二次創作小説(新・総合)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(完結)
- 日時: 2021/12/19 14:51
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
【見せかけじゃない!本当の力で今度こそ『誰か』に勝ちたい!!】
『元ストーリー』
ウマ娘 ~プリティーダービー~ アオハル杯
どうも、メタルメイドウィンです
MMオールスターは『MMトースターに投稿予定だったが規模や内容が大きいと脳内で判断』した場合に個別で投稿するシリーズものとなっております
【注意】
基本的に初見でも楽しめるように書きたいですが、全体的に続き物なので過去作のネタが多めです
少なくとも『りりすたーと!』でたくっちスノーがトレーナーになる話は事前に読んでおいて下さい
ウマ娘がメインだけど色んなキャラ出るよ
『MM○○中』のノリで見てください
作者募集中 >>5
登場者
エイジア >>6
モンブラン博士 >>9
ヤード >>10
月詠 >>21
- Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.69 )
- 日時: 2021/11/09 23:40
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノー
「この世界は時空に縁がないので知られてませんが、かつて……何年も前か」
たくっちスノー
「俺は【時空最悪の犯罪者】と呼ばれ、そう呼ばれるに相応の罪を重ねてきました」
たくっちスノー
「……昔の事とか黒歴史扱いとかする気は毛頭ないです、ただ……当時の俺は馬鹿げてた、愚かだった、それは確かです」
たくっちスノー
「この世界で貴方からやルドルフさんから見れば俺は一般トレーナーに過ぎないでしょう」
たくっちスノー
「ですが時空に出れば俺は今でも大犯罪者、どんなに俺が変わっても、罪が消えても、誰かを傷つけたことは変わらない」
たくっちスノー
「だから、時空の皆は俺を拒絶する……それは当たり前のことだから気にしなくていいんです、ルドルフさんにもそう伝えておきますよ」
たくっちスノー
「あ、でもこの件でマスコミが俺の悪口書くために現れるかもしれないな………練習の邪魔にならないようにします」
理子
「………話を聞く限りでは貴方は己の罪向き合った上でここに来ている、そう解釈してよろしいのですね?」
たくっちスノー
「好きなように、向こうはそんなの許さないでしょうがね」
理子
「何故貴方は、そんな肩書きが付くほど悪名を重ねたのですか?」
たくっちスノー
「………愚かだったからです」
たくっちスノー
「誰よりも優れて、誰よりも完璧で、誰でも最高だったあの父親に構ってもらいたくて」
たくっちスノー
「そして何より、ウマ娘も……この時空に生きる皆が俺よりも優れてることを証明したくて」
たくっちスノー
「それだけの為に沢山の人を傷つけて、数多くの世界をぶっ壊した」
たくっちスノー
「マガイモノの力……もっと早く【正義の味方】みたいな使い方するべきだったな」
理子
「………」
たくっちスノー
「勿論、それが許せないのであれば好きに解雇してもらっても構いません、俺はそういう存在なので」
理子
「理事長が認めている上に……私はまだ時空に詳しくない以上、まだ判断は出来ません」
理子
「ただ1つ。」
理子
「ここに居る限りは【時空犯罪者】ではなく【トレセン学園のトレーナー】です」
理子
「くれぐれも担当や同期達に迷惑のないように」
たくっちスノー
「……心得ました」
- Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.70 )
- 日時: 2021/11/10 22:09
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………たくっちスノーが初レースを終えてからというものの、トレセン学園の練習風景によく記者が現れるようになった。
記者自体はよくトレセン学園にも来ていたが、その人数がいつにも増して多くなっているのは目に見えてわかる
月詠
「すみません、ウマ娘をまじまじと観察しているあの人は誰ですか?」
藍極
「ああ!!【トゥインクル】の乙名史さんだ!!ウマ娘への熱意が凄くてああして見に来るんだ!!」
灰作
「タキオンやバクシンオーの記事なんか作ってくれたな」
月詠
「へぇ……そうなんですね……」
月詠
「じゃあ、その乙名史さんの隣にいる有象無象は?」
藍極
「知らん!!」
灰作
「初めて見たわ誰だあいつら、多分記者とかだろーけど」
…………そして別のところでも
エイジア
「乙名史さんは相変わらずだからいいけどよ、なんか今日記者多くないか?」
ヤード
「時空最速を決めるレースが迫ってるとなるとこんなものじゃないか?」
エイジア
「そうか?なんか………いや、気にしすぎか?」
エイジア
(しかしなんでトレセンに記者達が増えてんだ?)
……今までトレセン学園のあちこちで取材陣を見かけたが、これまでいつも見ている顔ばかりで特に気に留めることはなかった。
ただ1人のウマ娘を除いては
……
シンボリルドルフ
「トレーナー君」
たくっちスノー
「どうした?ランニング中に雑談なんて珍しいじゃないですか」
シンボリルドルフ
「もう分かってると思うが、今日の取材陣はおかしいと思う」
たくっちスノー
「ああー、分かります?ルドルフさんって1度見た人間の顔忘れないって聞きましたし」
たくっちスノー
「どうせ俺への悪口を記事にするつもりなんだよ、いつもの事です」
たくっちスノー
「気にするだけ無駄ですよ」
シンボリルドルフ
「………トレーナー君は嫌じゃないのか?」
たくっちスノー
「元々加害者側の存在ですよ?そりゃ辛いって思うことはある時もあるが、向こうの方が辛いんだから………」
たくっちスノー
「だから、これでいいんです………ですが」
たくっちスノー
「もし貴方やトレセン学園まで巻き込む馬鹿野郎でしたら、俺が絶対に守ります」
- Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.71 )
- 日時: 2021/11/10 23:32
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
たくっちスノーは何が聞こえても、どんな目を向けられても気にせずスケジュール通りトレーニングを勧める
シンボリルドルフ
(確かに彼に言わせれば、昔のトレーナー君はとても許されるべきではない存在かもしれない)
シンボリルドルフ
(だが………)
たくっちスノーが次の科目を始めようとした時、珍しくリトルココンの方から話しかけてきた
リトルココン
「ちょっと野良レースに付き合ってくれる?」
たくっちスノー
「ああ、ルドルフさんもちょうど長距離練習するから一緒に……」
リトルココン
「…………」
シンボリルドルフ
「トレーナー君、彼女は私を誘ってるわけではないみたいだ」
たくっちスノー
「え?………それって」
たくっちスノー
「俺と!?」
………
ウマ娘のレースは基本的に芝で行われる。
しかしコースによってはダートを走るものもある 例えば阪神レース場の1600mの右回り、芝の2000mでは ウマ娘達が走りやすいように芝の部分が綺麗に刈られているため、土が見えている。
たくっちスノー
「念の為聞いとくけどお前、ダート得意だっけ?」
リトルココン
「別に、この辺りで1番近いのがダートだっただけだから」
たくっちスノー
「まあなんでもいいか、3週!3周だけ走ろうぜ」
リトルココンとたくっちスノーはスタート上から一斉に飛び出して行く
たくっちスノー
(…………ああ、やっぱり走るのはいい)
たくっちスノー
(なんか嫌なことがあっても、誰が見ていても走ってる時は何もかも忘れられる)
たくっちスノー
「おっしゃ、ラストスパート行くぞ!!」
たくっちスノー
(と、言いたいが……そろそろ『差し』で来るよな!!)
残り600m、最後の直線にさしかかろうとした所で、後ろにいたはずのリトルコの気配が消えうせた。
たくっちスノー
「あれ?」
たくっちスノー
「どっかに隠れた?どこだよ!」
たくっちスノー
「おい、嘘だろ!?」
たくっちスノーがよそ見をしている間に、既に追い抜かされていた
たくっちスノー
「畜生!待ちやがれ!!」
たくっちスノーも慌てて追いかけていくが……少なくとも、これで1周目は負けた。
- Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.72 )
- 日時: 2021/11/11 07:51
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
リトルココン
「次は左周りね」
たくっちスノー
「なぁ、どうして俺なんだ?」
リトルココン
「なんのことかしら」
たくっちスノー
「とぼけるなって、わざわざ時間作ってまで俺を誘うよりはベテランのルドルフさんとやった方がいいだろ」
リトルココン
「…………景色が」
リトルココン
「景色が気に入らないの」
たくっちスノー
「けしきぃ?」
リトルココン
「今日になってから、貴方がレースに出てから記者があんなに増えた………」
リトルココン
「その全てが貴方しか見ていない、それどころか貴方の悪行しか求めていない。」
リトルココン
「こんなに真剣に走っても、誰も私のことを見てくれない」
リトルココン
「彼らにとってウマ娘はそんな価値すらないというの?」
リトルココン
「どんな物よりたくっちスノーを悪く見せることの方が大事なの?」
………
レースの最中、たくっちスノーを見ている記者をビターグラッセが引っ張り上げる
ビターグラッセ
「なぁ、今あいつ大事なレースの最中なんだけど」
ビターグラッセ
「レース見る気無いなら邪魔だし帰ってくれない?」
………
たくっちスノー
「そういう奴らだよ、あそこにいるのは」
たくっちスノー
「人の問題じゃない、そういう時代なんだよ」
たくっちスノー
「俺は悪者で、俺はどうしようも無いやつだから、何をしてもいい」
たくっちスノー
「俺も心底ムカつくがそれが【時代の流れ】なんだ、奴らは悪者が居ないと生きていけないんだ」
リトルココン
「なら……」
たくっちスノー
「それでも」
たくっちスノー
「それが俺以外の誰かに向けられてしまうのは、嫌だ、あいつらはそういう奴なんだ」
たくっちスノー
「誰かにこんなものが向けられるくらいなら、いつまでも俺が奴らの玩具になってやる」
リトルココン
「………………」
たくっちスノー
「とはい」
たくっちスノー
「今はレース中!!」
たくっちスノーは話してる最中に先程の差しを真似て一気に追い抜かし、3週目を終えた
……
たくっちスノー
「リトルココン、ルドルフさんを倒す以上アンタも絶対に超えてやる!」
リトルココン
「じゃあ、私からも………」
リトルココン
「エグゼ杯を行う時空が貴方の言うように腐ってるなら」
リトルココン
「私がそんな時空を実力で黙らせる」
- Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.73 )
- 日時: 2021/11/12 20:17
- 名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)
………
たくっちスノーはあれから、レースをそれなりにこなしたりスケジュール通りの教育を行ってシンボリルドルフ共々めきめきと成長していった
そして……
理子
「トレーナー一同、これまでの行動を全てまとめてください」
灰作
「あーはい俺、タキオンとダイワスカーレットとそのトレーナーと温泉旅館券当たったんで行きました」
藍極
「何!!?あの三人と行ったのか!!君はどうした!!!場合によっては殺さなければならない!!!」
灰作
「いや俺はそいつらと寝ないから、雑魚寝してたよ」
藍極
「偉いぞ!!百合の境界線、更に尊いということをばっちり分かっているんだな!!」
灰作
「お前に散々聞かされたからな」
理子
「…………………もういいですか?」
灰作
「あ、はいすんません」
理子
「それと、たくっちスノーはもう暫く残ってください」
たくっちスノー
「え!?あ、はい………」
…………
そして、トレーナー達が帰る準備をしてる頃、たくっちスノーは誘われる
理子
「少し付き合ってもらいます」
たくっちスノー
「え!?わ、分かりました!どちらに………」
……
たくっちスノーが慌てて外に出ると、そこにはシンボリルドルフとビターグラッセも居た
たくっちスノー
「………あ、良かった、俺だけ誘われたわけじゃないのね」
シンボリルドルフ
「理事長代理に食事に誘われるとは、何か上手くやったようだね?」
たくっちスノー
「え、お誘いって飯なの!?なんかどっかで話するだけかと………」
ビターグラッセ
「いいから早く行こうぜ、トレーナー待たせてるんだよ」
たくっちスノー
「あ、ごめん………」
………
たくっちスノー達は理子によって『ミルクバー』という店に誘われる
「お、来たきた………お前が例のたくっちスノーってやつか?父親から話は聞いているよ」
たくっちスノー
「父親?………まさか、あのクソ親父のことか?」
「多分お前の想像してる方で合ってる……ていうかクソ親父って」
「改めて………俺の名前はアロン・マッカローン、その人が言うには俺はお前の兄さんらしい」
たくっちスノー
「………ええ、また面倒くさそうな兄貴だよ」
アロン
「なんでそんな事言うの……」
Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23