二次創作小説(新・総合)
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- レインボーヒロインズ
- 日時: 2024/09/21 00:02
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
どうも!いくちゃんです!
今回も更なるナンバーズスピンオフ作品!
レインボーヒロインズを投稿したいと思います。
モチーフはラブライブ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会です!
この作品も『少年教師有』と共にナンバーズ8と平行でお話が進みます!
ですので、『ナンバーズ8』のキャラクターがこの作品に、
『レインボーヒロインズ』のキャラクターが『ナンバーズ8』にも出てきます!
さあ、果たしてどんなお話に成るのか?
主要人物だけ載せておきます!
スクールアイドル同好会
桃・夢原杏
黄・中洲恵梨香
水・桜木和
紫・倉木紫
赤・矢塚奈々
緑・エル・グリーン ※スイス人
白・白木愛
銀・モナ・スカーレット ※アメリカ人
マネージャー・高橋夢
アイドル育成愛好会
桜・王・美麗 ※中国人
深緑・三葉主
青・綾瀬蓮
橙・完道明
青・倉木青香
赤・絢川赤音
黄・立花黄花
桃・矢口桃夏
橙・ミカ・オレンジ
藍・黒川藍香
紫・宮本紫子
水・李・水美
緑・瀬川緑
白桃・夢原亜利紗
橙・山口朝
紅・紅城結菜
作曲家・モナ・スカーレット
※変動する可能性あり
- Re: レインボーヒロインズ ( No.3 )
- 日時: 2022/12/04 10:34
- 名前: いくちゃん (ID: DTH1JhWe)
私の夢は誰かのの役に立つこと!
そのために、学校の生徒会長になって、
全校生徒を正しい道に進ませて、有望な将来を送ってもらうために導く、筈だった!
回想
八期「薺!分かってるな!」
薺「何でですか!」
八期「絶対命令だ!お前は今日からしばらく生徒会室から出るな!」
薺「そ、そんな!」
回想終わり
私のやってることは無駄だったのか?
単なるお節介だったのか?
私が考えた提案は生徒会長によって消えてしまった!
それだけなら良かった
薺「ええっと・・・」
八期「これには絶対手を出すなよ!」
薺「何でですか!それはそもそも私の仕事であって・・・」
八期「これは僕の仕事だ!そう決まってるんだ!勝手に取るな!それに他の仕事与えてるだろ!仕事があるだけマシだと思え!」
薺の部屋
薺「私の仕事って何?私はなんと言う役職?仕事取られてるのはどっち?ねぇ、誰か答えてよ!もう絶対命令なんて嫌だ!あーん、うわーん!あーん、うわーん!」
廊下
芹「薺・・・」
第3話・薺の隠し事
八期が薺についての謝罪をした日
下駄箱
薺「何?」
パラ
手紙
『矢塚奈々さんへ
あなたに会いたい方が居られます!屋上に来てください!
あなたの招待を知る者より』
薺(まさか、また集団いじめ?)←しばらく嫌がらせを受けてた
ピコン!
薺「えっ?『ちゃんと来ないとどうなるか分かってるわよね?』ですって!まさか私は殺されるのでは!」
屋上
薺「言われた通り来ましたよ!」
蓮「良かった、嫌がらせ受けて来てくれないかと思ったわよ!」
薺「あんな脅迫染みた文を出されたら行かなきゃって思いますよ!どういう事ですか?」
蓮「まあ、あの文面はごめんなさい!そうでもしないと来てくれないと思ったから・・・」
薺「それなら許しましょう、理由によっては訴えるつもりでしたから!それより私に会いたいとは?」
蓮「会いたがってたのは私じゃなくてこの子達よ!」
和、紫、エルが出てくる
薺「何のようでしょうか?」
蓮「その前になぜ正体を隠してるの?矢塚奈々さん?」
3人「えっ?」
和「あなたが!」
紫「奈々ちゃんだったの!」
エル「信じられない!生徒会長だったなんて・・・」
薺「生徒会長じゃなくて生徒会長代理です!」
和「そんなことより、なぜ廃部にしたんですか?」
紫「そうだよ!ちょっとお休みするだけの筈じゃなかったの?」
エル「グループを解散した時には決めてたの?私達とはもう・・・」
薺「私にはもう皆さんに口答えすることは出来ません!」
3人「えっ?」
和「どういう事ですか?」
薺「私は1番やってはいけないこと、自分が1番恐れていたことを自分自身でやってしまいました!そんな私にあなた達に合わせる顔なんてありません!それでは!」←逃げる
エル「奈々ちゃん!」
和「待って下さい!」
薺「グループ再開なら勝手にやって下さい!私が居ない方が皆さんの自由に出来るでしょ!私は皆さんの自由を奪った最低な権力者なんですから!」
薺の部屋
薺「ううっ!」←うずくまって涙ぐんでる
トントン、ガチャン
芹「薺!ご飯だよ!」
薺「いらない!食べたくない!」
芹「何よ、学校は行ってるのに・・・」
薺「体調崩した以外で行かないなんてずる休みだから!」
芹「もう、誰かさんと同じこと言ってる!」
薺「どうせ、皆私のこと恨んでるんだ!私が無言の絶対命令であーだこーだ指示したから・・・」
芹「八期も言ってたでしょ!薺の意見を頭に入れておけって!」
薺「えっ?」
芹「そりゃ、絶対命令とか価値観の押し付けはダメだけど、八期言ってた!」
回想
芹「薺の政策の利点と欠点?」
八期「うん、世の中の物や政策は必ず長所と短所が存在する!今回の場合、薺はその短所を補えなかった!それが無言の絶対命令に繋がった!」
芹「欠点って?」
八期「薺が言ってた適正診断はあくまでもその人の能力を図るだけの物!やりたいものと一致するとは限らない!薺はやりたい事がある人に執着したから反感を買ったんだ!」
芹「じゃあ、どうすれば良かったの?」
八期「ああいう適正診断は僕みたいな将来のビジョンが思い付かないうえに、不器用が相まって何に向いてるか分からない自信の無い人に向いてるのさ!まあ、本当に向いてるかどうかはその人次第だけどね!だから、怒るにしても、将来の道が全く想像出来てない人ならばそんなこと合っても、周りからの矛先は言うことを聞かない人物にスポット当たる!だけど、薺は自分の夢があって、掴み取れそうな人に執着したから反感を買った!
だから、失敗したんだよ!」
芹「成る程!」
八期「適正診断は悪くない!悪いのは人の夢を勝手にねじ曲げようとしただけさ!人の夢なんてその人の自由なんだしね!」
回想終わり
芹「だけど、現実が厳しいこともたしか!そういう時は薺が言ってた適正も頭に入れておいた方が第2の夢として活躍出来る可能性をあるってね!」
薺「会長・・・」
芹「八期は何もあんたを全否定してる訳じゃないから!」
薺「じゃあ・・・」
芹「でも、生徒会長はおろかリーダーには全くもって向いてない!しかも自分(八期)未満だって!」
薺「そんな!」
次の日の会議
薺「分かりました放課後の体育館使用の件については私が話して置きます!」←代理で受け答え
芹「お願いします」
薺「他に議題はありませんか?」
留「そう言えば最近困った子が住み着いていると聞いてます!」
八期「えっ?まさか不法侵入者とか?」
葉月「いや、動物!」
中庭
八期「どこだ?」
芹「見つかった?」
薺「見当たらない!」←一時期の手伝い
零「逆に網で捕獲は可哀想な?」
香「生徒に被害が出たらどうするの?」
にゃ~!
薺「あっ!あっち!」
芹「お姉ちゃんが裏に回る!」
八期「ただの猫じゃん!」
零「可愛い!」
校舎の壁沿い
薺「さあ、追い詰めたよ!」
芹「大人しく観念しなさい!」
愛「マシュマロ!」
マシュマロ「にゃ~!」
八期「あっ!愛ちゃん!学校生活はどうだい?」←追い付いた
愛「あっ!先輩!あの時はありがとうございました!」
薺「1年Bクラスの白木愛さん!その猫を渡して下さい!」
愛「嫌だ!この子をどうするの?」
八期「この猫愛ちゃんの?」
愛「ええっと・・・」
明「ああ、この子は学校の校舎沿いで捨てられてたんだよ!それをあいあいが拾ってお世話してて・・・」
薺「動物の放し飼いは校則で禁止されてます!」
明「どっちの家でも飼えないんだよ!あっ、そうだ!八期絶対命令でなんとかならない!」
八期「そういう都合で人の絶対命令を頼るな!」
愛「ダメ?」
八期「ダメじゃないよ!そもそも悪いのは捨てた奴だろ!それにここで見捨てるのは動物愛護団体からお怒り受けるしな!」
芹「普通に警察で良いじゃん!」
マシュマロ「にゃ~!」
八期「どうやらその猫愛ちゃんが大好きみたいだね!」
零「本当、凄く懐いてる!」
薺「でも、流石に学校で飼うのは・・・」
八期「誰か?猫の育て方について知ってるのいる?愛ちゃん、その猫の名前は?」
愛「マシュマロ、マシュマロのように白いから!」
八期「兎に角、そのマシュマロの部屋を作ってそこで里親が見つかるまで預けよう!何なら、この先動物保護の部活が出てきたらそこで世話をしてもらったりとか!それに寮生は普通に飼ってるし!」
薺「そんな横暴ありますか?」
八期「絶対命令!今優先すべきはこの猫の命!動物も、大事するのが当たり前だろ!」
明「八期会長、マジありがとう!」
愛「先輩!マシュマロの為にありがとう!」
八期「どういたしまして!だけど、これからも愛ちゃんがマシュマロを育てると言う条件付き!」
愛「分かった!勿論です!」
零「父娘か!」
音楽室
ポロン!
ポロン!ポロン!ポロン!ポロン!♪・・・
薺「何で、その曲?」
夢「わあ!生徒会長・・・、じゃなくて薺ちゃんか・・・」
薺「一応、代理ですので!報告義務もあります!高橋夢さん!音楽室の使用許可は取りましたか?」
夢「いやぁ、その・・・、ごめんなさい!あははちょっと弾いてみたくて・・・。でも、初めてだと全然ダメだった!ところでさっき奈々ちゃんの曲知ってそうな口振りだったけど?」
薺「えっ?」
夢「本当、最高でさあ!一瞬でファンになっちゃった!もしかして薺ちゃんも奈々ちゃんのファン?
もしそうならそうと早く言ってくれれば良かった!奈々ちゃんの事について色々話そう!
あっ、他にお薦めの曲合ったら教えてくれない?
探してるんだけど見つからなくて・・・」
薺「近いです!」
夢「あっ!ごめんごめん!」
薺「そう言えば先日会った時矢塚さんに会いたがってましたね」
夢「うん、大好きなんだ!」
薺「はっ!」
夢「私、夢中に成れるものなんて今まで無かったけど、スクールアイドルをあの日初めて見た時はスッゴく楽しくて吸い込まれちゃった!それで、杏と一緒にスクールアイドル部を作ろうとしてるんだけど・・・」
薺「スクールアイドル部?」
夢「そう、恵梨香ちゃんが誘ってくれたの!ち、違うの勝手に部活始めたとかじゃなく・・・」
薺「通らないと思いますよ!」
夢「えっ?やっぱり絶対命令で?」
薺「私もつくづく思ってました、この学校は訳の分からない部活や似たり寄ったりの部活が多いと!それを私が指摘してからあの人は将来役に立たない部活や似たり寄ったりの部活は禁止や認めないようにしてるそうです」
夢「そんな・・・」
薺「それに、私が言った手前ですから、私も似たり寄ったりの部活を認める事は出来ません!」
夢「じゃあ、やっぱりアイドル研究部に入るのが・・・」
薺「それが1番でしょうね!ただ、会長は本当に聞き分けは良い方です!」
夢「えっ?」
薺「あれだけ歯向かっても、『黙れ』とか、『自分の言うことを聞け』等と言う絶対命令の常套句をほとんど使いませんから!」
夢「それってごく稀に使うって事じゃ・・・」
薺「その使い所は自分が絶対に守りたい物にしか絶対使わない!ここぞと言う時にしか使わないのです!」
夢「はぁ」
薺「それにあの人は全否定はほとんどしませんから!」
夢「あ~あ、奈々ちゃんのライブが最後じゃなくて始まりだったら良かったのにな!ってか残って欲しかった!」
薺「何で、そんなこと言うんですか?」
夢「えっ?」
薺「良い幕引きだと思いますが・・・、奈々さんはあそこで辞めて正解だったんです!そもそも自分で恐れていたことを自分自身でやってしまったのですから、嫌われるのも自業自得です!罵声を浴びて終わるなら、歓声を上げて終わった方がマシです!」
夢「そんなことは・・・」
薺「高橋さんはスクールアイドルの大会をご存じですか?」
夢「今じゃ、ライブの甲子園と言われるくらいの規模に成ってるって聞いたよ!」
薺「その通りです!その大会に出るのであれば最高のステージをファンは期待します!あなたも奈々さんのファンならそう思う筈です!
スクールアイドルに憧れて入ろうとした奈々さんは部のルールに納得が行かず別の部を作って大会に臨みました
勝利に必要なのはメンバーが1つに纏まること!しかし、人には個性がありやりたいことはバラバラそれを纏めようとすればするほどヒートアップし、衝突は増えていく!その中で『自分の考えが1番適してる』、『自分の言う通りにすれば絶対に勝てる』と周りを洗脳させようとする、それはまさに無言の絶対命令!
奈々さんは生徒会長の絶対命令は生徒会長だけの自由に成ってしまうと説きましたが、それを部活動及び生徒会活動で自らが無言でやってしまうと言う、リーダーとしては1番相応しくないことをやってしまったことを、会長に気付かされたのです!そんな彼女がスクールアイドルも生徒会長もやろうとしたことがそもそものまちがい!そもそも彼女にはリーダーもスクールアイドルも適正が無かったのです!
幻滅しましたか?」
夢「・・・」
杏「夢ちゃん?」
薺「失礼します」
生徒会室
(お姉ちゃんに憧れてスクールアイドルやろうと思った!お姉ちゃんと一緒にやりたかった!でも、まさか会長の絶対命令が、部にまで浸透してるのが許せなかった!私に自由はないのかと?!
だけど、本当に自由を奪ったのは私だ!会長は奪ってない!臨機応変に自らの考え、そして周りの意見を聞きながら物事を解決してきた!そりゃ、多少強引かつ意味不明な時は合った!だけど、その裏には真の目的が合った!それをお姉ちゃん達は理解してる!
私は逆に生徒会長代理の権限を悪用して、リーダーと言う権利を悪用して信頼を失った!そんな私がリーダーに成ることも、もう一度スクールアイドルをやることも、そしてお姉ちゃん達の部活入ることも許される筈がない!だって結局自分の我が儘だったから・・・)
とある場所
恵梨香「ええっ!!!!あの意地悪生徒会長が、奈々子だったの!
ってか何でエリリンを置いてそんな大事な話をしに行ったんですか!?部外者のお姉さんは居たのに!」
蓮「へー、面白いこと言うわね!」
恵梨香「ひいー!ごめんなさい!コッペパンあげるから許してください!」
蓮「あら、美味しそう!ありがたく頂くわ!」
和「学校中探しても居なかったからスマホに連絡入れてたんだよ!」
恵梨香「えっ?本当?あー!全然気付かなかった!」
和「あと、奈々さんは生徒会長じゃなくて生徒会長代理!」
恵梨香「そうなの?」
蓮「でも、1人だけ気付いてた人居るんじゃないの?」
全員「ええっ!!!!」
恵梨香「誰ですか」
蓮「あなたは気付いてたんじゃないの?」
杏「何で分かったんですか?」
蓮「顔に書いてあるもの!」
杏「どこに?」←顔を触る
夢「ええっ!!!!杏はいつ知ってたの?」
杏「薺ちゃんに初めて合った時から!私八期君と同じクラスだから彼が生徒会長ってことは知ってるし変わってないの知ってる!八期が、スクールアイドル部を作るのを拒んでいたんなら誰があの部活を認めたかって話!」
夢「確かに!」
杏「そして恵梨香ちゃんの話を聞くと会長代理って合ったから、薺ちゃんしか居ないって確信した!」
和「凄いです!」
杏「まあ、正直な話は、八期君が零ちゃんと『薺ちゃんが無言の絶対命令使って学校が大変なことに成ってる』って話聞いてたからなんだけどね!」
紫「杏ちゃん生徒会長と同じクラスだったの!」
エル「怖くない?」
杏「全然怖くないよ!むしろ優しいし、真面目だし・・・」
恵梨香「信じられない!」
杏「少なくとも恵梨香ちゃんよりは性格良いよ!」
恵梨香「何でですか!」
蓮「そうなのね!」
恵梨香「納得しないで下さい!それよりも会長代理って生徒会長と何が違うんですか?」
杏「正確に言うと、会計兼会長代理!薺ちゃんは会計と言う役職でありながら、生徒会長の八期君と仕事を入れ替えてるの!」
恵梨香「じゃあ、実質奈々子が会長じゃん!」
杏「実務的にはね、でも、実際は表も裏も八期君が絶対命令の生徒会長!」
夢「やっぱり薺ちゃんが・・・」
杏「うん」
エル「奈々ちゃん本当にスクールアイドル辞めるみたい!」
紫「ちゃんと話そうとしたけどとりつく島もなかったよ!」
恵梨香「そうなんですか・・・」
杏「そりゃ、無言の絶対命令使っちゃったからね・・・」
和「杏先輩は知ってるんですか?」
蓮「知ってるも何も元々は薺が生徒会長だったのよ!」
恵梨香・和「ええっ!!!!」
紫「だけど、前会長が認めなくて・・・」
夢「先生の手違いってことで八期が再当選することに成ったの!しかも絶対命令と言う条件で!」
恵梨香「何で止めてくれなかったんですか?」
エル「私達だって抗議したよ!だけど・・・」
杏「そもそも、八期君は押し付けで選ばれた生徒会長で、生徒会事態初めての初心者!不器用で、人付き合いも苦手だったから、何も出来ずに辞めさせられたんだって!だけらこそやり直しの要求が通って今、絶対命令で生徒会長やってる」
恵梨香「だからって何で絶対命令?」
杏「元々薺ちゃんで決まってたのを、また八期君に戻して恵梨香ちゃんは納得出来る?」
恵梨香「納得出来ません!そもそも薺が決まってたんですよね?」
杏「だからだよ!状況が状況だけに誰も付いてきてくれない、言うことを聞いてくれない!そんな状態で生徒会長が出来ないから絶対命令が付いた!」
夢「何で杏が知ってるの?」
杏「担任の先生が話してくれた、私はそれを聞いて納得した!」
紫「でも・・・」
エル「それで、私達は『心の教室』受けるのは・・・」
蓮「お門違いにも程があるよね!」
和「はい!絶対命令はおかしい、薺さんが生徒会長成れないのはおかしいって、主張しただけなのに、何を反省すれば良いのでしょう?」
杏「そもそもは誰かが生徒会長をやってれば今の状況は起きなかった!特に先輩方!あなた達が拒むからこうなったのです!」
蓮「あなたそんなに『心の教室』の勉強好きなの?」
杏「私、受けてませんよ!全部担任の先生の言葉です!」
全員「ええっ!!!!いいなあ!」
恵梨香「そんなことより、今は部活申請ですよ!あの絶対命令生徒会長を説得しないと!」
杏「無理だと思うよ!」
蓮「何で諦めるのよ!」
エル「やっぱり、絶対命令だから?」
杏「違う!同じような部活は必要ないって突き返される!」
紫「合っても良いんじゃない?」
杏「後輩たちが混乱するからダメって言ってた!」
蓮「筋が通ってるから文句言えないわね」
恵梨香「でも、アイドル研究部はリーダー絶対命令ですよ!そんな夢の無い場所行きたくありません!」
杏「私的には薺ちゃんや恵梨香ちゃんがリーダーやるよりは遥かにマシだと思うよ」
恵梨香「何でですか!」
蓮「じゃあ、この中で奈々と一緒にやりたい子居る?」
元メンバー「はい!」
杏「絶対命令で苦しんでたのにそれでもやりたいんだ!」
恵梨香「確かに、絶対命令で嫌だった事はありましたが・・・」
紫「奈々ちゃんのダンスは本当にやってて楽しかった!」
和「歌も上手でしたし!」
エル「何より私達先輩だろうと、自分の意見は絶対曲げない芯の強い子だった!」
恵梨香「まあ、意見が的を得ている所もありましたしね・・・」
和「的を射てるです!」
紫「だから、誰よりも真面目だったから・・・」
エル「真剣にやるときはやるってメリハリ付けてたよね!だから、私達もしっかりやらないとって思った!」
恵梨香「やっぱり、恵梨香みたいな真面目系が居ないと私達終わりですよ!何とか戻ってくるように説得しましょう!」
紫「大きくなったね恵梨香ちゃん!」
恵梨香「バカにしてません?」
紫「本気で誉めてるよー!」
杏「私達に夢をくれた人だからこそ愛されてるんだね奈々ちゃんって!」
蓮「でも、結局はあの子の気持ち次第なのよね」
恵梨香「何で水を刺すこと言うんですか!」
エル「蓮ちゃんの言う通りだよ!」
夢「私が話してきても良いですか?」
生徒会室
ガラガラ
愛「マシュマロ!」
マシュマロ「にゃ~!」
愛「ほ~ら、ご飯だよ!」
マシュマロ「にゃ~!」
パクパク・・・
八期「可愛い!」
愛「良かったね、部屋に入れてもらえて!」
芹「良いのかな?」
八期「理珠、今日から見張りお願い!」
理珠「了解致しました!」
八期「特に資料に爪研がれたら大変だからな」
明「ヤッホー!あいあい、マシュマロ良かったね!八期、本当にありがとう!」
八期「動物を大事にするのは当たり前だから!当然の事しかしてないよ!それにしても可愛いなあ!」
明「マシュマロが?」
八期「いや、マシュマロあやす愛ちゃんが!」
明「そうだよね!キャンカワ!」
葉月「ハイハイ、あんたは早く仕事に戻りなさい!生徒会長でしょ!」←襟を引っ張る
愛「ええっと・・・」
八期「ああ、僕は松本八期!同じ苗字の人居るから名前で呼ばれることの方が多いよ!」
愛「八期会長、ありがとうございました!」
八期「どういたしまして」
愛「あと、ごめんなさい」
八期「ん?マシュマロのこと気にしてないよ!」
愛「いいえ、私勘違いしてました!」
八期「えっ?」
愛「絶対命令って言うから、どんな怖い人かなって思ってたけど、物凄く優しい人で、すみませんでした!」
八期「大丈夫だよ!自分が愛ちゃん達の立場ならそう思っても仕方無いからね!」
愛「それでは失礼します」
八期「じゃあね!」
ピンポンパンポーン!
放送「1年Dクラス草薺さん、矢塚奈々さん!至急西棟屋上まで来てください!」
芹「薺呼ばれてるわよ!」
薺「会長?」
八期「放送に文句は言わない!先生が呼んでる場合の方が高いから外出を許可する!」
放送室
杏「貸してくれてありがとう!」
恵梨香「お礼のブツです!」
廊下
薺(まさか、奈々と一緒に呼び出すなんて、
まさかエルさん?いや、綾瀬さんと考えた方が・・・)
西棟屋上
薺「夢さん?」
夢「こんにちは奈々ちゃん!」
薺「エルさん達に聞いたんですね」
夢「そうなんだけど、音楽室で話していた時にそうじゃないかって?」
薺「それでどういうつもりですか?」
夢「ごめんなさい!」
薺「いきなり何ですか?」
夢「昨日何でスクールアイドル辞めたのかな?とか言っちゃったから、無神経過ぎたかなって・・・」
薺「気にしてませんよ!正体を隠してた私が悪いんですから!話が終わったのなら・・・」
夢「あっ、まだあるの!」
薺「何ですか?」
夢「私は幻滅なんかしてないよ!スクールアイドルとして奈々ちゃんをサポートしたい!」
薺「何を、もう全部分かってるんでしょ!私がした行いを!私は自分から会長に『絶対命令なんて止めて下さい』と歯向かったのに、その絶対命令を私が無言でやってしまうと言うリーダーとして人としてやってはいけない失態を犯してるんですよ!」
夢「そんな失敗誰でもあるよ!」
薺「えっ?」
夢「ほら、自分に自信ありすぎるとヒートアップして気の弱い人とか黙り込むと言うか・・・」
薺「弱いものいじめじゃないですか!何ならこんな命・・・」
夢「ああ、早まっちゃダメ!落ち着いて、落ち着いて!」
薺「失礼しました」
夢「取り敢えず落ち着いて、私は奈々ちゃんが自分の好きなことを出来ないのが嫌なだけ!今の奈々ちゃんは寂しそう!私はそんな奈々ちゃんを助けたい!スクールアイドルが居てファンが居るそれで良いんじゃない?」
薺「どうして、私は沢山の人を傷付けた権力者も同然なんですよ!」
夢「そんなの関係無い!私にスクールアイドルを教えてくれたのは奈々ちゃんだから!」
薺「あなたみたいな人は初めてです!期待されるのは良いですが、私で良いのですか?私の本当の我が儘を!大好きを貫いて良いのですか?」
夢「勿論!」
薺「分かっているのですか?」
夢「ん?」
薺「あなたは今、自分の思っている以上に凄いことを言いましたよ!」←ゴムを取る
夢「わあ!」
奈々「もう、私を止めることは出来ませんよ!」
ライブ後
奈々「スリーシスターズ学園スクールアイドル部矢塚奈々でした!」
夢「奈々ちゃん!」←抱きつく
夢「もう、大好き!」
奈々「ちょっと!あはははは!ありがとう!」
恵梨香「いつまでくっついてるんですか?」
杏「やっぱり凄いね!」
元メンバー「うん!」
奈々「皆さん見ていたんですか?」
エル「でも、少し盛り上がり過ぎかも」
恵梨香「生徒会長に見つかったら怒られますよ!」
夢「どうする生徒会長代理?」
奈々「今の私は矢塚奈々です!見つかる前に退散です!」
全員「オー!」
物陰
芹「ふーん、あの薺がね!まあ姉の目は誤魔化せないわよ!」
- Re: レインボーヒロインズ ( No.4 )
- 日時: 2022/11/19 17:36
- 名前: いくちゃん (ID: krVR01Sc)
『完璧超人』、私は皆からそう呼ばれてる!
勉強も五教科・副教科全て平均95点以上(うち、理系科目と音楽と保健体育が100点)!
昔から体を動かすのが好きで運動神経抜群!
その為、呑み込みの早かった私は部活の助っ人から家庭教師までやったことがある(高校・大学の範囲もお手の物!)!後人懐っこい性格なのでどんな人でも友達に成れちゃう!
しかし、私自身自分を完璧と思ったことが無い!
それは将来のビジョンが無いからだ!
今まで色んな事をやってきたが、結局は夢と言うものはある程度絞らないといけない!
しかし、私が本気でやりたいと言うものがない!
そんな中で私は運命とも思える分岐点に立つことになる!
菜々のライブが合った次の日
明「昨日のライブ凄かったね!」
愛「うん」
明「やってみる?」
愛「やりたいけど、こんな私が・・・、って感じ」
明「アッキー!はやってみたい!」
愛「なら、私も挑戦してみようかな?どんな感じになるか分からないけど・・・」
新部室
恵梨香「よいショット!やっと復活しました!スクールアイドル部!今日からまたグループ活動に向けて頑張りましょう!」
全員「オー!」
杏「大丈夫?八期君をどう説得したの?」
菜々「いや、実は会長代理と言う立場を使って、無断で書類勝手に書いてきました!」
杏「職権乱用!怒られるよ!廃部になっても知らないからね!」
※後に本当に廃部になるのは言うまでもない!
明「おーい、杏!」
杏「明ちゃん!」
明「おっ、ここがスクールアイドル部の部室かな?」
菜々「そうですが、お二人は確か・・・」
明「八期と同じクラス!2年Bクラスの完道明だよ!アッキーって呼んで!」
愛「1年Bクラスの白木愛です」
夢「あっ、この間の!」
明「2人ともスクールアイドル部に入ったんだ!実はアッキー達も昨日のライブ見てさ、なんか心を奪われたというかやってみたくなったというか・・・」
夢「分かるよ!ときめいたんだね!」
明「うん、そうそう!」
愛「本当に凄かった!」
菜々「ありがとうございます!」
愛「先輩達には及ばないけど・・・」
菜々「えっ?(それって会長達の事?)」
明「まあまあ、取り敢えず2人とも入部希望です!」
恵梨香「わあ!」
エル「歓迎だよ!」
明「やるからにはバッチリ頑張るし皆の事も手伝うよ!それでスクールアイドル部って何やるの?」
菜々「えーっと、実はそれを探してるところで・・・」
明「ん?」
愛「えっ?」
第4話・明が見つけた道
恵梨香「兎に角やることと言えばライブです!」
エル「勿論、それが大前提だよね」
紫「結局、まだやってないしね」
菜々「まず何をやるのか皆で意見を出しましょう!」
恵梨香「兎に角エリリンは全国ツアーをやりたいです!」
エル「私は皆と輪になって踊りたい!」
和「曲の間にお芝居を入れるのは?」
夢「ミュージカルみたい!」
紫「お昼寝タイム欲しい!」
恵梨香「ふざけてますか?」
夢「菜々ちゃんは?」
菜々「私は遠慮します!絶対命令に成りかねないので・・・」
杏「もう、気にしてないよ!」
菜々「では、大好きを表現するために火薬とか花火とかぶちこみましょう!」
杏「それは安全性と経済的にどうなんだろ?」
明「皆、本当にバラバラだね!だけど凄いやる気
あれ?なんかまずいこと言った?」
菜々「いえ」
夢「2人はどう?」
明「私は楽しければ何でも良いかな?」
恵梨香「どういう意味ですか?」
明「お客さんと一体感になってライブする!自分も楽しいし、お客さんも体の動きが止まらないくらいに!」
杏「それいいね!愛ちゃんは?」
愛「私?私は特に・・・」
杏「何でも言って!」
愛「やっぱり、思い付かない」
恵梨香「まあ、ライブのことは追々考えるとして、
まずは教訓です!どんなライブをするにもパフォーマンスがダメだとファンががっかりしますから!」
夢「特訓って歌とダンスとか?」
紫「ダンスか・・・」
エル「私はまず歌の練習がしたいなぁ」
和「なら、しばらくの間いくつかグループに分かれてやりたい練習をするのはどうでしょうか?」
菜々「良いアイデアですね!」
明「私達、全部参加して良い?」
菜々「勿論です!」
明「すっごく楽しみ!」
愛「う、うん・・・」
菜々「ただ、皆さん練習時は周囲に気を付けて下さい!」
明「何で?」
菜々「会長に見つかると色々厄介ですし、何より部が一瞬で終わります!」
愛「どういう意味?」
夢「まあまあ、知らないことが良いことってあるよね!兎に角、生徒会長に見付からないように練習していこう!」
スクールアイドル部「オオッ!」
明(お忍び活動みたいで面白そう!)
柔軟
紫「おお!」
蓮「もっと行けそうね?」
紫「無理無理無理!」
愛「おお!」ピタッ!
蓮「それが限界?」
愛「そうみたい」
紫「ふぇ」
蓮「ダンスをやるにはまず体を柔らかくしなきゃ!」
エル「蓮ちゃんに教えてもらって良かったよ!」
蓮「まあ、時間あるから良いけど、さあ、続けるわよ!」
明「大丈夫だよ!」
全員「オオッ!」
杏「流石、スポーツテストオール10!」
明「じゃあ、もう一回やってみよう!
息を大きく吸って!」
紫・愛「スゥ」
明「ゆっくり吐いて」
紫・愛「ハァ・・・」
紫「あっ」
愛「あっ」
明「どう?ちょっとでも出来るようになると楽しくない?続けていけばもっと柔らかくなっていくし」
愛「うん、頑張る!」
蓮「流石部室棟のヒーローね!」
エル「ヒーロー?」
蓮「知らないの?彼女色んな体育会系の部活で助っ人して活躍して結構有名なんだから!」
エル「そうなんだ!」
杏「うちのBクラスでは、八期をはじめ明ちゃんは100年に一度の完璧超人だって呼ばれてるんです!」
明「もう、八期は調子良いんだから!そんな完璧だなんて私思ったこと無いのに、クラスの皆に広まって困っちゃうな!」
蓮「文句言えばいいのに!」
明「良い意味で困ってるの!」
杏「そうやって傲慢になら無いところも完璧超人の由縁だって言ってた!」
明「100年に一度は言い過ぎだって!」
杏「いやもっと、千年、万年かもしれないって言ってた!」
明「私にだって出来ないことの1つや2つあるのに!」
杏「呑み込みが早いからだって!」
紫「そう言えば紫ちゃんはてっきり蓮ちゃんも入るかと思ってた!」
蓮「そんなわけないでしょ!私はエルの困った顔が見たくないだけよ!」
4人「へえ!」
蓮「何よ!」
紫「ありがとう」
蓮「別に良いわよ!」
部室
恵梨香「これより講義を始めます!」
愛「はい」
明「面白そう!」
恵梨香「スクールアイドルに必要な事と言えば?桜木君!」
和「えっ?えーっと、自分の気持ちを表現する?」
恵梨香「正解!」
和「あっ、正解なんだ」
恵梨香「白木君にも同じ質問!」
愛「うーん、ファンの人と気持ちを繋げる?」
恵梨香「正解!」
和「1つじゃないんだ・・・」
恵梨香「最後に完道君!」
明「分かんないや!」
恵梨香「ピンポンピンポン、だいせーかい!」
和「何で?」
恵梨香「あれ和分かんないの?」
和「ムゥ!」
恵梨香「今の話にハッキリした答えは無い!ファンの人を喜ばせれば全部正解です!」
明「へー、奥が深い!」
音響室
杏「全然ダメだった」
夢「そんなこと無いって!」
明「うん!」
愛「私も杏さんの歌声大好きですよ」
菜々「杏さんの課題はリラックスして歌えるようになることですね」
夢「可愛いく歌えてたよ」
杏「そ、そう?」
明「そう言えば、薺って正体隠してるそうだけど、何でなの?」
菜々「えっ?なぜ私を薺と?」
明「生徒会長代理でしょ!うちのクラスでは『生意気な生徒会長代理』って有名だよ!」
菜々「また、あの会長!」
杏「あながち間違いじゃないと思う!」
夢「それは酷くない!」
明「いや、八期がずっと文句飛ばしててさ、『絶対命令反対者が絶対命令を使うなんて前代未聞だ!人の事言えないだろ!アイツはバカだ!』って」
杏「うんうん、『二度とリーダーなんてやらせるか!』って言ってたね」
薺(ううっ!)←事実だから言い返せない
夢「まあまあ、そんな落ち込まないで!」
菜々「実はしばらく校内徘徊禁止令出(生徒会の仕事のみ)されてるんです!」
愛「自業自得な感じもする、絶対命令を使って人を困らせるのは・・・」
夢「何で?愛ちゃん知ってるの?」
愛「クラスが隣だから、薺ちゃんが『自己中な権力者!』って煽られてる姿何度も見てた」
夢「それが原因で名を変えてスクールアイドルを?」
菜々「それもありますが、私元々姉に憧れてたんです!その姉は先輩と一緒のグループに居ますが、そんな姉を追い掛けて入ろうとしたらまさかの絶対命令!その前に生徒会長の座を奪われた挙げ句に絶対命令まで渡されてたことを知ってた私は絶望でした!」
杏「あれはなんと言うか、私達が悪かったのかな?」
明「そうだね、やななって気の毒!」
菜々「講義もしましたが認められず、それから姉の誘いで会長代理をしていましたが、ただの仕事交換!むしろ自分の自由を奪われた気分でした!その後、自分がやろうと思ってた部活整理で、自分が恐れてた絶対命令をまさか自分が使ってたなんて・・・、そうやって歯向かった私がどの面下げて先輩の元へ行けるでしょうか?先輩だって私となんかやりたくないに決まってます!」
愛「そうかな?」
菜々「そうでなかったとしても、私のプライドが許せません!文句を言った手前、散々否定してきた部活に入る勇気なんてありませんよ!やる資格もありませんよ!だから会長に見付からないように偽名を使ってやってるんです!」
杏「そうだったんだ!」
明「取り敢えず、嫌なことは忘れて、よしアニソン縛りで行くぞ!」
菜々「アニソンですか?私大好きです!」
明「おっ、乗ってきたね!」
杏「私も!」
愛「私も!」
部室
夢「美味しい!」
明「お祖母ちゃん特性のぬか漬けだよ!」
夢「本当にお祖母ちゃんの味って感じ!」
明「後、食べる?」
夢「それは?」
明「これはお義姉ちゃんの手作りのお好み焼きだよ!」
ガラガラ
恵梨香「何ですか?この臭いは?」
明「皆も食べる?」
エル「うん、食べたい!」
夢「お帰り!」
愛「レッスン終わった?」
菜々「はい!」
紫「紫ちゃんもうくたくただよ!」
菜々「恵梨香さんは話があるので残ってもらえますか?」
恵梨香「はい?」
外廊下
紫「今週は土曜も集まるんだっけ?」
エル「うん、お台場でランニングだよ!」
杏「ランニングか」
夢「私も一緒に走るから!」
明「走るのって気持ち良いよ!」
エル「和ちゃんはこの後演劇部?」
和「はい!」
紫「大変だね、掛け持ち!」
和「好きでやってる事ですから!」
杏「あれ?掛け持ちってOKだっけ?」
愛「個人でやる分には大丈夫な筈だよ!例えば野球とサッカーは全然違うスポーツだから禁止だけど、歌手と女優を一緒にやってる人は沢山居るからOKな筈だよ!」
愛「言われてみれば確かに!」
杏「明ちゃんは今も部活の助っ人やってるの?」
明「勿論!助っ人はいくらでもOKだからね!だから明日は来るのが遅くなる」
紫「2人とも頑張ってるね!」
エル「スクールアイドル部はどう?楽しい?」
愛「うん、だけど・・・」
明「こんなウキウキに頑張ってるアイアイは初めてだよ!アッキーも楽しい!」
愛「うん、楽しかった・・・(でも、何か違う・・・)」
杏(愛ちゃんどうしたんだろ?)
愛「ごめんなさい、私上手く気持ち出せなくて・・・」
エル「ううん、楽しんでくれてるなら良かった」
明「でもほんと他ではやってないから新鮮!」
夢「そんなに違う?」
明「違うよ!エリリンがアイドルはどれも正解って言ってたけどその通り!皆やっぱりタイプ違うけどすっごく優しくて面白くて最高って感じだし!
このメンバーでどんなライブをすることになるんだろうって考えるとワクワクしちゃうよ!」
夢「明ちゃんは鋭いね」
和「分かってはいるんです!私達が先に考えなきゃいけないことって・・・」
部室
恵梨香「やっぱり、ソロアイドルですか・・・」
菜々「やはり私達は考え方がバラバラだからこそ一人一人の個性を出すのならソロでやる方が良いと思います!後もう1つ!」
恵梨香「何ですか?」
菜々「仮に会長に見付かったとしても、ソロを中心に行う部活と言えば、認めてくれる可能性があると思うのです!」
恵梨香「絶対命令ですよ!そんなのあの人が・・・」
菜々「いえ、あの人は筋が通ってれば、理屈が通ってれば、何より現実的にそんな職業があればまず悪いようにはしません!あの人は『将来を否定して良いのは親か顧問の先生だけ』と!多分担任も含みますが、まず私達の活動を否定することはないでしょう!」
恵梨香「それでも、自分達の部に入るように言い寄られたら?」
菜々「その時はその時です!それにいざとなれば同じクラスの杏さんや明さんが居ます!彼女達が説得をしてくれるでしょう」
外廊下
紫「ソロアイドルか・・・」
エル「ちょっと考えちゃうよね?グループは皆協力し合うけど、ソロは誰も助けてもらえない」
杏「ただ、グループは1人が乱すと連帯責任だから、終わった後は皆に迷惑掛けることになるしね!」
愛「周りに迷惑を掛けないと考えると、ソロの方が良いのかな?」
和「どっちとも言えません!グループで考えるのと自分1人で考えるのは、客観的な気持ちを考えると1人の方が合ってるのかどうか不安が積もりますからね!」
杏「そう言えば担任の星田先生が言ってたな!『どんなものにも長所と短所が在るって!』」
明「そうだよね!どっちにしても、長所を生かして短所をどう補うかだよね?」
次の日
明「集合まで1時間前か」
集合場所
明「あっ、エルっち!」
エル「あっ、明ちゃん」
明「どうしたの?」
エル「ちょっと早起きしちゃって、明ちゃんは?」
明「一緒!」
エル「昨日はソロアイドルって聞いて驚いた?」
明「確かに驚いたけど一番驚いたのは自分自身に対してなんだよね」
エル「ん?」
明「スクールアイドル部の皆が悩んでるのって自分を出せて、そして完璧にこなすことでしょ?
今まで色んな助っ人やってたけど団体競技ばっかりでさ、イヤーめっちゃハードル高いよ!
ソロアイドルか!そろそろ走ろっか!」
エル「ん?」
明「9時だしもう行く時間だよ!
あはははっ!ウケる!」
エル「えっ?」
明「ソロでそろそろ!9時だし行く時間って!駄洒落だよね!?」
エル「駄洒落?あっ、ああ!」
明「しかも上手いし!」
エル「全然気付かなかったよ!
明ちゃんが部に入ってくれて良かった!」
明「えっ?何で?」
エル「だって、凄く前向きでいてくれるから」
明「そう?今はめっちゃ悩んでるけど・・・」
エル「でも皆といる時いつも楽しそうにしてるし盛り上げてくれる」
明「あっ・・・」
エル「私達色々合って、ようやくスタートラインに立ったばかりなんだ!
きっと皆が不安で
でも本当はそれと同じくらいでこれからに期待してると思うんだ
そうじゃなきゃ悩まないもの
まだ一歩を踏み出す勇気が出無いだけ」
エル「明ちゃんが来てから部の皆笑顔すっごく増えてるんだよ!」
明「そうなの?字画無いけど」
エル「無いから凄いんだよ!」
明「ありがとうエルっち!走ってくる!」
エル「あっ、明ちゃん!」
明(そんなことで良いんだ!誰かに楽しんで貰うことが好き!自分が楽しむ事が好き!その楽しいを皆と分かち合えるスクールアイドル!それが出来たら私は未知なる道に駆け出して行ける!ミチだけに!)
一方
青奈「何よ!この変な走路は?」
希「階段使わないからでしょ!」
結「緩い坂でも何度も走るときついですね!」
八期「でも、楽しい!」
零「ん?あれは!?」
- Re: レインボーヒロインズ ( No.5 )
- 日時: 2022/11/27 15:25
- 名前: いくちゃん (ID: DTH1JhWe)
自分の夢に向かって頑張ると言う思いは、些細な切っ掛けから始まった。
3年前
テレビ
エル「わー!カッコいい!えっ?これでわたしと同じ年の子なの!お母さん!」
私はスクールアイドルと言う、夢を追い求めるために、将来アイドルに成るために、中学を近所の学校ではなく、遠くのスリースターズ学園に変えた。
入試で合格しないと入れない学校だったが、余裕で合格した!家からはあまりにも遠いため、学生寮で過ごすことと成った。
エル「ウワー、大きい!それにしても学生寮はどこかな?」
蓮「どうかした?」
エル「あの、スリースターズ学園の人ですか?」
これが蓮ちゃんとの初めての出会い
食堂
エル「この前はありがとう!1人?」
蓮「ええ、騒がしいのは苦手なの!」
エル「良かったら一緒に食べない?」
蓮「好きにしたら?」
ご飯と醤油とマヨネーズ
蓮「えっ?」
エル「これ、意外と美味しいんだよ!
んー、ボーノ!」
蓮「それを食べるために日本へ?」
エル「えっ?私生まれも育ちも日本だよ!」
蓮「えっ?でも・・・」
エル「お父さんがスイス人で、お母さんが日本人なの!夏休みや年末と年明けはスイスで過ごすから!」
蓮「成る程、失礼したわね」
エル「全然、気にしてないよ!」
蓮「それでこの学校へは、何しに?学生寮で過ごすってことは結構遠くから来てそうだけど・・・」
エル「スクールアイドルに成りたくてこの学校を志望したの!」
蓮「スクールアイドル?」
エル「小学生の時に自分と同じ年の子がアイドルやってるのを見て、笑顔に成った!だからその子に憧れて私も皆に笑顔を届けられるアイドルに成りたいって思って!」
蓮「それで、わざわざこんな遠くに?勇気あるわね!」
女子生徒A「あの、綾瀬蓮さんですか?」
蓮「ええっ」
女子生徒B「私達ファンなんです!」
女子生徒A「雑誌で見ました!」
蓮「ありがとう」
女子生徒達「これからも頑張って下さい」
エル「何をやってるの?」
蓮「モデルよ!母もやっててね・・・」
エル「へえ!凄い!」
蓮「アイドルだって凄いじゃない!お互い頑張りましょう!」
エル「うん!」
第5話・エルと蓮
食堂
蓮「相変わらず食いしん坊ね!」
エル「だって、どれも美味しいんだもん!」
蓮「今日も部活?」
エル「うん、メンバーも増えて、ソロアイドルって目標を見つけてから皆めちゃくちゃ張り切ってて、
蓮ちゃんも一緒にやれば良いのに!」
蓮「私、そういう賑やかなの苦手なのよ!何度も言ってるでしょ!」
エル「そうだよね」
蓮「私そろそろ行くわね」
エル「蓮ちゃん?」
部室
紫「すや~すや~・・・」
エル「こうしてると、メルサちゃんを思い出すよ!」
菜々「お友達ですか?」
エル「ううん、飼ってるヤギの事だよ!」
明「エルっち、実家でヤギ飼ってるの?」
エル「私じゃなくて、スイスのお爺ちゃんとお婆ちゃんが!」
全員「スイス!」
エル「私、スイスと日本のハーフだから!
小さい頃は夏休みにヤギ達に歌を聞いて貰ったなあ!懐かしい!」
夢「エル先輩って、学生寮住まいですよね?」
恵梨香「ご実家どこの辺りですか?」
エル「長野県だよ!日本の南アルプス山脈の麓に家があるんだ!」
愛「ヒエー!」
和「そんな遠い場所から来てるんですね!」
杏「ホームシックとか成らないんですか?」
エル「皆が居るから大丈夫!家8人姉弟だから、皆妹みたいなものだもん!いつもワイワイ賑やかで!」
愛「なんか嬉しい!」
エル「でも、家族は心配してたんだよね、弟妹達も寂しそうだったけど、お父さんの方がめちゃくちゃ泣いてた!」
明「親バカだね!」
杏「仕方ないよ!」
恵梨香「ん?オオッ!」
夢「どうしたの?」
恵梨香「この動画の再生数見てください!めちゃくちゃ上がってますよ!」
夢「本当だ!」
杏「ってそれ私の動画!」
明「コメントも沢山!」
愛「高評価ばっかり!」
杏「嬉しいけど、恥ずかしいな・・・」
菜々「そうだ!提案なんですけど、私達もソロアイドルとしてプロモーションビデオを作りませんか?」
恵梨香「プロモーションビデオですか?」
菜々「はい、自己紹介でも自分をアピール出来るものを動画にしたいと思います」
明「へー、PVね!面白そうじゃん!」
夢「エルさん!家族に見せるものにも良いんじゃない?どんなPVしよっか?」
エル「えっ?う~ん、どんなか・・・」
菜々のPV
杏「やっぱりカッコいいね、菜々ちゃん」
夢「もう、結構再生されてる」
菜々「はい、おかげ様で!」
明「この編集アイアイでしょ?」
愛「うん、夢さんにアイデア沢山貰った」
夢「大したこと言ってないけど・・・」
エル「恵梨香ちゃんのは?」
恵梨香「カモーンエリリン!」
『ヤッホー!皆のアイドルエリリンだよ!』
夢「やっぱり恵梨香ちゃんは可愛いだよね?」
恵梨香「ムッ、何ですかこのコメントは!」
杏「どうしたの?」
恵梨香「見てください!」
『どこが可愛い!このぶりっ子!杏ちゃんと愛ちゃんの方が1億倍可愛いわ!』
和「これは反応に困りますね」
杏「こんなこと書く人も居るんだ!」
明「いや、杏!あんた誉められてるからね!」
愛「私って、そんなに可愛い?」
明「アイアイも自信持ちなよ!」
菜々「こんなコメントがあると言うことは、誰かがお二人を見て期待してる証拠です!皆さんも、ファンの期待を裏切らないPVをお願いします!」
杏「アピールかぁ、私どんなところをアピールしたら良いんだろ?」
夢「う~ん、杏と言えば・・・」
杏「何?」
夢「ニコニコ笑ったかと思えば急に泣いたりほっぺを膨らませて怒ったりずっと見てて飽きない感じ?」
杏「夢ちゃんそれ全然スクールアイドルっぽくない!ムゥ!」
夢「ほらそれそれ!」
杏「もう、夢ちゃん!」
紫「夢ちゃんって良く見てるよね、杏ちゃんの事も皆の事も!」
和「それにスクールアイドルの事も調べてくれて助かります!」
愛「『杏ちゃんの良いところは優しくて可愛くて、意外と強気で弱い者の味方!先生だろうと容赦無し!明ちゃんと一緒で誰とでも仲良く成ろうとする所・・・』」
杏「えっ?愛ちゃん?」
愛「いや、そう書いてる!」
杏「ええっ!」
夢「本当だ!」
菜々「やっぱり、ファンも杏さんの優しさを分かってるんですよ!」
杏「逆に怖いよ!ストーカーか何か?」
明「いやいや、学校内にファンも居るんだから、きっと同じクラスの誰かだよ!きっと、杏の魅力を伝えたかっただけだよ!」
杏「学校にもファンか・・・」
紫「羨ましいですな、学校で自分の魅力を語ってくれる人が居て!」
菜々「ですね、どこで誰が見てるか分かりませんし、私も頑張らないと!」
恵梨香「菜々子はそろそろ正体明かしたら?」
菜々「それは私に罵詈雑言を言わせるためですか?」
恵梨香「だって、絶対命令悪用してたし!そんな噂が流れれば一気にエリリンのファンが・・・」
菜々「その減らない口はこの口ですか?」
恵梨香「ふぁめて!」←口を引っ張られる
和「自業自得です」
菜々「エルさんはPVのイメージってありますか?目指すアイドル像とか?」
エル「私ね、人をポカポカさせちゃうアイドルに成りたいって思ってて」
夢「エルさんらしいですね」
恵梨香「ポカポカ、ファンの頭を叩くと!」
ゴチン!
恵梨香「冗談ですよ!」←菜々から一発
エル「でもそれってどんなアイドルなのか良く分からなくて」
夢「心をポカポカ・・・」
杏「それってどんなイメージかな?」
紫「紫ちゃんは毛布と枕だね」
和「泣ける小説とか?例えば子犬と女の子が・・・」
恵梨香「エリリン特製コッペパンに決まってます!」
菜々「私ならアニメです」
愛「私はぬいぐるみかな?」
明「おばちゃんの糠漬けとお義姉ちゃんの作ってくれるご飯!」
夢「やっぱり、スクールアイドルでしょ!」
菜々「やっぱり私達バラバラですね」
夢「エルさんのイメージが大事かも!」
杏「そうだね」
和「演劇だったら衣装を着るとイメージ湧いたりするんですけど・・・」
エル「それなら・・・」
外廊下
蓮「えっ?衣装?」
服飾部
エル「わあ!」
部長「本当にありがとうございます!」
菜々「い、いえ」
紫「さすが蓮ちゃん、こんな部にツテがあるなんて」
蓮「たまたまクラスに部員の子が居ただけよ」
夢「どう?エルさん!」
試着室
エル「うん、ピッタリ!」
シャー!
3人「オオッ!」
エル「お帰りなさいませご主人様!なんて!」←メイド
恵梨香「ぐぬぬぬ、可愛い」
エル「他にも試して良い?」
夢「勿論!」
浴衣
エル「これから花火でも見に行こっか?」
夢「行く行く!」
チアガール
エル「イェイ!ゴーファイ!ウィン!」
熊
エル「ガオー!お前を食べちゃうぞ!」
夢「わあ!癒される!」
明「これも衣装?」
和「ですね」
エル(心をポカポカにするってこういう感じなのかな?)
蓮「ねぇ、これはどうかしら?エルに似合うと思うんだけど・・・」
恵梨香「おっ、流石現役モデル!センス良い!」
夢「エルさん、次の衣装に着替える前に一緒に写真を!」
エル「良いよ!」
菜々「だったら私も!」
杏「私も!」
明「じゃあこの辺にアイアイ入って貰おう!」
愛「うん、分かった!」←カメラ用意
カシャッ!
紫「ねぇ、蓮ちゃんも一緒に撮ろうよ!」
蓮「えー、私は良いわよ!」
エル「一緒に撮ろうよ!」
蓮「悪いけど行くわね」
エル「蓮ちゃん・・・」
寮
蓮「興味があること、休みにやってみたいこと?(スクールアイドル・・・)、何てね!」
コンコン!
エル「蓮ちゃん!」
蓮「エル、ちょっと待って!」
ガチャン
蓮「どうぞ!」
エル「お邪魔します!また、こんなに散らかして!」
蓮「そのままで良いのに」
エル「今日はありがとうね、あの後の写真見る?」
蓮「今は良いわ」
エル「(これは)蓮ちゃんもしかして興味ある?」
蓮「あっ!」
エル「だったら入ろう!スクールアイドル部!すっごく楽しいよ!皆本気でスクールアイドルやってて・・・」
蓮「無いわよ、興味なんて全然」
エル「えっ?」
蓮「その雑誌はエルのためになるかと思っただけ!
私読者モデルの仕事もあるし、スクールアイドルなんてやってる暇なんて無いの知ってるでしょ!」
エル「そっかいつも手伝ってくれてるからもしかして一緒に出来るかと思って・・・」
蓮「頑張ってるエルを応援したくて、そんな風に思われるならやめておくわ」
エル「蓮ちゃん?」
蓮「それ持ってって良いわよ!衣装の参考にでもして!それともう誘わないで!」
エルの部屋
エル(どうしてあんなムキになって・・・、そんなに嫌だった?分からないよ、蓮ちゃん・・・)
次の日
菜々「あれ?制服のままで良いんですか?」
夢「まずは制服で!その後に沢山衣装替えをするつもり!」
菜々「沢山?」
夢「結局1つに絞れなくて、だったら全部着ちゃおうってことで!」
菜々「エルさんの色んな姿が見れて面白いかも!」
上の空なエル
夢「どうしたのかな?」
紫「おねむなのかな?」
撮影終わり
エル「着替えてくるね」
菜々「はい」
夢「どう?」
愛「良い感じ、可愛い」
回想
蓮「無いわよ、興味なんて全然」
エル「まるで違う人みたい、一体どっちが本当の・・・」
杏「エルさん」
エル「あっ!どうしたの?」
杏「エルさんなかなか着替えから戻ってこないから」
夢「大丈夫ですか?どこか具合悪いとか?」
エル「ううん、ごめんね逆に心配させちゃって、本当は皆の心をポカポカにしたいのに・・・」
杏「エルさん?」
エル「うん、着替えなきゃだね!ちょっと待ってて!」
夢「あっ!これ最新号だ!見ても良い?」
エル「良いよ!」
パラッ!←何かが落ちる
エル「これ!」
今、一番興味があることは?
スクールアイドル
エル「蓮ちゃん」
夢「ん?」
エル「ごめんね、私行ってくる」
杏「ん?」
蓮の部屋
蓮「アンケート用紙どこ行ったのかしら?」
ピーンポーン!
ガチャン
蓮「エ、エル?」
エル「来て!」
蓮「えっ?」
外
蓮「ちょっと一体何なの?」
エル「今日私に付き合って!お願い!」
蓮「ちょっ、ちょっと!」←腕を引っ張られる
一通りデートを楽しむ
そして
エル「これ蓮ちゃんのでしょ?貰った雑誌に挟まってたの!それって本当の気持ち?一番興味があるのがスクールアイドルって!
どうして言ってくれなかったの?私には興味の無い振りをしてずっと自分の心をしまい混んで・・・
前に言ったこと覚えてる?私、見てくれた人の心をポカポカにするアイドルに成りたいって!
でも私は一番近くにいる蓮ちゃんの心を温めてあげられなかった。そんな私が誰かの心を変えるなんて無理なのかもしれないけど」
蓮「エル・・・」
エル「蓮ちゃんの笑顔久しぶりに見たよ!私もっと蓮ちゃんに笑って欲しい!もっともっと蓮ちゃんの事知りたい!」
蓮「エルのために部活動の事を手伝うようになって、そしたら楽しかった
皆で1つの事に向かって悩んだり、言い合ったり、笑ったり。くだらないと思ってずっと遠ざけてた事が全部楽しかった!
でも私、綾瀬蓮はそんなキャラじゃない
クールで格好付けて大人ぶって、それが私なの!
なのに今さら・・・
分かったでしょ!悪かったのは私、エルじゃない!
エルならきっと皆の心を!」
エル「良いんだよ蓮ちゃん、どんな蓮ちゃんでも笑顔でいられればそれが1番だよ!
だからきっと大丈夫!
もっと蓮ちゃんの気持ち聞かせて!私に!」←バグしながら
エルが目の前で歌った後
蓮「スクールアイドル出来るかしら?私に・・・」
エル「やりたいと思った時からきっともう、始まってるんだと思う」
蓮「うん」
数日後
恵梨香「ええっ!!!!蓮先輩もスクールアイドルに?」
エル「うん、蓮ちゃんが入ればもっともっと楽しくなるよ!」
夢「あー、また応援する楽しみが増えちゃう!」
杏「もう」
菜々「ようこそ、スクールアイドル部へ!」
蓮「ありがとう」
恵梨香「でも、モデルやってるのにスクールアイドル部に入って大丈夫何ですか?」
蓮「ええ!モデルもスクールアイドルも当然狙うわ1位のみ!」
恵梨香「ぐぬぬぬ・・・」
愛「あっ!エルさんのPV再生数もコメントも凄い伸びてる!」
エル「本当!?」
夢「凄いエルさん」
エル「この間両親から電話合って、お父さん泣いてて何言ってるのか分からなかった」
夢「大成功だね!」
蓮「当然よ!私が撮ったんだから!」
エル「蓮ちゃんのは私が撮るね!」
蓮「任せたわよ!」
明「どうしたん?アイアイ?」
愛「なんでもない(どうしよう、思ってたのと違う!だけど、断りづらい)」
- Re: レインボーヒロインズ ( No.6 )
- 日時: 2022/12/11 21:30
- 名前: いくちゃん (ID: q1JDM65v)
想いを伝える事って難しい!
言葉や表情で伝えるのが基本だが、
私の場合はそれすらハードルが高い!
むしろそれが原因でいじめられてた!
さらには、あの人が居なければ、私は今の学校にも通えてなかったかもしれない!
そう思うと、怖くなってしまう!
そして、今の時間もこれから先の未来も体験できなかったかもしれない!
まさか、私の未来があんなことになるなど、この時の私は知らない!いや、予想できる筈がない!
回想
生徒「おーい、蜜柑!林檎!」
蜜柑「何、桃子?」
桃子「今日、帰りどっか行かない?」
林檎「じゃあ、私ゲーセン行きたい!」
愛「ん?」
桃子「欲しいぬいぐるみあるんだよ!」
蜜柑「いいよ、行こう!」
桃子「やった!」
蜜柑「超久し振りに行くな~!」
愛「ゲーセン・・・
あっ、あの・・・」
3人「ん?」
愛(喋らなきゃ・・・)
愛「何でもない」
3人「ん?」
外廊下
明「どうしたの?」
愛(上級生・・・、怖い・・・)
明「怖くないよ?なんか君元気無さそうだったからさ!」
愛「えっ?」
明「あっ、これアミパラの割引券じゃん!ここって楽しいよね!」
愛←割引券を差し出す
明「?」
愛「お友達と行って下さい」
明「じゃあ、一緒に行こうか!」
愛「えっ?」
愛(初めて人と繋がることが出来た)
明「ほら、レッツゴー!」
愛(そして、今の私はもっと沢山の人達と繋がりたいと思ってる!今からでも変われるかな?)
回想終わり
第6話・愛が憧れるボード!
ゲームセンター
明「アイアイ来る!」
愛「分かってる!」
夢「うわー!助けて!」
杏「今行くよ夢ちゃん!」
愛「すぐ応援に向かう!」
明「アッキーに任せなさい!」
夢・明「楽しかった!」
夢「子供の時に来たこともあるけど、今はこんなアトラクションがあるんだね!」
杏「2人共すっごく上手かったね!」
明「アイアイとはよく来てるんだ」
夢「こう言うの得意なの?」
愛「ゲームは好き!」
夢「今日はダメだったけど今度また皆で来よう!」
明「うん」
杏「次は何やろっか?」
林檎「白木さん?」
4人「ん?」
蜜柑「やっぱり白木さんだ!」
夢「友達?」
愛「クラスメート」
蜜柑「もしかして完璧超人の明先輩!」
明「完璧超人って・・・」
桃子「杏ちゃん!?」
杏「えっ?」
蜜柑「スクールアイドル同好会のPV見ました!明先輩最高でした!」
明「あ、ありがとう!」
桃子「杏ちゃんも可愛くて私ファンになっちゃいました!何ならマネージャーでも何でも!」
林檎「自分の部活どうするの?」
杏「直接感想言ってもらうの嬉しい!しかもそこまで・・・」
明「可愛い」
林檎「白木さんのも見たよ!」
愛『にゃ~ん!初めまして白木愛だよ!』
蜜柑「あの、キャラ面白いよね!」
桃子「うんうん、動きとか!」
林檎「学校中に広まってるよ!」
4人「そんなに!」
桃子「もしかして皆さんライブの下見に来たんですか?」
4人「ライブ?」
蜜柑「ア二パラのステージで最近スクールアイドルもよくライブしてますよね?」
林檎「先週、近くの河内高校もやってたみたい!」
夢「へー、そうなんだ!」
蜜柑「早く皆さんのライブ見たいです!」
桃子「私も見たい!」
林檎「ライブやってみてくださいよ!」
愛「(友達に成りたい)やる!」
全員「ん?」
愛「私ここでライブやる!」
部室
恵梨香「ええっ!!!!ライブ!?」
愛「うん」
奈々「それは急な話ですね」
愛「色々足りないのは分かってる。でも皆に見て欲しくなって・・・
それにPVはキャラに頼っちゃったから、クラスの子達は良いって言ってたけどあれは本当の私じゃないから
ダメ・・・、かな?」
夢「良いんじゃない?」
エル「決めるのは愛ちゃんだよ!」
奈々「私は愛さんの決めたことを応援しますよ!」
恵梨香「でないと、絶対命令だもんね」←小声
奈々「なんですって!」
恵梨香「ぎゃああああ!」
和「そうです、チャレンジしたい気持ちは大事な事だと思います!」
蓮「それでいつやるの?」
愛「たまたま空きが合ったから来週の土曜日」
恵梨香「本当に急じゃん!」←一発たん瘤
夢「私も手伝う!」
愛「良いの?」
明「アッキーもやるよ!」
杏「わ、私も!」
奈々「勿論私もです!」
紫「結局皆応援するじゃん」
愛「ありがとう」
会議開始
夢「ステージ演出はある程度希望に添ってくれるけど・・・」
愛「映像は自分で作れる」
明「アイアイ得意だもんね」
愛「うん、でもパフォーマンスは自信ない
だから教えて欲しい」
柔軟
蓮「曲がるように成ったわね!」
エル「毎日柔軟してたもんね!」
発声練習
和「口を思いっきり広げて!アー!」
愛・紫・恵梨香「アー!」
和「プルルルル」
愛・紫「プルルルル」
恵梨香「プルプルルルル」
パタン
和「紫さん?」
恵梨香「寝てる!?」
恵梨香「どうしようのど子!」
部室
恵梨香「こんにちは!今日はエリリン劇場の皆を夢中にさせる魔法かけちゃいます!」
明「イェイイェイ!」
夢「もう、夢中だよ!」
明「いいよ!エリンギ!」
恵梨香「誰がエリンギですか!エリリンです!」
杏「これは何の練習?」
奈々「MCですよ」
杏「えーっと、今日は来てくれてありがとうございます。一歩ずつ頑張って行くので応援よろしくお願いします!」
夢「杏!今日も可愛いよ!」
杏「えっ?照れるよ!」
夢「そういうところが可愛いよ!」
恵梨香「むむっ!エリリンだって!
可愛さなら負けてませんよ!」
『黙れ!ぶりっ子!帰れ!杏ちゃんの方が一兆倍可愛い!』
恵梨香「誰ですか?!」
奈々「廊下から聞こえたような・・・」
夢「誰も居ないよ!」
杏(どこかで聞いたような?)
愛「難しそう」
恵梨香「そっかあ、まあMCやらないスタイルもありますからね」
奈々「今度のライブではやらない方向で行きますか?」
愛「ううん、やる!今回は出来ないからやらないは無しだから!」
とあるマンション
夢「これが愛ちゃんのお家?」
愛「うん、ライブ用の映像試しに作ってみたから意見が欲しい!」
夢「えっ?スマホで開けたの?」
愛「家の事は全部これで出来るようにしてある」
愛の部屋
夢「うわー!可愛い!」
杏「ねえ、この人形って?」
愛「とあるアニメのスクールアイドルのキャラクターの人形!私も好きで憧れ!」
明「特に好きなことか居るの?」
愛「この子だよ!」
3人「オオッ!」
愛「名前はりなちゃん!恥ずかしがりやで、感情表現や表情出すことをを苦手にするキャラクター!私に似てたからつい買っちゃった!」
杏「良いんじゃない?」
明「うんうん!」
夢「好きなものは人それぞれだしね!」
杏「うわー!精密機械がいっぱい!」
夢「機械とかも得意なんだね」
愛「うん!私小さい頃から表情出すのが苦手で、それで小学校の時は男子からいじめ受けてて一時期不登校になってた!」
3人「ええっ!!!!」
愛「だから、5年生の時は1人で出来る遊びにハマって引きこもってた!」
杏「よく、出てこれたね」
愛「6年生の時の担任の先生から説得を受けて・・・、私を苛めてた生徒は追い出されて居ないって!」
明「あっ、それは私ら分かるわ!」
杏「零ちゃんが来て以降はいじめに敏感に成ってたから、追い出される子達が多かったもの!」
明「特に旅行は最悪だったよね!録な思い出無いよ!」
杏「しかも寝不足!」
愛「ただ・・・」
夢「ただ?」
愛「いじめは続いててこの学校に入れないことに成ってた!」
3人「どう言うこと?」
愛「誰かが私に成り済まして、入学を拒否して入れなくなってた!」
夢「じゃあ、本当はこの学校に入れなかったの?」
愛「うん、あの先輩が来るまでは!」
夢「あの先輩って?」
愛「八期先輩!先輩は絶対命令を使って私を居れてくれた!」
夢「ええっ!!!!どうやって?」
明「多分、零が理事長の姪だから、テストの時に覚えてたんじゃなかったかな?」
杏「それでテストの履歴があるのなら、愛ちゃんがテスト受けてた証拠に成るから、本人以外の入学拒否は不適当と言うことで入学を許可させたってことかな?」
愛「うん、大体合ってる!」
夢「何それ?そして2人は何で分かるの?」
明「同じクラスだし!」
杏「これくらいの事なら、Bクラスの生徒達は分かる人多いと思うよ!それに何より八期君は絶対命令を自分の為に使うことはほとんど無いからね!」
明「合ったとしたら、何か嫌なトラウマがあるかだね!」
愛「だから、先輩は私にとって恩人!だから、あの人の歌が好き!ライブが好き!」
杏「うん!そうだよね!」
明「確かに!」
夢「私には分からんわ!絶対命令を使う人だよ!」
明「絶対命令を使う人じゃない!」
杏「絶対命令を使える人だよ!そうでないとただの自己中な権力者なんだから!」
夢「信じられない!」
愛「先輩が私を入れてくれなかったら、こんな学校生活送れるなんて思ってなかった!勿論、皆にも感謝してる!頑張るよ!」
夢「ライブ成功させようね!」
テラス
杏「1、2、3、4!・・・」
愛(そうだ!もう私はこの前の私と違う!)
ネット
『白木愛ライブ開催決定!
場所は大阪ア二パラ!皆来てね!にゃん!』
蜜柑「うわあ!」
桃子「決まったんだ!」
林檎「私、絶対行く!」
生徒会室
零「ねえ、八君!これ見た?」
八期「へー、愛ちゃんがライブね!」
零「行く?」
八期「勿論!偵察でなく1人のファンとして!」
校庭
恵梨香「ダンス良い感じに成ってきたねアイ子!」
愛「そうかな?」
奈々「ええっ、この調子で頑張りましょう!」
蜜柑「あっ、白木さん!」
桃子「練習頑張ってるね!」
林檎「ライブ今週だよね?」
蜜柑「新しい動画見たよ!」
愛「(今の私なら・・・)もし良かったら・・・」
愛「はっ!」←ガラス越しの顔を見る
林檎「白木さん?」
愛「何でもない」
奈々「愛さん!」
上の渡り廊下
零「どうしたんだろうね?」
八期「普通に顔可愛いじゃん!」
町子「自分に自信がないと自分が嫌いに成っちゃうの!」
愛の部屋
愛(私は・・・、私は変われない!)
次の日
エル「練習始める?」
夢「でも愛ちゃんが!」
蓮「来ないでしょ!連絡しても繋がらないんだから!」
恵梨香「何なんですか!?アイ子のライブは明日なんですよ!あんなに頑張って準備したのに!」
蓮「決めるのは愛ちゃんよ!今日はもう解散にしない?」
エル「蓮ちゃん拗ねてる?」
蓮「何で私が!」
エル「明日はモデルのお仕事入れないようにしてたもんね!」
紫「本当は愛ちゃんのライブ楽しみにしてたんじゃない?」
蓮「私はライブの内容に興味が合っただけよ!」
恵梨香「そうなんですか?蓮先輩も可愛いところあるんですね!」
蓮「お黙り!」←恵梨香の頬をつねる
愛「ちょっと行ってくる!」
恵梨香「えっ?明先輩!?」
夢「私も!」
杏「夢ちゃん!」
恵梨香「どこ行くんですか?」
和「愛さんのところだよ!」
紫「まあ、掘っとけないよね」
蓮「結局皆で行くのね!」
奈々「行かないんですか?」
蓮「行くわよ!ほら、杏も早く!」
杏「はい!」
?「杏ちゃん!」
杏「えっ?」
?「これ愛ちゃんに持っていってあげて!」
杏「えっ?」
?「早く!」
杏「分かった!」
角の奥
零「普通に渡せば良いのに!」
八期「どうせあそこは廃部確定だから!最後に良い思い出作ってあげたいんだ!」
愛の部屋
ピーンポーン!
明「アイアイ!居る?」
奈々「明さん、いきなりアイアイはどうかと思います!」
明「あぁ、ごめんごめん、普段この時間はアイアイ1人だって聞いたから」
エル「今、愛ちゃんの声が聞こえた気がするよ!」
恵梨香「ほんとですか?」
明「アイアイ少しだけ良いかな?」
がしゃん、ウィーン!←ドアが開く
夢「お、お邪魔します!」
杏「愛ちゃん?」
愛「ここだよ!」
全員「あっ!」
恵梨香「ええっ!!!!何で段ボール?うっ!」←夢に口を塞がれる
明「アイアイ」
愛「ごめんなさい、勝手に休んで」
明「ほんとだよ、心配したよ!どうしたの?」
愛「自分が恥ずかしくて・・・
私は何も変わってなかった!
昔から楽しいのに怒ってるって思われちゃったり、
仲良くしたいのに誰とも仲良く成れなかった!
今もクラスに友達は居ないよ!
こんな元引きこもりなんて誰も友達になんか成ってくれない!私は何にも役に立たないそんな人間なんだ!」
杏「そんなこと言わないで!」
愛「全部私のせい!何にも、何にも出来ない私のせい!
勿論、それじゃダメだと思って中学で変わろうとしたけど、最初以前!私は要らないから追い出されたんだ!
でも、困ってた時に八期先輩が助けてくれた!私の夢を見付けさせてくれるために!そして明さんに出会えた!楽しいことを教えてくれるために!」
明「アイアイ・・・」
愛「私は正直、皆から嫌われてると思ってた!
だけど、明さんが引っ張ってくれたお陰でスクールアイドルの凄さを知ることが出来た!もう一度変わる努力をしてみようと思った!歌で沢山の人と繋がれるスクールアイドルなら変われるとかもって!」
夢「愛ちゃん・・・」
愛「でも、皆はこんなことでって思うかもしれないけど、どうしても気になっちゃうんだ!
自分の表情がずっとそれで失敗続けてきたから!
『ああダメだ!誤解されるかも』って思ったら胸が痛くてギューって、こんなんじゃ・・・、このままじゃ・・・」
明「アイアイ・・・」
愛「私は皆と繋がることなんて出来ないよ!・・・、ごめんなさい・・・」
夢「ありがとう」
愛「えっ?」
夢「愛ちゃんの気持ちを伝えてくれて!」
明「うん、アッキーもそう思う!」
夢「私、愛ちゃんのライブ見たいな!」
杏「愛ちゃん!愛ちゃんは何にも出来ない役立たずじゃないよ!」
愛「えっ?」
杏「だって、こんなに実績があるのに何が役立たずなの?それに私や皆にだって出来ないことやコンプレックスとかいっぱいあるよ!」
和「そうですよ!愛さんには出来るところ役に立つところいっぱいあるのに!」
愛「そんなの・・・」
紫「頑張りやさんなところとか!」
蓮「諦めないところとか!」
夢「機械に強いし!」
奈々「動物にも優しいですよね」
明「皆どんどん言っちゃってズルいよ!
よ~しアッキーも!」
愛「ちょ、ちょっと」
明「ん?」
愛「恥ずかしい!」
恵梨香「アイ子、ダメなところも武器に変えるのが1人前のアイドルだよ!」
夢「そうだよ!出来ないことは出来ることでカバーすれば良いってね!」
明「一緒に考えてみよう!」
杏「あっ、そうだ!」
全員「ん?」
杏「これ、多分愛ちゃんのファンの人からだと思うんだけど・・・」
夢「手紙?」
杏「読んでみて!」
愛「うん!」←受けとる
愛「えっ?(君の顔は君が思っている以上に可愛いよ!自信を持って!僕が保証する!もし、また君の顔をバカにする奴が居たら余裕で飛ばしてやるから!自分に自信が持てないと言うのなら、君の憧れのキャラクターの真似をすれば良いんじゃないかな?
りな推しの愛ちゃんファンより)
そうか!」
全員「わあ!」
杏「どうしたの?」
愛「りなちゃん!私はあなたに成って良いかな?」←りなの人形を持って
ライブ当日
桃子「結構集まってるね!」
林檎「白木さん昨日休んでたけど大丈夫かな?」
蜜柑「ねえ、あれって!生徒会長じゃない?」
八期「愛ちゃん!頑張れ!」
町子「そんなに好きなんだ!」
希「これでも人生初ライブなんだよ!最初から率先して自分で見に行くライブは!」
グレーテル「俺ら連れてくる意味あるか?」
八期「同じ学校の生徒を応援せずに誰を応援するんだ!」
子「それは一理あるけど・・・」
秀喜「8全員来い!って命令は・・・」
八期「ちゃんとよっぽどの理由がない限り来い!って言ってたよ!」
愛海「つまり、皆よっぽどの理由が無かったのね!」
舞台袖
夢「よしOK!」
スクールアイドル部のメンバー「頑張れ!」
『にゃん!にゃ~ん!』
林檎「あれって!」
八期「おお!まもなくスタートか!」
『初めまして!スリーシスターズ学園スクールアイドル部の白木愛です!今日は今の私に出来る精一杯のライブ!そして皆さんが知ってるかもしれない私の憧れのキャラクターのようなライブを見てもらいたいです!楽しんでくれると嬉しいな!』
八期「楽しむぞ!行け第2のりな!」
芹「うるさい!」
舞台上
愛(うん!大丈夫!あっ!先輩達!えっ?『愛ちゃん頑張れ』分かった!先輩達にも私の歌届けます!)
ライブ後
愛(皆と繋がった!)
八期「イェイ!愛ちゃん!宇宙一可愛いよ」
愛(先輩もあんなに喜んでる!)
金「取り敢えずコイツうるさい!」
八姫・プクー!
零・プクー!
バチバチバチバチ・・・
愛海「ちょっと、八ちゃんに零!焼き餅妬きながら焼き餅焼かないで!」
愛「愛ちゃんボード『にっこりん!』」
八期「にっこりん!イェイ!第2のりな!愛ちゃん最高!愛ちゃん可愛い!アンコール!」
希「無いからね!」
舞台袖
明「あれ八期だよね?」
杏「うん、ここまで声が聞こえてるよ!」
次の日
桃子「おはよう!白木さん!」
林檎「ライブ最高だった!」
蜜柑「近くに居た会長がめちゃくちゃ煩かったけどね!」
林檎「いっぱい感想言いたいんだけど、お昼とか一緒にどうかな?」
3人「ん?」
愛「うん、一緒に食べたい!」←スケッチブックを出して
3人「よし行こう!」
次回スクールアイドル部廃部!?
- Re: レインボーヒロインズ ( No.7 )
- 日時: 2022/12/05 20:41
- 名前: いくちゃん (ID: DTH1JhWe)
第7話・スクールアイドル部廃部!?
6話の放課後
杏「愛ちゃん良かったね!」
夢「もう、最高だったよ!」
愛「ありがとう!」
明「なんか八期も、大勢連れてきてめちゃくちゃ応援してたね!」
奈々「はい、舞台袖まで聞こえるくらい大きかったですね・・・」
恵梨香「奈々子の興奮した声もそんな感じだよ!」
奈々「何ですって!?」
和「まあまあ」
紫「まさか、あの生徒会長がライブに来るなんて!」
蓮「もしかしてここの存在バレてるんじゃない?」
スクールアイドル部「あっ!(喜んでる場合じゃない!)」
トントントン!
スクールアイドル部(来た!)
八期「誰も居ないの?」
スクールアイドル部「・・・」
八期「入るぞ!」
恵梨香「キャアアアア!エッチ!スケベ!人の着替え覗くな!」
八期「何やってるんだ!」
杏「ごめんね、八期君!」
明「エリンギは後で奈々か蓮が絞めとくから!」
恵梨香「どういう事ですか!後エリリンです!」
蓮「何で絞めるのが私と奈々なのよ!」
エル「何の用ですか?」
八期「スクールアイドル部の部室で合ってるな?」
夢「はい、そうですが・・・」
ピラッ
八期「この部を廃部にする!」
スクールアイドル部「ええっ!!!!(そうなる予感はしてたけど・・・、いざ聞くと嫌だ!)」
八期「後付け足し!この部室はアニメ研究部に引き渡すことも決定した!一週間以内に退去命令!絶対!」
恵梨香「何でですか!」
八期「ここの隣が漫画研究部だからだよ!聞いてみりゃ、アニ研分の奴ら揃いも揃って絵が下手だって言うから、隣同士の方が移動距離無いから楽だろ!」
恵梨香「そうじゃなくて、なぜスクールアイドル部が廃部なのかを聞いてるんです!」
八期「アイドル研究部あるだろ!同じ部活なんて要らないよ!」
夢「全然違うよ!」
エル「そうだよ!」
和「あなたの部活って絶対命令ありますよね?」
恵梨香「だから逃げて作ったんですよ!」
奈々「それにこの部はあなた達のようなグループ活動ではなくソロ活動をメインにやってます!ですので、全く違います!」
八期「やり方の問題じゃない!夢の舞台が同じだろ!」
杏「夢の舞台?」
八期「1人だろうと2人だろうとグループだろうと、目指す舞台は同じだろ!小さな舞台ならスーパーなどで野外ライブや音楽系のクラブとか、大きな舞台ならテレビ出演やドームツアーなど!1人もグループも、目指す夢自体は同じじゃねーか!」
杏「確かに、ソロアイドルでも、グループアイドルでも、ドームツアーとかやってるよね?」
恵梨香「でも・・・」
八期「それにそもそも、名前被りしてたら間違える生徒達がいるだろう!名前だけで中身が分かるか!」
夢「それはそうかもしれないけど・・・、何で私達がそっちに?」
八期「古い方が優先されるのは当たり前だ!何であるのに作った!って話だよ!」
夢「でも・・・」
愛「あの・・・」
明「どうしたのアイアイ?」
愛「やっぱり、先輩ここに所属してなかったんですね?」
全員「えっ?」
愛「私、八期先輩を追い掛けて入ったつもりなんですが、どうやら間違えたようで、活動してたらライブやることに成って言うに言えませんでした・・・」
恵梨香「アイ子!?」
和「そうだったんですか?」
八期「ほら、間違えた子居るじゃないか!だから、同じ様な部活作るな!って言ってんだよ!」
蓮「愛ちゃん正気?」
愛「うん」
紫「絶対命令だよ!」
愛「うん、構わない!」
エル「自分の言い分通じないかもしれないんだよ!」
愛「大丈夫!」
夢「あんなことやこんなことをされても文句言えないんだよ!」
愛「先輩はそんなことしないと思う」
恵梨香「何その自信?」
和「そうでなくても雑用ばかり押し付けられたりとか・・・」
愛「大丈夫」
奈々「練習がスパルタかサボり当然の極端な形の可能性も!」
八期「お前らマジでどんなイメージなの?」
愛「きっと大丈夫!」
明「じゃあ、ボード取るように言われても大丈夫?」
愛「えっ?」
明「ちなみに、仮にアイアイが入ったとしてボードは?」
八期「取ってもらうよ!絶対!」
愛「えっ?」
杏「ちなみに、その理由は?」
八期「まあ、個人的な理由だけど・・・」
恵梨香「そんなの認められません!」
和「そうですよ!あなたの都合で愛さんのコンプレックスに水を刺す真似はさせません!」
夢「それよりこの部は絶対潰させないから!」
エル「ねえ、皆!今、生徒会長絶対命令じゃ無かったっけ?」
スクールアイドル部「あっ!」
八期「はい、この部屋から一週間以内に自分達の私物持って立ち退くように!スクールアイドルやるなら、うちに来い!全く!そんなこともわからないのかよ!」
愛「ねえ?何で入らないの?」
夢「だから、さっき言ったようにリーダー絶対命令なの!自分の言い分が通らない可能性が高いの!」
恵梨香「リーダーの命令は絶対なんですから!」
愛「でも、元からアイドル部があるならそこに入るのが筋じゃない?」
和「リーダー絶対命令で、良いんですか?ただでさへ学校も絶対命令なのに?」
愛「私はそれで良い!」
蓮「変わってるわね」
八期「そもそも、こんな部活承認した覚え無いぞ!」
恵梨香「いや、認可されましたよ!あなたよりも偉い人が!」
八期「はあ?」
奈々(私の事でしょうか?)
恵梨香「あなたでなく、生徒会長代理が認めてくれました!生徒会長代理の方が上ならあなたに逆らえる事はありませんよね!」
奈々(ああ、恵梨香さん!違います!仕事柄入れ替えただけで、役職は変わってないので、それに私絶対命令悪用して、むしろ言いなりです!)
八期「誰が、あんな自己中の言うことを聞く!しかもしばらく外出禁止にしてるよ!」
恵梨香「えっ?」
明「生徒会長代理は、ただ仕事入れ替えただけで、上下関係は変わらないよ!」
杏「それに、絶対命令悪用してる人の言うこと聞ける?無理だよ!」
恵梨香「えっ?違うんですか?」
奈々(違います!これ以上言うと私会長に正体バレます!)
杏「ねえ、八期君!」
八期「何?」
杏「似たり寄ったりしてる部活って私達だけ?」
八期「いや、他にも沢山あったよ!ほとんど古い方に統合させてる!」
杏「じゃあ、何で分裂したかって考えられる?」
八期「んー?ミュージシャンとかアイドルとかなら、メンバーの考え方の行き違いとか?」
明「それだよ!私助っ人行ってて、何で分かれてるの?って聞いてら、皆口を揃えて『考え方・やり方が違う』って言うんだ!」
杏「私達も、アイドルと言う道は同じ!だけど、メインがソロ活動とグループ活動では違うよね?」
八期「確かに、グループをメインにすると、全員集まらないと成り立たない、だけどソロは最悪1人で歌うだけでいいか!」
明「極端に言えばね!」
杏「だから、私達の活動考え直してくれないかな?」
八期「分かった!他の部活にも1回聞いてみる!」
杏「ありがとう!」
明「本当、話が分かるね!」
杏・明以外(凄い!絶対命令なのに、説得しちゃった!)
八期「ただし、スクールアイドル部を廃部にする前提で話を進める!他の部活も新しい方を廃部にする前提!」
恵梨香「ちょっと、ちょっと!」
夢「それじゃ、意味ないじゃん!」
杏「分かった!それで良いよ!」
和「良いんですか?!」
明「部は失くなっても、新しい形で活動して良いって事でしょ?」
杏・明以外(えっ?)
八期「その通り!他に何か案が合ったら教えて欲しい!ってか教えてください!」
明「もちろん!分かってるよ!」
杏「良いお返事待ってるね!」
八期「うん!あまり期待はしないで!」
杏・明以外←あんぐり
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