊して壊す壊すコワス...壊ガガ...ァアアアアアアアアアアアアアアアアー!!」
灰鹿の作者をバインドボイスで吹き飛ばすと共にユリカが異形に変化していく!セブンスドラゴン2020の第四真竜ヒュプノスを全て真っ黒にして目を金色にしたモノを模していた。
メキッ、バキバキ、バキバキバキ
ユリカ「ーーーーーー!」
<言葉にならない叫び声
そして体の一部に少しだけ、黄金の結晶が発生している。ペースは遅いが確実に末期になり欠けだ...
パキ、パキパキ...
グレイディア「...ユリカさんは魔月に感染した上に末期の症状が出始めているのか!?」
エダ「グレちゃんー。どうするの?このままだとユリカちゃんここ全域ぶっ壊してから結晶化して死んじゃうよー?」
屈託の無いのんびりとした様子のエダがグレイディアの目の前に突然現れた。手に何かを持っているぞ。
グレイディア「エダ!貴様」
エダ「”あり得ないモノをエダちゃんに向けるな”!」
バキッ!
<シャムロック、砕け散る。
グレイディア「な、作者殺しか!?」
灰鹿の作者に”作者殺し”で得物を破壊したと同時に後ろに回りこみ、持っている注射器のようなモノを彼の首筋に当てる異端者。
エダ「はいチェックメイト。資料通りだね。グレちゃん気が付いていない様子だから教えてあげる。
今はグレちゃんの十八番、規格外のおバカな力は発揮出来ないんだよ。」
グレイディア「何の、世迷い事だ...」
エダ「何で今、エダちゃんへ反撃しないのかな?武器を壊すのに”作者殺し”は使ったけど、今は強化も何にも使ってへんねんで?」
グレイディア「!」
グレイディアは驚愕。
エダ「こうなった原因は...
試合で黒崎氏と全力で一騎討ちしてたよね。
エダちゃん試合の様子見てたよ。その際に月輪の属性を殆ど使い切っちゃったせいなんだって。
グレちゃんの規格外のおバカな力は、”自己改ざん能力と潜在能力と限界容量を最優先して無意識に月輪をありったけぶち込んでいる為”、に発揮するんでしょ?
色の木の実を食べただけで毒素に汚染されなかったのもそれが原因で毒素をはね退けるあり得ない不可能を無意識のうちに無理やり可能にしたんだよね。確か色の木の実、生食だと即悪影響が出る筈なんだよ?
ただ、エダちゃんが興味深いのは規格外のおバカの力の代償。月輪過剰な特徴である共鳴現象の耐性と魔月の耐性、他の戦闘スキルと日常スキルの大半を犠牲にした事と引き換えだったなんて。笑えちゃう。
他世界ではオズちゃんの時に起こした奇跡もコレが原因らしいね?
もしも、規格外の力の動力源である月輪の魔力が何らかの理由で枯渇して機能不全を起こしたグレちゃんはどうなるのかなぁ?今の様子だと”魔月にならなくても衰弱はする”様だね〜☆」
グレイディア「この...」
動くな、とエダはグレイディアを脅す。
エダ「グレちゃん。この注射器にはユリカちゃんの血の原液がそのまま入っていてね〜。今投与すると確実にグレちゃんは魔月に感染するよ?及び」
バッ
グレイディア「まさか!」
ユリカ「ガァアアア!!」
エダの気配が後ろから消えると同時に化け物になったユリカがグレイディアを襲撃。
グレイディア「やめろ!やめてくれユリカさ...ぐ!?」
<右胸を押さえている上顔色が悪い
大樹の作者という身内関連、頼りの武器が破損しただけでなく、前述した驚くべき事項が原因で衰弱しているせいか化け物になった相手への反撃策が無い灰鹿の作者。
エダ「きゃはははwwwwユリカちゃんの事を忘れてたー!グレちゃんは衰弱した悪影響で大ピン」
ガシッ
エダ「あれ?グレちゃん...」
グレイディアさん、致命的な弱点が判明
- Re: 自作逃走中ep2 三色電脳都市と黒い影 ( No.393 )
- 日時: 2015/11/29 22:44
- 名前: YUMA (ID: nAia7yCz)
19.灰鹿の作者の規格外の秘密とその代償なん打ッ!・12
本題2
なんとグレイディアはエダの手から例の注射器をひったくり、見つめる。
エダ「グレちゃん、ホンマに正気?今の衰弱してる状態でそれを投与したら確実に体内から魔月に感染するんだよ?いや、止めないけどさ。」
エダ本人は驚いていないが...
グレイディア「...」
*以下過去回想。裏側の後の話
過去回想、白百合邸書斎
ユマ「グレイディアさん、貴方も月輪過剰体質なので
制御に失敗したり
感情を高ぶらせたり
別荘の件みたいにあのレベルまで衰弱した際に変に刺激する
いずれかで確実に体内から魔月化する体質なんです。絶対に注意して下さい!」
*過去回想終了
グレイディア「ユマさん...心配させる事態になってしまった。すまない」
プスッ...
そして灰鹿の作者は全てを覚悟して注射器を首筋に打ち込んだ...
エダ「え?あれ??...あはは...きゃははは...グレちゃんホンマに馬鹿じゃないの?容赦無く投与したよこーーー!」
ザシュッ
エダ「ああ、ぶっ刺して来たねユマちゃん。見ての通りユリカちゃんとグレちゃんはもう手遅れやで?及び」
ユマ「アンタ刺したの、ウチやない。よく見いやアホ」
エダは「私」が腹に手刀を刺していたと思ってた様子。実際は...
エダ「え...グレ、ちゃん!?何で、何でや!魔月で意識を保たれへん筈なのに」
グレイディア「...ああ。そうだ。意識を保って会話するのもギリギリだが貴様から奪ったアレは...効果抜群だったぞ...」
灰鹿の作者は不敵な笑みで”破幻”という脇差サイズの小さな刀でエダの腹を刺していた。本来なら
彼の作品で見せた力は負荷や能力の問題で使用を禁止している
がもしもの際に彼に隠し持っておく様に指示していた。”エダ対策の”プレゼント付きでね。
グレイディア「破幻には...事前にユマ、さんが刺しただけで...機能する貴様への殺傷能力を組み込んでいたの、さッ、殺す事は、出来なイガ...」
エダ「まさ...ガフッ!?ゴボッ、ジエちゃんの傷が、いやグレちゃんから受けだ...ぐぁああ!!」
そしてエダは吐血と激痛でのたうちながら転移魔法で失踪。しかし事態はまだ収束していない。
ユリカ「あ++ナダも壊スの×××ne...!」
ユリカが魔月感染末期になり欠けな上、グレイディアも魔月感染で理性を保つ限界が迫っていた。
グレイディア「(もうまずいかな、私が私でなくなる感触が強くなって来てる...)ユマさん、私の理性があるうちにこの場から去ってほしい。私がユリカさんを止めてみる。最悪の事態を」
ユマ「了解。クルトとなのはには念のため覚悟するよう言っておきます。ただし、責任は全部貴方が負って下さい。」
スタッフ側にも連絡だな。「私」はグレイディアのそばから離れて移動しながらシェイドの連絡を行う。魔月対策装備の都合でスタッフは全てベイエリア側に待機させていた。
貴虎「篠崎か、こちらの対策準備はあと数分で全」
ユマ「呉島さん、予定が変更になりました。対策準備のみ整えて下さい。商店街に突入する必要が無くなったんです。今そこにいる全員へ共有して下さい。契約者には私から言います...」
グレイディア「私ガ...俺が一番...イチばん正シイ...」
この時点でグレイディアは完全に理性を失った。今度は共鳴界に。契約者関連はこちらで共有だ。
ユマ「よし、全員への連絡は完」
グレイディア「好きだ好きダ好きだ好キダ...だからメチャクチャにシタイ...」
はぁ、グレイディアさんの”ぶっ壊れ具合”は最悪らしいですね。アンタ曰く、
ユマ「”Ga.さんの件が作者同士で通じる可能性があるなら何とかなるかもしれない”、ね。
本来は親兄弟とか人間以外で同じ種族じゃないと駄目なケース
なんです...実行するのは自由ですが責任はアンタが全部負って下さいね?」
そして、同じ頃。暴走した作者2人の狂乱がリピカ像前で起こっていた。先のユリカの他にも、
ドゴォオオオン!
グレイディア「潰××テしまおう...俺が間違テイるの...ギギ」
ユリカ「壊れて壊+...レ...」
ゴッドイーターのシユウを赤黒くして腕が8本になったモノに似た姿に異形化したグレイディア。お互いに言動はノイズがかかって聞き取れない。だが相手へ互いに敵意を持っている事は理解していたらしく、互角に戦っている。
ガキッ
<グレイディア、腕の1本でユリカを殴る
ユリカ「ギギ、ギギギギ...壊壊...壊ィイイ!」
ユリカ、負けじとバインドボイスでグレイディアにダメージを負わせる。だが...
パキッ、パキッパキッ、パキッ...
<ユリカが結晶化していく
バインドボイスを発した分、ユリカの体の結晶化が進んでいる...
グレイディア「...がぁああア亜アああーーーー!!」
ユリカ「グォオオオオ!!」
グレイディアが腕6本でガードしながら突進攻撃、ユリカが口から破壊光線を同時に放った瞬間だった。
バチッ
魔月感染による異形の狂乱
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