二次創作小説(新・総合)
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- レインボーヒロインズ
- 日時: 2024/09/21 00:02
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
どうも!いくちゃんです!
今回も更なるナンバーズスピンオフ作品!
レインボーヒロインズを投稿したいと思います。
モチーフはラブライブ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会です!
この作品も『少年教師有』と共にナンバーズ8と平行でお話が進みます!
ですので、『ナンバーズ8』のキャラクターがこの作品に、
『レインボーヒロインズ』のキャラクターが『ナンバーズ8』にも出てきます!
さあ、果たしてどんなお話に成るのか?
主要人物だけ載せておきます!
スクールアイドル同好会
桃・夢原杏
黄・中洲恵梨香
水・桜木和
紫・倉木紫
赤・矢塚奈々
緑・エル・グリーン ※スイス人
白・白木愛
銀・モナ・スカーレット ※アメリカ人
マネージャー・高橋夢
アイドル育成愛好会
桜・王・美麗 ※中国人
深緑・三葉主
青・綾瀬蓮
橙・完道明
青・倉木青香
赤・絢川赤音
黄・立花黄花
桃・矢口桃夏
橙・ミカ・オレンジ
藍・黒川藍香
紫・宮本紫子
水・李・水美
緑・瀬川緑
白桃・夢原亜利紗
橙・山口朝
紅・紅城結菜
作曲家・モナ・スカーレット
※変動する可能性あり
- Re: レインボーヒロインズ ( No.42 )
- 日時: 2024/04/05 23:58
- 名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)
第42話・リベンジの生徒会合宿&同好会のお別れ旅行・・・③
晩御飯
一同「頂きます!」
全員「美味しい!」
八期「やっぱりカレーは良いね!」
秀喜「キャンプと言えば、カレーかバーベキューって相場は決まってるんだよ!」
香「バーベキューはセットだけでも高い上、準備も片付けも大変なんだから!」
八期「確かに、美味しいけどやるのは反対!」
希「あれ?愛ちゃん、食べないの?」
町子「複雑な気持ちだと、食べにくいわよね」
愛海「誰か話題振って!白木さんが入れるものね!」
八期「ええっ?」
秀喜「そんなの知るかよ!」
薺「会長はファンなら何かあるでしょ!」
八期「あったとして、愛ちゃんが興味持つかは別だろ!」
希「だからコミュニケーションが下手なの!」
零「だから、こっちが合わせないと食べてばかりだもんね!」
香「そのうち飽きて、別の事してる」
芹「ねえ、失礼に成るかもしれないけど、聞いて良いかな?」
愛「何ですか?」
芹「白木さんがボードでコミュニケーション取る理由とか切っ掛けとか原因って何?」
薺「お姉ちゃん、それはタブーじゃ・・・」
芹「あっ、嫌なら言わなくて良いよ!」
町子「でも、いつかは話さないといけない事じゃない?たとえ、行う場所は違っても仲間であることに変わりはないし、私達に話すことで、何か気付けることとかあるかもしれないし!」
薺「取り敢えず、皆さん笑ったり、バカにする事だけは禁止ですね」
香「それなマナーね!白木さん話せる?話せないなら話さなくても良いわよ!」
愛「いえ、話します!」
香「体調が悪くなるようだったら、強制的にでも止めるから!」
愛「はい!私の親は共働き何ですけど・・・」
歩「今の時代なら普通じゃないかな?」
愛「共にお仕事が朝早く夜遅い時間で・・・」
秀喜「そんな家族居るところは居るんじゃねーの?」
香「つっこまない!白木さんがまだ話してるのよ!」
愛「私も、両親が私のために働いてくれてることは分かってるんです!勿論、帰るのが遅くなってきたのは大きくなるにつれての話です」
町子「愛されてはいるね」
愛「えっ?」
町子「私、親にしごかれてたから」
愛「あっ!『私の寂しさより重い』」
香「白木さん、続けて!」
愛「はい!主にお母さんが私と過ごしてくれて、お父さんは休みの日しか会えなかった。それでも私にとっては楽しかった。でも、今は一緒にご飯を食べることも少なくなった。
それでも、朝に成ると朝御飯とお弁当はいつも用意されてるの!」
芹「優しいお母さんなんだね!」
愛「うん、大好き!それにお父さんは私の誕生日だけは仕事を休んで祝ってくれるんだ!だからお父さんも大好きなの!」
歩「両親と仲が悪いわけではないんだね」
愛「うん、だからお父さんとお母さんが頑張ってるなら私も『寂しい』なんて弱音吐かずに、頑張ろうって思った!
でも・・・」
全員「でも?」
愛「実は、私転校を何度も経験してるの!」
全員「えっ?」
愛「お父さんの仕事の都合で、保育園から何度も転園や転校を3ヶ月に1回してきた」
全員「多!」
愛「そのせいで、友達を作ろうにも作れなくて・・・、
この学校に転校した理由は、たとえお父さんが転勤に成っても、寮暮らしが出来るからって!」
薺「そうなんだ」
八期「それは知らなかった」
愛海「知らなくて当然だから!」
愛「その結果、コミュニケーションを取るのが苦手に成って、何話せば良いのか分からなくなって、寂しい気持ちも募った結果・・・、笑顔を忘れちゃった!」
全員「・・・」
愛「だから、私は自分の表情が嫌い」
八期「自分の表情が嫌いか・・・」
愛「おかしいですよね、笑顔の仕方を忘れるなんて!」
八期「いや、分かるよ!自分の表情が嫌に成る時!」
香「八期あんの?」
八期「僕、写真撮られるの嫌いなんですよ!」
零「何で?」
八期「普段の真顔を正面向かって撮った時、なんか困った顔に成って嫌なんです」
愛「そうなんですか?」
八期「だから、毎回作り笑顔だよ!だけど、その顔がナルシストみたいな感じだから嫌なんだよな!もっと前はポーズとか取って撮ってたけど!」
零「どんなポーズ?」
八期「こんな感じ!」
秀喜「ウルトラマンじゃねーか!」
八期「お父さんもお母さんにも止めるように言われて以降は、困った顔にしか見えなくて、写真撮られるの嫌だったな!」
芹「よく言うよ!私達が仲の良い友達同士で撮ろうとするといつも入ろうとしてたくせに!」
葉月「写真写るの好きなのか?嫌いなのか?どっちなんだよ!」
八期「面倒臭いから嫌い!」
香「それじゃ、本末転倒じゃない!」
全員「ハハハハハ!」
零「ねえ、今愛ちゃん可愛い笑顔じゃなかった?」
希「見た!見た!凄く可愛かった!」
八期「うわー、見逃した!隣だから見にくいよ!」
愛「お世辞なんて良いですよ!」
子「お世辞とか嘘なんかじゃない!」
町子「誰も、お世辞はおろか冗談1つ言ってないわよ!」
香「さっきの八期の話も含め、全部事実!」
愛「えっ?」
八期「僕の悩み事だよ!写真写りのね!」
葉月「写真写りなら、私でもあるよ!そんな悩み!」
香「何でお世辞って思ったの?」
愛「転校仕立ての時、言われたんです!『人形みたい』って!」
八期「あっ!」
秀喜「それは俺も思った!」
希「私も!抱いてモフモフしたい!」
八期「うんうん、抱き枕にしたいって思った!」
子「見た感じ、ちょこんって座って可愛いなあって思うけど?」
愛「皆さんは、褒め言葉として言ってますよね?」
八期「うん、可愛いから!」
愛「最初は女の子達から、『お人形さんのように可愛い』と髪をぐちゃぐちゃにするなどでじゃれ合ってましたが、ある日とある男子から『人形の様に無表情』って言われたんです!」
全員「・・・」・グサッ!
町子「成る程」
愛「それから、私は真の人形扱いを受け、コミュニケーションが苦手なのを良いことに、『人形なんだから動くな!喋るな!なにもするな!』と言われてきました」
愛海「酷い!」
八期「うわー、人形の様に可愛いって誉めても、褒め言葉に成らないのか!」
愛「それが小学校3年生の時の話!」
芹「2年間もいじめを?」
愛「はい!」
零「私がいじめ対策始めたのは、4年生の後期だからな・・・、矯正学校開校も翌年だから・・・」
愛「はい、担任の先生も頼りに成らなくて・・・」
零「可愛そうに・・・」
愛「班行動の際も、私はいつも置いてかれて、忘れられ、帰ったら最後『どうして1人に成ったの?』と問い詰められ」
薺「どうやって帰ってきたの?」
愛「最寄り駅で、事情話して!栞に駅は書いてあるから」
八期「だから、遠足や修学旅行に栞って必要なんだ!」
香「そうよ!栞があれば迷子に成っても家に帰れるように、遠足や旅行の関係者の元に帰れるように!」
愛「復活した調理実習でも、誰もなにもさせてくれなくて、家庭科室の角で1人ぼっち、最終的に全班の皿洗いをやらされた」
愛海「なんか八期君より不幸じゃない?」
八期「僕も思ったよ!ほとんど僕経験してるし!」
愛「更には、嫌な仕事も任されたり」
薺「例えば?」
愛「掃除とか、荷物運びに生徒会長も!」
薺「生徒会長?」
愛「5年生の時に、リーダー点0点の人達を集めて・・・」
八期「他にも居たの?」
愛「10人くらい居た、でも、票がなぜか私に集中!」
八期「完全な押し付けだな!」
愛「役員も初日に、私に全部仕事押し付けて帰って、私は何も出来なかった!そしたら、次の日からなにもさせてくれなくて、『会長は座ってることが仕事です』って言われた」
八期「最低だな!」
愛「だから、一週間で私は会長をクビに成った」
全員「一週間?!」
愛「その時の私は『会長職やらなくて良いんだ』って吹っ切れてたけど、周りから『会長職出来ない上に他の役員に仕事全部任せて、クビに成った役立たず!』って罵られて、一時期引きこもり、お父さんやお母さんにも話せず、私はもっと表情の変え方を忘れた。」
歩「どうやって立ち直ったの?」
愛「当時の担任の先生が励ましてくれて!」
八期「どんな風に?」
愛「『制服におまじないかけてあげる!これを着て登校すれば、あなたの嫌なものは無くなるから』って言われて・・・」
八期「それで?」
愛「行ってみたら、私をいじめてくる人達が次の日に成ると居なくなってた!」
香『多分、これは松本先生だなぁ、隠しカメラの発祥は松本先生が杏に付けさせたことが始まりだから!』
八期「へー、良かったじゃん!」
愛海「学校としては良くないんだけどね!」
愛「でも、まさか成り済ましで、中等部に入学出来ないことに成ってたなんて・・・」
愛海「そんなこと合ったの?可哀想!」
愛「本当に八期先輩には感謝です!」
上級生組「えっ?」
秀喜「八期が絶対命令使って入学許可を出したんだよな?」
零「まあ、私としても試験の履歴覚えてたからね!」
八期「不合格で入れない又は手続きを忘れて入れないは自業自得だけど、成り済まし落としは見過ごせないからね!」
零「今、私がスクールアイドル出来てるのも八期先輩のお陰です!むしろ憧れです!」
八期「ありがとう」
香「皆、話に夢中でカレーが冷めちゃったわ!」
八期「猫舌だから冷めたくらいが丁度良いです!」
香「白ご飯が固くなっても良いの?」
八期「嫌だ!食べます!」
その後急いで平らげデザート
香「じゃあ、白木さん手伝って!」
愛「はい!」
八期「先生、僕もやります!」
香「いや、ダメでしょう!これは彼女の仕事であって・・・」
八期「メインとデザートは違いますよ!これだと、愛ちゃんだけデザート専門の仲間外れじゃないですか!それは嫌だよね?」
愛「はい、なんだか私だけ罰を受けてるみたいで・・・」
香「分かったわよ!」
全員「頂きます!」
愛「八期先輩!」
八期「何?」
愛「もし仮にですよ?」
八期「うん」
愛「私がアイドル研究部に入ると言って・・・」
八期「大歓迎だよ」
愛「そうでなく、ボードの話です」
八期「ああ、付けるか付けないか、僕は付けないで欲しい!」
愛「それは?」
八期「愛ちゃんの顔が可愛いからに決まってるよ!自信持って欲しいな!」
愛「ううっ・・・」
八期「ただ、ボードも無駄にしたくはないな」
愛「どういう意味ですか?」
八期「ボードを付けるライブとか、ボード付ける条件配置とか合ったらやってみたいって思ってる。
例えば、この時は愛ちゃんはボードを付けるけど、この時は付けないと言う条件付き!」
愛「それって?」
八期「僕は、ボード付きもボード無しも両方やってみたい!ボードと言うものは愛ちゃんにとっての専売特許と言うか、特別なアイテムだから」
愛「分かりました」
- Re: レインボーヒロインズ ( No.43 )
- 日時: 2024/04/06 22:26
- 名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)
秀喜「その後に完道に会ったのか!」
愛「はい、明さんにゲームセンターに誘われて・・・」
秀喜「完道の秘密知ってるか?」
薺「明さんの秘密ですか?」
秀喜「あいつ、今でこそ完璧超人でコミュニケーション能力高いだろ?」
芹「何?昔は引っ込み思案で誰とも話せなかったとか?」
秀喜「いや、アイツの明るさは元からなんだが、それが原因で過去にいじめに合ってたんだよ!」
八期「えっ?杏ちゃんじゃなくて?」
愛「杏さんもいじめられてたんですか?」
第43話・リベンジの生徒会合宿&同好会のお別れ旅行・・・④
一方のレインボーヒロインズ
恵梨香「ちょっと、何で私がお預け状態なんですか!十分働いたでしょ!」
明「アイアイに対しての発言を反省してるように見えないので、食べさせません!」
恵梨香「いやいや、エリリンは事実を言っただけで、それに『働かざる者食うべからず』って言うじゃないですか!なにもしてないのに、一緒にご飯食べるなんて不公平です!」
杏「それが、自ら仕事をやらなかったらね!私達が奪って、恵梨香ちゃんが文句言ったから、愛ちゃんは逃げたの!
それに、恵梨香ちゃんが反省しない限り、私も明ちゃんもご飯食べるつもり無いから!恵梨香ちゃんのせいで、私達までご飯食べられないじゃん!」
蓮「でも、愛ちゃんがほとんど仕事しなかったのは事実なんじゃ?」
明「蓮もエリンギと同じくお預けにして良い?💢」
蓮「ごめんなさい!」
杏「蓮さん、八期君がなぜ『絶対命令』まで使って生徒会長をやり直したのかもう忘れたんですか?」
蓮「ええっと、何でだっけ?」←エルと紫に促す
エル「たしか、他の役員に役立たず扱い受けて・・・」
紫「そもそも、前の年に嫌々選ばれた、私達当時の2年生達が誰も立候補しなかったから!」
和「完全に愛さんに対する恵梨香さんの行為が一致しますね!」
恵梨香「でも・・・」
エル「焦らすのはダメなんじゃないかな?急がせれば、その分失敗する可能性は高いし・・・」
紫「うんうん、まずは安全第一だよね」
和「それに、愛さんは自ら率先してやろうとしてましたし、それに水を刺したのが恵梨香さんですよね!」
恵梨香「何で、皆エリリンばっかり責めるんですか!」
杏「自分に置き換えて考えてみてよ!『働かざる者食うべからず』ってことは、愛ちゃんだって分かってるんだよ!
その意識のある人を『遅い』とか『効率悪い』と言う理由で仕事を奪って、役立たずだなんて・・・!
愛ちゃんからしたら、『仕事奪ったのはそっちじゃん!』って思うよ!」
エル「確かに、それは嫌だね」
紫「紫ちゃんも、そうなったら文句言いたい!でも、愛ちゃんは強く物を言える子じゃないから言えなかったんだよ!」
恵梨香「ううっ・・・」
和「恵梨香さん、あなたが愛さんにやった行為を今度は私達があなたにしても良いですか?」
恵梨香「嫌だよ!頑張ろうとしてるのに頑張れないなんておかしいよ!」
明「エリンギがやったことはこう言う事なの!」
プルルルル
杏「はい、はい、分かりました」
明「誰から?」
杏「星田先生から!愛ちゃんは生徒会の人達と晩御飯食べるって!」
和「後で、愛さんに謝るんですよ!」
恵梨香「分かった・・・」
蓮「それにしても、2人は何て言うか『いじめ』に厳しいわね・・・」
紫「確かに、『いじめは絶対許さない!』って感じの剣幕だったね」
エル「やっぱり、八期君がいじめ被害に遭う事が多いから?」
杏「違います」
明「だって、私・・・」
杏・明「過去にいじめられてたもん!」
全員「えっ!」
杏・明「えっ?」
杏「明ちゃん、いじめられてたの?」
明「杏こそいじめられてたの?」
杏・明「意外!知らなかった!」
明「まあ、私がBクラスに成ったのは3年生の時で、八期と同じクラスに成ったのは4年生の時だから!いじめは3年生の時なんだけどね」
杏「私がいじめられてたのは1年生の時だからね!」
和「凄く気になりますね!」
紫「2人に何が会ったの?」
恵梨香「夢先輩は知らないんですか?」
夢「私は入学当初はHクラスだから!知らなかったな!でも、杏が暗い顔してるのは何回も見てたけど、何度聞いても『何にも無いから気にしないで』って返されて、深く詮索でか無かったんだよね」
杏「あの時は、夢ちゃんも巻き込みたくなかったから」
夢「相談してくれても良かったのに!」
杏「言っても、どうにも成らないし、家族ですら私を庇ってくれなかったから・・・」
蓮「よく、今学校に通えてるわね!私だったら病んで自殺してるわ!」
杏「私、昔から頼まれたら断れない性格で、その性格を利用されて、掃除当番代わったり、荷物持ちの役やらされたり、宿題を代わりにやったりしたな・・・」
和「なぜ、そんなことを?」
杏「脅されてたの!」
蓮「どういう風に?」
杏「些細な事だけど、最初は『夢ちゃんの事が好き』ってバラすって、『同性愛者なんておかしい』って!」
和「酷い!」
紫「同性愛はまだ理解が遠いところあるからね!大分マシには成ったけど・・・」
蓮「小学生だと、マトモな判断しづらいからね」
杏「それを皮切りに『あの子のやって私はやらないの?』ってどんどん増えて・・・、たまに家から遠い子が頼みに来る子も居たな」
明「それでどうなったの?」
杏「八期君が、先生に言って、事が進んだの!だけど、彼本人は告げ口したっていじめられて、私は恩人だから助けに行ったけど、歯が立たなくて・・・、八期君がいじめられる切っ掛けはそこからじゃなかったかな?『チクり魔』って噂されて・・・」
明「そうだったんだ」
杏「しかも、当時の先生も毎日怒るいじめに面倒臭く成ったのか、八期君の意見を全く聞くことを止めたの!だから、私は他の先生に頼ろうと決めたの!」
明「それが松本先生、八期のお母さんだったんだね?」
杏「うん」
エル「でも、何でお母さんが?」
蓮「そうよ!普通親は自分の子供のいる学校には・・・」
和「居れることは居れるんじゃないですか?受け持つこと、担任に成ることは無理ですが・・・」
杏「聞いてみたところ、2番目のお兄さんもいじめに遭って、守るために教師に成ったって聞いた!」
全員「へー!」
杏「明ちゃんは何でいじめられたの?文武両道の完璧超人でコミュニケーション能力も高いのに!?」
明「皆、私の事口々に『天才』だの、『完璧超人』って言うじゃん!私も嬉しいんだよ!でもね、そうなることで逆に一部の人達からは妬まれるの!」
紫「どんな感じに?」
明「『目立ちたがり』とか『ナルシスト』とか、酷い時は『お前のせいで、私の自慢(部活のレギュラー)が・・・』って八つ当たりされたことも100回以上合ったかな?」
全員「100回も!」
紫「そっか、運動部の助っ人だもんね!」
蓮「そりゃ、妬まれてもしょうがないわね」
明「逆に期待されてるからこそ、結果がそぐわなかった時に罵倒されたりも沢山経験したよ!」
杏「八方塞がりだね」
和「勝ったら妬まれ、負ければ罵倒され・・・」
明「ある日、それを同時に行われたんだよ!」
蓮「メチャクチャじゃない!」
明「そこに通りかかった八期が・・・」
回想
八期「彼女だって人間なんだよ!ミスの1つや2つするんだ!彼女が入ったから負けたと言うのか?お前らが彼女に頼りっぱなしだからじゃねーのか?」
明「更に、妬んでた部員に関しては・・・」
回想
八期「文句は助っ人を頼む奴に言え!お前の信頼が無いから助っ人を頼むんだろ!お前がもっと凄かったら、そもそも助っ人なんか頼まん!文句あるならチームを黙らせるくらいの選手に成れ!」
明「って正論説いてくれたのは嬉しかったな!そのままぼこぼこにされたけど・・・」
蓮「ヒーローに成りきれないのね!」
明「まあ、私が仕返しにボコり返して呼び出し喰らった!」
全員「ええっ!?」
恵梨香「それで?」
明「罰を言い渡されたその瞬間に、八期がその先生を殴ってね!」
全員「ええっ!?」
杏「私も知らない!」
明「私がいじめたってのが気に食わなくて、松本先生や理事長に事の状況を全部話したら、その先生クビに成った!」
全員「ええっ!?」
杏「まあ、当然だね」
明「だから、私も八期には恩があるんだよ!いじめられてるのであればたとえ相手が先生だろうと助けたい!」
杏「私も!そうやっていじめから守ってくれたから!」
明「それに、聞き分け良いからちゃんと丁寧に話せば分かってくれるよ!」
杏「いじめの怖さを1番知ってるからこそ、絶対命令を上手く使いこなし、『ドッキリ企画部』も解体した!」
明「確かに、あれは私も嫌いだったな!だから私と杏からしたら八期は・・・」
杏「ヒーローみたいなものだよ!」
- Re: レインボーヒロインズ ( No.44 )
- 日時: 2024/04/10 18:26
- 名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)
第44話・リベンジの生徒会合宿&同好会のお別れ旅行・・・⑤
香「は~い、キャンプファイアーの次は、お楽しみ、季節外れの肝試しよ!」
全員「イェーイ!」
蓮「まだ3月だけどね」
八期「肝試しは夏とかじゃなくても楽しいよ!」
留「奈々ちゃん、キャンプファイアー絶対来るって言ってたのに、とうとう来なかった・・・」
芹「彼女にも彼女なりの理由があるのよ!家族との時間とか!」
留「そうですよね」
芹『本当は居たんだけど、八期が居たから変装出来なかったのよね』
香「このキャンプ地をグループで一周してもらうわよ!」
全員「は~い!」
芹「グループ分けどうするんですか?」
香「一応、同好会は同好会、生徒会は生徒会だけで分けるつもりだけど?」
愛海「私達は?」
香「あんたらだけで、分かれなさい!」
青奈「ええっ!!!!私八期と組みたかった!」
希「私も!」
金「どう分ける?」
芹「普通に考えたら男女別でしょ!」
八期「ええっ!!!!」
芹「何?文句あるの?」
八期「雰囲気が!」
芹「そんなのどうでも良いわよ!」
葉月「本当はアイツと一緒に行きたいんじゃないの?」
芹「うるさい!」
留「ですが、男子3人、女子6人ですから、3人ずつで分ければ?」
八期「理珠入れれば女子は7人だろう!」
零「私は八君と一緒が良いな!」
香「何で?」
零「お化け怖いし、守ってくれる男子が居た方が頼もしいし!」
理珠「では、私は中間地点で見張ると言うのは?」
香「良いんじゃない?仮に誰かが迷子に成った時、探しやすくなると思うし!」
八期「ええっ!!!!理珠も一緒に楽しもうよ!」
香「5人ずつ分ける?」
留「そう言えば、薺が居ないような?」
芹「さっきトイレ行くって言ってたわ」
葉月「それにしても遅くない?」
理珠「残ったくじが薺と置き換えれば良いのでは?」
芹「そうしましょう!」
零「じゃあ行くよ!いっせーのーで!」
結果
八期・零・歩・金・葉月
秀喜・芹・薺・留・理珠
夢「ねぇ、同好会は学年別にしようか?」
明「でも、大丈夫?」
恵梨香「あい子、さっきは私が悪かったから!ごめん!」
愛・プイッ!
夢「愛ちゃん、まだ相当怒ってるね」
杏「無理もないよ」
明「私は板挟みになる和っちが心配だよ!」
愛海「私達はグループ分けどうする?」
町子「私は希お姉さんと組みたいです!」
希「良いよ!」
愛海「だったら、私は青奈とかな!」
子「ねぇ、愛海ちゃん達のグループに私も入れて!」
愛海「良いですよ」
希「じゃあ、グレーテルちゃんは私達とか!」
出発前
香「さあ、まずは同好会1年生→2年生→3年生→八期チーム→田中チーム→愛海チーム→希チームの順!
最初のチームが出発してから10分後に、次のチームがスタート!前後のグループを驚かす為に待ち伏せや先回りはしないように!もしやったらいじめと認定するわよ!」
全員「は~い!」
一部『厳しい』
1年生スタート
恵梨香「ほら、懐中電灯はあい子が持って良いから!」
愛「いらない!」
恵梨香「あい子!」
和「2人とも!」
夢「あの3人大丈夫かな?」
杏「肝試しか、私苦手なんだよな」
明「私は得意だよ!」
エル「お化けって本当に居るのかな?」
紫「噂によるとこのキャンプ地に出るらしいよ!」
全員「ええっ!!!!」
蓮「ちょっと!怖がらせないで!」
紫「もしかして、蓮ちゃん怖いの?」
蓮「こ、こ、怖くなんか無いわよ!それにお化けとか幽霊なんて非科学的現象であって、本当に居るかどうか分からないんだから!」
明「でも、それって逆に言うと『居るかもしれない』ってことだよね!」
蓮「逆に言わないでよ!」
明「お化けとか幽霊に会ってみたいな!」
蓮「会って何するのよ!」
明「お化けに会ったら友達に成るんだ!」
芹「そんなこと出来るわけないじゃない!」
香「あっ、そうこうしてるうちに後1分で2年生の出発よ!」
夢「行ってきます!」
杏「無事に帰ってこれるかな?」
明「お化けに会ってくるよ!」
八期「明ちゃんが言うと本当にお化けを友達にして一緒に帰ってきそう!」
秀喜「そんなお化け居たらむしろ怖くないな!」
零「その時は、お化けじゃなくて、お化けと友達に成った明ちゃんに驚くよ!」
八期「そう言えばお化けと幽霊の違い分かる?」
希「一緒じゃないの?」
八期「お化けは動物の霊で、幽霊は人間の霊なんだって!」
全員「へー!」
葉月「知らなかったな!」
留「いや、毒にも薬にも成りませんよ!」
八期「どこが?」
留「だって、それで恐怖が和らぐ訳でも、さらに恐怖が増すわけでもありませんし!」
芹「確かに、『だからなんだ』って話よね!」
エル「蓮ちゃん、お化けが怖かったら私にしがみついても良いからね!」
蓮「だから、私は平気だって!」
紫「そんな照れなくても・・・」
蓮「照れてない!」
香「あっ、もうそろそろ3年生達の出発よ!」
紫「1年生達大丈夫かな?」
秀喜「そう心配した人がお化けに襲われたり?」
紫「止めてよ!」
秀喜「冗談ですよ!」
3年生出発後
?「キャー!」
ガサガサガサガサ・・・
八期「何?誰の声!」
零「今、森の方で悲鳴あがったね!」
八期「大丈夫かな?」
秀喜「どうせ、恵梨香辺りがビビってるんだろ!お化けなんて居ないのに!わあ!」
理珠「あなたも怖がりじゃないですか!」
秀喜「いや、いきなり自分の後ろに人影合ったら、誰でもビックリするわ!」
理珠「この可能性もありますよ!」
秀喜「分かったよ!俺が悪かった!」
八期「本当に大丈夫かな?」
零「このキャンプ地、一周の道のり意外と長いからな・・・」
香「はい!次は八期チームよ!」
八期チームが行った後・・・
奈々「皆さん、すみません!」
秀喜「えっ?」
青奈「あなたは!」
理珠「スクールアイドル同好会の幽霊部員の!」
奈々「どういう認識ですか?」
理珠「その姿を学校で見たものは居ないと言われれば幽霊みたいなものですよね?」
奈々「せめて、幻って言って下さい!」
留「奈々ちゃん!奈々ちゃんなの!」
奈々「留ちゃん、キャンプファイアー行けなくてごめんね!その分肝試しで埋め合わせするから!」
香「ってことは、じゃあ奈々さんは薺さんの代わりに肝試し一緒に行くことで良いかな?」
奈々「はい!」
留「奈々ちゃんと一緒に肝試し楽しみ!私お化けとか幽霊苦手なの!奈々ちゃんは大丈夫?」
奈々「う、うん!も、勿論!私に怖いものは無いよ!」
留「やったー!何かあったらしがみついても良い?」
奈々「う、うん、良いよ」
芹『嘘付け!「怖い話」見たら、私の布団に潜り込んで来るくせに!』
香「そうこうしてるうちに田中チームの番よ!」
秀喜「OK!皆!俺に付いてこい!」
女性陣『頼もしい!』
愛海「遂に私達だけに成りましたね!」
希「私、お化けとか幽霊苦手なんだよね!」
子「チーム最年長が!」
希「怖さに年齢関係無いよ!むしろ驚かれないと、お化け役もがっかりでしょ!」
青奈『評論家達が研究熱心過ぎて、道の駅で野菜見る感じに成ってた番組合ったな』
?「キャー!」
愛海「また悲鳴あがってるね!大丈夫かな?」
子「怖かったら子お姉さんにしがみついても良いのよ!」
青奈「しがみつくなら八期が良かった!」
愛海「青奈はぶれないわね」
町子「そろそろ最初のチームが戻ってきても良い頃なのでは?」
香「私の歩数で、一周するの1時間半は掛かる道のりだからまだよ!」
子「そんな掛かるんですか?!」
香「あっ、愛海チーム!順番よ!」
愛海「はい!ちーちゃん、青奈行くよ!」
希「ねえ、まっちゃんとグレーテルちゃんは暗いの怖い?怖かったらお姉さんにしがみついても良いのよ!」
グレーテル「あっ、俺子供の頃に、暗い森に2回捨てられてるから!森の中の不気味な音なんか慣れてる!むしろ、暗い場所でも見えないことはない!」
希『流石、ヘンゼルとグレーテル!肝が座ってる!』
町子「私も、寒くて暗い冬にマッチ売ってたから、あの時と比べれば肝試しの方がマシ!」
希『まっちゃんも肝が座ってる!ってか内容が重い!流石、マッチ売りの少女!』
香「あっ、10分過ぎてたわ!」
3人「ええっ!!!!」
香「そんな驚かなくても、1、2分の遅れよ!それにまだ誰も帰ってこないし!」
希「そうですが・・・」
町子『時間は守って欲しい』
香「じゃあ、希チームも出発して!」
3人「は~い!」
一方その頃
八期「メチャクチャ暗い道だな!」←懐中電灯担当
零「怖いよ!」←八期の左腕を掴む
葉月『自然に腕掴んでるよ!芹もこれくらい積極的に成れんかな?』
歩「なんか、うち怖くなってきたんやけど!」
八期「怖いなら、怖いって言えよ!むしろ怖くないって奴が居ないって!」
葉月『何の解決にも成らん!』
歩「八期も怖いの?」
八期「うん、怖い!」
葉月「お前は正直と言うか素直と言うか!」
八期「嘘付いて強がるのもカッコ悪いし、むしろひどい目に遭うだけだし!」
金「それもそっか!」
八期「ただ、お父さんと一緒の時は、どっちにしろジェットコースターに乗せられる!」
零「高いところ苦手だもんね!」
ガサガサガサガサ・・・
零「キャー!」
八期「なんだ?なんだ?」
金「何々?」←八期の右腕を掴む
八期「なんだったんだろうな?」
金「怖かった」
零「うん」
葉月「おい!お前は何にも感じないのか?」
八期「えっ?」
歩「両手に花じゃん!」
八期「あっ、前しか見てなかったから気付かなかった!」
しくしくしくしく・・・
八期「ねえ!前で誰か泣いてない?」
零「えっ?止めてよ!」
葉月「確かに、人影が見える!」
歩「誰やろうね?」
零「お化けじゃないよね?」
八期「お化けではないよ!明かな人間だから!」
葉月「そういう事じゃない!何のこだわりだ!」
八期「だって、お化けは動物の霊なんだから!幽霊なら人間の霊だよ!」
葉月「だからって、今はどっちでも良いんだよ!」
八期「良くないよ!間違った情報覚えるの?」
金「静かに!ねえ!あなたは?なんで泣いてるの?」
零「一つ目小僧とかのっぺらぼうじゃないよね?」
葉月「お化けの話の見すぎだ!」
八期チーム「あっ、この子は!!!!!」
- Re: レインボーヒロインズ ( No.45 )
- 日時: 2024/04/08 21:10
- 名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)
第45話・リベンジの生徒会合宿&同好会のお別れ旅行・・・⑥
愛「ううっ、ううっ・・・」ブルブル
八期チーム「愛ちゃん!」
八期「どうしたの?大丈夫?」
零「怪我はない?」
葉月「一緒に居たメンバーは?」
愛「置いて行かれた!」
八期チーム「ええっ!!!!?」
八期「置いていかれた?」
零「何があったの?」
愛「実は・・・」
回想(数十分前)
恵梨香「だから、本当にごめん!」
愛「知らない!私はどうせ役立たずなんだから!恵梨香ちゃんの為に成らないならいらない子だよね?」
恵梨香「本当にごめん!この通り!」←愛の前で土下座
愛「そんなんで許されると思ってるの?」←避けて通る
和「愛さん、恵梨香さんも反省してるんですから、許してあげたらどうなんですか?」
愛「反省?反省してたら、私にあんなこと絶対しないもん!」
恵梨香「えっ?待って!」←愛の前に立つ
和「それはどう言うことですか?」←同じく
愛「2人だって聞いてるんでしょ!八期先輩が生徒会長を絶対命令まで貰ってやり直しした理由!」
2人「あっ!」
愛「本当に反省してるというのなら、なんで私に対して、先輩が前役員にやられたことを、私にやったの?ねえ!答えて!」
恵梨香「ええっと・・・」
和「それとこれとは今は違うのでは?」
愛「内容は同じだよ!どこが違うの?」
和「ええっと・・・」
恵梨香「あっ!」
和「えっ?」
愛「何?」
変質者「可愛いね、おじさんと一緒に気持ちいいことしない?」
1年生「キャー!」
回想終わり
愛「それで、私は近くの茂みを見付けて隠れてやり過ごしていました」
八期「さっきの悲鳴はそれか!」
葉月「色々聞きたいことがあるが、まず後から来る先輩達には会わなかったのか?」
愛「変質者は他にも居て、各々が声掛けてました」
金「つまり、1人だけじゃないってことね!」
零「皆、無事なのかな?」
愛「逃げてる声は聞こえたのですが、その後は・・・」
零「兎に角、香先生に電話して反対側から来て貰うわ!」
金「それより話変わるけど、恵梨香ちゃんの事まだ許さない?」
愛「許したくありません、私はそうやって周りから除け者扱いだったんですから!」
八期「気持ち分かるな、僕も何年やられたか!」
金「つまり、恵梨香ちゃんの方が一方的に悪いと!」
愛「はい!」
葉月「それはどうかな?」
八期「葉月さん?」
葉月「調理実習で役立たず扱い受けたって聞いたけど、愛ちゃんは実習前は何してる?前日で良いから!」
愛「エプロン、三角巾、マスクの準備をしています!忘れたら実習出来ないので・・・」
葉月「私とか芹は、実習前にシュミレーション、調理実習の予習をしているわ!」
愛「予習ですか?」
葉月「ほら、五教科テストだって予習復習は怠らずに、って言われるでしょ!」
愛「復習はともかく、予習は・・・」
葉月「予習ってのはね、自分がどれだけの実力を持ってるかを把握するためにやること!それに、家に帰ってやるなら、理解できる時間は無限なんだし!」
愛「はあ・・・」
葉月「まあ、確かに副教科と言うものは得意、不得意が大きく分かれる事もある!でも、器用・不器用は別にして、手順や何を使うのかは理解していかないと意味無いんじゃない?」
愛「そ、そうですね。でも・・・」
葉月「でも、何?」
愛「不器用なら、遅さを文句言われるのは、それに私重いものを持つのも怖くて・・・」
八期「杏ちゃんからの話では、愛ちゃんが選ぶより先に恵梨香ちゃんが軽い物を我先に運んだって言ってた」
葉月「それは確かに恵梨香が悪い!」
愛「ですよね」
葉月「でも、そのまま引っ張るつもり?」
全員「えっ?」
葉月「それを弱味にして、自分の思い通りにする気?」
愛「どういう意味ですか?」
葉月「あなた達は同好会の仲間よ!いつまでもその事を引っ張ってると、関係も無いのに、弱味として使うつもりって言ってるのよ!『私を役立たず扱いした人が指図しないで』ってね!」
愛「ううっ・・・」
葉月「他にもパターンはあるけど、こんなちっぽけなことで相手の弱味にして奴隷にするのは、今後に置いて一切解決しないわよ!」
八期「た、確かに!」
葉月「今はどうなってるかは分からないけど、恵梨香も和も変質者に襲われてるかもしれない!そうでなくても山で遭難してるかもしれない!あなたは本当は優しい人の筈よ!
私達と一緒に2人を助けに行きましょう!」
愛「はい!」
歩「ねえ!あれ、なんやろ!」
5人「えっ?」
八期「これは・・・!」
一方その頃
香「もう!何なのよ!こんな時間に変質者なんて冗談じゃないわよ!あら?」
遊具
恵梨香「ううっ、ああーん!」
和「恵梨香さん泣かないで下さい!でないとこっちまで泣きたく成りますよ!」
恵梨香「だって、私達あい子を見捨てたんだよ!ただでさへ役立たず扱いしたのに、置いてきぼりなんて、二度と許してくれないよ!うわーん!」
香「恵梨香さん、和さん!」
和「先生!」
恵梨香「しぇんしぇい!」
和「なぜ反対側から?」
香「零から変質者が出たって通報があって、生徒の身の安全確認の為に、逆から回ってきたの!」
恵梨香「先生!あい子は?あい子は無事何ですか?」
香「白木さんは無事よ!八期達が保護してるから!」
恵梨香「良かった、良かった!」
香「ねえ?」
和「はい?」
香「あなた達はここに何分位居る?」
和・恵梨香「えっ?」
恵梨香「たしか・・・」
和「30分以上は経っているような?」
香「2年生や3年生は来た?」
恵梨香「えっ?」
和「そう言えば、会ってません」
恵梨香「誰も来なかったよね?」
香『おかしい?高橋さんは、格闘に慣れてないけど、八期を守ったり、庇ってきた杏と明なら、成人男性だろうと余裕で倒せる力はある筈!まさか?3年生達の方に何か合った?』
一方その頃
とある山小屋
変質者A「フフフ・・・」
変質者B「最近の子は発育が進んでますな!」
変質者C「ああ、早く入れたい!やりたい!」
蓮「誰があんたのを身籠るか!」
エル「ごめんね、私が転んだせいで・・・」
紫「エルちゃんは悪くないよ」
変質者A「それよりお前は、顔が血まみれだが、何があった?」
変質者B「転んだ娘を捕まえようとしたら、一緒に居た2人の女子中学生に、両方の頬を足蹴にされた!だが、その憂さ晴らしもこの子達でやれば良い!」
蓮「変態!卑怯者!」
変質者C「そんな軽口叩いて良いのか?おおっ、ゾクゾクするぞ!手足拘束されてる女子中学生の色気に!」
一方その外
明「後ろから悲鳴が聞こえると思って茂みで待ち伏せしてたら・・・」
夢「まさか、3人グルで襲おうとしてたなんて!」
杏「しかも、3年生皆捕まってる!どうしよう!」
夢「ここは先生に電話して助けを!」
明「ごめん、私の携帯電池切れ!」
杏「私はどこかに落としちゃった!」
夢「私、家に忘れてきた!」
3人『どうしよう!』
明「何でこんな時に忘れてくるのさ!」
夢「明ちゃんこそ、充電もっとしといてよ!」
杏「私達が喧嘩しても意味ないよ!」
夢「杏は何で肝心な所で落としちゃうの!」
杏「だって逃げるのに必死だったもん!」
明「ああ、生徒会の誰かか、先生辺りが杏の携帯拾って、異変に気付いてくれないかな?」
夢「気付いたとして、時間掛かりそうじゃない?」
杏「どっちから行ってもほぼど真ん中の分岐点だもんね」
明「しかもあの分岐、キャンプ地の他にも、四方八方に道合ったから、どの道かも分からないんじゃない?」
夢「私達だけで行くのは?杏と明ちゃん強いし!」
明「刃物持ってるし、やっぱり全員が居た方が・・・」
杏「でも、このままだと3年生の先輩方が・・・」
明「もっと他にも助けられる方法無いかな?」
杏「出来れば、殴らず、蹴らずに、捕まえるだけで!」
3人「う~ん・・・」
トントン
杏「えっ?」
?「シーッ!」
夢「あなたは?!」
?「手を出さずに捕まえるだけなら良い方法があるよ!」
3人「ええっ!!!!?」
?「今、別のメンバーが動いてるから!」
ピコン!
?「あっ、合図が来た!さあ行くよ!」
3人「分かった!」
- Re: レインボーヒロインズ ( No.46 )
- 日時: 2024/04/10 18:32
- 名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)
ウーウー・・・
変質者A「畜生!」
変質者B「何でだよ!」
変質者C「覚えてろよ!」
全員「一生忘れてる!」
第46話・リベンジの生徒会合宿&同好会のお別れ旅行・・・⑦
杏「零ちゃんありがとうね!」
零「星田先生と落ち合ってね!」
八期「それに、ほぼ先生がやっつけたし!」
香「零も1人やったでしょ!」
零「八君もサポートしてくれたじゃん!」
回想
八期「先生!」
香「八期、零、葉月、歩、金、」
和「愛さん!」
恵梨香「あい子!」
愛「恵梨香ちゃん・・・」
葉月「白木、今はその時じゃない!」
八期「先生!道端に杏ちゃんの携帯が!」
香「きっと何か合ったのね!」
零「でも、道が沢山分かれてますよ!」
香「大丈夫よ!こんな時のために・・・」
葉月「なんか付けてるんですか?」
香「懐中電灯にGPSを付けてたのよ!グループで迷子に成っても見付かるように!だから、こっちね!」
八期「先生!あそこ!」
香「2年生か3年生のどちらかは分からないけど、こっちの道で合ってるわね!」
とある山小屋
葉月「薄暗いけど、明かりが付いてるわね!」
金「と言うことはあれね!」
歩「どうします?」
零「入って強行突破は、中のメンバーにも危害加える可能性もあるし・・・」
八期「逆に、相手の方から出せれば良いのに・・・」
香「それやってみる?」
全員「えっ?」
和「あれ、2年生の皆さんじゃないですか!」
葉月「人数は多い方が良いし、手伝ってもらわない?」
香「良いわね!零、私がスマホで合図するから、その合図と共に2年生を裏口に誘導して!」
零「分かった!」
トントン
杏「えっ?」
零「シーッ!」
夢「あなたは?!」
零「手を出さずに捕まえるだけなら良い方法があるよ!」
3人「ええっ!!!!?」
零「今、別のメンバーが動いてるから!」
ピコン!
零「あっ、合図が来た!さあ行くよ!」
3人「分かった!」
一方
金「この窓の近くで薪を燃やすんだな!」
葉月「町子から貰ったマッチがこんなところで役に立つなんてな!」
パチパチパチパチ・・・
金「これを窓の近くに持っていって・・・」
山小屋の中
変質者A「さあ、そろそろやるか!」
変質者B「誰から行く?」
変質者C「俺は茶髪だ!あの胸はヤバい!」
変質者B「俺はあの青髪!ボンキュッボンのパーフェクトボディーじゃねえか!」
変質者A「じゃあ、俺は残りの・・・」
3年生「アワアワアワアワ・・・」
変質者A「おいおい、そんな怯えなくて良いんだぜ!」
変質者B「大人しくしていれば、後は気持ちいいだけだから!」
変質者C「ほら、早く脱いで!」
変質者A「あっ、腕が繋がってるから自分で脱げないか!」
変質者B「おじさん達が脱がしてあげるからね!」
3年生「も、燃えてる!」
変質者達「萌えてる?」
変質者A「ハハハ!」
変質者C「そりゃそうだ!」
変質者B「俺達のハートは萌えてるぜ!」
パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・
変質者達「えっ?ギャアアア!」
変質者A「小屋が!小屋が!」
変質者B「燃えてる!」
変質者C「お前!火の不始末だけは気を付けろって言っただろう!」
変質者A「俺じゃねーよ!」
変質者B「兎に角、ここを出るぞ!」
変質者A「この子達どうするんだよ!」
変質者C「そんなもん見捨てろ!自分の命の方が大事だろ!」
3年生『最低!』
杏「先輩方!」
明「助けに来たよ!」
夢「裏口から逃げますよ!」
パチン!←手錠を切る
零「皆、こっちが出口だよ!」
一方
バン!
八期「今だ!」
ドン!
変質者A「うわっ!何をするこのガキ!」←八期に背中から押さえられる
変質者B「こいつらは何だ?」
ゴン!
変質者B「うそ、だろう・・・」←頭を薪で殴られ気絶
変質者C「俺の仲間に何する気だ!」
香「それはこっちの台詞よ!うちの生徒達に何をしようとしたの?」
変質者C「お前らには関係ねえ!何しようと俺らの勝手だろ!」
変質者A「このガキ!離せったら離せ!」
八期「離すものか!」←羽交い締めでうつ伏せで抑える
変質者A「この!」
金「おっと!大丈夫か?」
八期「ありがとう!」
金「山なんだから急な傾斜面あるんだから気を付けないと!」
変質者A「このクソガキ!」
零「たあっ!」←横っ飛びで腹蹴り
変質者A「うわっ!ああっ!ああっ~ーーー!」←急斜面を転げ落ちる
変質者C「あのガキめ!やってくれたな!」
香「それはこっちの台詞よ!」
変質者C「えっ?」
ダン!←背負い投げ
香「フー!」
回想終わり
ウーウー
変質者A「俺の方が被害者だろう!」
警察官A「黙れ!未成年者性的暴行未遂容疑で逮捕だ!」
変質者B「過剰防衛を訴える!」
警察官B「全て正当防衛だ!」
変質者C「畜生、覚えてろよ!」
八期「一生忘れとく!」
ナンバーズ8「一生忘れてる!」
レインボー「2度と私達の前人気現れないで!」
警察官C「ご協力感謝します!」
香「いえ、生徒達が無事で良かったです」
その後
夢「3年生の皆さん、大丈夫でした?」
蓮「別に何もされてなければ、服も脱がされてないわ!」
紫「ちょっと、体触られた程度だから!」
杏「十分、ヤバいですよ!」
エル「でも、私もう夜道1人で歩けないかも!」
和「私もです!」
恵梨香「あ、あのあい子?」
愛「私が意地張りすぎた!」
恵梨香「えっ?」
愛「恵梨香ちゃん料理得意なら、今度私に教えて!」
恵梨香「いや、私達あい子を見捨てて・・・」
愛「それは私自身が身を隠しただけ!自分の身を守るために!だから置いていったことは全然気にしてないよ!」
恵梨香「本当に、ごめん!自分の得意分野だからって、威張ってしまって・・・」
和「本当に、反省してください!」
キャンプ地
留「先輩方!」
芹「遅いわよ!」
秀喜「先生も居ないし、何があったんだ?」
希「そう言えば、パトカーのサイレン成ってたけど、もしかして?」
奈々「遂に会長が人を殺めて・・・」
八期「誰がだ!」
愛海「もしかして、星田先生が?」
香「なんで私もなのよ!」
零「文化祭の格闘大会で、犬太って子殺し掛けた癖に!」
香「零!」
明「レインボーの皆、変質者に襲われ掛けたの!」
他のメンバー「ええっ!!!!」
奈々「皆さん、何があったんですか?」
夢「暗い夜道で変質者に追い掛けられて、3年生が人質に成ったりと大変だったんだから!」
町子「それは御愁傷様です」
エル「先生!今日は先生達テント行って良いですか?」
香「構わないわよ!あんなのトラウマレベルよ!」
希「狭いようなら私達のテントも空いてるからどうぞ!」
子「私達も慰めてあげる!」
明「ねえねえ、憂さ晴らしにトランプしようよ!」
葉月「気分転換にはもってこいね!」
明「八期、あたしらと一緒にやろう!」
八期「えっ?一緒にやってくれるの?」
明「うんうん、あんたの考えた5×52ポーカーやろう!」
全員「5×52ポーカー?」
八期「トランプを5セット使ってやるポーカー!通常ルールと特殊ルールがあるけど・・・」
葉月「特殊ルールってなんだよ?」
八期「役に特殊な感じの入れた!これで52の役がある!」
杏「通常は?」
八期「37役だよ!ノーペア含めて!」
愛「私も、ポーカー好き!やりたい!」
歩「うちもやろう!」
秀喜「付き合ってやるか!」
八期「5×52ポーカーやる人は僕らのテントね!」
杏・愛・明「ハーイ!」
香「取り敢えず、あなた達は今日は私のテントに来なさい!」
エル「すみません」
蓮「お世話に成ります」
紫「お邪魔します!」
男子のテント
秀喜「1セットずつ置くのか?」
八期「うん、どうせ5セットも混ぜられないし!」
歩「2セットでも無理だよ!」
明「表の柄バラバラで良いの?」
八期「良いよ!揃えるの難しいし、それに柄がバラバラの方が都合が良いんだ!」
杏「どうして?」
八期「柄が一緒だと、最高役が『全く同じカードが5枚』の5・オブ・ア・カインド・フラッシュだから、同じ柄だと誰もロイヤルストレートフラッシュを作ろうとしない!」
秀喜「確かに、そうだな」
八期「でも、柄がバラバラだと、同じ柄でもロイヤル・ストレート・フラッシュは作れるよね?」
愛「まあ、確かに!」
八期「普通にやると、ロイヤル・ストレート・フラッシュの出現確率は約5000万回に1回だけど、同じ柄から取るノーマルポーカーだと、約10万回に1回の確率に上がる」
秀喜「メチャクチャ少ないんだけど、約500倍確率が上がると、試したくなるな!」
八期「ただ、バラバラに取った方が同じカードを揃えるのが高い分・・・」
明「ハイリスクハイリターンって訳か!」
八期「ロイヤル・ストレート・フラッシュは全体の2位だからね!全てを揃える『5・オブ・ア・カインド・フラッシュ』が1位だけど、これを揃えられる確率は約2億回に1回だからね!」
全員「2億回に1回!」
八期「正確に言うと183181375回に1回出るかどうか!」
明「と言うことは、柄を同じにしてもロイヤル・ストレート・フラッシュの方が狙いやすいってことなんだね!」
杏「でも、同じカードが揃いにくいから・・・」
八期「ストレートフラッシュでない限り大きな勝負は出来ないよ!」
愛「ポーカーって、なんかルールが統一されてなかったような?」
歩「役→ランク、残りの役に関係無いカードの価値で勝負するんじゃなかったっけ?」
八期「そんなの意味ないじゃん!」
歩「えっ?意味ないかな?」
八期「何のためのヌートなんだよ!フラッシュをランクで決めるなんてバカだろ!」
歩「そうかな?」
八期「役→ランク→ヌートの順に勝負!同じにら引き分け!」
明「フラッシュは?」
八期「ランク無視!ヌート勝負!ヌートが同じ場合は引き分け!」
歩「ノーペアは?」
八期「全部引き分け!比べる価値無し!」
秀喜「我慢しろ、俺らもそれでやってきた!」
杏「でも、なんか納得できるんだよな」
歩「チップ無いけど?」
八期「得点制にする?役×ランク×ヌートの合計を足して、1番ポイントの高い人の勝ち!」
秀喜「それにするしかないな!」
一方の夢
夢「杏も明ちゃんも、男子のテント行ってしまった!一人ぼっち寂しいよ!こうなったら、1年生所行こうかな?」
1年生のテント
夢「お邪魔します!」
恵梨香「先輩!」
和「どうされたんですか?」
夢「一人ぼっちで暇だったから・・・、ええっと奈々ちゃん?薺ちゃん?」
薺「今は薺です!奈々は一応家族で来てる設定ですし、留ちゃんと一緒に寝るには薺でないとダメなんです!」
夢「留ちゃんくらいならバレても・・・」
薺「会長にバレたらどうするんですか!」
夢「ハイハイ、分かったから!」
薺「では、私は姉の所へ戻りますので!くれぐれも夜更かししないように!」
夢「分かってるよ!」
和「兎に角、仲直り出来て良かったですね!」
恵梨香「うん」
夢「本当に、グループ内に亀裂が入らなくて良かった、良かった!」
和「本当ですね!」
夢「ちょっと横に成って良い?」
和「そこ、愛さんの布団!」
恵梨香「あい子が帰ってきたら先輩起こせば良いだけだよ!」
夢「お願いね!」
ところが次の日
夢「ふわあ!あれ?なんで恵梨香ちゃんと和ちゃんが?あっ、昨日1年生のテントにお邪魔してたんだ!愛ちゃんに悪い子としたな!きっと私達のテントで寝てるね!」
2年生のテント
夢「杏、明ちゃん、愛ちゃん!昨日はごめん!あれ?」
布団だけあって誰も居ない
夢「もう起きたのかな?」
香「コラー!」
夢「えっ?」
八期「何ですか?先生!」
歩「こんな朝早くから叫ばないで下さいよ!」
秀喜「たく、なんだよ!さっきの大声は?ん?あっ!ゆ、ゆ、夢原!?」
八期「あっ、愛ちゃんと明ちゃん!」
歩「なんで3人がうちらと一緒に?」
八期「ああっ、昨日ポーカーやって、寝落ちしたんだ!」
香「納得しないで少しは慌てなさい!」
八期「何で怒られるの?」
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