二次創作小説(新・総合)
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- レインボーヒロインズ
- 日時: 2024/09/21 00:02
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
どうも!いくちゃんです!
今回も更なるナンバーズスピンオフ作品!
レインボーヒロインズを投稿したいと思います。
モチーフはラブライブ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会です!
この作品も『少年教師有』と共にナンバーズ8と平行でお話が進みます!
ですので、『ナンバーズ8』のキャラクターがこの作品に、
『レインボーヒロインズ』のキャラクターが『ナンバーズ8』にも出てきます!
さあ、果たしてどんなお話に成るのか?
主要人物だけ載せておきます!
スクールアイドル同好会
桃・夢原杏
黄・中洲恵梨香
水・桜木和
紫・倉木紫
赤・矢塚奈々
緑・エル・グリーン ※スイス人
白・白木愛
銀・モナ・スカーレット ※アメリカ人
マネージャー・高橋夢
アイドル育成愛好会
桜・王・美麗 ※中国人
深緑・三葉主
青・綾瀬蓮
橙・完道明
青・倉木青香
赤・絢川赤音
黄・立花黄花
桃・矢口桃夏
橙・ミカ・オレンジ
藍・黒川藍香
紫・宮本紫子
水・李・水美
緑・瀬川緑
白桃・夢原亜利紗
橙・山口朝
紅・紅城結菜
作曲家・モナ・スカーレット
※変動する可能性あり
- Re: レインボーヒロインズ ( No.77 )
- 日時: 2024/11/16 00:52
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
杏「今日から文化祭の準備に向けて頑張らないとね!」
恵梨香「あんなこと合ったのに、よく切り替えられますね?」
夢「杏は振った方だから!」
和「嫌なことを引っ張るのは告白した方ですよ!」
第77話・合同文化祭準備
恵梨香「それはそうと、愛好会と協力しなきゃいけないんですか?」
夢「私は同好会と協力するのが嫌なんだけど!」
杏「もう夢ちゃん!助けてくれた恩人を悪く言っちゃダメだよ!」
奈々「それに愛好会と情報交換しておかないと、場所取りとか被ったら大変ですし・・・、今回はステージを前回より増やそうと・・・」
エル「増やせるのかな?」
奈々「今、生徒会の方で計算及び先生達への許可を取ってるところです!あと愛好会の美麗さんとも一緒に・・・」
恵梨香「エリリン、美麗とのステージだけはお断りです!」
愛「私も!」
杏「私も!」
和「ええっ?」
エル「恵梨香ちゃんと杏ちゃんはともかく、愛ちゃんは仕方無いか!」
紫「紫ちゃんは青香ちゃんと同じステージでも文句無いよ!むしろ、そうあって欲しい!」
杏「そう言えば、奈々ちゃんは正体明かさないの?」
奈々「えっ?」
恵梨香「もう先輩にもバレましたよね?」
愛「バレたと言うか、そもそも見破られてたと言うか愛ちゃんボード『意味なし』」
奈々「なぜバレたのかが不思議なんですが?」
杏「でも、うちのクラスだと、『八期(君)が分かるものは皆も分かって当然』みたいな風潮あるよ!」
夢「バカにされてるね!」
奈々「私ですか?先輩ですか?」
紫「でも、奈々ちゃんの噂は結構あるよね!実はどこかの女優さんだとか?」
エル「あるいは宇宙人だとか!」
和「どこかのスパイだとか!」
奈々「確かにそう言う噂を聞くことは知ってます!
私自身ミステリアスなものも良いと思ってましたが・・・」
杏「が?」
奈々「それを先輩に話したら・・・」
回想
八期「お前がミステリアス?」
奈々「はい!なんか不思議の世界からやってきた異世界人みたいな?」
八期「そのまんまの姿で?」
奈々「いや、これでも変装を・・・」
八期「それがまんまだって、言ってんだよ!お前よりグレーテルの方がもっとミステリアスだよ!」
回想終わり
奈々「って言われました!」
愛「まあ、分からなくもない」
奈々「愛さん?」
和「ちなみにで聞きましたか?」
奈々「聞きましたよ!そしたら・・・」
回想
八期「お前がどう見えるって?」
奈々「はい!」
八期「生意気!」
奈々「はい?」
八期「お前は、どう見ても生意気な後輩だろ!」
回想終わり
奈々「って言われました!」
恵梨香「フハハハ!生意気な後輩なんだ!」
奈々「付け足しで、半分褒めてるとも言われました」
恵梨香「えっ?」
奈々「取り敢えず、皆さんの夢を壊さないように尽くすだけですね!それに2つ名をもつスクールアイドルって面白くありませんか?」
愛「お義兄ちゃんは好きだと思うけど・・・」
奈々「それは聞きました!2つの顔を持っていても、その人はその人だと!」
夢「へー、意外と理解あるんだね」
愛「上から3番目のお兄さんが女装趣味だけど、時間帯で姿を変える事でOKしてるから」
杏「そうなんだ」
奈々「ただ、必ず私を本名で呼んでくるのが困るんですよね」
夢「まあ、それより合同文化祭に向けて悔いなく、安全に何事もなく終えるように頑張ろう!」
全員「おおっ?」
夢「なんで疑問系?」
愛「だって去年・・・」
夢「いや、なんで『音痴』を音痴って文句言えないのさ!」
杏「音痴じゃないから!」
和「それは研究部の方に文句を!」
校庭
愛「マシュマロ!こっちだよ!」
明「可愛いよ!アイアイ!」
愛「明さん私と居て大丈夫なの?」
明「アイアイは私の事嫌い?」
愛「好きだよ!」
明「あっ、そうだ!実はアイアイの事八期に聞いてみたんだ!」
愛「えっ?」
明「告白なんだけど、杏が初恋だったみたい!八期は一途だから、浮気とか目移りしては行けないって気持ちが強くて、たとえアイアイが好きだったとしても他に好きな人が居たから、告白しなかったんだろうな」
愛「そうだったんだ・・・」
明「あと、推しと恋愛は分けてるんだって!」
愛「蜜柑ちゃんの言う通りか・・・」
明「あと、アイアイの事は妹じゃなくて可愛い後輩として見てるらしいよ!」
愛「それって?」
明「恋愛対象として入ってるってことだよ!」
愛「そうなんだ・・・」
明「まあ、頑張れ!」
愛「明さんありがとう」
明「あっ、モナっち!」
モナ「モナっち?僕の方が先輩だって言ったよね?!」
愛「でも、年齢は中学1年生だよね?」
モナ「そうだけど・・・」
愛「マシュマロと遊びたいの?」
モナ「別にそんなんじゃ」
愛「ここを撫でれば喜ぶよ」
モナ「顎かい?」
愛「うん」
マシュマロ「>ω<」
明「可愛いよ!」
カシャッ
モナ「何撮ってるのさ?」
部室
奈々「お待たせしました」
和「お疲れ様です」
杏「大変だね、奈々ちゃん」
奈々「自分が憧れてやってますし、なんたって1年越しですから!」
和「あの騒動が昨日の事のように思い出されますね!」
杏「うん、最後は理事長が土下座までしてたもんね!」
奈々「何の話をしているんですか?」
杏「あっ、これは予算会議の騒動だった!」
奈々「元を辿れば切っ掛けはそれなんですけどね!
それよりも、伝説の生徒会長の後ですから、それを越える生徒会長を目指さないと!」
和「気合い入ってますね!」
奈々「去年、会長代理でやらかした挙げ句・・・」
杏「そうだね、私は少なくとも薺ちゃんのリーダーシップは八期君より遥かに下手だね!」
奈々「口に出して言わないで下さい!生徒達が反抗する時いつもその台詞使ってくるんです!」
和「でも、事実ですからね」
奈々「だから・・・」
ガラガラ
若葉「成る程、矢塚奈々さんの正体は生徒会長の草薺さんでしたか!」
奈々「な、な、何の事でしょう?私は矢塚奈々であり、草薺さんとは何も関係ありません!」
杏「そうだよ、きっと人違いだよ!」
和「薺ならここに居ますよ!ほら、ここに・・・」
若葉「和さんは何がやりたいかは分かりませんが、矢塚さんと草薺さんは全くの別人と言う認識で宜しいですか?」
奈々「はい!その通りです!」
八期「おーい!薺!ライブについて話したいことがあるんだけど?」
奈々『先輩!』
和「はい!何ですか先輩?」
八期「いや、和ちゃんじゃなくて・・・」
和「私が薺で・・・」
八期「せめて髪型を完全に揃えてから出直せ!」
奈々『もう!空気読んで下さいよ!』
杏『察し悪い処じゃないからな・・・、最初から味方にしないと言うこと聞いてくれないんだよな・・・』
事情を説明し・・・
若葉「つまり、八期先輩に正体を隠すつもりで変装していたと?」
八期「これのどこが変装だよ!気づかない方がバカだって!まんま薺だもん!」
奈々「なぜか?皆さん変な噂に発展して言い出せなく成ったんです!」
杏「八期君もあったよね?」
八期「えっ?」
杏「4年生の時にも鍵を屋根に放り投げて、先生に聞かれて、勘付かれたと思って正直に話したら、なぜか超能力者扱いされて・・・」
八期「今思えば恥ずかしいけど、超能力者って言われて『何言ってるの?』って思ってたよ!何の解決にも成らなかったし!」
若葉「別に言うつもりはありません」
奈々「えっ?」
若葉「正直な気持ちは『だからどうした?』ですから!」
八期「僕も同じく!だからなんだよ!」
奈々「先輩じゃなく、去年やらかしてるため、夢を壊したくないんですよ!矢塚奈々の正体が、部活動をめちゃくちゃにした暴君草薺だったなんて・・・」
八期「お前今伝説の生徒会長を支えた影の生徒会長だろう!あんな失敗なんて、笑い話にしろよ!」
若葉「それに私初等部時代、薺さんに憧れてたんです!」
奈々「えっ?」
若葉「どんな相手でも自分の信念を持って、正しいことは正しいと言う姿です!」
奈々「あっ、そうですか・・・、あの時は男子を中心に『うるさい』とか『鬱陶しい』って悪口言われまくってまして・・・」
生徒会室
芳江「副会長!」
長月「どうした?」
芳子「これを見て下さい!」
長月「これは・・・、すぐ会長に連絡しないと!」
部室
夢「キャパオーバー?」
長月「研究部及び同好会に愛好会のライブが話題に成っているのは把握していたんだけど・・・」
薺「締切直前に参加の応募が殺到してしまって行うのは不可能な状況です」
杏「そんな・・・」
長月「参加者を抽選で選び直すと言う方法も考えられますが・・・」
愛「出られないなんて嫌だよ!」
ドタドタドタドタ・・・
美麗「ちょっと!文化祭の合同ライブが出来なくなるってどういう事?」
明「学園中で噂に成ってるよ!」
夢「キャパオーバーなの!」
蓮「校内が無理なら外のステージは借りれないの?」
理珠「当たってはみましたが、急なお願いと言うのもありどこも無理でした!」
恵梨香「こんな時八期先輩の絶対命令があったら・・・」
薺「恵梨香さん!勘違いしてるようですが、先輩は相手の事情を考えない命令は一切しません!
全て相手の言い分を聞いてから判断してます!」
恵梨香「そうなの?」
杏「でないと、途中で辞めさせられてるよ!」
廊下
生徒A「文化祭のステージを減らせばライブ出来るんじゃない?」
生徒B「やだよ!クラス皆で準備してきたのに!」
生徒会室
理珠「文化祭とフェスティバル、どちらを優先すべきか生徒の間で意見が割れてるようです」
薺「それは考えるまでの無いことです!合同開催は白紙とし、例年通りの文化祭に戻す形で検討を始めましょう」
芳江・芳子「会長・・・」
薺「若葉さんもすみません、役員でもないのに、お手伝いをしてもらって・・・」
若葉「いえ、こればっかりは仕方がないでしょう!あなたは賢明な判断をしたと私は思います」
テラスの通路
薺「やっぱりそう上手く行きませんよね・・・」
杏「奈々ちゃん!」
和「皆探してたんですよ!」
杏「それでどうなったの?」
薺「フェスティバルは延期に成ると思います。
前回以上の規模に成ることも分かったので次はいつ開催出来るのかも分かりません!
参加を表明してくれたスクールアイドルやファンの皆さんにはお詫びの挨拶に行きたいと思います。
美麗さんにも謝らないと行けませんね
納得はして貰えないかもしれませんが、生徒会長として誠意をもって・・・」
杏・和「フフフ・・・」
薺「何を笑ってるんですか?」
杏「だって自分1人だけが悪いみたいな言い方してるから・・・」
和「誰も奈々さんのせいだなんて思ってませんよ!」
奈々「でも、誰かが責任を取らなければ・・・」
杏「まだ出来ないって決まったわけじゃないでしょ?」
和「考える時間は残ってます!」
薺「いっぱい考えました!でも私には何も思い付かなかったんです!」
八期「だからお前にはリーダーなんか向いてないんだよ!」
薺「えっ?」
八期「この下手くそ!何のために、副会長や他の役職があるんだよ!」
香「やる前から過剰評価及びクズなイメージして逃げようとしたあんたが言うな!」
八期「これでも伝説の生徒会長なんですけど?!」
零「私達が居るじゃない!」
町子「合同文化祭はあなただけがやりたいんじゃない!
研究部・同好会・愛好会!そして私達を応援してくれるファンの皆!」
芹「もっと仲間やお姉ちゃん達を頼みなさいよ!」
香「それに、少しは先生のような大人にも頼りなさい!」
薺「星田先生!」
香「ルールの範囲内でフォローやアドバイスくらいするわよ!」
薺「ありがとうございます!」
会議室
薺「急なお話ですみません」
青香「謝らないで下さい!」
赤音「これは薺さん、あなただけの問題じゃありません!スクールアイドルに関わる全ての人間の問題です!」
美麗「そうそう、私が居なきゃ始まらないもの!」
薺「オンラインで集まりの方もありがとうございます!私達ならきっと今の状況も解決出来る筈です!」
数十分後
ミカ「ギブアップ!ノーアイディア!」
美麗「休憩しましょ!」
杏「ああ、どうしよう?」
恵梨香「最初の勢いはどこへやら?」
赤音「ですが、これではスリーシスターズ学園でやるのは難しいのでは?」
桃夏「私達の学校が代われたら良かったんですが・・・」
ミカ「うちの学校も来週から文化祭って聞いてるけど、この中ではスリーシスターズ学園が広いからね」
薺「う~ん」
長月「どうかしましたか?」
薺「大阪国際って同じ週に文化祭なんですか?」
ミカ「そうよ!こことは日にちずれるけど・・・」
赤音「浪花もです!」
青香「河内もです!」
薺「詳しく教えてもらいますか?」
ホワイトボードに書き出し
薺「と言うわけで、各々の文化祭をやる日でフェスティバルをやるのはどうでしょうか?」
全員「成る程!」
赤音「ただ、もう一週間切ってますよ!」
黄花「動いてみなきゃ分からないって!」
ミカ「自分の学校でやった方が私達らしいライブが出来るかも!」
桃夏「うん、その方が面白い」
長月「では早速生徒会から学園に提案してみます!」
薺「宜しくお願いします」
数日後
恵梨香「これで全部の学校の許可が取れました!」
エル「やったー!」
杏「これでも行けるかな?」
薺「いえ、全部をやるには後1校足りません!」
ガラガラ
紺「なら私達が入れば良いだけね!」
恵梨香「誰ですか?」
藍香「私の姉さん!黒川紺八尾付属高校所属だけど、昨日電話して相談してみた!」
杏「藍香ちゃんのお姉さん?」
紺「妹だけでなく、美麗からも頼まれてね!美麗は私の推しだからね!一肌脱いであげないと!」
薺「ありがとうございます!」
和「美麗さんにも感謝ですね」
杏・愛「・・・・・・・」
- Re: レインボーヒロインズ ( No.78 )
- 日時: 2024/11/27 22:28
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
第78話・美麗勧誘計画メンバーが知る美麗の過去
文化祭2日目
紫「あらー!」
エル「誰も居ないね!」
夢「閑古鳥状態じゃん!」
和「そもそも従業員すら居ません!」
主「皆さん、自分達の行きたい場所へ行ってます」
紫「そっか、遊びたいもんね!」
美麗「だからって、お客が誰も来ないなんておかしいわよ!昨日入れなかった客はどこ?」
夢「別の場所とか言っても、1人も居ないのは異常だよね・・・」
和「研究部のカフェは今大盛況で、Dクラスの生徒総出でやってるそうですよ!」
エル「舞台は今日から3部でやるのに大丈夫かな?」
夢「大丈夫でしょ!劇も研究部のカフェでやるんだから!」
エル「そっか!」
美麗「しかし、モナは戻って来ないし、明なんて研究部と仲良くしてるし・・・、このままあの2人ここを辞めるのかしら?」
主「むしろ、1日休めると思えば良いんじゃないですか?美麗だって文化祭の出店楽しみにしてましたよね?」
美麗「それもそうね、じゃあちょっと行ってくるわ!」
主「決して人様に迷惑を掛けないように!」
美麗「分かってるわよ!」
主「横入りとか、横取りとかしないで下さいね!」
美麗「分かってるわよ💢!私を何歳だと思ってるのよ💢!」
美麗が行った後
和「そう言えば、主先輩って美麗さんと幼馴染みなんですよね?」
夢「昔の美麗さんってどんな人だったのか教えてくれます?」
主「それを聞いてあなた方はどうするんですか?」
エル「私達ね、美麗ちゃんを同好会に迎えたいの!」
紫「そりゃ、邪魔が入ったりはしたけど、同じスクールアイドルとして一緒にやりたいと言うか競い合いたいと言うか・・・」
和「一言で言うとお友達に成りたいんです!」
主「友達ですか・・・、あの美麗と友達に成りたいと言ってくれる人が出来るなんて・・・」
夢「どう言うこと?」
主「順を追って話しますと、美麗は小さい時から元気で明るくて活発な子でした。初めて会った時から積極的で、すぐ一緒に遊ぶように成りました。
誰に対してもそうなんです。
美麗の家族と私の家族で旅行に行った事があるのですが、その時も旅先で会った子達と凄く仲良く成ってました。
どんな時でも、自分から仕切る言わばグループのリーダーをすることが大好きで、いつもグループの中心は美麗だった
だけど、それは最初だけで最後にはいつも美麗が一人ぼっちに成ることが多かった」
エル「それはどうして?」
主「一言で言えば、優秀過ぎたこと!」
4人「どう言うこと?」
主「ゲームをすれば勝ちすぎる、
お絵描きをしても飛び抜けて上手すぎる、
そんな美麗に周りの子達が付いていけなくなってしまったの!
でも、美麗は自分1人が良ければ良いと思っては居ないの!」
紫「そうなの?」
主「ええっ、ゲームの必勝法や絵の描き方も、皆に教えてくれます」
和「それは分かります!私も愛好会での練習で困ってると、美麗がいつもお手本を見せてくれましたから!」
エル・紫「へー、そうなんだ」
夢「そんなことが合ったんだね」
和「ただ、私は美麗さんと同じようには出来ませんでしたが・・・」
主「美麗は本当は親切で優しい子なの!でも、破天荒な性格が災いして、ありがた迷惑とかお節介扱いされて敵を作ってしまう」
エル「どう言うこと?」
主「相手の気持ちや状況に寄り添えないと言ったら良いのかな?
その結果、無理矢理にでも入れようとしたりしたでしょ?」
4人「ああ・・・」
主「研究部の人達や白木さんはそこを見て、『いじめ』と判断したんでしょうね・・・」
夢「つまり、主さんは美麗さんの欠点を分かってると?」
主「ええっ、彼女がそう言う人間と分かった上で一緒に居るわ!それに、私自身もそう言う性格だし!」
夢「と言うと?」
主「『自分が思う考えで世界中の人を救える』、私達はそう思いながらやってるわ!だけど、まさか白木さんの両親があんなことに成るなんて・・・
今でも考えるわ!『1億円を捨ててでも守りたかったものは何?』ってね!」
夢「夢だね」
紫「うん!夢だと思う!」
主「夢とは?」
紫「紫ちゃんとエルちゃんが愛好会に入らなかったのはね、私達はそこまで本気でプロを目指そうなんて思ってないんだ!」
エル「うん、私達はお遊びとまでは行かないけど、初心者でもあったから、自分が出来ればそれで良い、アイドルを出来たらそれで満足!お金なんか要らないの!
それに1億円を貰うことは、将来はもうアイドルを目指しますって宣言しちゃってるから・・・」
和「私も演劇部と掛け持ちしてますから2人の言いたいことは分かります!夢に悩んでる曖昧な状態で、プロを本気で目指す愛好会に入るなんて、先生や他の部員に失礼だと思うんです!」
紫「それに友情はお金では買えないんだよ!」
主「えっ?」
紫「お金を払う友情なんて、ただの自動販売機やヘルパーさんと変わらないの!お金を払ったから何かやってって友達は召し使いじゃないんだよ!」
主「紫さん・・・」
紫「そう言う意味でも紫ちゃんは1億円を断った!お金は1番友情と信頼を壊す事例なんだから!」
美麗「私としたことが、財布を忘れるなんて!学校ではカードも決済も使えなかったことを忘れてたわ!」
紫「美麗ちゃん!」
美麗「あら、4人ともまだ居たの?」
主「この方々はあなたに用があるんです!」
美麗「私に!?何の用なの?」
紫「まず、1億円を返させて!」
美麗「何を言ってるの?あれは青香のレッスンの為の・・・」
紫「美麗ちゃん!友情はお金で買えないの!」
美麗「紫・・・」
紫「青香ちゃんを成長させてくれたことは本当に感謝してる!青香ちゃん自身も美麗ちゃんの指導は良いって話してくれるから」
美麗「でも、1億円を返すってことは青香を脱退させ・・・」
紫「お金の関係を終わらせたいの!」
美麗「えっ?」
紫「青香ちゃんはそのまま愛好会所属で良いから、お金だけは返させて!」
夢「もうはっきり言うよ!」
和「美麗さん、私達は・・・」
エル「あなたとお友達に成りたいんです!」
美麗「えっ?私と?」
夢「美麗ちゃんの悩んでたことは、主さんから聞いた!なんでも出来すぎて、友達が皆離れたんだね?」
美麗「主!なんで私の黒歴史を・・・!」
主「この方達はあなたの友達に成りたいと言ってましたし、悪意も感じませんでした!きっと本心です!」
美麗「だからって、私と友達に成ってどうするつもり?あなた達だけが私と友達に成っても・・・」
夢「ちゃんと杏や愛ちゃん、恵梨香ちゃんを説得して、美麗ちゃんを同好会に・・・」
美麗「私は同好会のやり方だけは嫌よ!研究部もだけど!」
和「私達の最終目標は美麗さんと共に部活動をすることです!同好会だろうと愛好会だろうと、美麗さんが思う練習だって取り組んでいくつもりです!」
美麗「和・・・、でもあなた達、離れたりしない?」
夢「今は同好会だけど・・・」
エル「研究部も同好会の皆とも・・・」
紫「仲良く出来るように・・・」
和「私達はあなたを出迎えられる準備をしたいと思っています!」
主「と言うことは準備段階ですか?」
夢「コツコツとやっていかないと恵梨香ちゃん達を説得出来ませんから!」
美麗「ただでさへ、モナが出ていき、明も謎のユニットで圧倒!」
和「先輩なんで知らなかったんですか?」
夢「だって、研究部が企画してたんだもん!」
紫「それより美麗ちゃん」
美麗「何?」
紫「私達と友達に成るなら1つ約束して欲しいことがあるの!」
美麗「何?まさかお金欲しいの?」
紫「そうじゃなくて、お金の関係なんて無い、友達関係を作りたい!」
美麗「どう言うこと?」
エル「お金だけの関係じゃない友達に成りたいってことよ!」
和「私達があなたに一般的な友達関係を教えます!」
果たして『美麗勧誘計画』は成功するのか?
夢・和・紫・エルの4人は、残りのメンバーを説得して美麗を迎えられるのか?
- Re: レインボーヒロインズ ( No.79 )
- 日時: 2024/12/29 21:35
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
第79話・美麗の本性
美麗「さあ、思う存分遊ぶわよ!まずはこれよ!」
紫「射的か・・・」
エル「私もやろうかな?」
美麗「取り敢えずこれだけ頂戴!」←100万円の束
和「ダメですよ!」
美麗「何よ?お金払えば良いんでしょ?」
主「後の人の事も考えてください!」
美麗「何よ!その時はあげれば良いのよ!」
紫「自分で取りたい人も居るんだよ!特に男子は!」
美麗「なんで?」
紫「好きな女の子にカッコいい姿を見せたいから!」
美麗「フーン・・・」
その後射的の連続挑戦は10回(球50個)までと決まった。
ポン!
和「ああ、外しました」
ポン!
紫「難しいなあ・・・」
ポン!
エル「でも、楽しい!」
ポン!ポン!ポン!ポン!ポン!
美麗「それ!百発百中よ!」
女子生徒A「あの、もう高価な景品は狙わないで下さい!」
美麗「何よ!自由に狙わせなさいよ!」
紫「美麗ちゃん!流石に取りすぎだよ!」
エル「高級品が3つもある!」
和「私、10回当てても取れませんでしたよ!」
その後高級品は1人1個までと言うルールが追加された。
金魚すくい
美麗「こんなに取れるわよ!」
主「美麗取りすぎです!」
夢「金魚すくいの大会に出た方が良いんじゃないかな?」
紫「金魚が溢れてるよ」
とある食べ物屋台
美麗「ここにあるもの全部頂戴!」
エル「流石、お金持ち・・・」
紫「紫ちゃんもいつか言ってみたいよ!」
和「感心してる場合じゃありません!」
主「屋台の仕入れをしに来たんですか?」
輪投げ
美麗「ホイホイ、ホーイ!」
和「本当になんでも出来ますね!」
美麗「私これ持ってるから要る人居るならあげるわよ!」
男子A「マジで?!」
男子B「俺も欲しい!」
男子C「俺にくれ!」
紫「美麗ちゃんって悪い子ではないんだよね?」
夢「順番もルールも守るし、ただただ楽しんでるようにしか見えない」
和「本当は私達と同じくらいのクラスメートと一緒に過ごしたいだけの筈が・・・」
エル「逆に空回りして誤解されるんだね・・・」
美麗「違うわよ!もっとこの角度よ!」
男児A「おばさん、うるさい!俺の好きにやらせろ!」
男児の母「コラ!お姉さんでしょ!すみません!」
美麗「無問題よ!この子から見たら私は大きいんですから!(誰がおばさんよ!)」
とある屋台で並んでる途中
女子B「長いなあ・・・」
美麗「そう言えば、さっきあっちで食べたたい焼きの方が凄く美味しかったわよ!今空いてる筈だからそっち行ったら?」
女子B「本当ですか?」
その後美麗が言ったたい焼き屋は数分後大盛況となった。
美麗「たい焼き1つ!」
男子D「お前に売るもんはない!」
美麗「何よ?」
男子D「お前どこのスパイだ?」
美麗「はあ?」
夢「どうかしたの?」
美麗「なんか売ってくれないのよ」
男子D「お前のせいで、うちのお客が居なくなったんだよ!どうしてくれるんだよ!」
紫「それはおかしいんじゃない?」
エル「そうだよ!美麗ちゃんは自分のお勧めを紹介しただけだよ!」
薺「どうされましたか?」
美麗「あなたは?」
和「生徒会長!この人が美麗さんが別のお店をお薦めしてお客を取られたからと言って売ってくれないんです!」
薺「それは理不尽な話ですね!星田先生!」
香「話は聞いたわ!これは明らかな差別ね!」
男子D「何するんだよ!」←矯正学校に連行
テラス席
主「お薦め食材のリピートも高評価で、一部では『美麗が認めた物は本物』と言われるくらい人気に成るんです」
夢「それで、妬まれて敵を作ることもあるんだ」
美麗「それだけ私は完璧なのよ!」
紫「屋台のゲームも周りが引くくらい凄かった」
和「本当に何をやらせても完璧って感じでしたね」
夢「なんで八期は美麗ちゃんの凄さを分からないのかな?」
和「それは1度聞いたことがあります!美麗さんの欠点は周りに自慢することだそうです!」
美麗「何よ!完璧な私を完璧って言って何が悪いのよ!」
和「更に明さんを例に挙げてました」
美麗「まあ明もなんでも出来るわよね!私程でもないけど!」
和「明さんは美麗さんと違って、『自分は凄い』と天狗に成ることはありません」
美麗「何よ?私が自惚れているとでも?」
和「その通りだそうです!」
美麗「それは負け惜しみね!私に勝てないから嫉妬してるのね!」
和「嫉妬ではなく、人として、更にはライブもパフォーマンスも全てがモナさんより劣ってると言ってました!」
美麗「ハア?あの人任せでスクールアイドルを始めたばっかのモナより劣ってるですって?!」
夢「それ本当に言ってたの?」
和「正確には『美麗のライブよりモナさんのライブの方が数億倍良い』とか、『モナちゃんの生意気な態度はまだ可愛いから許せるが、美麗のは人として最悪』と言ってました」
美麗「どういう意味なのよ?」
和「兎に角『つまらない』だそうです」
美麗「何ですって!そもそも私が常に1番なら自慢するのは私の勝手でしょ!」
和「それが自惚れてると言ってました」
美麗「何よ!」
主「ですが、彼のようにその態度が嫌で嫌うファンも少なくないんですよ!」
紫「どこにでも酷いアンチって要るよね!」
夢「結果が出てるんだからそれで良いじゃん!」
和「私もそう言ったら『審査員の頭か目がおかしい』って言ってました」
夢「目か頭がおかしいのはお前だよ!」
エル「そう言えば、彼は見た目の判断が苦手な子だったよね?」
主「逆に何でやってるのでしょうか?」
和「他人との協調を学ぶためたそうです!八期先輩は勝ちに行くことは考えず、自分達のライブを成功させてお客さんを喜ばすことを目的にしてます!ですから審査員の評価は基本聞かないそうです」
美麗「本当、分からない部ね!どんなものも相手に勝たなきゃ面白くなければ楽しくもないでしょ!」
エル「そうかな?」
美麗「何が言いたいの?」
エル「勝負って本来勝ったり負けたりするから面白いと私は思うよ!」
美麗「どうしてよ?勝たなきゃ何の意味も・・・」
和「負けた時にこそ学ぶものがあるんです」
紫「そうだよ!それに負けた時こそ反省材料が沢山出てきて、次はここを気を付けようとか、次はあのチームが、あの人がやってたことを取り入れようとか、考えることが増えるよ!」
主「確かに、勝った時は自分の強さの証明しか感じませんしね!」
美麗「何よ!どんな時も弱肉強食!勝者の言うことが絶対なの!勝ったものが、知識を多く持つものが、実力のあるものが未来の責任を背負うのよ!
皆はそう思わないの?」
和「それこそ人各々だと思います」
エル「私は、立場の弱い人も救いたいって思うかな?」
紫「紫ちゃんは知識の無い人だろうと実力がない人だろうと皆の意見を聞いていきたいな。そして一緒に解決する!」
美麗「そんな乏しい人間なんかに未来を任せるなんて時間の無駄よ!そんなことなら、皆一緒に勉強して、実力をつけまくって競争するべきよ!」
エル「でもそれって、必ず敗者いわゆる負ける人が出るんだよね?」
美麗「そうね、でも皆同じくらいの知識と実力が備わればこの世界は変えられるわ!」
和「確かにそうなれば1番良いかもしれません!でも、私達は人間!失敗や間違いの1つや2つは起こしますし、全てを100%にすることは出来ないんです!」
美麗「だったらそんな人間は要らないわ!むしろ邪魔だわ!この世界のゴミよ!同じ人間は思えない!」
主「美麗!言い方!」
美麗「だってそうでしょ!それに主だって私とそんな世界に変えようって約束したじゃない!だから、邪魔な将来役に立つかどうかも分からないマイナーな部活や実力の無い万年1回戦負けの部活動は廃部にして、メジャーまたは実力のある部活を残したんでしょ!」
主「そうです!この国を変えるためには私達がこの学校の信頼を勝ち取っていくしかないのです!」
美麗「だったら・・・」
主「その集めるための信者をゴミ扱いなんてしていたら指示する人も居ませんよ!」
美麗「勉強出来ないのが悪いのよ!」
エル「まあ・・・」
紫「間違ってはいないけど・・・」
夢『どうしよう私赤点ギリギリなんだけど・・・』
主「皆さん、少し良いですか?」
4人「はい」
美麗が後ろを向いてる隙に
主「というのが彼女の性格で、まあ私も親から厳しく育てられてきましたから・・・」
紫「何となく分かるよ」
和「典型的と言うか・・・」
夢「でも、美麗ちゃんが言うことが間違いってわけでもないんだよね?」
美麗「ちょっと、私を放って何話してるのよ?」
エル「美麗ちゃん人の上に立つ仕事をしたいってことかな?」
美麗「そうね、いつか総理大臣に成りたいわ!」
夢「凄い夢だね!まあ、頭の良い美麗ちゃんならきっと成れるよ!」
美麗「ありがとう!でも、その前に生徒会長に成りたいわね!あっ!でもただの生徒会長じゃないわよ!」
和「それって、もしかして?」
美麗「伝説の生徒会長よ!なんかこの学校だと伝説の生徒会長に成れるって言うじゃない?伝説なんてカッコいい!」
エル「う、うんそうだね・・・」
紫「あれ、別名『役立たずの生徒会長』だったよね?」小声
和「使った本人が言ってますからね」小声
エル「ちなみに生徒会長になったら何やるの?」
美麗「それは勿論、なんか訳の分からない施設を、成績不振の人の補習教室にするわ!勿論、課題が出来なきゃ部活動は勿論出来ないし、家にも帰れないわよ!」
エル「良いのかな?」
和「学生の本文は勉強ですから!」
美麗「しかも絶対命令が使える人ですって?私にピッタリじゃない!絶対使ってやるわ!」
夢「うん、美麗ちゃんからきっと凄い生徒会長に成れるよ!」
主「勿論、私は来年あなたを推薦するつもりですが・・・」
美麗「そんな勝手に決めるのは止めて!私は全校生徒に実力で生徒会長に成ることを認められたいの!私のアンチすら黙らせるくらいにね!
もし、推薦で選んだらいくらあなたでも許さないわよ!」
主「分かりました」
夢「実力を見せ付けるって相当本気なんだね!私応援してるよ!」
和・エル・紫「大丈夫かな?」
美麗「さあ、次はあの椅子を拝みに行きましょう!」
夢「あの椅子って?」
美麗「伝説の生徒会長の椅子よ!」
- Re: レインボーヒロインズ ( No.80 )
- 日時: 2025/01/06 20:12
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
第80話・美麗が思う伝説の生徒会長
主「美麗?伝説の生徒会長とは?」
美麗「クラスの子が言ってたのよ!この学校には伝説の生徒会長がいるって!」
エル・紫・和『八期君(先輩)の事だ!』
主「どういう理由で伝説何ですか?」
美麗「私は今年転校してきたから分からないけど・・・、皆が言うことには・・・
去年、この学校荒れてたんですってね?」
3人『寝耳に水なんですが?』
美麗「なんか『我こそが生徒会長に』って誰も彼もが生徒会長座を狙って大騒ぎしたそうね?」
和『なんか事実が色々ネジ曲がってる・・・』
エル『生徒会長を巡って大騒ぎしたことは事実なんだけど・・・』
美麗「そこに『待った』を掛けた男子生徒が居てね!」
紫「うんうん」
美麗「『お前ら黙れ!そんなに騒ぐなら俺が生徒会長をやる!お前達は今から俺の言うことを聞くんだ!』って避けんだのよ!」
和『全然違う!』
エル『絶対命令を宣言したのは理事長だよ!』
美麗「でも、最初は誰も彼の事は信じられなかったんだけど・・・」
主「そうでしょうね!絶対命令と聞いて『はい、分かりました』なんて言う人間など普通居ませんし・・・」
美麗「まあ、実際最初はめちゃくちゃで誰も逆らえない状況だったけど・・・」
紫『もしかして、「ドッキリ企画部」の部員を追い出した時かな?』
美麗「なんか別の人が『生徒会長やる』って反発したらしいわよ」
紫『奈々ちゃんの反抗だ!』
主「それでどうなったんですか?」
美麗「理事長が『彼なら出来る!彼を信じましょう』って周りを説得させたらしいわ!皆、渋々彼の言うことを聞いてたけど、それがめちゃくちゃ的を射てたらしいのよ!そこから彼の信頼は鰻上り!全員をまとめ上げ学校の平和と秩序を守ったのよ!
凄いでしょう!」
主「確かにそうですね」
エル「いくつか誇張されてるね?」小声
和「むしろ周りの助けが多かった気が?」小声
紫「いや、それがないと反発してたよ!」小声
美麗「元々リーダー職はやりたかったけど、伝説よ!伝説!やっぱり目指す目標は大きくないとね!」
夢「うん、美麗ちゃんならきっと伝説の生徒会長に成れるよ!」
エル『成れるのかな?』
紫『まず選ばれないと思うな・・・』
和『八期先輩は「役立たずの生徒会長」って言ってましたし・・・』
美麗「あっ、ここにあの噂の椅子があるのね!」
主「多分、そうだと思いますよ」
紫「へー!あの椅子展示されることに成ったんだ!」
エル「1年だけの限定だって聞いてたけど・・・」
和「どうやら1年だけだと勿体無いからと、そのまま倉庫の中に眠らせるのも可哀想なので、文化祭の日に生徒会長に興味を持って欲しいと言う理由から展示することにしたとか!?」
紫「それ誰から聞いたの?」
和「奈々さんからです!理事長が言ってたそうですよ!」
美麗「早速拝みに行かないと!おっ、これが噂に聞く、伝説の・・・」
主「それどう見てもブロンズですよ!」
エル「伝説の生徒会長の椅子はもっとキラキラ輝いてたよね?」
和「それは影の生徒会長の椅子ですね」
美麗「違うの?」
和「ここに説明も書いてます」
主「どんな椅子なんですか?」
和「『この椅子は、役立たずの生徒会長の代わりに生徒会長の業務を代わりに全うした副会長以外の役員だけが座れる椅子』と書いてますね」
美麗「役立たずの生徒会長?」
主「居るじゃないですか!自分からリーダーやるとか言って、自分の好き放題やるか、部下を奴隷のような扱いをして自分はなにもしないリーダーとか!」
美麗「成る程、そういうリーダーが居た時に代わるのね?」
紫「代役で生徒会長をやるってことかな?」
夢「そうらしいよ!あと注釈で『伝説の生徒会長を支えた副会長以外の役員の1人』とも書いてる」
美麗「『伝説の生徒会長』を支えた副会長以外の役員?」
紫「そう言えば伝説の生徒会長本人も言ってたよね?『伝説の元には影が居る』って!」
美麗「かっこいいこと言うじゃない!ってか4人とも伝説の生徒会長に会ったことあるの?」
紫「会ったと言うか・・・」
エル「毎日見てると言うか・・・」
和「そもそも伝説の生徒会長は任期を終えてから表彰されるので・・・」
夢「つまり、選ばれてからスタート地点ってことだね!」
美麗「あっ、これが噂の・・・」
主「あなたの目は節穴何ですか?どう見ても銀ですよね?」
夢「完全に正気を失ってるね」
エル「それだけ伝説の生徒会長に憧れてるんだ!」
和「これはシルバーの椅子幻の生徒会長の椅子ですね!」
美麗「幻の生徒会長?」
主「まさか、幽霊とか、今は亡き伝説の生徒会長の事ですか?」
夢「そんな物騒な者じゃないよ!」
和「説明によると『生徒会長が何らかの理由で業務が出来ないと判断された時、代わりに生徒会長の業務を全うした副会長が座れる椅子』だそうです」
夢「でも、なんで幻?」
和「『生徒会長のようで生徒会長じゃない!気づいた頃には幻となって消えてしまった』と言う比喩表現からです」
全員「成る程!」
美麗「でも、影と何が違うの?」
主「副会長か他の役職かではないでしょうか?」
夢「あっ、ここにちゃんと説明書きされてる。
『生徒会長が何らかの理由と言うのは、以下の項目に対してである。
・芸能人等学校外の仕事が多い時
・身体障害や精神障害等で、業務の体制が取れない又は理解不能な時
・突然の交通事故や重い病気等で長期の入院を(元々)することにった時
・不登校生徒や転校生など、リーダー点が極端に低すぎる人が対象に成った時
※ただし、選ばれた理由は自らの立候補でなく、周りが立候補しなかった場合の押しつけで選ばれたことを前提とする。』」
主「ここ芸能人も居るんですか?」
和「元々は芸能学校だったのを、人数が少なすぎたので普通の生徒も入れて、芸能人も通いやすい学校に成ってるんだそうです。」
美麗「へー、それは知らなかったわ!」
和「その分、矯正学校に行く事になれば、スキャンダルとなり解雇されたり、活動休止を言い渡される生徒も少なくないんですよね」
主「なぜそんなことが?」
和「いじめ矯正学校の中身は外部にバラしてはいけないから!情報漏洩を防ぐためです!かくいう私もレベル3ですから、部活動がしにくいんですよね・・・」
主「レベル3以上で?」
和「芸能活動に支障が出ますね」
美麗「いじめ矯正学校って?」
夢「人を理不尽に傷付けたりちょっかいを出す人が連れていかれる学校!そこに入れられると運動会も文化祭も修学旅行も遠足1つ無い寂しい学校らしいよ!」
美麗「なにその娯楽が禁止された学校!」
主「ですが、それがいじめの代償では?」
夢「そうなんだけど、中には結構理不尽な理由で飛ばされた子も居るんだよね」
主「例えば?」
夢「男子から落し物を拾って貰ったのに、それを断ったり、『ありがとう』と言わずに怒ったり、払い除けたりしたら・・・」
主「普通では?」
夢「中には男性恐怖症や潔癖症だって居るんですよ!その人達の事も考えるべきですよ!」
美麗「それは酷いわね」
夢「あと、歌に文句付けたから」
美麗「どういう事?」
夢「下手な歌手に『音痴』って文句言ったら『いじめ』だって・・・」
主「それは理不尽極まり無いですね!自分が下手なくせに!」
美麗「そんな学校私が潰してやるわ!」
夢「お願い!あっ、これじゃない!美麗ちゃんのお目当ての!」
美麗「おお!これだわ!噂には聞いてたけど・・・」
主「西洋の貴族が座ってそうな椅子ですね」
和「他の2つもそうなんですが・・・」
美麗「これよ、これよ!伝説の生徒会長の椅子!ああ、座りたい、いや、せめて触りたい!」
主「透明のアクリルケースで守られてますから無理ですよ!」
夢「私達初めて見たな!」
美麗「あなた達も見るの初めてなの?」
和「見れるのは伝説の生徒会長が誕生した時なので、私達も初めてです!」
エル「うちで見たことあるのは奈々ちゃんだけだよね?」
紫「だね!」
夢「しかも、その奈々ちゃんが伝説の生徒会長を支えた影の生徒会長だもんね!」
美麗「奈々が影の生徒会長ですって!凄いじゃない!」
和「でも、成るためには結構苦労したんだそうですよ」
美麗「それは当たり前ね!どんな素晴らしい栄誉も簡単には手に入れないものだから!ええっと、伝説の生徒会長・・・
『「絶対命令」を半年以上(前提又は後期まで)使えた生徒会長だけが任期後に認められる称号』、『絶対命令』を使いこなせば良いのね!」
主「ですが下の注釈に『教師からの推薦』、更に『推薦後に2つの試験を共に合格した者が対象』とも書かれてます!」
美麗「たしか、3年生では生徒会長出来ないのよね?」
エル「うん、うちは最上級生のリーダーは学年代表とクラス委員や班長以外は出来ないよ!」
美麗「先生からの推薦と言うことは、来年高校1年生の時に生徒会長をやれば良いのね!そして『絶対命令』を上手く使えば、先生から推薦されてもう1年やって晴れて伝説の生徒会長に成れるのね!」
紫「そうだっけ?」
和「実際問題私も分からないので・・・」
エル「そうやって選ばれるんじゃない?」
夢「じゃあなんでアイツは選ばれたの?」
美麗「何を話してるの?」
紫「ええっと・・・」
モガッ!
紫『何するの?』
夢「ダメだって!美麗ちゃんに八期が伝説の生徒会長だなんて言ったら!」
エル「何で?」
夢「だって、伝説の生徒会長がまさかあんな役立たずだなんて知ったら、美麗ちゃんがっかりするよ!伝説の生徒会長の価値も下がっちゃうよ!」
和「美麗さんの性格だとそういう反応はしないと思います」
夢「そうなの?」
和「めちゃくちゃポジティブですので、『自分が歴史を変える』くらいには意気込みますよ」
紫「それはあり得るね」
美麗「もうさっきから何を4人で話してるのよ?」
夢「それより美麗ちゃんは伝説の生徒会長に挑戦することに成ったらどうする?」
美麗「それは勿論・・・」
美麗の理想
美麗「今日から私が伝説の生徒会長よ!」
役員達「よっ!伝説の生徒会長!」
美麗「早速だけど、皆は私のために働き、私の言う通りにしなさいよ!大丈夫よ!私の言う通りにすればこの学校はきっと良くなるから!
まずは、矯正学校を廃校、跡地に補習生徒を集めましょう!
世は弱肉強食の世界!
学力や運動能力でで順位を決めていき、競争心を仰ぐわよ!クラス分けは成績順!席替えも順位で決めるわよ!
これには給食にも影響するわ!上位の生徒の給食は豪華なビュッフェ!
下位は質素な物よ!悔しかったら勉強するのね!
なお運動能力で上位を叩き出した生徒が居たらおまけでスイーツバイキングをあげるわ!
1教科でも赤点が合った生徒は補習学校よ!
更に赤点を回避出来るまで再テスト!
家には帰れないと思って頂戴!
最後に部活動はメジャーかつ強い部活しか認めないわ!部費の無駄よ!
新部活を作る時私の知ってるものかつ認めれたら近い大会で優勝や金賞と言う名誉ある賞を獲得しないと以降は認めないわよ!」
回想終わり
美麗「これなら皆幸せよ!」
八期「いや、こんなの飾っても学校の恥ですよ!汚点ですよ!こんなの詐偽じゃないですか!」
美麗「何?今の声?」
夢「多分、八期だね!」
理「別に生徒騙してお金を取ろうって事じゃないじゃない!」
八期「こんなの負の遺産ですよ!これの本当の意味知った時皆落胆しますよ!」
美麗「伝説の生徒会長が『学校の恥』、『汚点』、『負の遺産』ですって?」
紫「あああ・・・」
エル「美麗ちゃんが怒ってる」
和『でも、八期先輩が伝説の生徒会長本人だからな・・・』
零「それを言ってるのは八君だけだよ!」
美麗「伝説の生徒会長を侮辱するなんて許さない!一言言ってやらないと!」
八期「だからマジで黒歴史なんだって!」
美麗「まあ、なんて失礼なことを言う人なんでしょうか?」
和「美麗さん!『八期先輩は自分の事しか言ってないんです!』」
エル『それに彼は本当に役立たずだから「絶対命令」まで貰ってやってたんだよ!』
紫『それがどれだけ心苦しかったか、やった張本人の主張だから貶してるんじゃなくて、他の人にやって欲しくないんだよ!絶対命令がどれだけ怖いのか分かってるから!』
八期「誰だ?」
美麗「まさか、この椅子が負の遺産の黒歴史だなんて!あなたもしかして伝説の生徒会長に嫉妬してるの?自分が役立たずだから!」
- Re: レインボーヒロインズ ( No.81 )
- 日時: 2025/01/09 21:09
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
第81話・町子の作戦(文化祭3日目)
『ナンバーズ8』448話からの続き
美麗「ちょっと、皆!何を着てるの?」
青香「あんな恥ずかしい服着ていられません!」
黄花「自分が着た時は男を悩殺しまくってましたよね?」
美麗「だから何よ?」
紫子「そのせいで、お客さんが少なくなったんですよ!殺人事件とかと間違えて・・・」
赤音「あと、現生徒会長からも『肌の露出が高い衣装は禁止』と警告が来ていますよ!」
美麗「分かったわよ・・・、でも私の指示通りに動きなさいよ!」
しばらくして
青香「それ、2番席!」
紫子「は~い!」
赤音「それは4番席ですね」
緑「お会計が・・・」
桃夏「ありがとうございました!また来て下さい!」
藍香「まさか、研究部の店で売られてたピンチョスをここでも売り出すとはね!」
ミカ「フランスパンだけは、貰い物だからフルーツはこっちでなんとか成るし!」
美麗「ミカ!何勝手に変なもの作ってるの?」
ミカ「フルーツサンドですよ!あと普通のサンドイッチも!」
美麗「ここに材料沢山あるじゃない!」
青香「そもそもが高いんです!」
赤音「美麗さん、主食ばっかり作ってデザートはフルーツポンチだけって・・・」
美麗「だって、大きなパフェ作ろうって言ったら主が反対して・・・」
主「原価が合ってないんです!これだと売れば売る程赤字なんですから!」
緑「しかも、その全てに高級食材を使って・・・」
紫子「むしろ食べ物達に失礼なような・・・」
美麗「ちょっと、皆!私の言うことを聞きなさい!」
青香「はい、皆!」
9人「私達でお店を盛り上げるので美麗さんは遊んで来て下さい!」
美麗「ええっ?何でよ?店長は私よ!」
蓮「店長だって休みの1日や2日あるわよ!本人達がこんなに頑張ってるんだから、もっと遊んできてたら?」
主「そうですよ!ここは後輩たちに任せましょう!」
美麗「クー!昨日何があったかは知らないけど、大方想像付くわ!ちょっと文句言ってくるわ!」
9人「行ってらっしゃい!」
青香「皆!この時間から忙しくなるよ!」
赤音「あと、ソロライブとユニットライブも忘れずに!」
研究部のカフェ
美麗「ちょっと居るんでしょ!出てきなさい!」
子「お客様、お店の前で騒ぐのはお止めください!他のお客様に迷惑ですので・・・」
美麗「うるさい!私はここの店長に用が・・・」
葉月「取り敢えず、裏からどうぞ!」
体育館裏
グレーテル「店長だが?」
美麗「あんたが店長なの?!アイツは?八期は?」
グレーテル「この文化祭ライブのセンター努めてるから店長!八期は支配人ってとこかな?」
美麗「支配人でもオーナーでも良いから連れてきなさいよ!」
グレーテル「あっでも、あいつ今日ライブだから後で良いか?長くなるとアレだし、本人はライブ前は極力人と会いたくないんだってよ!」
美麗「何でよ?」
グレーテル「ライブを終えるまでは、ダンスを忘れないことに集中したいから・・・、何なら見ていく?」
美麗「良いわ、折角だから見ていくわ!」
グレーテル「アイツのライブ今日のラストに成るけど?」
美麗「1日中待てと?」
グレーテル「時間は夕方頃だな!」
美麗「分かったわよ!それまで楽しんで来るわよ!」
いくつか楽しんだあと・・・
美麗「やっぱり、お店が心配だわ!何か起こってなきゃ良いけど・・・」
愛好会のカフェ
美麗「何これ?」
主「あら、美麗!どうされたんですか?」
美麗「ちょっと文化祭楽しんでたけど、こっちが心配だから戻って来たのよ!ってか何この行列!しかもこの振り分けは?」
主「ああ、飲食と持ち帰りで分けてるんです!しかも・・・」
回想(美麗が出た後)
青香「鬼の居ぬ間に洗濯だよ!」
藍香「鬼って・・・」
青香「今から、材料用意するのは難しいから、ユッコ!」
紫子「何?」
青香「他の出店回って、要らないけどまだ使える、食べられる野菜とか果物とか余った食材を貰ってきて!」
緑「私も手伝う!」
藍香「そんなことして良いの?」
青香「現会長からOK貰ってるし、これは去年から出来たルールだから!」
紫子「分かった!」
赤音「席が全然足りませんね・・・」
黄花「お持ち帰り用のレジとか袋とか用意したら?」
桃夏「主さん!どうにか成りませんか?」
主「予備のレジならありますよ!」
青香「よし!それを使おう!使えるものはどんどん使うよ!」
8人「は~い!」
回想終わり
美麗「私の居ない間にこんな大盛況に?しかも、あそこ何?」
女子生徒A「あの、写真良いですか?」
青香「少し待って下さい、お待たせしました」
数分後
青香「はい、写真どうぞ!」
女子生徒A「このポーズ良いですか?」
青香「はい!」
女子生徒A「はい、チーズ!」
パシャ!
女子生徒A「ありがとうございます!これお金です!」
青香「ありがとうございます!またのお越しを!」
女児A「お母さん、私もあんなの着たい!」
女児B「お姉さんと写真撮りたい!」
男児A「お姉さん達綺麗で可愛い!」
男児B「結婚して!」
赤音「フフフ、君が大きくなって、それでもお姉さんを好きだったらね!」
主「皆さんがあなたの意見だけに捕らわれず、自分達でお店を盛り上げるために考えた結果です!」
美麗「でも、それってこの子達だけで考えた事ではないよね?」
蓮「そうね、研究部の人に相談したらしいわ!」
美麗「あっ、そろそろ時間ね!」
主「何か約束ですか?」
美麗「アイツの、八期のライブよ!1度一目見ておこうと思ってね!どんな物なのか!」
蓮「あの子には気を付けて!」
美麗「何よ?喧嘩にでも成るの?」
蓮「去年のライブ後、観客に『音痴』っ文句言われて、その文句を『いじめ』と捉えたの!」
美麗「はあ?どういう事?ただ感想言っただけじゃない!」
蓮「彼にとっては、点数的に音痴じゃない分、自分を低評価する友達贔屓だって・・・、友達贔屓で散々な目に遭った子だから・・・」
美麗「じゃあ、どうすれば良いの?」
蓮「聞くだけ聞いて、本人の居ない場所で感想を言うか、上手く褒めなさい!何なら黙って拍手して!」
美麗「ただ黙るのも禁止なの?」
蓮「完璧に歌いきって何もないのも嫌でしょ!兎に角、ライブが終わったら拍手で迎えれば絶対文句言わない」
美麗「めんどくさい子ね!」
八期のライブ前
美麗「まったく、こんなのおかしいわ!」
町子「何がおかしいのかしら?」
美麗「敵の癖にわざわざ塩を送る真似普通する?」
町子「うちのリーダーは選抜メンバーは好感高いから仲良くはしたいのよね」
美麗「ふーん」
町子「別に愛好会のやり方を否定するわけではない」
美麗「そうなの、って誰?」
町子「あっ、どうも!ナンバーズ8のメンバー田畑町子です!何?あなたのカフェを盛り上げたのに、何か文句ある?」
美麗「あるわよ!私は自分の力で、お客を集めて皆に『私は凄い』ってのを見せたかったのよ!」
町子「でも、だからってあんな露出高めの衣装と採算取れないメニューじゃ勝てるものも勝てないよ!」
美麗「私は普段食べられないものを、普段食べない人にあげたいのよ!八期め、余計なことしてくれたわね!」
町子「そう指示したのは私だよ!」
美麗「はあ?」
町子「八期君は相談は受けてたけど、むしろ愛好会を辞めることを薦めてたわ」
美麗「何ですって?」
町子「そこを私がアドバイスして、あなたのカフェに更なるお客の増やしたの!」
美麗「余計なお世話よ!それよりあんたもしかして愛好会に興味が?」
町子「行く気はないよ!私は青香ちゃん達が困ってるって言うからアドバイスしただけ!」
美麗「それを八期は?」
町子「むしろ、自分の店にある使わない材料を提供してたよ!」
美麗「はあ?何で?」
町子「八期君はあなたを否定しても愛好会は否定しないから!考え方が違うチームがあった方が楽しいとまで言ってたわ!」
美麗「何で?」
町子「八期君は歌の内容じゃなくて、人がらで決めるの!」
ブー!
八期のライブ後
パチパチパチパチ・・・
町子「上手いね」
美麗「ど、ゴホンゴホン、私からしたらまだまだってとこかしら?」
町子「それはまだセーフだね」
美麗「こんなところで揉めたくないしね!そう言えば明が杏や愛とユニット組んでるそうね!」
町子「ライブとは何かを知ってるあなたはもう分かってるんじゃない?」
美麗「何を?」
町子「自分のプライドなんか捨てて、本人達の自由にさせたらどうなの?人ってね自由がないとダメに成るから!」
美麗「あなたの目的は何?」
町子「私は自分が思ったことしか言ってないわ!私に相談した人達がその後どうなろうと私には分からないし、決めることも出来ない!結局選択は本人が決めることなんだから!」
愛好会のカフェ
青香「美麗さん!」
藍香「お帰り」
美麗「皆、ユニットフェスティバルの敗者復活はあなた達が考えて良いわ!」
9人「おおっ!」
美麗「それとそれを私達が全力でサポートするわ!」
9人「ありがとうございます!」
選抜メンバーのユニットフェスティバル敗者復活はサポート付きでメンバー達自身で考えることに成った。
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