二次創作小説(新・総合)

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MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(完結)
日時: 2021/12/19 14:51
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

【見せかけじゃない!本当の力で今度こそ『誰か』に勝ちたい!!】

『元ストーリー』
ウマ娘 ~プリティーダービー~ アオハル杯

どうも、メタルメイドウィンです


MMオールスターは『MMトースターに投稿予定だったが規模や内容が大きいと脳内で判断』した場合に個別で投稿するシリーズものとなっております

【注意】
基本的に初見でも楽しめるように書きたいですが、全体的に続き物なので過去作のネタが多めです
少なくとも『りりすたーと!』でたくっちスノーがトレーナーになる話は事前に読んでおいて下さい
ウマ娘がメインだけど色んなキャラ出るよ
『MM○○中』のノリで見てください

作者募集中 >>5

登場者
エイジア >>6
モンブラン博士 >>9
ヤード >>10
月詠 >>21

Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.89 )
日時: 2021/12/19 08:17
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

「ぎゃああああああ!!」

「た、たくっちスノーが人を………」

たくっちスノー
「なんだ、ええ?拳が入っただけで殺人事件レベルに騒ぐんか?」

たくっちスノー
「どうでもいいんだよそんなことは、ええ?」

たくっちスノー
「アンタら俺の事が憎いがあまり俺以外の物まで俺に見え始めたか?」

たくっちスノー
「カーレッジがクソだったことと俺の問題は全く別だし、どっちもどっちクソなのは事実だ、だが」

たくっちスノー
「俺の兄弟達、兄さん姉さんは関係ない、むしろ被害者だ」

たくっちスノー
「見て分かるだろ、ブルーメン・ブラッドは妹思いでバカでなんか変だけど」


たくっちスノー
「俺なんかにはもったいない、立派なお兄ちゃんなんだ」


「な、何を言っている………お前の兄なんだからクソ野郎に決まってるじゃないか」

「そうだそうだ!お前の関係者は皆重罪だ!時空の安息の為に」

たくっちスノー
「おっと今度は縦真っ二つに斬られてみるか?」

シンボリルドルフ
「…………」(あれが時空犯罪者たくっちスノーの顔………)

ライスシャワー
「………お兄さま?」

ブルーメン
「………………」

ライスシャワー
「お兄………さま?」

たくっちスノー
「俺達はこれからファイナルズで忙しいんだ、ライスシャワーも兄貴も邪魔はさせたくな」

と、ここでたくっちスノーが連絡が入る

たくっちスノー
「理事長代理から……はい、今すぐ来てくれと、分かりました」

たくっちスノー
「………兄貴、ルドルフさんを頼む」

ブルーメン
「……ああ」


「_____」

たくっちスノー
「何?まだなんか言いたい訳?」


「ヒールはどんなに足掻こうと永遠に『悪役』のままだ」

「正義の味方に潰される為だけの存在、その為に作られたんだ」

「そうやって作られたやつが幸せを求めるなんて、自惚れるな………」


たくっちスノー
「……………」

ブルーメン
「………………」


たくっちスノー
「______」

ブルーメン
「!?」

シンボリルドルフ
(………ん?今、あの二人は何を話した………?)

Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.90 )
日時: 2021/12/19 08:24
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

……

理子
「なるほど、事情は分かりました」

理子
「ですが、かと言って手を出した事実は決して許されることではありません」

たくっちスノー
「………」

理子
「1人で動いて自分一人のみが責任を負う……今までそうしてきたのでしょうが、今は違います」

理子
「今貴方は、すぐ側の存在が居ることを忘れていたのですか」

たくっちスノー
「すぐ側………」


たくっちスノー
「あっ………」

理子
「シンボリルドルフは今回のURAファイナルズ決勝の参加権を剥奪、貴方には謹慎を言い渡します」

たくっちスノー
「…………何ヶ月ぐらいです?」

理子
「1ヶ月です」

たくっちスノー
「………分かりました、それまで自宅謹慎」


たくっちスノー
「あれ、俺自宅とかあったっけ………まあいいや、とりあえず守っておきます」

たくっちスノー
「…………その、今後兄貴の事とか、俺のせいで、もしトレセン学園に迷惑かけるようなことがあれば」

理子
「貴方に言われるまでもありません、彼らがコチラにまで手を出した場合、学園として対応します」

たくっちスノー
「………強いですね、貴方は」


………


「……たくっちスノー」

シンボリルドルフ
「………」

たくっちスノー
「ルドルフさん………すまなかった、なんて言葉じゃ、済まない」

たくっちスノー
「俺が………俺がトレーナーだったせいで………いや、考えたところで手遅れか」

そう言って、たくっちスノーは消えていく

シンボリルドルフ
「…………………」


「どうか、あの人を失望しないでください、嫌いにならないでください」


「本当に悪いのは………私ですから」

シンボリルドルフ
「………」


「………ライスちゃんも、ごめん」


「私のせいで………私が、生まれてきたせいで、こんなに迷惑かけて」



「ごめんね………」


ライスシャワー
「…………」


ブルーメン
「……………」


ブルーメン
「お前は今日、気にしなくていい」

ブルーメン
「勝つもいい、負けるもいい」


ブルーメン
「………お兄ちゃんは見守ってやる」

ライスシャワー
「………うん」

………


Sonic.exe
「………そうか、ティーがそんなことに………」

Sonic.exe
「____」


Sonic.exe
「殺したい、早くアイツらを殺してやりたい、このエグゼ杯で………」

Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.91 )
日時: 2021/12/19 08:32
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

……あれから数週間

たくっちスノーは言われた通り自宅謹慎を行い、トレセン学園に来ることは無かった。


そして………

ビターグラッセ
「なんで私達がたくっちスノーの確認しないといけないんだ」

リトルココン
「たくっちスノーの事をなるべく調べておきたいってトレーナーが動いてるんだからしょうがないでしょ」

ビターグラッセ
「まぁ確かに今回のことも気になるし、トレーナーもなんか大変そうだよな、マスコミに追われて」

ビターグラッセ
「たくっちスノーへの扱いが軽すぎるとか何とかさ」

リトルココン
「………まあ、それを調べるためにこうして探してるわけだから、さっさと終わらせて練習行くよ」

ビターグラッセ
「だな」


………と、2人が歩いていると真っ黒な家があった

ビターグラッセ
「もしかしてアレか……?なんか趣味悪いな………」

リトルココン
「待って、先客がいる……耳を澄ませて」

ビターグラッセ
「よし」

…………

たくっちスノー
「………ライスシャワー?兄貴まで」

ブルーメン
「調子はどうだ、兄が見に来たぞ」

たくっちスノー
「調子も何も、ここんところやることないから走るくらいだよ、というか……」

たくっちスノー
「走らないと、やってられない」

たくっちスノー
「なんつーか、文字通りにも心境的にも逃げてるわけで自己嫌悪になっちまうけどな」

ブルーメン
「そう言うと思って、客を2人連れてきた」

たくっちスノー
「客?」



シンボリルドルフ
「………」

Sonic.exe
「なんだかんだ、会えてなかったな……ティー」

たくっちスノー
「exe!?ルドルフさんまで……なんで!?」

Sonic.exe
「大体の事情は雪から聞いた………」


たくっちスノー
「殺すなよ」

Sonic.exe
「………分かっていたか」

たくっちスノー
「お前、雪の1番のボディーガードだからな、考えは自ずと読める」

たくっちスノー
「というか、俺も似たようなもんだしな………」

シンボリルドルフ
「……」

たくっちスノー
「………でも、ルドルフさんがいてよかった、話しておきたくて」

Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.92 )
日時: 2021/12/19 08:37
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「今まではさ、正義の悪役として、たくっちスノーとして………どんな誹謗中傷にも耐えてきたし、俺の関係者を絡めて非難するような奴は始末してきた」

たくっちスノー
「でも………それが上手くいってきたのは俺が1人だったからだ」

たくっちスノー
「………トレーナーになって、あの時まで、すごく傍に居る人にまで迷惑をかけることになるなんて知る由もなかった」

たくっちスノー
「なんか、こうして見ると………嫌になっちゃうな」

たくっちスノー
「雪が、自分の存在を消してしまいたいと思った気持ちが、なんとなく分かっちゃうんだ」

ライスシャワー
「自分の……え、どういう……」

たくっちスノー
「ああ、だいぶ昔の話だ……」

たくっちスノーは話す、雪がかつて追い詰められて、自分の罪を存在ごと消してしまおうとしたこと、それを利用して量産型という操り人形を作られたこと
たくっちスノーやexe達がそれを止めたこと……


【詳しくは『ピースフル第2部』〜『逃走中アルティメットブレイク』を参照】


たくっちスノー
「………局長代理か、アイツのこと全くわかってなかったな」

たくっちスノー
「………でも、アイツのように消えるマネはしたくない、だから俺も雪を止めたんだしな」

たくっちスノー
「俺、どうすればいいんだろうな……」


シンボリルドルフ
「………トレーナー君は、それでいいのか?」

シンボリルドルフ
「自分が耐え続けて、言われたままで……辛くないのか!?」

たくっちスノー
「辛くないか……だと?」




たくっちスノー
「辛いに決まってんだろ!!!」


たくっちスノー
「本当は僕だって褒められたりしてぇよ!!誰にも迷惑かけたくないし、楽しいこといっぱいしたいよ!!」

たくっちスノー
「でもしょうがないだろ!?僕はたくっちスノーだぞ!?」

たくっちスノー
「たとえ罪が無くなっても、どんなに今ヒーローのような活躍をしても、こうして誰かを助けても!!」



たくっちスノー
「時空の中で史上最悪の時空犯罪者たくっちスノーのレッテルは消えないんだよ!!他でもない僕のせいでな!!」

Re: MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(作者募集中) ( No.93 )
日時: 2021/12/19 08:43
名前: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (ID: VOI/GMTL)

たくっちスノー
「いいなぁ…ルドルフさん……俺もあなたみたいにすげー人になりたいよ……愛されたいよ……慕われたいよ………」

たくっちスノー
「誰かを手を繋いでも、咎められない人になりたいよ………」

シンボリルドルフ
「………トレーナー君、君は本来そういう人間なんだな」

たくっちスノー
「人間じゃねーっすよ、マガイモノです」

たくっちスノー
「継ぎ接ぎの設定に高度なプログラムで出来た知能の、生き物でも無機物でもない何かの王様ですよ」

Sonic.exe
「……もういい、もうお前が無理をすることは無い」

Sonic.exe
「シンボリルドルフにライスシャワーか、雪の話をさせてくれ」

Sonic.exe
「雪はな、奴が人間になって気付いたんだが……本当は凄く泣き虫なんだ」

Sonic.exe
「何かと謝って、自分の大切な人に申し訳なくて泣いている」

Sonic.exe
「マガイモノの頃からそれは変わってなかったんだ、マガイモノは涙なんか出ないからな」

Sonic.exe
「お前もそうなんだ、たくっちスノー」

Sonic.exe
「………時空監理局は潰した、その頃の嫌な奴は死んだ」

Sonic.exe
「だが、それでも尚変わってないと俺は判断している」

Sonic.exe
「雪を愚弄し、利用しているあの頃はまだ終わっていないんだ」

Sonic.exe
「だから俺は速さを求めて、大会を出すに至ったんだ」


ライスシャワー
「……どういう事?それって多分、エグゼ杯だよね……?」

ライスシャワー
「雪さんを何とかしたいこととエグゼ杯が、どう繋がってるの……?」


Sonic.exe
「月村サトシにも秋川やよいにも伝えてない、エグゼ杯を開催した本当の理由を話そう」


Sonic.exe
「それは、たくっちスノーを選手として出場させることでアンチマスコミ共を炙り出し、同じ世界に集中させて………」



Sonic.exe
【それら全員を俺の力によって、跡形もなく皆殺しにする為だ】

全員
「!!!?」

Sonic.exe
「が、俺の中でほんの少し予定が変わった、この兄貴の件を知って」


Sonic.exe
「一日でも早く奴らを殺したくなった…………!!!」


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