二次創作小説(新・総合)

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逃走中#CR05 はじまりの炎と紋章物語【完結】
日時: 2020/09/25 22:01
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: b92MFW9H)
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1440

どうもです、灯焔です。
遂にキリのいい数字を迎えた逃走中#CR05。前回エクラが捕まったり道化師側で大きな動きがありそうだったりと波乱の展開を迎えたコネクトワールド。世界の行方はどうなる…?
今回の舞台は、2回目の舞台『渋谷』があった時代から約5000年後の世界『エデン』が舞台と言われている『セブンスドラゴン』『セブンスドラゴンⅢ』より『学都プレロマ』。数々の木々に生い茂られた廃墟と化した学術都市を舞台に、逃走者達とハンターによる5回目の逃走劇が今、幕を開ける―――!


遂に本格的に動き出したメフィスト率いる道化師達。本部を襲うだけでは飽き足らなかったのか、他の支部で暴動を起こし始めました。そして、本部の面子もメフィストを叩こうと本格的に動き始めます。
そんな中、道化師一味にも何か動きが。前々回から様子がおかしかった『あの人物』の記憶が…?さて、運命はどう転がるのでしょうか。

<ルール>
逃走エリア:『学徒プレロマ』
かつて隆盛を誇った古代文明の研究者である学士たちが集っていた学術都市。
技術力の高さは『エデン』の中でも群を抜いていたが、現在は魔物の巣窟になっており、廃墟と化している。かつてこの地で、13班の意志を継いだ者が『真竜』を退治した伝承が伝えられている。ゲームではドラゴンによって木々が生い茂っていたが、今回は木々が生い茂っている様子は無く、廃墟であること以外は広い逃走エリアだと思っていいだろう。
エリア紹介 >>1




逃走時間:90分

賞金:54万(1秒100円)

ハンター:初期4体(OPゲームで1体起動。ゲーム開始後に3体追加で起動)

自首方法:後程通知にて発表


<参加者>

【逃走中#CR01 成績優秀者】 (3人) 詳細>>2
エーデルガルト=フォン=フレスベルグ
芽兎めう
ミミ

【逃走中#CR02 成績優秀者】 (3人) 詳細>>3
七海千秋
キュベリア
タイマー

【逃走中#CR03 成績優秀者】 (3人) 詳細>>4
アルル・ナジャ
クレア・スチーブンソン
ジャック

【逃走中#CR04 成績優秀者】 (3人) 詳細>>5
天海蘭太郎
クリス
むらびと

【作者枠】 (4人) 詳細>>6
YUMA
ゆめひめ
おろさん
葉月

【作者推薦枠】 (4人) 詳細>>7
サタヌ
左右田和一
霜月凛
イヤミ


計20名


○逃走中#CR06 シード枠争奪アンケート実施中
※締め切りました

○逃走中#CR06 次回参加者募集中!
※締め切りました
次回参加者 >>105
作者枠発表 >>120

※『お手伝い』として参加してくださる方向けの案内※
 版権キャラ応募用紙 >>121 ※9/24(木) 20:00まで



◎AfterBreakTime

 ①『更に集う仲間たち』 >>8
 ②『赤色が抜けた景色』 >>33
 ③『折りに折られぬ心意気』 >>39
 ④『光と開く世界』 >>49
 ⑤『スーパースターは彗星の如く』 >>68
 ⑥『音無町の真実』 >>95-96
 ⑦『打ち上げ』 >>125-126 >>129-131



以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。

Re: 逃走中#CR05 はじまりの炎と紋章物語 ( No.59 )
日時: 2020/08/28 23:14
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: te9LMWl4)

【47:11】





~北西地区~





天海「これを使ってお2人に気付いてもらいましょう」

左右田「スマホ?それ使って何すんだよ」

天海「まぁ見ててください。音で気付いてもらえないなら…『光』を使えばいいんです」



 そう言うと、天海くんはスマホの『ライト機能』を出しました。…そして何やら考え込んだ後、左右田くんのスマホも一時的に借りられないか頼みました。左右田くんは少し苦い顔をしましたが、天海くんが真面目な顔をしていた為仕方なく自分のスマホを取り出し、彼に渡しました。

 タイマーとゆめひめも注意深く天海くんを見ていると…彼はライトアプリを起動した2つのスマホを両手に持ち、器用にカチカチとライトを付けたり消したりし始めました。
 妙に規則的な動きでライトを動かしている彼に首をかしげていた左右田くんでしたが…その法則性で『おお!』と納得した表情を浮かべました。



左右田「成程な!そういうことかよ、天海やるじゃねえか!」

ゆめひめ「どういうこと?天海のあのカチカチしてるのに何か意味があるの?」

タイマー「法則性があるところまでは分かるんだけど…。どういう意味なのか教えて貰えるかい?」

左右田「天海がやってるライト、ありゃ『モールス信号』だ。まぁ本来なら『回光通信機』っていう機械が必要なんだが…。それがないから、天海はライトを2つ使って簡易的にあいつらに信号を送ってるんだよ!」

タイマー「ということは…天海くんは今『光でリピカさんとマルクくんを呼び寄せてる』ってことになるのかい?」

ゆめひめ「才能を思い出せてないのにやるぅー!左右田と違ってね!」

左右田「オイコラ最後は余計だよ!!……で、天海。なんとかなりそうなのか?」



 なんと、天海くんがやっていたのはモールス信号!左右田くんのいう通り、本来ならば専用の機械が必要なんですが…それが無い為、左右田くんにスマホのライトを借りて簡易的に2人に信号を送っていました。
 気付いてくれるまでやるしかないですが、声を張り上げるより明らかに視認できる範囲が広い。これは考えましたね、天海くん。



天海「何周かやってみてますけれど…。気付いてくれるかは彼らにかかっています。その前にハンターが来そうであればやめますので教えてください」

タイマー「分かったよ。僕達は近くを警戒しておくね」



 そう。結果的にリピカとマルクが反応を見せるまで続けなければなりません。天海くんは光に気付いてくれるのを信じ、ひたすらライトを動かしていたのでした。




















~空中~





リピカ「はぁー…。ドーム状に覆われて中身がハッキリ見えないのさ」

マルク「でも、さっきよりはちょっと中が見えるようになったのサ!…なんかエクラって人とべリアが意気投合してるように思えるのはボクだけなのサ?」

リピカ「遠目だからそう見えるだけさ!もしそれが本当だったらなんでエクラを捕まえたんだって話にならないか?」

マルク「うーん…」



 一方。空中で暗闇を見ているリピカとマルクは話をしていました。北地区を覆う暗闇の障壁は、ドーム状に広がっており空からでも中身をはっきりと確認することはできません。
 とにかく。障壁を何とかしないことには話は進みません。エクラのことについては早々に切り上げ、この障壁をどうするかについての話題に移りました。



マルク「この障壁…。『自然のもの』に感じるのはボクだけなのサ?」

リピカ「自然のものだというのは私も分かるさ。火、水、風、土…。所謂『四台元素』って言われてるやつさ。それにしても、どうしてそんな基本的なものに魔力の性質を変えたんだろう?」

マルク「魔族が使っているものだと後々面倒になるから…?うーん、意図が読めないのサ。でも、使っている源力が分かるなら…後は『それを応用するヤツ』の力を借りれば何とでもなりそうなんだけど…」



 流石。2人共障壁が『何の魔力で出来ているか』については読み解いていたようです。今回の障壁の元となっているのは『四台元素』の力―――。自然に溢れている『基本的な魔力』です。となれば、プレロマにある四台元素の力を利用すれば何とかならないこともないですが…。



マルク「問題は『その力を操れるやつがいるか』ってことなんだけど…うん?」

リピカ「どうしたのさマルク」

マルク「なんか後ろでピカピカ光ってるのサ。新手の道化師?」

リピカ「道化師ならもっと禍々しい気配を私達も感じるはずなのさ!きっと誰かのイタズラだとは思うけど、一応見に行ってみる?」

マルク「ミッションのこともあるしなー。一応行くのサ」



 ふと、マルクが背後で何か光っていることに気付きました。道化師ならばどちらも気配に気付いていると『道化師ではない』ことを強調するリピカ。それならば確認してみるべきだと双方思い立ち、振り向いてみました。すると―――。











リピカ「……ん?あの両手を上げてる光って……『逃走者』?」

マルク「ボク達を呼んでるっぽい?なら話を聞いてみてもいいんじゃないの?」

リピカ「行ってみるのさ!」



 なんと。後ろで天海くんがモールス信号を送っていることに気付いたのです!良かった良かった。2人が近づいてきたことに4人の逃走者も気付きます。



ゆめひめ「…あっ!2人が来た!」

タイマー「リピカさーん!マルクくーん!こっちこっち!」

天海「…よし。そろそろやめてもよさそうですね。左右田君、ありがとうございました」

左右田「いやいや。流石は天海だぜ。こっちも結果的に貸してよかったからな!」



 リピカとマルクが近くに降り立つと、4人はすぐに彼らの元へ近付きました。



マルク「ボク達を呼んでいたようだけど。何か用?」

天海「はい、大ありです。ミッション③の通知を運営本部の皆さんも聞いていると思い、相談をしたかったんですよ」

リピカ「あの障壁のことさ。…結局割らなきゃ双方面倒のことになるから協力してあげるのさ。
    まず、あの『障壁』は―――『四台元素の魔力』で練られている障壁だ。つまり、同じ力をこっちからぶつければ割れる仕組みになっているさ」

タイマー「四台元素…って、自然にある力のことだよね?火、とか水、とか」

マルク「そう。なんで道化師達がそんな分かりやすい力を障壁に使っていたのかは分からないけど…。『四台元素の魔力』を操れる奴がいれば、障壁を割れると思うのサ」

ゆめひめ「それなら尚の事ヴィルヘルムに頼んだ方がいいんじゃない?」



 リピカとマルクが先程話していたことを逃走者達にも語ります。障壁の仕組みを理解した4人。『四台元素の魔力』を割れそうな人材としてヴィルヘルムの名前を出しますが、リピカは首を横に振りました。



リピカ「あいつは駄目さ。力が強すぎて向こうに被害が出るからな。道化師も簡単に突破されないように対策を練っているはずさ。『同じだけの力』を出せる奴じゃないと…」

左右田「俺は本部のことなんも知らねーから考え付かねーけどよ…。天海、何か心当たりないのかよ?」

天海「と、言われましても…。全員の得意分野を全て把握している訳ではありませんからね…」

タイマー「マルクくんやリピカさんでも駄目なの?『強すぎる』って理由で」

マルク「そもそもボクとリピカの専門分野が違う。全ての属性魔法を使うなんて、高度な魔導師にしか出来ないことだよ」

リピカ「本部にそういうヤツいたっけなー…。あ、いたかも」

ゆめひめ「心当たりあるの?!」

リピカ「確実じゃあないんだが、あの『新入りの亀のどっちか』がそんなこと話してたような気がする。探すならそいつらを探してみるのさ」

ゆめひめ「亀?有名なのといえばノコノコとか、カロンとかいるけど…」

マルク「そうなのサ!『カロン』サ!!」



 思い出したようにマルクが大きな声を挙げました。カロンがその関係の話をしていたかもしれない、と。
 その話を聞いて、天海くんはとりあえず生き残りの逃走者全員に今聞いた話をメールで送信することにしました。勿論、『カロン』を探すことも付け加えて。



天海「…これでよし、と。これでカロンくんを全員が探すことが出来ますね」

左右田「俺達も出来るだけ探してみようぜ。オメーらも手伝ってくれるよな?」

リピカ「ま、乗り掛かった舟だし手伝ってやるのさ。ただし、『ハンターの囮』とかは出来ないからそのつもりでいるなよな?」

タイマー「考えてないから大丈夫だよ…」




 一歩前進!カロンを探せばまた事態を前に進められるかもしれないと判断した逃走者達は、各々カロン探しを始めます。
 ―――さて、無事に障壁は割れるんでしょうかね。いや、割れてくれないと困るんですがね。

Re: 逃走中#CR05 はじまりの炎と紋章物語 ( No.60 )
日時: 2020/08/28 23:14
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: te9LMWl4)

【45:38】





~東地区~





クリス「キュベリア殿。『マゼンタ色の髪をした黒ずくめの男』を見たというのは本当か?」

キュベリア「あぁ。十中八九あいつだろ。本部の連中ではっきりと『道化師』だって分かってんのはあいつだけだし追うぞ」

イヤミ「はぁー。この世界ってホント変なモンばっかりあるザンスね。ミーのイヤメタル以上に」

クリス「『イヤメタル』?価値のあるものなのか?」

イヤミ「ミーの出っ歯は希少価値の高いメタルで出来てたザンス!一時期はミーも超大金持ちだったザンスよ!」

キュベリア「希少価値が高い…。ということは売れば結構な金になるってことか。BEMANI支部の中に自室作ってぐーたら出来るかもしれねぇな…」

クリス「支部長にあるまじき台詞は止めた方がいいぞキュベリア殿…」



 ミミや凛、天海くん達4人とはまた別行動をしていたクリス、キュベリア、イヤミ。1人でヴィルヘルムを探そうとしていたところに2人が合流した形ですね。
 キュベリアが『道化師ならあいつ探す方が手っ取り早い』と2人の特徴を教え、先程見かけたマゼンタ色の髪の毛の男を探すことに。まぁあんな目立つマゼンタは1人しかいませんものね。



クリス「そういやキュベリア殿。2回目の時も3回目の時も中盤まで爆睡していたと聞いていたんだが…。どこにそんな余裕があるのかと感心してしまった」

キュベリア「単に序盤はやる気ねーだけだよ…。ほら、某携帯獣にもそういうやついんだろ。それと同じだ」

イヤミ「シェ?!お前ポケ○ンだったザンスか?!」

キュベリア「わざわざぼかしたんだから正式名称言うな。…んまー、サタヌ捕まるまでは爆睡しようって決めてたからなー。あいつみっともなく序盤で確保されたからそのまま爆睡してた」

クリス「無茶苦茶だ…。だが、それが出来てしまうのが『女神』だということなんだな」

イヤミ「それはちょっと違うと思うザンス…」

キュベリア「―――待て。止まれ。隠れんぞ」



 キュベリアの爆睡事情を聞いて進んでいる最中、ふとキュベリアが2人の足を止め、一旦隠れる様提言します。いつもの気だるげな表情とは一転、真面目な口調で喋った為2人も素早く物陰に隠れました。
 しばらくして現れたのは―――。





























ハンターSA「…………」



キュベリア「やっぱりハンターだったか…。隠れて正解だったな」

イヤミ「あのまま進んでたら確実に見つかったと思うと肝が冷えるザンス…」



 なんとハンター。キュベリア達が向かっていた方向に歩いていました。キュベリアが制止をかけなければ…。何が起こっていたかは明白でしょう。そのままハンターを物陰から見守りながら、地区から去るのを待ちます。





ハンターSA「…………」


キュベリア「…………」



ハンターSA「…………」


クリス「もう少し…」



ハンターSA「…………」


イヤミ「シェ…もう移動したいザンス…怖い『待て。地区からあいつがいなくなってからだ』」





ハンターSA「…………」





 様子を見たのが功を成したのか、ハンターは3人に気付かず東地区を去っていきました…。



クリス「…もう大丈夫そうだな。イヤミ殿、もう出ていいと思うぞ」

イヤミ「うう…あれがハンター…。近くで見ると怖いザンス…。追いかけられたくないザンス…」

キュベリア「ここをまっすぐ行けば暗闇がある地区に辿りつける。多分あいつ…そっちに向かったと思うぞ」

クリス「分かった。早いところ移動しよう。ハンターが引き返してしまっては元も子もない」



 果たしてその判断は吉と出るのでしょうか。上手く行くといいですねぇ。










【44:59】





~南東地区~





七海「遅れを取っちゃったけど、私も移動しなきゃ…」



 南東地区で逃げていた七海さん。ミッション③に参加する為、移動を開始します。そんな彼女の向かう先に―――

































ハンターSA「…………!!」





ダッダッダッダッダ!!!!!





ROCK ON【THIAKI NANAMI】





ピーーーーーーーーーーーー





七海「まずい、見つかった!」



 先程3人が見かけたハンターが動こうとしていた七海さんを補足!すぐに逃げ出しますが七海さんの脚力では無理も同然!
 すぐに追いつかれてしまい……。








ポンッ







【44:43】
七海千秋 確保 残り10名





七海「動いたのが駄目だったかぁ…。もっと運動しないとなぁ」



 七海さん、判断ミスにより確保!もっと足が速ければ、と運動しようかなと考える彼女なのでした。考えるところそこじゃない気もしますが。








ピリリ ピリリ








凛「『七海千秋 確保 残り10名』 遂に半分になったのね。…中盤戦も超えてきたというところかしら」

キュベリア「あー、多分さっき見かけたハンターに追いかけられたな千秋。すまん。お疲れ様だ」

左右田「まさかロンパ勢の最初の確保者が七海になるなんてな…。敵は打たねぇけどお疲れさまな!」




 過去の逃走中で逃走成功を果たした実力者がどんどん捕まっていきます。これからどうなることやら…。それもですが、カロン探しも急いでくださいね!ミッション③終了まで10分切りましたからね!

Re: 逃走中#CR05 はじまりの炎と紋章物語 ( No.61 )
日時: 2020/08/27 19:56
名前: YUMA (ID: 3NeFJuEp)

お久しぶりのユマです。

こちら、暑さは雨が降ってマシになりかけなケースでありますぞ。

では本題...ミッションは終わりましたが
おろさんとアルルが最終的な犠牲になってしまったか...

そして...ゆめひめさんは灼熱君存じていなかったとはね。ポップンにも移植されたりボルテやリフレクやDDRでは別ベクトルで猛威をふるってたり...もうどうしようもないんだYO...ユマもあの曲夏色でごきげんになる的な意味で大好きなんだYO...

そして敵側にも動きが。エクラの事情を知ってベリアが動き始めたか。そして...は?邪神を創るとか物騒な話題になってきてますぞ!?

で、この状態を利用する形でミッション3個目...北エリア解禁がかかっているが下手したら大半の逃走者が失格になるリスク...行くしかないと思う輩が多そうな気がしますね。

で、カギとなる障壁の詳細...同じような力を使えばいいのか。心当たりがある人物探しと...つかキュベちゃんよ、イヤメタルはあきません、原作で最終的に大量生産ブラック工場を建設してイヤミを拘束してた件はめっちゃ怖かった...(当時、某動画配信で見てました!)

ではこれにて。

Re: 逃走中#CR05 はじまりの炎と紋章物語 ( No.62 )
日時: 2020/08/27 22:14
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: te9LMWl4)

どうもです。やはり三輪先生とizuka先生のイラストは最高だと改めて自覚した灯焔です。
こんな素敵な先生方の絵でゲームを楽しめる刀剣乱舞とかいうゲームとFEHとかいうゲームは素晴らしいと思います。
独り言を話すだけに留まりそうですが絵の良さについてだったら1日中話せます。それくらい素敵なんです。



>>YUMA 様

どうもです。コメントありがとうございます。
結局は最終的にアラームを回避せねばならないですが、完全に消滅させる方法などないわけです。必要な犠牲だったわけです。ナムナム。
ゆめひめ様に関してはポップン専属でなおかつメジャーな曲しか知らなさそうな感じがしたので恐らく灼熱くんに関してはご存知ないかなぁと。灯焔氏の勝手な想像でございます。知ってたら申し訳ありません。

敵の狙いは最初から『エクラを邪神にすること』とハッキリわかりましたが。まぁ止めないとあかんやつですが。頑張れ逃走者達。頑張れ運営本部。
続いて始まったミッション③。失敗すれば損害が大きそうなミッションなので逃走者達も一丸となって頑張っております。無事成功してくれるといいのですがね。

Re: 逃走中#CR05 はじまりの炎と紋章物語 ( No.63 )
日時: 2020/08/28 23:15
名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: te9LMWl4)

【44:11】





~北東地区~





ミミ「凛ちゃん、本当にマゼンタ色の髪を見たんだよね?」

凛「えぇ、間違いないわ…。金髪のツンツン頭も後ろに付いていってたから間違いないでしょう」

ミミ「なんだか誤解を招きそうな表現の仕方だけどジャックで間違いないね!よーし、追いかけよう!」



 クリス達3人が北東地区へ向かうよりも先に、ミミと凛が北東地区へとたどり着いていました。恐らくハンターから先に逃れたジャックを見かけたのでしょう。今は彼を追っている状態です。



凛「…そういえば。うさぎ屋、貴方不思議の国へ行く夢を以前連日見ていたとか聞いたけど…その後どうなったのかしら?」

ミミ「あぁ、あの夢ね!ずーっと見続けてるからさ、MZDに前相談したの。そしたらおでこにおまじないみたいなものされて。そしたら全然見なくなったんだよ!」

凛「そう…。不思議ね。まるで黄泉の国に行かせないようにしているみたい…」

ミミ「そんな不吉な事言わないでよ~!唯でさえ日々綱渡りの人生生きてるんだからさ~!」

凛「(それは、肉体的に?精神的に…?)」



 と、とりあえずその話はそこまでにしておきましょう!白紙になりかけている(はず)とはいえまだ正式に決まったわけじゃありませんからね!ね!
 そんな言葉を綴っている後、追っている影が大きくなってきました。更に、後ろから別の足音が。複数あるのでハンターではなさそうです。




















イヤミ「シェーっ?!おなご2人も来てたザンスか!」

ミミ「クリスさん達!もしかしてあなた達もヴィルさんを探しに?」

キュベリア「そーゆーこと。あれ関係なら専門家に聞くのが一番だと思ってな。今頃対策でも練ってんじゃねーか?ほら、見てみろよ?」

クリス「うん?」



 不意ににやついたキュベリアがある1点を指差します。そこでは…。




















ヴィル「ジャック。確実にこの暗闇が影響があることを証明する為にその身で突撃しろ」

ジャック「遠回しに『滅びろ』っていうんじゃねぇよ!!今は俺も『逃走者』の1人なんだけどな?!」

カノン「流石に…それは…止めた方がいいと思う…」

ミミ「…何やってんの?」



 暗闇に飛び込めと指示をしている上司と嫌がる部下がいましたとさ。最早彼を止めるのをあきらめたのかMZDはカノンの近くでぼうっと様子を見守っています。
 呆れ顔で近付くと、ミミ達に気付いたのかヴィルヘルムはジャックへの指示を止めてこちらに近付いてきました。



ヴィル「ミミ。もしかして私を追って…?」

ミミ「そうだけど…。ジャックが『暗闇に触れちゃダメ』って言ったそばからジャックを放り投げようとするのは流石に良くないと思うよヴィルさん。てか止めてよMZD。何の為の保護者なわけ?」

MZD「だってさぁ。アイツ久々に口角上げて笑ってたんだぜ?止めたらこっちにも飛び火するなって思って。カロンにケガさせたら嫌じゃん?」

ミミ「コラッ!それで逃走者に被害出したら元も子もないでしょ?!」

MZD「それに魔力の性質変わった今なら投げても平気かな、と『神の風上にも置けないやつだ!見直したわたしが馬鹿だった!』神様は気まぐれなんだよ!」

ジャック「よーく分かった。上司も神も俺のこと人工生命体扱いにしか思ってないことがな!!ふん、それなら話は早い。さっさと『四大元素』が使えるヤツってのを教えやがれ!」

キュベリア「自我持ったのに上司に逆らえない人工生命体が何言ってんだよ…」



 何いつも通りのコント染みたやりとりしてるんですか。そんなことやってる時間はないんですよ。ミミがこれ以上慣れないツッコミをして時間をロスさせたくないのか、キュベリアがコントをぶった切って本題へ戻します。
 …すると、今までぽかーんとしていたカノンがゆっくりと前に出て、こんなことを言いました。



カロン「オレ…『四大元素』の力…。引き出せるぞ…」

クリス「本当か?!しかし、メールには『障壁よりも強い四大元素の魔力を与えてはならない』と書かれていたが…」

イヤミ「このホネホネがどれだけの強さを持っているかなんて、ミーにも分からないザンスからねぇ…」

キュベリア「それも『お見通し』なんだろ幽玄紳士。こいつの力と障壁の力の差って奴を」

ヴィル「そうだな。結果論から言えば―――『カロンの力で障壁を割ることは可能』だ」

ミミ「本当?!じゃあ早速割ってよ!それで余裕を持ってミッションクリアだ!」



 カロンの力で障壁が割れると言われ喜ぶミミ。しかしヴィルヘルムの顔には眉間にしわが寄ったまま。『老けるぞ』と横やりを入れた部下の頭を一発はたきながら彼は続けました。



ヴィル「可能には可能、なんだが…。彼だけでは四大元素の力を発動することが出来ないんだ」

凛「どういうことなの?」

MZD「カロン、何か理由があって『魔法陣』が無いとその力を発揮できないみたいなんだよねー。で、その魔法陣を創り出すには…『純粋な神の力』が必要。つまり、オレじゃ無理ってワケ」

ミミ「なんでよー!肝心な時に役に立たないんだから!ならキュベリアさん、あなたは出来ないの?」

キュベリア「魔法陣かー。私も昔『悪魔』だったからな。元々人間だったり、魔の力が中に入り込んでいる神じゃ作れないんだよ」

イヤミ「シェ?じゃあ、どうやって魔法陣を作れば…」

キュベリア「それを考え出さないことにはこの障壁を破ることは出来なさそうだな」

カノン「オレの為に…すまない…」

ミミ「う、ううん!カロンくんはちょっと待っててくれればいいから!むしろここにいてくれて助かったよ!考える時間稼げるしね!」

MZD「ちょっと?オレとカロンとの態度の差デカすぎません?」

ミミ「身内じゃない人に気遣いするのはあたりまえでしょー?」



 どうやらカノンが『四大元素』の力を使用するには、『純粋な神の力』が必要なようで…。MZDには出来ないかとミミが詰め寄りますが、まぁうちのMZDはね。過去が過去なんで『純粋な神様』じゃないんですよねー。ちなみにキュベリアも同じく。
 とにかく、条件にあった神様に魔法陣を作ってもらわねばミッションが進みません。どうしたものかとその場にいた総出で考えますが、いいアイデアは浮かびません。―――そんな折、クリスが「あ」と声を挙げました。



クリス「神殿。ソティス殿はどうだ?」

MZD「ソティス…。あっ!アイツならいけるかも!」

ミミ「心当たり見つかったの?!」

MZD「うん。まぁでもオレから連絡するより身内に連絡してもらった方が早いだろ。オレのスマホ貸したげるからソティスに作ってもらって!」

クリス「えっ?あっ、わ、分かった。…普通のスマホの使い方がイマイチ分からないんだが…」

イヤミ「いやアンタ普通に今まで逃走者用のスマホ使ってたでしょ?!それと使い方同じザンス!仕方ないザンスね、ミーが特別についてあげるザンス!」



 なるほど。ソティスは『純粋な神』なので、魔法陣を作れるやもしれませんね。あれ、でも今拗ねてたような…。
 イヤミの教えに合わせ、しどろもどろな動きで画面をタッチし電話をかけるクリス。しばらくのベルの音と共に―――『お目当ての人物』の声は聞こえてきた、のですが。



ソティス『なんじゃ?わしは今機嫌が悪いのじゃ!余計なことをするでない!!』

クリス「え、えぇ…?」




 あー、やっぱり拗ねてたか。彼女をどうにか説得しなければ魔法陣は作ってもらえません。頑張れ、クリス!


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