二次創作小説(新・総合)

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MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(完結)
日時: 2021/12/19 14:51
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【見せかけじゃない!本当の力で今度こそ『誰か』に勝ちたい!!】

『元ストーリー』
ウマ娘 ~プリティーダービー~ アオハル杯

どうも、メタルメイドウィンです


MMオールスターは『MMトースターに投稿予定だったが規模や内容が大きいと脳内で判断』した場合に個別で投稿するシリーズものとなっております

【注意】
基本的に初見でも楽しめるように書きたいですが、全体的に続き物なので過去作のネタが多めです
少なくとも『りりすたーと!』でたくっちスノーがトレーナーになる話は事前に読んでおいて下さい
ウマ娘がメインだけど色んなキャラ出るよ
『MM○○中』のノリで見てください

作者募集中 >>5

登場者
エイジア >>6
モンブラン博士 >>9
ヤード >>10
月詠 >>21

Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.39 )
日時: 2021/10/25 08:02
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

その夜、たくっちスノーや雪達トレーナーは飲みに出かけて近況を話し合うと………

たくっちスノー
「何!?松山まで参加してたのか!?」


「うん、最近姿を見せないと思ったら………」

たくっちスノー
「そうか、ライスシャワーがそいつと……なら仕方ないよな、松山だし」

灰作
「よく分かんないけど松山ってそんな強いわけ?」

たくっちスノー
「いや、強いって言うかぶっ飛んでる、元々特殊組織のエージェントだから強いのは確かなんだが、それ以上に危険人物だ」


「私もライスを慰めてるけど今の結果に凄く凹んじゃって、他の皆がいい結果残してるだけに尚更ね」

藍極
「気にするな!!ライスはブランクが大きいからな!!まだまだこれからだ!!」

ヤード
「うちのウララ貸そうか?」


「ごめんね皆」

たくっちスノー
「兄貴はどうしてる?」


「あの人は……なんかちょっと信用出来ないかな、お兄ちゃんスペシャルとかで変なトレーニング提案するし」

エイジア
「変って例えばどんなのだ?」


「スタミナ特訓だかでデュエット曲のカラオケ………ちなみに曲はこれ」

ヤード
「お兄ちゃん系電波ソングばっかじゃねぇか」


「この間はスピードトレーニングとかで、普通に走るのかと思ったらアロマ撒いてたし……」

藍極
「分からん!!分からん!!意図が分からん!!」

エイジア
「あれがライスの元トレーナーって………そんなので勝てるのか?」


「私もそう思うよ、でも今まではちゃんと勝ててたんだって」


「………最後の、大事な大会までは」

たくっちスノー
「ふーん………あ、やべ、そろそろ時間だから失礼するわ」

灰作
「なんだよ、もう帰るわけ?」

たくっちスノー
「今日は8時からウマ娘の試合中継やるからな、何かいいデータを取れるかもしれんから見逃したくないんだ」

灰作
「えー、試合つってもラグビーだぜ?」


「えっ、ウマ娘ってレース以外もやるの!?」

ヤード
「そういう奴もいるっちゃいる」


「へぇ~」

エイジア
「まぁいいや、じゃあまた来週な」

たくっちスノー
「ん」


「あ、待ってたくっちスノー!」

たくっちスノー
「なんだ?」


「………ご飯は、ちゃんとしたもの食べてね!」

Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.40 )
日時: 2021/10/25 21:08
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「お」

帰る途中、真夜中だというのにグラウンドを走り続けるライスシャワーの姿があった
ただ、我武者羅に……必死に走る彼女の姿が



ライスシャワー
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…………」

ライスシャワー
「このままじゃ、ダメだから……もっと、頑張らなきゃ」

たくっちスノー
「何してるんだ、お前」

ライスシャワー
「っ!?」

たくっちスノーは特殊な力でライスシャワーの背後に回っていた

たくっちスノー
「ああ気にするな、俺はちょっと特別な力を持ってるからこれくらいは余裕なんだ」

ライスシャワー
「ルドルフさんの……トレーナーさん」

たくっちスノー
「もうそろそろウマ娘は寝ないといけないって時間にトレーニングとは……お兄ちゃんや雪の指示って訳じゃなさそうだな」

ライスシャワー
「………ライスが」

ライスシャワー
「ライスがダメだったせいで、負けちゃったから……」

たくっちスノー
「…………それで?」

ライスシャワー
「だから、せめて次のレースまでに少しでも強くなっておかないとって思って。」

たくっちスノー
「それでこんな時間まで走っていたと?バカかお前」

ライスシャワー
「えっ」

たくっちスノー
「雪みたいに松山だからしょうがないとは言うつもりは無い」

たくっちスノー
「時空で戦うってのは、あんな奴がゴロゴロしてる可能性もあるからな………」

たくっちスノー
「で、そんな真夜中に?兄貴達に何も言わずにトレーニングか?」

たくっちスノー
「それで怪我したら元も子もねーだろうが!!」

たくっちスノー
「余計なことしたら勝てるものも勝てなくなる!!」

たくっちスノー
「俺と違って体力は有限なんだ、休める暇あるなら休め!!」

たくっちスノー
「お前もプロ気取りなら与えられた時間で最大限強くなる方法でも考えてろ!!」


たくっちスノー
「あーやっべ!!俺も時間ないんだった、帰る!!」

たくっちスノーは言うだけ言って帰って行った


ブルーメン
「ライス、そこにいたか」

そこに通りすがったようにブルーメンが現れて……

ブルーメン
「今日はもう遅い、お兄ちゃんコーヒーを淹れてやろう」

ライスシャワー
「………うん!」

Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.41 )
日時: 2021/10/25 21:21
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

………時空レースが終わって数日、トレーニングを重ねてさらに成長したたくっちスノーは………

ルドルフ
「そろそろいい頃合いだと思う、またあれをやってみてくれ」

たくっちスノー
「………分かりました、マガイモノチェンジ!マヤノトップガン!!」

たくっちスノー
「うりゃ!!」

トップガンの姿で走るたくっちスノー……自分でも感じた。
早く走れる、この間よりも上手く、丁寧に………綺麗に走っていると!

ルドルフ
「気分はまさに歓天喜地か、様になってきたみたいだね」

たくっちスノー
「ああ、これでようやく俺もルドルフさんに本格的なトレーニングが出来るぜ」

たくっちスノー
「と、その前に10分の休憩時間だ!」

………

たくっちスノー
「ふう……」

たくっちスノーが息抜きをしていると、月詠が近くに来て缶コーヒーを置く

月詠
「お疲れ様です」

たくっちスノー
「すまねーな」

たくっちスノーは缶コーヒーの底を貫いて下からコーヒーを飲む

月詠
「昨日のレースは惜しかったですね」

たくっちスノー
「ああ………もしかしたらいけると思ったが、現実は甘くなかったってわけだ」

たくっちスノー
「自由派も結果を見て驚いたそうだ」

月詠
「さらに、あそこから嵐龍杯でビターグラッセも1着を……」

たくっちスノー
「お、そっちは見てないんだよな……あとでビデオ借りよ」

と、話をしながらコーヒーを飲んでいたら月詠の方から切り出してきた

月詠
「聞いてもいいですか?詳しくないので………」

月詠
「何故リトルココンとビターグラッセは同じレースに出なかったんですか?どちらも強いし仲が悪いというわけでもないのに」

たくっちスノー
「そりゃ距離適性が違うからな、例えばリトルココンは長距離を走るのが得意で、ビターグラッセは短距離の方が得意なんだ」

たくっちスノー
「まぁ、ここのバクシンオーみたいな短距離が得意なのに長距離が走れる特殊なやつもいるんだが」

月詠
「なるほど、試合を見るにグラッセは速攻型でココンは逆転型……ということですね」

たくっちスノー
「……ただ、1つ問題がある」

月詠
「問題?」

たくっちスノー
「うちのルドルフさんもココンと同じで『差し』の方が上手いことだ」

月詠
「それは…………確かに難しいですね、比較されますし」

たくっちスノー
「だが、それでも俺たちにはあの2人にはない強みがある……マガイモノチェンジなら……!!」

Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.42 )
日時: 2021/10/25 21:40
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

月詠
「しかしあの時貴方は……」

たくっちスノー
「リトルココンの差し勝負から……逃げたわけだな、けど今度は逃げない」

たくっちスノー
「必ずどんなウマ娘にも負けないルドルフさんにして、そして俺が勝ってやる」

と、休んでいると近くに理子が通りかかる

たくっちスノー
「あ、理事長代理!」

理子
「……たくっちスノーさん、今は休憩でもしているのですか?」

たくっちスノー
「ええ、そちらも?」

理子
「そんな所です」

月詠
「この人が……今の理事長代理でリトルココンのトレーナー……」

たくっちスノー
「昨日の差しは負けましたよ、何がなんでも対策してやりますから」

理子
「貴方もしっかりスケジュールに沿った生活をするようになったようですね」

たくっちスノー
「おかげさまで」

たくっちスノー
「…………でもまぁ、貴方みたいに堂々とした人にはなれないです、ルドルフさんになかなか追いつけなくて」

理子
「そんな事口にしてはなりません」

理子
「トレーナーたるもの、常にウマ娘と対等で無ければなりません」

理子
「トレーナーが彼女達を一流に仕上げるために心構えること、それは」

理子
「思い通りに酷使することなく、担当に見下されることなく………」

理子
「常に、同じ目線で管理することが必然です」

たくっちスノー
「………」

理子
「では、そろそろ時間なので失礼します」

たくっちスノー
「お疲れ様っす」

挨拶の後、理子はまたトレセン学園の中に入っていった

月詠
「………」

たくっちスノー
「どうした?」

月詠
「いえ、管理教育主義者と聞いていたのですごく厳しい人なのかと思ってましたが………」

たくっちスノー
「俺はそう思わないぜ?確かに厳しくはあるだろうし、トレーナーとして当たり前のことだって言うのかもしれない」

たくっちスノー
「でも……安心したよ、管理とは言うけど………アイツらとは違う、真っ当な人だ」


たくっちスノー
「だからリトルココンやビターグラッセも強いんだろうな………」

たくっちスノー
「後はライスシャワーも気になるが、兄貴は何してるの?」

月詠
「………」

たくっちスノー
「なんで黙っちゃうの!?」

Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.43 )
日時: 2021/10/25 22:33
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ブルーメン
「お兄ちゃんによるパワー対策その1!!」

ブルーメン
「特製、お兄ちゃん丼を用意した」

そう言ってブルーメンは弁当箱から具材がどっさり乗った丼を出す


「兄さん、これは?」

ブルーメン
「ライスシャワーに合わせて米、そこにパワーがつくようにニンニクやら生姜やらを入れてある。さらに、スタミナをつけるために肉も入っているぞ!」


「…………まあお昼頃だしちょうどいいけどさぁ!!女の子に食べさせていい物じゃない!」

ライスシャワー
「お兄さま……ライスもう食堂で食べてきたよ………」

ブルーメン
「む、そうか悪かった、ならこれは晩ごはんに回そう」

ライスシャワー
(結局あれ食べるんだ!?)


ブルーメン
「ならお兄ちゃんによるパワー対策その3!!」


「その2はどこに行ったの!?」

ブルーメン
「来い!助っ人メンバーズ!」

と、ブルーメンが呼びかけると……りりすた革命団の男連中が集まる


「何する気ですか?」

ブルーメン
「決まってる、この無数の力に対して………お兄ちゃんとライスシャワーが力で押し返すのみ!!」


「よーするに凄い不利な綱引きじゃん!!」

ブルーメンは即座にライスシャワーの真下に綱を起き、肩に張り付いて綱を握る

ブルーメン
「行くぞライス!綱を持て!お兄ちゃんを生身で感じろ!!」

ライスシャワー
「えっ、待って、心の準備が………」

ブルーメン
「行くぞぉぉおおお!!」

そして勢いよく引っ張られる


「ちょ、ちょっと!本当にやるんですか!?」

ブルーメン
「お兄ちゃんパワーを信じろ!大丈夫大丈夫ライスお前ならやれる!」


「どこがだよ!ライスちゃん引きずられないようにするので精一杯じゃん!凄いけど
!!」

ブルーメン
「そこから引っ張り返せ!お兄ちゃんの温もりを生で感じるんだ!」


「気色悪いこと言わないで!!」



たくっちスノー
「ストップ!!はいお前らストップ、ストーーップ!!」

と、ここでたくっちスノーが縄を刀で切り取って……


ライスシャワー
「ああああ!!?」ガシャーン

力を込めていたライスたちは後ずさりして壁に力強く激突した。




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