二次創作小説(新・総合)

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MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(完結)
日時: 2021/12/19 14:51
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【見せかけじゃない!本当の力で今度こそ『誰か』に勝ちたい!!】

『元ストーリー』
ウマ娘 ~プリティーダービー~ アオハル杯

どうも、メタルメイドウィンです


MMオールスターは『MMトースターに投稿予定だったが規模や内容が大きいと脳内で判断』した場合に個別で投稿するシリーズものとなっております

【注意】
基本的に初見でも楽しめるように書きたいですが、全体的に続き物なので過去作のネタが多めです
少なくとも『りりすたーと!』でたくっちスノーがトレーナーになる話は事前に読んでおいて下さい
ウマ娘がメインだけど色んなキャラ出るよ
『MM○○中』のノリで見てください

作者募集中 >>5

登場者
エイジア >>6
モンブラン博士 >>9
ヤード >>10
月詠 >>21

Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.94 )
日時: 2021/12/19 08:50
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ライスシャワー
「そんな………じゃあ、最初から……」

シンボリルドルフ
「時空最速を決める気は無かったということか?」

Sonic.exe
「そうだ」

Sonic.exe
「そもそも、時空はお前たちのようにまだ未確認の世界が多い」

Sonic.exe
「最強だの最速なんてものはそういう奴らによって後出しで作られるものだ」

Sonic.exe
「そんな曖昧なものを今ここで決めるなんて馬鹿らしいにも程がある」

ブルーメン
「お前……」



たくっちスノー
「ふざけるな!!」ブンッ!!

たくっちスノーは壁に飾っていたドクロ丸をSonic.exeの足元に投げつける

たくっちスノー
「時空最速がそんな事の為だけに作られたとでも言いたいのか!?だったら本当に許せねぇ!!」

たくっちスノー
「雪をサブトレーナーにしたのもその為か!?」

たくっちスノー
「最速を目指してこの半年皆頑張ってきたんだぞ!!兄貴たちも!!雪も!!ルドルフさんも!!理事長代理も!!時空に居る色んなやつが!!」

たくっちスノー
「…………何より、俺だってそうなんだ!!」

たくっちスノー
「自分の足で、自分のやり方で、なんの力も使わずに走る!!」

たくっちスノー
「俺にとって唯一無二のオリジナル、それが走ることだったんだよ!!」

たくっちスノー
「模造じゃない俺の全てだった!!エグゼ杯に出て……」

たくっちスノー
「お前と戦う為にここまで頑張ってきたんだぞ!!」

Sonic.exe
「………」

Sonic.exe
「お前はどうにか本気にさせると凄いやつとは思っていたが、ここまでとはな………」


Sonic.exe
「だが、俺はそれで腹の虫が収まらない………」

ブルーメン
「…………exeよ、どうにか抑えてくれないか」

ブルーメン
「たくっちスノーとの、弟との約束なんだ」

たくっちスノー
「………兄貴、約束守ってくれたのか」

ブルーメン
「ああ……あの事を知ってるとは、思わなかったが」

シンボリルドルフ
「………そういえば君たちはあの時何か話していたな、何か知っているのか?」


ブルーメン
「ああ……過去にライスシャワーが走った時に起きた謎の体調不良の原因は………」


ブルーメン
「お兄ちゃんだ」

Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.95 )
日時: 2021/12/19 08:55
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「やっぱりそうか」

Sonic.exe
「知ってたのか?」

たくっちスノー
「面を見れば分かる、アンタ……時空犯罪者だろ?」

ライスシャワー
「えっ………」

たくっちスノー
「ああ心配はいらない、既に時空監獄に入って出所済みだ」

たくっちスノー
「1度監獄に入った者にしか見えない紋章みたいなもんがあるんだ」

ブルーメン
「……………流石に、ここまで来ると分かってくるかな」

たくっちスノー
「なんか事情があるんだろ?聞かせてくれ」

ブルーメン
「…………俺は昔からお兄ちゃんだった」

ブルーメン
「だが、昔は小さな集落の、たった数人の男たちのお兄ちゃんをしていた」

ブルーメン
「弟達を養うために色んな事業に手を出したり、ものをもらったりしていた………」


ブルーメン
「だがある時だった、弟達が盗みを働いた」


ブルーメン
「それを、幼き頃のライスシャワーが見てしまった……弟達は口封じのためにライスシャワーを拉致しようとした」

ブルーメン
「俺がそれを止めようとしたその時だった、弟達は苦しみ悶え………そのまま死んだ」

………

ライスシャワー
『………だれ?』

ブルーメン
『俺は……………』


ブルーメン
『お兄ちゃんだ。』

ーーーーーーーーーーーーーー

ブルーメン
「そこから俺はライスシャワーの所に世話になり、ライスシャワーのお兄ちゃんとなった」

たくっちスノー
「そこからトレセン学園まで行って、レースの度に相手が体調不良になったと」

ブルーメン
「これだけは言う、俺はわざとそんなことをしたわけじゃない」

ブルーメン
「その時は俺も原因がわからなかったし、原理を知ったのは逮捕された後だ」

たくっちスノー
「逮捕………ああ、その弟達が別世界の住人だったとか?」

ブルーメン
「ああ、ライスシャワーの中学期URAファイナルズ決勝……その時にな」

ライスシャワー
「………えっ!?で、でもすぐ家に帰ってきて………」

たくっちスノー
「時空監獄は時の流れがゆっくりなんだ、浦島太郎みたいなもんさ」

たくっちスノー
「ライスシャワーからすればあっという間でも、兄貴の罪状だと………ざっと何万年はあそこに居ただろう」

Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.96 )
日時: 2021/12/19 10:24
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

ブルーメン
「監獄内で、俺は色んなことを知った」

ブルーメン
「まず、俺の体から常に見えないガスが分泌されているらしい」

たくっちスノー
「ガス?」

ブルーメン
「マガイモノもどきである俺の力らしい………そして、それが何なのか監獄内で考えた結果、こう結論付けた」

ブルーメン
「これは………俺が『お兄ちゃん』であると認識した物以外を消し去る猛毒ガスなんだろう、とな」

シンボリルドルフ
「……はい?」

ブルーメン
「言葉の通りだ、俺にとって存在意義でありアイデンティティとなる設定はお兄ちゃんのみ」

ブルーメン
「自分は誰かのお兄ちゃんである、と考え、妹や弟でない相手は消し去ってしまう」

Sonic.exe
「………奴の思想にどこか似ているな」

ブルーメン
「ウマ娘達はそんなに敵意が少なかったことから体調不良程度になったのだろうな」

ライスシャワー
「じゃあ、今はなんともないの?」

ブルーメン
「ああ………監獄の中で俺は万物全てのお兄ちゃんであると決心して生きて来た結果、誰もガスの効果を受けることは無くなった。」

たくっちスノー
「そういう事ね………」

ブルーメン
「それは知らなかったのか?」

たくっちスノー
「流石にそこまでは……だから曖昧に言ったんだ」

たくっちスノー
「どうか、殺すようなことはしないでくれって」

ブルーメン
「…………すまないな、弟よ……そんな風に見えたか?」

たくっちスノー
「何、俺と同じ轍は踏まないようにしたかっただけさ」

Sonic.exe
「だがまさか、元時空犯罪者が居たとはな………」

ブルーメン
「問題ない、秋川理事長はこの事を知っているしその上でまた俺をライスのトレーナーにしてくれたんだ」

たくっちスノー
「………exe、覚えておきな、エグゼ杯で何をしようとそれはお前の責任だ」


たくっちスノー
「だが何としても時空最速の戦いは真剣に完遂させろ!!」

たくっちスノー
「俺はもっと早くなる、もっと成長する、そして!」


たくっちスノー
「お前と、ルドルフさんに戦う!!」

…………

ビターグラッセ
「………なんかとんでもない事ばっか聞いちゃったな」

リトルココン
「こんなのトレーナーにどう報告すればいいの………」



Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.97 )
日時: 2021/12/19 10:29
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

…………

リトルココン
「調べてきました」

理子
「引き受けてくれてありがとうございます」

リトルココン
「トレーナーの為になるならこれくらいは」

ビターグラッセ
「ま、私達も聞いてて理解が追いつかない所あったけどさ……」

理子
「…………もう少し調べる必要がありますね、出かけますよ」

リトルココン
「どこへ?」

理子
「たくっちスノーの関係者とコンタクトを取ることが出来ました、数時間後に会う約束を取ってあります」

………


そして、理子達はあのバーへとやってきた

アロン
「お、あの時のお客さんじゃないか」

ビターグラッセ
「げ、よりによってこの店かよ……この店主苦手なんだよなぁ、見る目が変で」

理子
「失礼ですよ、それより先客は居ませんか?」

アロン
「それだったらあっちに」


………
アロンが指さした所には、松山と女性の姿が

松山
「おう、こっちだこっち」

「…………」

理子
「貴方が連絡を入れてくれたAさんですね?」

匿名A
「………」

松山
「ああ、時空犯罪者時代のたくっちスノーの被害者だ」

匿名A
「パン屋をやっていたのですが、自作のレシピをあちこちにバラされました」

ビターグラッセ
「それは酷いな」

匿名A
「………まぁ、昔のことですしあの人も反省していますし、よくパン買ってくれるので今は気にしてませんが」

匿名A
「その、匿名Rさんはたくっちスノーの事について知りたいと……」

理子
「はい、私は時空犯罪者時代の彼はあまり把握していませんので」

………

ビターグラッセ
「そもそも変じゃないか?確かに凄い悪いヤツとは聞いても、今は良い奴で、ちゃんと役に立つことしてるんだろ?」

ビターグラッセ
「トレセン学園でもファイナルズのアレ以外は問題起こしてないのに、なんであんなに騒がれてるんだ?」

松山
「ああそりゃお前、金になるからだよ」

松山
「ヘイト商売っていうの?1番でかい感情は憎たらしいだの嫉妬心だのだからな、そういうのを引き出させて………」

松山
「というのは建前で、本心はマスコミ達自身の嫉妬心だろ」

松山
「量産型たくっちスノーの件で」

Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.98 )
日時: 2021/12/19 10:34
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

リトルココン
「量産型……そういえばそんな話が出てきたような」

松山
「量産型ってのは、時空監理局がクソだった頃に出来た傑作な」

松山
「たくっちスノーの記憶を消し去った上で、それを元に量産して奴隷の様に扱い、それを提供した」

松山
「元々なんでも出来るやつだったから、大いに役に立っただろうよ」

松山
「まぁそれをたくっちスノー達が黙って見過ごすわけねーだろ?」

リトルココン
「………なんだ、本音はそれが欲しいだけなんだ、自分が楽したい為に」

匿名A
「でしょうね………そうでない人も居るにはいるのですが、ココ最近は酷いです」

匿名A
「その、あれなんです………いじめられる方も悪いとか、昔のこととか、いじめっ子の常套句みたいなこと言うつもりはないんです」

匿名A
「でも………今の流れは、どっちが加害者なのか全く分からないんです」

匿名A
「今発行されたばかりの本には、たくっちスノーの犯した罪が全部記されてるというものがありますが」

匿名A
「その内の4割が捏造、3割が他に犯人がいる事件をたくっちスノーに当てはめた事件です」

ビターグラッセ
「それはいくらなんでもおかしいだろ!なんで反発しないんだよ!」

松山
「バーカ、たくっちスノーでも全部の事件覚えてるわけねーだろ」

松山
「心当たりがなくても自分が原因だなと思えば謝るやつなんだよ、アイツ」


松山
「それだけじゃない………カーレッジ・フレインが何かしてるな?」

理子
「カーレッジ……」

理子
「たくっちスノーの父親?」

松山
「ああ、あの野郎は今どこで何をしているのか分からねぇが………奴はたくっちスノーを強く憎んでいるだろう」

松山
「尽く計画を滅茶苦茶にしたばかりか、時空その物があいつのエゴで生まれてしまったこと、剣との愛が紛い物であることを公にしてしまったからな」

松山
「普通に嫌いだろうよ」

松山
「あいつの意思は半分時空の意思、奴の憎悪がマスコミを動かしてるんだろうな」

匿名A
「そんな………止められないんですか!?」

松山
「おう、その為にたくっちスノーからお前に渡してくれってものがある」

理子
「私に?」

松山はポケットから魂のような炎を取り出す

松山
「かつて俺がカーレッジに付けられた大きな設定、『時空の意思』の設定だ」

松山
「取り出されてどっか行ったのをたくっちスノーが回収したんだよ」

松山
「お前なら別にいいんじゃね?俺より管理は得意だしあいつが信用してる」

松山
「この設定を使えばマスコミも何もかもコントロールすることが出来る、どうだ?」

理子
「…………」


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