二次創作小説(新・総合)
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- 逃走中#CR05 はじまりの炎と紋章物語【完結】
- 日時: 2020/09/25 22:01
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: b92MFW9H)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7a/index.cgi?mode=view&no=1440
どうもです、灯焔です。
遂にキリのいい数字を迎えた逃走中#CR05。前回エクラが捕まったり道化師側で大きな動きがありそうだったりと波乱の展開を迎えたコネクトワールド。世界の行方はどうなる…?
今回の舞台は、2回目の舞台『渋谷』があった時代から約5000年後の世界『エデン』が舞台と言われている『セブンスドラゴン』『セブンスドラゴンⅢ』より『学都プレロマ』。数々の木々に生い茂られた廃墟と化した学術都市を舞台に、逃走者達とハンターによる5回目の逃走劇が今、幕を開ける―――!
遂に本格的に動き出したメフィスト率いる道化師達。本部を襲うだけでは飽き足らなかったのか、他の支部で暴動を起こし始めました。そして、本部の面子もメフィストを叩こうと本格的に動き始めます。
そんな中、道化師一味にも何か動きが。前々回から様子がおかしかった『あの人物』の記憶が…?さて、運命はどう転がるのでしょうか。
<ルール>
逃走エリア:『学徒プレロマ』
かつて隆盛を誇った古代文明の研究者である学士たちが集っていた学術都市。
技術力の高さは『エデン』の中でも群を抜いていたが、現在は魔物の巣窟になっており、廃墟と化している。かつてこの地で、13班の意志を継いだ者が『真竜』を退治した伝承が伝えられている。ゲームではドラゴンによって木々が生い茂っていたが、今回は木々が生い茂っている様子は無く、廃墟であること以外は広い逃走エリアだと思っていいだろう。
エリア紹介 >>1
逃走時間:90分
賞金:54万(1秒100円)
ハンター:初期4体(OPゲームで1体起動。ゲーム開始後に3体追加で起動)
自首方法:後程通知にて発表
<参加者>
【逃走中#CR01 成績優秀者】 (3人) 詳細>>2
エーデルガルト=フォン=フレスベルグ
芽兎めう
ミミ
【逃走中#CR02 成績優秀者】 (3人) 詳細>>3
七海千秋
キュベリア
タイマー
【逃走中#CR03 成績優秀者】 (3人) 詳細>>4
アルル・ナジャ
クレア・スチーブンソン
ジャック
【逃走中#CR04 成績優秀者】 (3人) 詳細>>5
天海蘭太郎
クリス
むらびと
【作者枠】 (4人) 詳細>>6
YUMA
ゆめひめ
おろさん
葉月
【作者推薦枠】 (4人) 詳細>>7
サタヌ
左右田和一
霜月凛
イヤミ
計20名
○逃走中#CR06 シード枠争奪アンケート実施中
※締め切りました
○逃走中#CR06 次回参加者募集中!
※締め切りました
次回参加者 >>105
作者枠発表 >>120
※『お手伝い』として参加してくださる方向けの案内※
版権キャラ応募用紙 >>121 ※9/24(木) 20:00まで
◎AfterBreakTime
①『更に集う仲間たち』 >>8
②『赤色が抜けた景色』 >>33
③『折りに折られぬ心意気』 >>39
④『光と開く世界』 >>49
⑤『スーパースターは彗星の如く』 >>68
⑥『音無町の真実』 >>95-96
⑦『打ち上げ』 >>125-126 >>129-131
以上、逃走中#CR 運営本部がお送り致します。
- Re: 逃走中#CR05 はじまりの炎と紋章物語 ( No.34 )
- 日時: 2020/08/12 22:04
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: UruhQZnK)
【81:39】
~北東地区 研究室付近~
クリス「…ん?向こうに違和感らしきものがあるな。まさかとは思うが…」
ゆめひめ「黒い布がかかった装置かも!行ってみようよクリス!」
北東地区で合流を果たしたクリスとゆめひめは、そのまま自分達が逃げていたエリアの装置を探すことを選択しました。ミミからのメールを受け取り、まずは『違和感』を探すことにしたようです。
目を凝らして死角になりそうな場所を探す2人。…しばらく辺りを見回していると、クリスがある1点を指差して『違和感』を告げます。装置かもしれないと期待し、2人は違和感を感じた場所に近付くことにしました。
ゆめひめ「ここだよね?クリスが違和感があるって言ってた場所って」
クリス「そうだ。物理的に何かが隠されていそうな違和感だった。ゆめひめ殿の言う通り、黒い布かもしれない。ここはおれが触ってみるよ」
ゆめひめ「そんな!クリスばかりに負担かけさせられないよ!あたしもやる!」
クリス「それなら、ゆめひめ殿はおれが布を取り払った後のレバーの下降をお願いしたい。『装置』と言っているのだから恐らく『機械』というものだとは思うが…出身の村にもアリティアにもそういう文明は無かったからな。慣れていないんだ」
ゆめひめ「確かにFEシリーズで機械的だったのって#FEくらいだもんね…。分かった、任せてよ!」
クリス「まずは黒い布があるかどうかの確認だな。触るぞ…」
クリスが違和感の元に手を触れてみます。すると、柔らかい絹の触感。明らかに黒い布です。そのまま引っ張ってみると、中から銀色の装置が現れました。『通報部隊撃退用のレバー』3台目、発見です!
ゆめひめ「あからさまな装置発見!この赤いレバーを下ろせばいいんだよね?」
クリス「それで合っていると思う。ゆめひめ殿、頼んだ」
ゆめひめ「合点承知!」(レバーを下ろす)
【81:15】
クリス レバー下降
ゆめひめ レバー下降
レバーを下ろしました!これで3つ目です。あと1つレバーが下ろされれば2体目の通報部隊が消滅します!
…実は、彼らがレバーを下ろしているのと同時期に、別の場所で装置を発見した逃走者がいました。
【81:13】
~南西地区 休憩所前~
七海「あった。あの装置で間違いなさそうだね」
おろさん「七海さんがじっと目を凝らしてくれていたお陰だね。何から何までありがとう…」
七海「ううん。おろさんさんの機転が無ければこの選択は選べなかったよ。お礼を言いたいのはこっちの方…だと、思うよ?」
おろさん「断言はしないんだね!?」
同時期に装置を見つけたのは七海さんとおろさん!3回目でペアを組んだ2人です。今回も抜群のコンビネーションを見せ、意見を言い合いながら装置を探していました。それが功を成したのでしょう。素早く違和感に気付き、黒い布を取り去ることに成功したのです。
目の前の銀色の装置を見て感心する2人。感心するのは構いませんけれど、早くレバーを下ろした方がいいですよー。
おろさん「しまった。今回も七海さんと序盤から行動出来たことが嬉しくてやるべきことを見失いそうになったよ」
七海「むむむ…。天の声さんは心配性だなぁ。大丈夫だよ、私が眠ってもおろさんさんが起こしてくれる…と、思うから」
おろさん「寝るかもしれないの?!」
七海「キュベリアさんが気持ちよさそうに寝てたら…なんだか私も睡眠欲が……。ふわぁ……ねみぃ……」
おろさん「ハンターや通報部隊が来たらどうするのーーー?!寝ちゃ駄目だよーーー!!」
七海「寝るならレバー下ろしてからだね…。すやぁ…」(レバーを下ろす)
おろさん「起きてーーー!!!まだ夜じゃないよーーー!!!」(レバーを下ろす)
キュベリアが心地よさそうに寝ているのが羨ましいようで。七海さん、眠そう。このままだと寝るかもしれません。慌てて止めるおろさんでしたが、七海さんがレバーに手をかけていることに気付き彼も素早く一緒に下ろしました。
既に七海さんは鼻ちょうちんを出し始めています。おろさんはこれからどうなってしまうことやら。
【81:07】
七海千秋 レバー下降
おろさん レバー下降
これで4つ目のレバーが下ろされました。通報部隊が1体消滅します!
~東地区~
通報部隊B「…………?」
淡い光と共に、通報部隊が1体エリアから消え去りました。
ピリリ ピリリ
めう「めうっ!読むなりよ!『七海千秋、クリス、ゆめひめ、おろさんの活躍によって、『通報部隊撃退用のレバー』が2つ下ろされた。合計4つ下ろされたので、通報部隊を1体消滅させた。全ての通報部隊を消滅させるまで、レバーは残り2つだ。』 2つ同時キターーーッ!!!こりはあと2つ、かなり余裕を持って探せるなりね!ねっ、りんりんせんせー!」
凛「屈辱だわ…。油断したところをはんこ屋に捕まるなんて…」
めう「そんなこと言わないめう!つーほーぶたいがしょーめつしたらりんりんせんせーの活躍を間近で見れるめう!むきゅー!こりは本気で行かないと!りんりんせんせー、早速レバーを下ろしに行くめう!」
むらびと「(西地区のレバーに向かっている)」
天海「4箇所が下ろされたんですね。手を付けてなさそうな場所は、と…」
残り2箇所の装置を探す逃走者達。時間に余裕が少し出てきましたが、油断せずにミッション成功を目指しましょう!
- Re: 逃走中#CR05 はじまりの炎と紋章物語 ( No.35 )
- 日時: 2020/08/13 22:06
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: UruhQZnK)
【79:48】
~西地区 飛空艇置場跡地~
むらびと「!」
ハンターに気を付けながら西地区へとやってきたむらびと。メールの文面を頼りにしながら物的な違和感がないかを探し始めました。
ここは飛空艇置き場の跡地だったのでしょう。所々の木材がむき出しになっており、大昔に使用されていたことを証明しています。…そういえば、島にもヘリコプターらしきものありますよね。
むらびと「(空の旅はとても楽しい、と全身を使ってアピールしている)」
いやー、そこまで全身でアピールされるとこちらも空の旅をしたくなりますよ。不束ながら天の声、人生で一度も飛行機に乗った経験がないんですよね。学生時代にあるだろうって?大人の事情で無くなったんです。
…そんな雑談は後にして。むらびとが一生懸命黒い違和感を探す最中、彼に近付く影が―――。その正体は……。
天海「…あっ。先客がいる。むらびとさーん!」
むらびと「(天海を見つけて嬉しそうに手を振る)」
現れたのは天海くん!人の少なそうな場所を重点的に探していましたもんね。合流しても何もおかしくはありません。むらびとが嬉しそうに手を振るのを確認し、彼は足を速めます。
天海くんは前回ブレーンとして大活躍していましたからね。むらびともそれを知っており、彼のことは信頼しています。
天海「むらびとさんもここを探していたんですね。1人だったら時間的に少し骨が折れそうだなと思っていたところだったんです」
むらびと「(任せろ!と自分の胸を叩いている)」
天海「それは頼もしいです。話している時間も惜しいですし、早いところ見つけ出してしまいましょう」
ミッションの残り時間も5分を切っています。急いで探さないと通報部隊が1体残ったままゲームが続行することになってしまいます。それだけは避けたい2人。素早く違和感探しを始めました。すると…ふとむらびとがある一点を見つめ、立ち止まりました。どうかしたのかと天海くんが問いかけると、彼は見つめているところを指差しました。
天海「もしかして…違和感があったりするんですかね」
むらびと「(首をぶんぶん縦に振る)」
天海「大丈夫です、大丈夫ですから!分かりましたんで過剰に首を振るのはやめてくださいね?」
どうやら違和感を見つけたようです!過剰に首をぶんぶんと振っている彼を宥め、一緒にその『違和感』を見に行く天海くん。試しにそこに触れてみると…布の感触。装置がありそうですね!
天海「ビンゴみたいですね。取り払いましょう」
むらびと「(頑張って布を取り去ろうとするが届かない)」
天海「あははは…。俺やりますんで後ろに下がっててください」
頑張ってむらびとが背伸びをするも布には届かず。天海くんが来てくれてよかったのかもしれませんね。そのまま彼が布を取り去ると……現れる銀色の装置。『通報部隊撃退用のレバー』で間違いありません。
むらびと「(わーいわーい)」
天海「ナイスですむらびとさん。さて、これを下げればいいんですね」(レバーを下ろす)
【79:22】
天海蘭太郎 レバー下降
むらびと レバー下降
お見事、5つ目のレバーを下げることに成功しました!ミッション①クリアに王手をかけた逃走者。さて、どうなる?!
ピリリ ピリリ
左右田「…ん?『天海蘭太郎、むらびとの活躍によって、『通報部隊撃退用のレバー』が1つ下ろされた。全ての通報部隊を消滅させるまで、レバーは残り1つだ。』 おお?!もう1つに減ってんのか!これは動かなくてもいいやつかなー」
アルル「なんとか通報部隊の恐怖に怯えなくても良さそうだよ…。でもまだミッション①クリア出来てないんだし、安心しちゃダメだよね!」
キュベリア「んあー……?ミッション?がんばりやがれー……ぐがー……」
各々反応を見せる逃走者。ミッション①の行方も気になりますが…一旦牢獄ルームの様子も見てみましょう。
~牢獄ルーム~
YUMA「初手で落ちることも初めてだからな…。まさかイヤミと左右田に競り負けてしまうとは」
クレア「勝負は時の運とも言いますし、仕方ありませんよ!唯でさえ今回実力者が勢ぞろいの回だったんです。誰が最初に脱落してもおかしくなかったです」
エーデル「本当にそうよね。まさかあのやる気のない女神が最初にOPゲームをクリアしてしまうんだもの。エリアが適度に薄暗いこともあってか、油断したらハンターに追い付かれてしまうわ」
クレア「私は2連続通報されての確保ですよ…。なんか出場するごとに確保される感覚が短くなっているような気がするんですが」
YUMA「クレア、それはメタいで!」
クレア「急に口調が変わった?!」
エーデル「以前からそうではなかったかしら…?私は改めて貴方と交流するのは5回目が初めてだけれど」
一方の牢獄ルーム。今回序盤確保されたのが全員女性ということで、初っ端から女子トーク炸裂。しかし、中身は全員逃走中には真摯に向き合う性格の為反省会や次に生かせそうな話が中心でした。
エーデルガルトもクレアも出場するごとに短気確保になってしまっている為、その反省を次に生かしたいと思っているようですね。
エーデル「当たり前よ。あの1回で満足する私ではないわ」
クレア「私に関してはまだ1回も逃走成功を果たしてませんからね!それに、白猫プロジェクトのジャンル全体で言っても逃走成功者は1人もいないんですから。余計次に生かさないと、です!」
エーデル「…そういえばYUMA殿。サクヤ殿が話しているのを耳にした程度なのだけれど…貴方、運営本部の様子を勝手に過去に自分の世界に映したことがあったそうじゃない?あれだけ人外が多く揃い踏みする場所だもの。気になるのは分かるわ…。でも、それはちゃんと許可を取ってからにしたほうが私はいいと思うけれど」
クレア「あ、それ私も気になっていました!やけにこちらの世界に詳しいと思っていたら、そういう理由があったんですね!運営本部…っていうか、メインサーバで主に活動されている方には過去を知られたくない方も結構いるんです。逃走中の大会は全世界に中継が繋がっているので別に構わないんですけど。裏話とかを勝手に除くのはいかがかなぁと思います」
YUMA「そんな風に思われていたのか?以前の世界で結構繋がりがあったから、その縁を利用して様子を見ていたんだが…。流石にまずかったか」
クレア「サクヤさんもあまり気にしてないようですけど、顔が明らかに困っていたので程々にお願いしますね?」
エーデル「…ん?今回は流石に差し入れが来ないかと思っていたのだけれど。向こうから誰か来るみたいね」
一旦は話を区切る3人でしたが、ふとエーデルガルトが向こうから人影がくると指摘。目を凝らしてよく見てみると、そこからやってきていたのはなんと。
クレア「オスクロルさん?!」
オスクロル「クレアさん!逃走中お疲れ様でした…。今回は残念でしたね。あ、私『暁闇の魔王』をしております、『オスクロル・ラス・カサス』と申します。今回ヴィルヘルムさんの要請でこちらの差し入れを届けに参りました」
エーデル「…あぁ。確か今、本部って殆どエリアの中にいるんだものね。残っているメンバーも彼らの補佐やゲームの運営に忙しいだろうし、外部に差し入れを頼んでもらってもおかしくはないと思うわ」
YUMA「オスクロル?彼女もクレアの知り合いなのか?てか、あの幽玄紳士人脈かなり広いんだな…。唯の引きこもりだと思っていたんだが」
クレア「はい!冒険家の中ではかなりの有名人なんです!あの茶熊学園にも通っているんですよ!」
オスクロル「彼が引きこもっていた…というか、呪縛のせいで外に出られなかったのは過去の話のようですし…。私も何回か魔界にはお邪魔したことがあるんです。そこでやっていたミサで彼と出会って、今ではお料理やお裁縫のお話もよくするんですよ!」
エーデル「魔王と魔王が話しているのに話す内容が随分家庭的なのね…」
やってきたのはオスクロル!話に出てきた通り、今回本部の面子は戦場に出ずっぱり。残った数少ない面子もサポートや管理に回っている為、牢獄ルームへの差し入れを外部に依頼していました。まぁ、オスクロルなら快くOKしてはくれそうでしたがね。というかオスクロル、ヴィルヘルムと交流あったんですね。確かに天界と魔界には異次元の隔たりは無いんですがね…。
オスクロル「あ、忘れるところでした!本部の皆さんからお預かりした差し入れになります。ケーキの詰め合わせみたいですよ?えーと…『色々奮発して作りすぎてしまった。サイズは小さいはずだから好きに食べてくれ。 ヴィルヘルム』ですって」
エーデル「ケーキ?…あら、随分と小さなサイズなのね。でも、種類が沢山あって色々な味が楽しめそうね」
クレア「苺がふんだんに使われてるものもありますねー!私これにします!!」
YUMA「序盤確保者っていつもこうなのか?」
オスクロル「中継されるのは大会の様子だけなので、牢獄ルームのことは知らないんですけれど…。サクヤさんが『毎度のお約束』と仰られていたので、序盤確保者へのお楽しみなのは間違いないかと」
YUMA「そうなのか…。だからといってこれ以上の序盤確保は避けたいところだが」
クレア「ほらほら、エーデルガルトさんもYUMAさんも早く選ばないと私が全部食べちゃいますよー!」
エーデル「甘さ控えめのものがあったら貰おうかしら。甘味は使いすぎた頭には効力抜群なのよ」
YUMA「じゃあ折角だからお言葉に甘えて…。お、なかなか美味いな」
クレア「甘すぎずちょうどいい美味しさですねぇ!舌がとろけますよ~…」
オスクロル「み、皆さんが食べているところを見たら私も食べたくなってしまいました…。ひ、ひとつくらいいただいてもいいでしょうか?」
エーデル「いいのではないかしら?特にそういう規定はないのでしょう?」
クレア「そうですよ!オスクロルさんも一緒に食べましょうよ!美味しいですよ!」
オスクロル「それではお言葉に甘えて…。―――本当に美味しい。どうしたらこんなに美味しく出来るのかしら。今度お料理教えて貰おうかな?」
エーデル「彼、本当に魔族なのかしら?奇怪な姿をしているだけの人間だったりしないのかしら?」
YUMA「肌が白いし耳長いし浮くし魔法使うから魔族なんじゃないか?」
牢獄ルームは既に女子会ムード。これは次に確保されるのが男性だった場合雰囲気ぶち壊しですね。運命がどう転がるかは分かりませんが。
それはともかく、次回ミッション①完結!逃走者達は無事に通報部隊を全て消滅させることが出来るのでしょうか…?
- Re: 逃走中#CR05 はじまりの炎と紋章物語 ( No.36 )
- 日時: 2020/08/14 22:12
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: UruhQZnK)
【78:43】
~西地区 聖女の像付近~
めう「めうっ!めうのミッションレーダーがここらへんが怪しいと察知してるめう!りんりんせんせー、探すなりよ!」
凛「探すなら貴方1人で探せばいいじゃない…。私はそこら辺に隠れて逃走者が滅びていく光景を見たいだけなのよ」
めう「なにを言ってるなりかりんりんせんせー!あと1個でミッションクリアめうよ?!むきゅー、こうなったらめうのもちゃちゃでりんりんせんせーを可愛いおみあしアイドルにしちゃうめう!」
凛「やめなさい…それだけは絶対にやめなさい…!」
残りのレバーは1箇所。めうが凛を無理矢理発見し、2人でミッションクリアにいそしんでいました。…のはいいものの。凛は当初からミッション参加には否定的。めうが一緒に探そうと誘っても1人で探せばいいと返し、意見は堂々巡り。
挙句の果てにはめうが凛を『可愛いおみあしアイドル』とやらに変化させようとしています。あれれ、目的変わっていませんか?
めう「変わってないめう!りんりんせんせーがアイドルになればにこきゅっぴんしてくれるめう!きっとレバーだってすぐにばっしゃーんってしてくれるめう!」
凛「何を不可解なことを言っているのはんこ屋…。それにあの愚昧な出来事の元凶であるあの自転車のベルはどこにもないはずよ。貴方にそんなことが出来るはずがないわ」
めう「ふっふっふ。りんりんせんせー、甘いめう!めうはりんりんせんせーが逃走中でぺったんするって聞いてからちゃんと対策を練って来たなりよ!」
凛「はんこ屋、それは一体どういうことなの…?」
そう。凛を『可愛いおみあしアイドル』にするにはめうの自転車のベルが不可欠。しかしそんなものを逃走中に持って来れる訳がありません。彼女の言葉は偽りだと凛が論破しますが、めうは不敵に笑うのみ。……ま、まさか!!
めう「こんな時もあろうかとめうのもちゃちゃからベルルを取り外して持ってきたんだめう!ハンターを呼び寄せない小物扱いならいいってサククも言ってためう!!」
凛「はっ!あのベルは…。やめなさい、やめなさいはんこ屋!」
めう「アブダラカブダラもにゃもにゃぷー! 可愛いおみあしアイドルになぁ~れっ☆」
(ちりんちりん!)
って、彼女が懐から出したのは自転車のベル?!めうが掲げた『それ』を見て顔が青ざめる凛。彼女が止めるのをよそにめうはどこかで聞いたような呪文を唱え、凛に向かって自転車のベルを鳴らしました。すると…?
凛『私のにこ☆きゅっぴんで、みんなを幸せにしちゃうわよ♪』
めう「やっためうー!これでりんりんせんせーも立派なアイドルめう!ささ、現れ出でよレバー装置ー!!りんりんせんせー、特大の『にこ☆きゅっぴん』をレバーにお見舞いするめうーー!!!」(ちりんちりん!)
凛が急に真顔のまま可愛らしいポーズをし始めましたよ?!一種の洗脳のようなものなのでしょうか。そのまま凛に『にこ☆きゅっぴん』なる必殺技を出すように指示するめう。そんなものでレバー装置が見つけられるわけがないでしょう?!
普段の凛なら即座に拒否しそうなものですが、今の凛はめうの言いなり状態。素直にえくぼに手を当て……
凛『にこ☆きゅっぴん』
こりゃだめだ。ミッション①の時間も迫ってるんですよ?!ふざけてないで真面目にレバーを探してくださーい!!あ、あれ?
めう「あっためう!黒い布が落ちためう!りんりんせんせーの『にこ☆きゅっぴん』が炸裂しためう!さっすがりんりんせんせーめう!」
凛『あれがみんなの幸せを奪っている元凶なのね。私が魂まで虜にして滅ぼしてあげる♪』
めう「めうぅ!一緒にレバーを下ろすめう!」
って、えーっ?!黒い布が落ちてるーーー?!こんな呆気ない終わりを迎えていいんですか?!えっ、いいの?!結局今後シリアスになるんだからこれくらい良いって?!いやそれ最上級にメタいのでやめていただけますか?!
めう「天の声が何か言ってるけどしらんめうー!りんりんせんせー、レバーをどーんっ!!」
凛『レバーも私の『にこ☆きゅっぴん』で虜にしてあげる♪』
【77:02】
芽兎めう レバー下降
霜月凛 レバー下降
ミッション① クリア
…まぁレバーを下ろせたので良しとしましょう!お見事、ミッション①クリアです!
~プレロマ塔前広場~
通報部隊C「…………?」
淡い光と共に、通報部隊が1体エリアから消え去りました。これで全ての通報部隊の消滅に成功ですね!おめでとうございます!
ピリリ ピリリ
イヤミ「おっと?通達ザンスね。『芽兎めう、霜月凛の活躍によって、『通報部隊撃退用のレバー』が1つ下ろされた。全てのレバーが下ろされた為、通報部隊が全て消滅した。ミッション①クリア』 おおっ!流石は逃走者達!本当にやってくれたザンスね!隠れてて正解ザンス!」
サタヌ「これで通報部隊を気にする必要は無くなったわけなのだな。まぁ、私には関係ない話だが。さて、キュベリア様を探しに行かなくては」
タイマー「やったぁ!クリアしたんだね!でも活躍できなかったなー。次は頑張らないと!」
ミッションクリア通知に安堵する逃走者達。これで余計なことを気にせずに済むというものです。第一関門突破ですね。
…さーて、アイドルと化してしまった凛はどうなったのでしょうか。
~西地区 レバー前~
めう「ミッションクリアめう~!わ~い!」
凛『私の活躍でみんなに幸せを届けられたわけね。嬉しいわ』
めう「めうもりんりんせんせーと一緒にミッション出来てうれしいめう~!」
凛「…はっ。私は一体何をしていたのかしら。……はんこ屋」
めう「めうぅーっ?!りんりんせんせー、前より元に戻るの早くないめうか?!」
凛『滅びてしまいなさい はっ』(ベルを破壊!)
めう「むっきゅー!!めうのもちゃちゃのベルがーーー!!あーめう…」
おろさん「(何やってんだろ…)」
あーめう。
【75:00】 ミッション①終了時 逃走者詳細
確保者 3名
YUMA クレア エーデルガルト
既存逃走者 残り17名
芽兎めう ミミ
七海千秋 キュベリア タイマー
アルル ジャック
天海蘭太郎 クリス むらびと
ゆめひめ おろさん 葉月
サタヌ 左右田和一 霜月凛 イヤミ
ミッション①クリアー!経過はどうであれ、お見事です。通報部隊の脅威を退けることが出来ましたね!
ですが油断は禁物です。気を抜いた時に黒い足音は聞こえてくるんですからね。気を引き締めて走ってくださいね!
To be continued……
- Re: 逃走中#CR05 はじまりの炎と紋章物語 ( No.37 )
- 日時: 2020/08/15 08:30
- 名前: YUMA (ID: v8Cr5l.H)
ユマです。猛暑続きで厳しいですね...
牢獄にいちご、ケーキ...!だとぉおおおお?初手確保もたまには悪くないですが...クレアたそどころかエーデル女史まで確保とキマシタワ...なんか今回全滅もありえそうな予感しかしない。
ミッションはクリア、だがりんりん先生の可愛いおみ足アイドルとキュベちゃんは...追求するのやめときますか。うん。めうめうのあのもちゃちゃのベル取り外しが可能だったのか、恐ろしや。合掌モノですわね。
現地の調査メンバーの動き...まだ最初で潜入した前後か。あの後ベリアのフラッシュバックがどこまで悪化してるかによって信じるか信じないかが重要かも。カラ松よ、背中からブスっとやられないようにな...お人好しってのは致命的な事にもなり得るからさ。
では一度ここで。
- Re: 逃走中#CR05 はじまりの炎と紋章物語 ( No.38 )
- 日時: 2020/08/15 22:04
- 名前: 灯焔 ◆rgdGrJbf0g (ID: UruhQZnK)
どうもです。灯焔です。
毎日溶けそうな程熱いですね。熱中症には十分ご注意ください。
>>YUMA 様
どうもです。コメントありがとうございます。
牢獄名物運営本部からの差し入れは今回もありました。用意周到過ぎるぞ幽玄紳士。今回実力者ばかりが集っています。全滅も普通にあり得ます。どうなってしまうんでしょうね。
めうのもちゃちゃに限らず自転車のベルは大体取り外し可能だと思います。凛がおみあしアイドルになるにはめうのもちゃちゃのベルが必要不可欠ですからね、しゃーない。
エクラにもべリアにも襲い掛かる過去の記憶。彼女達がどう転んでいくかが今後の鍵になりそうです。ある意味『運命を選ぶ選択』が彼女達に迫っているとも言えますね。カラ松は原作から人疑いませんからねー。騙されるわ逃げられるわ盾にされるわ。不幸でも優しい彼に今もほれぼれしています。
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