二次創作小説(新・総合)

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レインボーヒロインズ
日時: 2024/09/21 00:02
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

どうも!いくちゃんです!
今回も更なるナンバーズスピンオフ作品!
レインボーヒロインズを投稿したいと思います。
モチーフはラブライブ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会です!

この作品も『少年教師有』と共にナンバーズ8と平行でお話が進みます!
ですので、『ナンバーズ8』のキャラクターがこの作品に、
『レインボーヒロインズ』のキャラクターが『ナンバーズ8』にも出てきます!
さあ、果たしてどんなお話に成るのか?
主要人物だけ載せておきます!

スクールアイドル同好会
桃・夢原杏ゆめはらあん

黄・中洲恵梨香なかすえりか

水・桜木和さくらぎのどか

紫・倉木紫くらきゆかり

赤・矢塚奈々やづかなな

緑・エル・グリーン ※スイス人

白・白木愛しらきあい

銀・モナ・スカーレット ※アメリカ人

マネージャー・高橋夢たかはしゆめ

アイドル育成愛好会
桜・ワン美麗メイリン ※中国人

深緑・三葉主みつばつかさ

青・綾瀬蓮あやせれん

橙・完道明ししじあきら

青・倉木青香くらきはるか

赤・絢川赤音あやかわあかね

黄・立花黄花たちばなおうか

桃・矢口桃夏やぐちとうか

橙・ミカ・オレンジ

藍・黒川藍香くろかわあいか

紫・宮本紫子みやもとゆかりこ

水・リー水美みなみ

緑・瀬川緑せがわみどり

白桃・夢原亜利紗ゆめはらありさ

橙・山口朝やまぐちあさ

紅・紅城結菜あかぎゆうな

作曲家・モナ・スカーレット

※変動する可能性あり

Re: レインボーヒロインズ ( No.63 )
日時: 2024/05/13 22:06
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

第63話・明の提案!ソロライブトーナメント!
とある教室

夢「なんか、明ちゃんにここに同好会のメンバーに集まって欲しいって言われたけど・・・」

エル「もしかして同好会に戻りたいって話かな?」

紫「和ちゃんの件もあるし、あり得ない話ではないよね!それなら私は大歓迎だよ!」

奈々「はい!その時は心から歓迎しましょう!恵梨香さん!」

恵梨香「何でエリリンだけ?」

愛「1番拒否しそうだから!」

恵梨香「あい子もそうでしょう!」

愛「私は明さんが本気で帰って来てくれるなら心から歓迎する!」

杏「多分、それはないかな?」

夢「どうして?」

杏「私、明ちゃんに毎日直接聞いてるから!その度に『まだ抜けられない』って言ってるの!」

奈々「『まだ抜けられない』って事は同好会に戻る意思はあるんですね!」

和「だけど、何らかの事情があって、愛好会を辞められないってことですね!」

恵梨香「戻りたいならすぐ戻れば良いのに!」

杏「色々事情があるんだよ!それまで明ちゃんを信じよう!」

愛「私は信じてるよ!」

ガラガラ

美麗「あら?あなた達も呼ばれてたの?」

恵梨香「王美麗!」

ササッ!←杏の後ろに隠れる愛

美麗「私の話をしてたってことは、皆やっと愛好会に来たくなったの!」

恵梨香「誰が行きますか!」

杏「お断りします!」

愛ちゃんボード『絶対嫌だ!😡』

美麗「照れなくて良いのよ!」

恵梨香「照れてない!」

愛ちゃんボード『眼科か脳外科に行け!』

美麗「もう、愛ったらツンデレさんね!」

モナ「どこがだよ!本当に1回眼科か脳外科行ってこい!」

美麗「何よ!モナ!一体いつになったら帰ってくるの?お陰で私は夜しか寝てないのよ!」

モナ「十分寝てるじゃないか!」

美麗「お願い!戻ってきて!なにか不満なら直すから!設備とか!」

モナ「まず、お前のその性格を直せ!」

美麗「私のどこが悪いのよ!直すとろなんて無いわ!」

恵梨香「わがまま!」

杏「自己中!」

愛「お金で解決しようとする権力者!」

美麗「モナ!杏や愛が私の悪口言ってくる!何とかして!」

モナ「こんなの大きなベイビーじゃないか!離れろ!」

明「おっ、皆集まってるね!」

夢「明ちゃん!」

和「急に私達を集めてどうしたんですか?」

明「夏休みに同好会と愛好会の校内合同イベントしない?」

全員「校内合同イベント?」

杏「具体的には何をするの?」

明「同好会vs愛好会のソロライブトーナメントを行おうと思ってるけど?どうかな?
  1vs1でライブを行い、校内投票で勝った方が上に進める勝ち上がり方式!」

愛「トーナメントで1位を決める・・・?」

明「あたし、誰が1番、ライブパフォーマンスでファンの気持ちを掴めるかの勝負がしたいんだ!」

奈々「面白そうですね!」

蓮「各々やってみる価値はあるわよね!」

和「自分の実力を試せるのは良い機会です!」

エル「明ちゃん!それ普通のライブじゃダメなの?」

明「私ってね、性格は負けず嫌いではあるんだけどさ、根本はやっぱり皆と一緒に楽しみたいんだよ!ライブを!じゃあ、同好会と愛好会が一緒に楽しめるにはどうすれば良いのかな?って思って、お互いソロをやってるならいっそソロライブ対決した方が、やってる私達も見てるお客さん達も楽しめるかなって!」

奈々「はい!推しを応援しながら見るのはさいこうですよ!まるで高校野球みたいです!」

恵梨香「なな子の何かに火が着いた!」

奈々「勝負事と言うなら絶対勝ちますよ!負けたくありません!」

恵梨香「当たり前ですよ!私達同好会が真のソロライブの力を見せてあげますから!愛好会なんか根本から壊してやるんですからね!」

明「そうそう!そう言う闘志だよ!奈々っちもエリンギも燃えてるね!」

恵梨香「エリリンです!」

愛好会部室
美麗「素晴らしいアイデアね、明!あのイベントなら誰が1番ファンの支持を得ているのか分かりやすいし、皆のパフォーマンスを見れるから良いわね!」

明「へへ、なら良かった!皆と一緒に楽しみたいのが私のポリシーだから!」

蓮「自分の今の力を、同好会の皆に見て貰えるのは良いわね!これで愛好会が凄いって証明させましょう!」

美麗「そうね!明!そのイベント全面協力させて貰うわ!あの日アタシを魅了した同好会の皆と歌えるなんて最高よ!とっても楽しみね!」

主「後は、同好会の皆さん次第ですが、出てくれるでしょうか?」

屋上
夢「明ちゃんが企画したイベントだけど、皆どうする?」

奈々「私は勿論出ますよ!今の自分の実力を皆さんに見せたいですし!それに明さんからの挑戦状受けて立ちます!」

恵梨香「エリリンだって、これ以上愛好会に苔にされたくなんかありません!美麗を倒して『愛好会よりも同好会の方が凄いんだぞ!』って言う姿を皆さんに見せ付けてやりますよ!」

和「私も参加してみたいです!唯一の同好会と愛好会を渡り歩いた部員ですから!愛好会で学んだこと、そして同好会で学んだことを取り入れて新たな桜木和を皆さんに見せ付けます!」

愛「モナちゃんはどうする?」

モナ「僕はまだ駆け出しの段階だぞ!勝てるわけ無いよ!だから見学しておくよ!」

夢「エルさん、紫さん、杏は?」

エル「私は、不参加かな?」

愛「どうして?エルさんのパフォーマンスは母性溢れて心がふわふわな気持ちになるのに!」

恵梨香「そうですよ!一緒に愛好会をメッタメタにしてやりましょうよ!」

エル「ごめん、今の状況を考えると美麗ちゃん基準に成りつつあると思うんだよ!」

紫「紫ちゃんもそう思う!」

エル「そうなると、愛好会のライブと言うものに共有出来ない分、自分の思うようなライブしても、結果が伴わないと思うんだよね!」

紫「紫ちゃんも!と言うか、勝負事事態好きじゃないし・・・」

夢「杏も?」

杏「うん!私勝負事嫌いと言うか、この学校の生徒達が審査員となると、誰も信じられない!自分が完璧だと思っても、誰も自分を評価してくれないって言うのが嫌だから、そもそもやりたくない!」

夢「まあ、中途半端な気持ちでやるのもあれだよね?愛ちゃんは?」

愛「本当は亡き物にしたいけど、そんなこと出来ないからライブで復讐する!」

全員『愛ちゃんが燃えてる・・・』

夢「じゃあ、同好会から出場するのは恵梨香ちゃん、和ちゃん、奈々ちゃん、愛ちゃんで良いかな?」

4人「OK!」

恵梨香「でも、エリリンは全員で全面戦争したかったな!」

奈々「それは・・・、ありましたけど・・・」←全面戦争の火種

紫「その分、裏方でお手伝いするから!応援もしてるよ!」

エル「そうだね、今回私達はサポート頑張るよ!」

杏「私も出来ることなら何でもするから、遠慮なくいってね!」

夢「3人ともサポートかって出てくれてありがとう!凄く助かるよ!」

恵梨香「あっ、その前に1つ良いですか?」

夢「どうしたの?恵梨香ちゃん!」

恵梨香「勿論エリリンは愛好会をメッタメタに倒したいのですが、なな子!」

奈々「はい!?」

恵梨香「トーナメントは個人戦ですから、なな子にだって負けないんだから!覚悟しておいてね!」

奈々「その言葉そっくりそのまま返します!恵梨香さんにいつ当たろうと受けて立ちますよ!全力で掛かってきて下さい!」

明の部屋

ピコン!

明「ええっと、同好会からの出場者は恵梨香と和っちと奈々っちとアイアイの4人か!全員でやりたかったな!いやいや、4人がエントリーしてくれるだけでもありがたいこと!付き合ってくれる相手が居ないと試合なんて出来ないんだから!リスペクト、リスペクト!
  よ~し、最高のイベントにするぞ!
  (まあ、納得の行くもの作らないと八期が暴れるんだけどね・・・、大丈夫かな?今の生徒会長は奈々っちだけど・・・)」

トーナメント一週間前

杏「は~い!今日は来週行われる同好会vs愛好会のソロライブトーナメントの組み合わせ抽選会を公開で行うよ!」

紫「トーナメント表は左から①~⑧まで合って、くじにも1から8の数字が書いてあるから引いた数字がその位置だよ!勿論、奇数が先攻、偶数が後攻!以降はトーナメントの左側の人が先攻、右側の人が後攻だよ!」

杏「今回エントリーしてくれたのは、
  スクールアイドル同好会から・・・
  中洲恵梨香ちゃん
  桜木和ちゃん
  矢塚奈々ちゃん
  白木愛ちゃん
  アイドル育成同好会から・・・
  絢瀬蓮さん
  完道明ちゃん
  王美麗ちゃん
  三葉主さん
  各々4人ずつがエントリーしております!」

エル「それでは、皆さん!くじを引く前におまじないとしてこちらを唱えてください!」

和「えっ?」

美麗「なによこれは!?」

愛「八期お義兄さん達がやってるくじ引き前のくじ引き!験担ぎに使ってるんだよ!」

蓮「これを叫ぶの?」

奈々「験担ぎには良いんじゃないですか?」

明「やろう!やろう!」

杏「じゃあ、行くよ!モナちゃんも参加してね!」

モナ「僕もかい?」

エル「杏ちゃんが1・2!
   私が3・4!
   紫ちゃんが5・6!
   モナちゃんが7・8!
   を担当してね!」

杏「さあ、皆決まったかな?」

8人「OK!」

杏「せ~の!1・2が出れば?」

8人「先手必勝!」

エル「3・4が出れば?」

8人「棚からぼた餅!」

紫「5・6が出れば?」

8人「瓢箪から駒!」

モナ「7・8出れば?」

8人「残り物には福がある!」

杏「いっせーのーで!」

ピュン!

愛「あっ、私1番!」

明「2番は私か!」

奈々「3番は私です!」

主「4番ですか!」

恵梨香「5番を引きました!」

蓮「6番は私よ!」

和「7番です!」

美麗「フフフ、やっぱり残り物には福があるはね!」

杏「と言うわけで対戦カードはこうなりました!」

1回戦
第一試合
同好会・白木愛
愛好会・完道明

第二試合
同好会・矢塚奈々
愛好会・三葉主

第三試合
同好会・中洲恵梨香
愛好会・絢瀬蓮

第四試合
同好会・桜木和
愛好会・王美麗

紫「それでは各選手の意気込みを聞いてみましょう!」

愛「愛好会を潰したい!」

紫「ぶっちゃけたね!明ちゃんは?」

明「兎に角楽しむこと!だけど、負けたくはない!」

紫「続いて、奈々ちゃん!」

奈々「自分を信じてやっていくだけです!」

紫「対戦相手の主さん!」

主「愛好会が同好会より優れてることを証明して見せます!」

紫「続いて恵梨香ちゃん!」

恵梨香「愛好会だとか同好会だとかどうでも良い!兎に角私が目指すのは優勝しか狙ってません!」

紫「対する蓮ちゃんは?」

蓮「私だって、愛好会入って遊んでた訳じゃないのよ!親友に距離置かれてるから、『愛好会は凄いのよ!』ってことを証明してあげるわ!」

紫「和ちゃんは?」

和「美麗さんは私にとって師匠みたいな人です!越えられない壁かもしれませんが、師匠に認められるくらいには善戦したいです!」

紫「美麗ちゃん!」

美麗「誰だろうと正々堂々と受けて立つわよ!勿論優勝するのはこの私に決まってるけどね!」

エル「さあ、物凄く火花が散っておりますが、第一回ソロライブトーナメントを勝ち抜くのは一体誰なんでしょうか?それは来週お目にかかりましょう!」

次回、ソロライブトーナメント1回戦開幕!

Re: レインボーヒロインズ ( No.64 )
日時: 2024/05/14 22:31
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

美麗「もう、良いスタッフ呼べば、もっと華やかに成ったのに!」

主「そんな本格的にする必要はありませんよ!」

明「そうだよ!あくまで学校でやる大会なんだから!」

夢「皆!沢山人が集まってるよ!」

蓮「そもそも、八期をよく説得したわね?」

奈々「お手並み拝見と言うことで!見てから決めるそうです!」

明「つまり、結果次第では今後開催したくないと?」

恵梨香「あの先輩としては、あい子が優勝しないと納得しないんじゃないですか?」

杏「そうでもないよ!私やエルさん明ちゃんで悩むし、奈々ちゃんや恵梨香ちゃんに和ちゃんについても高評価が多いよ!」

零「曲と内容と投票の割れ具合ね!大差になると、評価によっては怒るから!僅差か、納得できる争いでないと文句言われるね!ただトーナメントになると最後まで分からないかも?」

美麗「フン!だったら八期に文句を言わせないパフォーマンスをすれば良いだけよ!」

エル「皆、そろそろ始まるよ!」

第64話・開幕!ソロライブトーナメント(1回戦)

杏・紫・エル「第1回・ソロライブトーナメント!」

パチパチパチパチ・・・

杏「さあ、始まりました!スリーシスターズ学園、校内イベント!」

紫「スクールアイドル同好会vsアイドル育成愛好会による部活対抗でもあり、個人戦でもあるソロライブトーナメント!」

エル「さあ、第1回大会の優勝と言う栄光を手にするのは一体誰なのでしょうか?司会進行は?」

杏「スクールアイドル同好会の夢原杏と・・・」

紫「同じくスクールアイドル同好会の倉木紫ちゃんと・・・」

エル「同じくスクールアイドル同好会のエル・グリーンの3人でお送りします!」

杏「ルールは1人1曲1フレーズずつ披露して貰い、2人が歌い終わった後良かった方に投票して貰い、投票数の割合が多い方の勝ちです!」

紫「投票は皆さんのお手元にある赤と青のボタンのどちらかを押して下さい!」

エル「先攻が赤、後攻が青です!」

舞台裏
愛「トップバッターか!」

明「いよいよ始まるね!」

愛「いくら大好きな明さんでも負けないよ!」

明「勿論、それはこっちの台詞だよ!」

愛「私のボードライブの全力を出す!」

明「だったら、私は愛好会の時のCDじゃなくて同好会の時使ってたCDで勝負するよ!」

恵梨香「えっ?」

奈々「その心は?」

明「愛好会主流の評価で行っちゃったら、八期が怒ると思うんだよね!だったら八期が真の私を知ってるこの曲で勝負すれば、勝とうが負けようが納得してくれる筈!」

モナ「愛!」

愛「モナちゃん!」

モナ「愛なら良いライブが出来る!僕は信じてるから!明なんて倒しちゃって!」

明「ちょっと!元々愛好会だったのに!」

モナ「今は同好会の一員さ!僕は同好会の人間だから同好会を応援する!」

美麗「何でよ!愛好会も応援しなさいよ!ってか、何で楽曲提供してくれなかったのよ!」

モナ「敵にソルトを送りたくなかったからね!」

八期「愛ちゃん!兎に角楽しもう勝負は二の次!考えたら負けだよ!」

ステージ
杏「それでは1回戦第一試合先攻・スクールアイドル同好会の白木愛さん!お願いします!」

愛「分かった!お義兄ちゃん!私楽しんでくるね!」

八期「ああ、頑張って!全力で・・・」

八期・愛「楽しむ!」

八期「よし、行ってらっしゃい!」

愛「行ってきます!」

愛のライブ後

紫「は~い白木愛ちゃんありがとうございました!続いては後攻・アイドル育成愛好会の完道明ちゃんだよ!」

明「私も全力で楽しんでくる!ああ、そうだ!八期私にもアイアイと同じ掛け声やってよ!」

恵梨香「裏切り者の癖に!今は敵なんですよ!何言ってるんですか!」

八期「明ちゃんなら良いよ!」

奈々「どういう意味ですか!?」

八期「全力で!」

明「楽しむ!」

八期「行ってらっしゃい!楽しいライブ期待してるから!」

明「行ってきます!皆を楽しませてくるよ!」

結果

愛「ううっ、負けたけど悔い無し!」

八期「やっぱり明ちゃんのライブは楽しいからな!」

明「それでも僅差だったよ!2、30票くらいの差だよ!」

エル「続いては、1回戦第二試合中等部生徒会長vs高等部生徒会長と言う生徒会長対決です!」

奈々「エルさん!内緒です!」

エル「えっ?」

ああだこうだで矢塚奈々が草薺と一部にバレた、
ほんの一部!

舞台裏
主「まさか、あなたが中等部の生徒会長だったとは・・・」

奈々「まあ、生徒会長対決でやらせて貰いましょう!」

八期「ある意味泥試合だな!」

主「何ですって!」

奈々「私は反省してますから!って言うか、ライブと生徒会長の素質は今関係ありません!」

八期「まあ、お前のライブは良いものだと思ってるから、頑張れよ!」

奈々「先輩!ありがとうございます!」

主「何?あんた同好会の味方なの?」

八期「当然、でも投票は行ってないぞ!愛好会なんて良い奴居ねーよ!」

主「何ですって!」

八期「見ててもつまんないし!性格悪いし!」

主「私があんたのそのひねくれた態度を私のライブで変えてやるんだから!」

八期「出来るもんならやってみろ!」

零「ちょっとやそっとじゃ曲がらないよ!」

杏「続きまして、1回戦第二試合先攻・スクールアイドル同好会から矢塚奈々ちゃんお願いします!」

八期「薺!」

奈々「今は奈々ですよ!」

八期「全力で!」

奈々「楽しむ!分かりました!楽しんで行きますよ!」

八期「よし、行ってこい!」

芹「あの子も八期の色に染まってきたわね!」

八期「最初会った時よりは丸くなったな!」

奈々のライブ後

紫「奈々ちゃんありがとうございました!続いては後攻・アイドル育成愛好会の三葉主さんお願いします!」

美麗「主!負けるんじゃないわよ!」

主「分かってます!あんな中坊に負けません!」

結果
八期「薺ナイス!」

奈々「だから奈々ですって!」

主「ま、負けた!」

美麗「何やってるのよ!」

モナ「しかも超大差!だっさー!」

主「何ですって!」

美麗「まだ1勝1敗よ!あなたの雪辱は私が晴らすから!」

エル「続いては可愛さが売りの恵梨香ちゃんとセクシーさが売りの蓮ちゃんの対決です!」

舞台裏
恵梨香「絶対負けませんからね!」

蓮「こっちだって負けないんだから!」

愛「お義兄ちゃん評価だと、8位と9位の泥試合!」

恵梨香「八期先輩で言わないでよ!」

蓮「そうよ!私達これでも同好会の時は奈々についで2位と3位争ってたレベルの高い争いだったのよ!」

美麗「そうよ!だからこそ私は奈々のエース級の輝きと恵梨香の可愛さと才能が欲しいのよ!」

八期「才能は認めてもどこが可愛いんだ?可愛さはうちの義妹いもうとの愛ちゃんが千倍も万倍も可愛いよ!」

和「白雪姫ですか!」

零「恵梨香ちゃんの才能は褒めてるんだね!」

八期「まあね、見た目と性格はあれだけどライブの時はもう別人だね!」

恵梨香「そ、そうですか?照れますね・・・」

八期「ただ、『可愛い』と言うところは分かんないが!」

恵梨香「何でですか!」

八期「ひた向きに頑張ってる努力家って所は凄いって思ってる!」

恵梨香「まあ、ありがとうございます!」

奈々「それが勉強に向いてくれれば完璧なんですけどね!」

恵梨香「なな子はお母さんなの!」

和「奈々さんの言ってることが正しいんですけどね!」

蓮「ねえ?私への評価は?」

八期「特にありません!」

蓮「何でよ!」

八期「印象薄すぎて、愛好会にずっと居た人ですか?」

蓮「去年は同好会に居たわよ!」

希「低い曲は好みじゃないからな、サビで盛り上がるかどうかで好き嫌いが分かれるんだよね!」

愛「そうなんだ!」

杏「続きまして、1回戦第三試合先攻・スクールアイドル同好会から中洲恵梨香ちゃんです!」

舞台裏
奈々「恵梨香さんもやったらどうですか?」

恵梨香「ええっ!あの掛け声やるの?」

愛「プレッシャーが和らぐよ!」

奈々「先輩お願いします!」

八期「恵梨香ちゃん、全力で!」

恵梨香「楽しむ!」

八期「よし、行ってらっしゃい!」

恵梨香「行ってきますよ!やってやります!」

恵梨香のライブ後

紫「恵梨香ちゃんありがとうございました!続いては後攻・アイドル育成愛好会から絢瀬蓮ちゃんお願いします!」

美麗「蓮!恵梨香をこっちに連れてくるつもりでやりなさい!」

蓮「分かってるわ!愛好会で学んだことを無駄にはしないわよ!」

結果
恵梨香「やったー!やったー!勝ちましたよ!蓮先輩に勝ちましたよ!」

夢「恵梨香ちゃんおめでとう!」

恵梨香「先輩見てました?」

夢「ごめん、トイレ行ってた!」

恵梨香「何で肝心な時に!」

夢「お腹痛くなっちゃって・・・」

恵梨香「もう!」

奈々「先輩の掛け声どうでした?力に成りましたよね?」

恵梨香「先輩って?」

愛「八期義兄さんに決まってる!誰と音頭取ってたの?」

恵梨香「名前出して下さいよ!先輩何人居ると思ってるんですか!」

奈々「それで八期会長との掛け合いは?」

恵梨香「そうですね、『全力で楽しむ』事だけを考えてライブしてたら、本当にライブが楽しくてミス無くこなせましたね!」

奈々「私も勝ちに行くことを捨てて、ライブを楽しむ事だけを考えてたら、勝負の事とかどうでも良くなってきました!」

愛「私も力に成った!負けたのはきっと心のどこかで美麗さんを倒したい気持ちが出てしまったからだと思う!」

美麗「蓮!貴方らしくないわよ!何よあの大差は!あなたは愛好会で何を学んできたのよ?」

主「美麗!そんな責めなくたって良いじゃないですか!」

蓮「ううっ、ううっ・・・」←涙を流してる

明「蓮?一旦控え室で休む?悔しいと思うけど、まずは静かな場所で落ち着こう!」

エル「さあ、続いては1回戦最後の第四試合!師弟対決です!」

舞台裏
和「美麗さん!私はあなたに宣戦布告します!」

美麗「その挑戦状、受けて立つわ!」

和「師弟対決は、師に勝つことこそが恩返しと勝負事では決まっています!ですから私はあなたに恩返しをしたいと思います!」

美麗「むしろ、私は恩なんか要らないわ!あなたがもう一度愛好会に戻ってきて欲しい!願うのはそれだけよ!」

モナ「フーン、僕はそっちのけか?」

美麗「も、勿論!モナにも戻ってきて欲しいわよ!」

恵梨香「のど子もあれやっときなよ!」

和「あれって?」

愛「プレッシャーが和らぐよ!」

奈々「先輩との掛け声です!」

杏「続きまして、1回戦最後の対決!第四試合!先攻・スクールアイドル同好会から桜木和ちゃんお願いします!」

舞台裏
美麗「フン、何が『全力で楽しむ』よ!完璧なパフォーマンスをしないとこんな勝負勝てないのよ!楽しむ暇なんて無いわ!」

主「そうです!ライブは遊びなんかじゃありません!あなたはそんな人達と一緒に居ても良くなりませんよ!今すぐにでも愛好会に戻るべきです!」

恵梨香『のど子・・・』

和「いえ、私は私自身が信じた道を進みます!それにライブを心から楽しまないと、部活動なんてストレスにしか成りませんし!八期先輩!私にもお願いします!」

八期「OK!全力で!」

和「楽しむ!」

八期「行ってらっしゃい!」

和「行ってきます!」

和のライブ後

紫「和ちゃんありがとうございました!さあ、最後は後攻・アイドル育成愛好会から王美麗ちゃんです!」

美麗「松本八期!あなたが驚愕する程の真のライブと言うものを私が見せてあげるわよ!瞬き厳禁なんだから!」

結果

美麗「まあ、まずまずね!勝っただけマシよ!」

八期「和ちゃん健闘したんだけどね・・・」

和「やっぱり師匠の壁は高いんですよ!恵梨香さん、奈々さん!後は頼みましたよ!」

恵梨香「勿論だよ!」

奈々「何なら恵梨香さん!」

恵梨香「何?」

奈々「決勝で会いましょう!」

恵梨香「勿論です!2人で愛好会倒して、決勝戦を行いましょう!」

次回・準決勝&決勝!

Re: レインボーヒロインズ ( No.65 )
日時: 2024/05/15 22:30
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

準決勝
第一試合
先攻・完道明
後攻・矢塚奈々

第二試合
先攻・中洲恵梨香
後攻・王美麗

エル「さあ、昼食休憩の後は準決勝だよ!皆最後まで楽しんでね!」

第65話・ソロライブトーナメント(準決勝&決勝)

杏「さあ、ここからトーナメントは佳境を迎える後半戦!誰が優勝するのか見逃せないね!」

紫「皆!最後まで見ていってね!」

舞台裏
明「さあ、奈々っち!真剣勝負だよ!」

奈々「勿論です!」

明「だから、この回は愛好会で渡された曲で勝負するよ!」

奈々「ほう、その心は?」

明「奈々っちに勝つには変則的に行かないと真っ向勝負じゃ勝てないと思うから!」

奈々「そうですか!何で来ようと私は受けて立ちます!」

明『本音は、今のままだと負けるのは目に見えてるから、愛好会の曲で負けた方が八期も納得すると思うし・・・』

ステージ
杏「準決勝第一試合先攻・アイドル育成愛好会から完道明ちゃんです!」

舞台裏
明「八期、ここも良いかな?」

八期「良いよ!全力で!」

明「楽しむ!行ってくるよ!」

明のライブ後

紫「明ちゃんありがとう!次は後攻・アイドル研究部の矢塚奈々ちゃんです!」

舞台裏
奈々「先輩!お願いします!」

八期「OK!全力で!」

奈々「楽しむ!行ってきます!」

ライブ後

明「奈々っち、本当におめでとう!完敗だよ!」

奈々「いえいえ、明さんも凄かったですよ!」

明「メチャクチャ大差付いてたよ!奈々っちが凄かった証拠だよ!同好会もまだまだ捨てたものじゃないってことだよ!」

美麗「明!」

明「あっ、美麗!どうしたの?」

美麗「どうしたの?じゃないわよ!素晴らしい楽曲に素晴らしいレッスンも付けていたのに、何で同好会に負けたのよ!」

明「これが奈々っちの実力なんだよ!私だって全力でやったよ!それで負けたのなら私の力不足だよ!」

主「その割には、白木さん相手には同好会で使ってた曲で勝ってましたよね?そして、今回は愛好会の曲!」

美麗「愛好会を否定する気!」

明「否定する気は無いよ!ただ私が同好会と愛好会を共にやってどっちが自分に向いてるか試したかっただけだよ!」

美麗「嘘付かないで、同好会の曲と愛好会の曲の時の投票が大きく差があるじゃない!本気でやってるように見えないわ!」

ステージ
エル「次は、決勝後1枠が決まる準決勝第二試合だよ!」

舞台裏
主「美麗、次はあなたですからここは落ち着きましょう!」

美麗「ちゃんと私のライブを目に焼き付けるのよ!」

ステージ
杏「準決勝第二試合先攻・中洲恵梨香ちゃんです!」

舞台裏
恵梨香「八期先輩!験担ぎお願いします!」

八期「勿論分かってるよ!」

愛「恵梨香ちゃんも音頭気に入ったようだね!」

和「頑張って下さい!」

八期「全力で!」

恵梨香「楽しむ!」

八期「行ってこい!」

恵梨香「打倒!愛好会!打倒王美麗!」

同好会『あっ!フラグだ!』

恵梨香のライブ後

紫「恵梨香ちゃんありがとう!続いては後攻・アイドル育成愛好会から王美麗ちゃんです!」

舞台裏
美麗「それで八期、さっきの私のライブはどうだった?」

八期「何も感じなかった!」

零「途中あくびしてたよ!」

希「眠そうにしてた!」

美麗「何ですって!」

主「失礼な人ですね!」

八期「だって、本当につまんないだもん!お前のライブの何が良いんだか?」

美麗「今度こそ本当の、あんたを虜にするライブをしてやるんだから!」

藍加「美麗!ぶちかまして!」

美麗「勿論よ!行ってくるわ!」

結果
恵梨香「何でなんですか?!悔しい!」

八期「意味がわからん!アイツの何が良いんだか!」

美麗「これが私の実力なのよ!私に勝とうなど百万年早いわ!」

八期「絶対、うちの生徒達の耳腐ってるか、頭おかしいかサクラでも投入してるんだよ!」

主「そんなインチキしませんよ!」

美麗「ちゃんと正々堂々とやってるわ!」

主「美麗のパフォーマンスが皆さんにも届いたから評価されてるんです!」

ステージ
エル「さあ、いよいよ決勝戦!20分の休憩が終わった後始まります!」

全員「は~い!」

紫「それまでにお手洗いは早めに済ませておいてね!」

全員「は~い!」

20分後

杏「さあ、夏休みの特別企画!校内イベント!第1回ソロライブトーナメントも残すところ決勝戦ただ1試合だけを残すことに成りました!」

紫「決勝に進んだのは、愛好会メンバーを倒してきた同好会のエース!矢塚奈々ちゃんと同好会のメンバーを倒してきた自称パーフェクトヒューマン!王美麗ちゃん!」

奈々「よろしくお願いします!」

美麗「ちょっと!誰が自称パーフェクトヒューマンよ!自他共に認めるパーフェクトヒューマンよ!」

八期「どこがだ?」

エル「いよいよ泣いても笑っても最後の対決です!ライブ開始までもうしばらくお待ちください!」

舞台裏
美麗「ちょっと!何で私が自称パーフェクトヒューマンなのよ!おかしいんじゃない?」

八期「おかしくねーよ!お前は全然完璧じゃない!本当に完璧なのは明ちゃんか愛海ちゃんの2人だけだよ!」

愛海「あっ、ありがとう!でも私が完璧ってのは・・・」

明「私、当たり前の事を当たり前にしかやってないから!」

美麗「ほら、2人は完璧じゃないって!」

八期「真の完璧超人は周りに自慢なんかしないよ!謙遜するのさ!その時点で美麗!お前は完璧超人なんかじゃない!ただの完璧超人を名乗るナルシストなだけだよ!」

美麗「クー!見てなさいよ!」

八期「薺、兎に角落ち着け!周りの雑音なんか無視!お前のやりたいようにやれ!」

奈々「勿論です!落ち着いてライブを楽しむ事だけ考えてやります!」

ステージ
杏「それでは決勝戦!先攻・スクールアイドル同好会、矢塚奈々ちゃんお願いします!」

舞台裏
奈々「先輩、一緒にお願いします!」

八期「何なら2年生全員集まって!」

愛「念を込めよう!」

恵梨香「私の分もお願いします!」

和「奈々さんに全てを掛けて!」

八期「全力で!」

2年生「楽しむ!」

奈々のライブ後・・・

紫「奈々ちゃんありがとうございました!さあ、最後は後攻・アイドル育成愛好会から王美麗ちゃんです!」

舞台裏
奈々「最後まで全力を尽くしました!」

八期「ああ、最高のライブだったよ!」

美麗「私がそれを越えて見せるわ!」

主「美麗、絶対勝ってくださいね!」

美麗「私の勝負に『負け』の2文字は無いのよ!」

結果
夢「皆!よく頑張ったよ!」

恵梨香「でも、負けたんですよ!意味ないじゃないですか!」

奈々「何とか、僅差には成りましたが、美麗さんの壁は高かった!それだけです!」

八期「何でだよ!結果はどう見たって薺が勝って当然だっただろう!ってかそもそも恵梨香ちゃんの所で美麗終わってただろう!アイツ等は一体何を見てるんだよ!」

明「八期、落ち着いて!」

主「それはこっちの台詞です!あなたは一体美麗や私達の何を見てるんですか?!」

美麗「結果は出たでしょ!これが愛好会と私の実力なの!それを皆が分かってくれた証拠よ!」

八期「性格は悪い癖に!」

主「ライブと普段の性格を一緒にしないで下さい!」

美麗「ちょっと待って!それだと私の性格が普段から悪いみたいに成ってるじゃない!」

モナ「事実だろう!」

美麗「モナ!」

杏「兎に角、一旦離れよう!」

美麗「機会があったらまたやりましょう!まあ、次も私が勝っちゃうけどね!」

八期「2度とやるもんか!」

奈々「先輩!」

同好会部室
恵梨香「やっぱり、何か納得が行きません!」

理珠「ですが、不正があるわけではありませんでした!」

八期「どうせ、どこかの団体で、美麗が出たら、何も聞かずに美麗に入れようとか言ってたんだろう!だから嫌なんだよ!」

杏「それが合ったかは分からないけど・・・」

町子「1つの可能性をあげるなら、『監視員による妨害』と言うブランクが1つの一因かもしれない!」

紫「たしか、3ヶ月位妨害受けてたよね?」

和「はい、そのくらいですね!」

恵梨香「だったら出来レースじゃないですか!」

夢「でもそれが本当にそうだったら、皆1回戦で負けてない?向こうは完全に勝ちに行く布陣だったし・・・」

愛「でも、美麗さんが出た時の投票の割れ方があまりにも極端!こんなの普通あり得ない!」

紫「良い勝負だったのは奈々ちゃんくらいだったもんね!」

町子「じゃあ聞くけど、今回の勝負をしてみて、愛好会に行きたいと思った人はこの中に居る?」

全員・シーン!

杏「絶対無理!」

エル「私も合わないと思う!」

愛「絶対行きたくない!」

紫「いくら青香ちゃんがいるからと言って、そんな理由で行くのは違う!」

恵梨香「私は卒業するまで同好会です!」

奈々「むしろ、私は愛好会の人より上に行きたい気持ちは高くなりました!同好会のメンバーとして愛好会に挑みたいです!」

和「私も愛好会に戻るつもりはありません!」

モナ「僕も戻るつもりは無いよ!それに2つを比べて、愛好会は迫力は本当に凄い!でも、同好会は一緒に楽しもうとする感じがして、同好会の方が好きだった!」

愛「モナちゃん!」

夢「よし、次は体育祭のライブに向けて練習だよ!」

全員「オー!」

零「あっ!またうちのお祖母ちゃんの旅館で夏合宿出来るよ!」

全員「行こう!行こう!」

一方
美麗「全く、あなた達は揃いも揃って不甲斐ない!」

主「面目ありません!」

明「私達だって負けるために上がってる訳じゃないんだよ!」

美麗「口答えしないで!世の中結果が全てなの!何よあの体たらくは!しかも、このコメント!」

明「何々?」

コメント

『愛好会が勝ったの?同好会の方が良かったのにな・・・、残念!』

『愛好会に肩入れしてるんじゃねーの?』

『本当に愛好会が勝ったの?信じられない!』

『愛好会が勝利?不正かサクラでも入れられてるんじゃない?』

『絶対同好会が勝ってたのに、愛好会なんて!審査員は一体どこ見てるんだ?!』

主「『愛好会よりも同好会が優れてる』と言ったコメントばかりです!」

明「しかも、トーナメントの投票に不正を疑う人まで沢山居る!URLが全部違うから八期だけじゃない!」

美麗「こんなボロクソ言われないように練習強化するわよ!」

主「あれ?蓮さんは?」

明「悔しすぎて、先に帰った!」


蓮「くすん、くすん、『どうして恵梨香ちゃんにあんな大差で負けたの?』」

Re: レインボーヒロインズ ( No.66 )
日時: 2024/05/25 19:12
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

合宿前『ソロライブトーナメント』が終わった次の日

食堂
恵梨香「ああ~!」

愛「納得行かない!」

和「まだふて腐れてるんですか?」

恵梨香「だって、あんな大差なんて有り得ませんよ!」

愛「そうだ!そうだ!あんな酷い人が優勝なんて認めない!」

夢「ライブとプライベートは別で考えようよ!」

愛「考えたとしても!」

恵梨香「そうだ!そうだ!」

エル「あっ!美麗ちゃんだ!」

紫「なんか落ち込んでるね!」

恵梨香「何ですか?勝ったくせに!」

奈々「そう言えば昨日の『ソロライブトーナメント』が炎上したんですよ!」

全員「炎上!?」

夢「どういう事?」

奈々「明さんに聞くと、『同好会より愛好会が良い』とか、『愛好会が勝つなんて出来レース』だとか、花から勝負は決まってたみたいなコメントが愛好会に行きまして・・・」

愛「あっ!それ私達!」

同好会「愛ちゃん!」

愛「だって、本当の事だもん!」

奈々「だからと言って・・・」

和「あの達って言うのは?」

愛「焼き菓子同好会の皆や研究部の人達があちこちで拡散させるように声掛けて・・・」

奈々「あの人達何やってるんですか?!」

杏「本気で是が非でも愛好会を潰しにかかってるね!」

夢「こんなやり方ダメだよ!もっと仲良くやるために協力しようよ!争うんじゃなくて話し合いで解決しよう!」

愛「愛ちゃんボード『い・や・だ!』」

和「愛さんも意地っ張りですね!」

杏「それだけ大きなトラウマ抱えてるんだよ!」

エル「ねえ、愛ちゃん!私と一緒に尾行してみない?」

愛「えっ?」

エル「愛ちゃんは美麗ちゃんが嫌いでも、美麗ちゃんは私達同好会が好きで勧誘してるんだよね?」

恵梨香「まあ、しつこいですが、どれだけ断っても嫌な顔一つしませんよね!」

エル「愛好会のやり方は見たけど、美麗ちゃん自身の人柄は私達まだ見てないんじゃないかな?」

夢「確かに、それは言えてるね!」

和「私もそれは深く見たわけでもありません!」

紫「じゃあ紫ちゃん達で行ってみる?」

夢「あっ!私用事あるから!」

杏「私も!」

奈々「私もです!」

和「私も演劇部で・・・」

恵梨香「エリリンも家で宿題が・・・」

和「1人で出来ないのに?」

恵梨香「のど子!」

紫「紫ちゃんが教えてあげるよ!だから一緒に行こう!」

恵梨香「分かりましたが、行くなら・・・」

第66話・エルの提案!ミニユニット結成!

とある町
愛「なんでこんな格好?愛ちゃんボード『(?_?)』」

恵梨香「バレたら厄介じゃないですか!それにあわよくば美麗の弱点を探られれば・・・」

紫「って言うかこれって・・・」

エル「私達の方が不審者に見えない?」

恵梨香「あっ、駄菓子屋に入りましたよ!」

エル「お菓子選んでるね!」

紫「やっぱり人の子だね!」

愛「あの人が買うお菓子はもう買わないでおこう!」

紫「愛ちゃん、それだと愛ちゃんが苦しくなるだけだよ!」

エル「お菓子食べてるところ撮ってるね!」

紫「あのお菓子青香ちゃんのお土産に買おう!」

恵梨香「もしもし!目的変わってますよ!」

別の場所

紫「おみくじ引いてる!」

愛「大凶引け!あわよくばプリントミス!」

エル「愛ちゃん!そんなこと言っちゃ、メ!」

紫「『大吉』引いたみたいだよ!」

愛「つまり、もう運気は下がる一方!」

エル「もうおみくじ買えないよ!」

スイーツバイキング

恵梨香「スイーツバイキングに来てますね!」

紫「ウワー、あんなに食べるの?」

エル「私より少ないね!」←お皿たんまり

恵梨香「エル先輩は普段どれだけ食べてるんですか?」

紫「ライブ前の腹ごしらえかな?」

恵梨香「ライブ?聞いてませんよ!」

紫「青香ちゃんが言ってた!平日は毎日夕方頃にゲリラライブやってるって!」

恵梨香「ふーん・・・」

愛「食べ過ぎでお腹壊すか、メタボか虫歯か糖尿病に成ってしまえ!」

恵梨香「あい子!怖いよ!」

エル「そうだよね!健康第一だよね!」

愛「いや!エルさんに言ったんじゃなくて・・・」

2人『墓穴ほった!』

アニメショップ
恵梨香「本当に今日ライブやるんですか?」

美麗「合ったわ!」

エル「あれは私達のグッズ!」

恵梨香「エリリン達も顔が売れてきましたね!」

愛「後で皆や研究部の人達にも教えないと!」

美麗「ねえ!」

店員A「はい!」

美麗「ここからここまで全部頂戴!」

紫「凄い大人買い!」

恵梨香「流石金持ち!」

エル「私もあんな台詞言ってみたい!」

店員A「すみません、他のお客様もお買い求めしてるので1種類1つまでなんですよ!」

美麗「なんでよ!お金なら沢山あるわよ!」

店員A「最近、高額転売と言うのもありまして・・・」

美麗「分かったわ!1種類1つまでなのね?」

店員A「はい!こちらの9点でよろしいですね?」

エル「全員分買ってくれてるよ!」

恵梨香「サインしてあげましょうか!」

紫「ダメだよ!見つかる!」

恵梨香「ああ!放してください!」

愛「掌がえし!」

美麗「ええっ、支払いはカードで!」

4人『金持ち!』

そのまま付いていき・・・

紫「もしかしてここがステージ?」

パッ!

美麗「よく来たわね!今日も王美麗が皆を夢中にさせてあげる!」

キャー!キャー!

ライブ後

美麗「またね」

モブA「凄かった!」

モブB「美麗ちゃんって言うんだ!」

モブC「私、一生付いて行っちゃう!」

とある場所

エル「どうだった?」

恵梨香「まあ、凄いは凄いですが・・・」

愛「何も感じなかった!」

紫「愛ちゃん!」

愛「冗談抜きで、私の心からの気持ち!本当に、本当に何も感じなかった!1つだけ言うならつまんなかった!」

美麗「あら、あなた達来てたのね!」

紫「いや、これはたまたま通りかかっただけで・・・」

愛「勝手にこの3人に付いてきただけで・・・」

美麗「照れなくて良いのよ!そうだ!うちに来なさい!」

愛「嫌だ!」

恵梨香「即答!」

エル「愛ちゃん!」

美麗の住処
恵梨香「部屋広い!」

紫「お風呂も凄い!」

エル「景色も綺麗!」

紫「トレーニングルームまで!」

恵梨香「重い・・・」

客間
美麗「さあ、飲んで!」

エル「ここで一人暮らししてるの?」

美麗「ええっ、人を招いたのは主を除けばあなた達が初めてね!
   それでどうだった私のライブ!」

恵梨香「そ、それは・・・」

エル「迫力は合ったよね?」

紫「うんうん、こっちまで引き込もうとする力と言うか・・・」

美麗「これが私のやりたいライブ!王美麗は、集まってくれたファンに最高のパフォーマンスを見せる!
   そしてファンは王美麗のステージに満たされる。
   私に注目する皆の顔を見るのは最高の気分よ!
   切っ掛けをくれたあなた達には感謝してるわ!でも私は同好会のようなお友達ごっこのようなライブと研究部のようなお遊びみたいなライブをやる気には成れないの!」

愛「同好会はお友達ごっこ、研究部はお遊びか!」

恵梨香「あい子?」

愛「正直あなたのライブ最初から最後まで楽しくなかった!」

恵梨香「あい子!」

愛「何も感じず、何がしたいのか分からない!あなたはなんのために私達の邪魔までして自分のやりたいライブを押し付けるのか全然分からなかった!」

美麗「それはあなたが同好会に入って、お遊び同然の研究部のメンバーと仲良くやってるからよ!だからいつまで経っても本当の良いライブと言うものがあなたには分からないのよ!」

愛「何が本当のライブなの?何をもって本当のライブ?勝負に勝つことがライブなんて私は思いたくない!」

エル「それは私も思った!ライブは勝ち負けだけじゃないと思う!」

美麗「でも、私はソロライブトーナメントでそれを証明したのよ!」

紫「同好会は『仲間だけどライバル』これを掲げてやってきたから私達は同好会を続けられてきた!」

エル「だから、美麗ちゃんは美麗ちゃんが思うライブだけをやれば良いんじゃないかな?愛好会とか関係無く、美麗ちゃんだけの世界を作れば・・・」

美麗「一緒にしないで!いつか分からせてあげるわ!真のライブとはどういうものなのかを!」

公園
恵梨香「これ話し合いで解決出来るんですか?平行線だと思いますよ!」

紫「そもそも愛ちゃん言い過ぎだよ!」

愛「私は素直な感想しか言ってない!エルさんは良いの?愛好会に蓮さん取られたんだよ!」

エル「そんなの分かってる!でも、私には美麗ちゃんがそこまで悪い子に見えなくて!」

恵梨香「いや、悪い子でしょ!同好会の練習を邪魔するわ!お金で解決しようとするわ!」

愛「私の両親を間接的に殺した極悪人!」

紫「それは御愁傷様だけど・・・」

愛「紫さんだって一億円貰って大変なことになりかけましたよね?」

紫「一応、あの一億円は使ってないよ!もしもの事があるかもしれないしね!」

愛「受け取らなかったから、私は今・・・」

恵梨香「なんで美麗に肩入れする感じに?」

エル「実は前から違和感が合ったんだけど、美麗ちゃんって本音を言えてないんだと思うんだよね!」

紫「あっ!紫ちゃんもそれは思った!むしろそれがライブにも出ていると言うか・・・」

愛「私は分かりたくない!一生!」

エル「愛ちゃん!」

紫「とりあえず落ち着いて!」

ブランコ

キーキー・・・

紫「そう言えば、愛好会はメインをユニットに変えたらしいよ!青香ちゃんが言ってた!」

恵梨香「何気に愛好会と仲良くありませんか紫先輩?」

紫「青香ちゃんとだけだよ!」

エル「紫ちゃん、今なんて言った?」

紫「青香ちゃんが言ってた!」

エル「その前!」

紫「そう言えば、愛好会はメインをユニットに変えたらしい・・・」

エル「ユニットだよ!私達でユニット組んでみない?」

愛「えっ?どういう事?」

エル「ライブにはライブで対抗だよ!私達でユニット組んで美麗ちゃんへの想いをライブで伝えるの!そうすれば美麗ちゃんも分かってくれるかもしれない!」

愛「分かるのかな?」

紫「兎に角やってみよう!」

恵梨香「大丈夫なんですか?元々私達バラバラなんですから!」

エル「愛ちゃん以外は初期メンだよ!きっと大丈夫!」

次の日

八期「分かった!」

理珠「いつ頃にしますか?」

エル「合宿前!出来れば・・・、2週間は練習したい!」

理珠「合宿前日に成りますが大丈夫ですか?」

紫「そこで良いよ!」

八期「無理しないようにね!」

4人「はい!」

中庭
杏「ん?」

奈々「何してるですか?」

芹「合宿前にミニライブをするらしいわよ!」

町子「これで美麗との溝も埋まれば良いんだけどね!」

愛好会部室

トントントン

美麗「はい!入って良いわよ!」

理珠「失礼します」

美麗「あなたは研究部の・・・」

理珠「桜咲理珠です!これあなたへの招待状です!」

美麗「えっ?」

『合宿前に私達4人でユニットライブします!
 絶対見に来てね!
  エル・紫・恵梨香・愛より』

Re: レインボーヒロインズ ( No.67 )
日時: 2024/05/25 21:42
名前: いくちゃん (ID: SZdn/z4g)

夢「へー、ミニユニット結成か!」

杏「エルさんが考えたんだって!」

奈々「『ライブにはライブで対抗』らしいです!」

夢「成る程!」

奈々「あと、美麗さんへの説得の意味もあるそうです!」

杏「そ、そうなんだ・・・」

夢「どうかした?」

杏「なんでもないよ!」

第67話・ミニユニット結成!フォース・プリンセス!

テラス

恵梨香「と言うわけで、4人でお揃いの可愛い衣装を着ましょうよ!」

エル「すごく良いね!着ぐるみ着よう!着ぐるみ!」

恵梨香「えっと、着ぐるみ?」

愛「それならバーチャルでやったらどうかな?衣装も自由に変えられるよ!」

紫「夢の中ならなんでも出来るよ!4人居るならステージにベッド4台並べられるね」

恵梨香「ライブ中に寝るんですか?」

紫「睡眠は大事だよ!」

恵梨香「夜にちゃんと寝てください!」

数分後

恵梨香「全然決まらない!」

エル「候補が多すぎ!」

紫「むしろ合わなすぎ!」

愛「前にもやったような?」

エル「合宿前日ライブまで後一週間だよ!これじゃ美麗ちゃんはおろか来てくれるファンの皆もがっかりさせちゃう!」

恵梨香「やっぱり、ユニットライブは無茶だったんじゃ?」

愛「諦めるのはまだ早いと思う!」

紫「愛ちゃん?」

愛「まだ一週間ある!まずは1日1人ずつ時間を掛けて自分のやりたいことを発表し合うのはどうかな?そうすればお互いをもっと知ることが出来ると思う」

エル「いいね!それ!」

紫「うん、やろう!」

恵梨香「さすが、あい子!」

中州家
恵梨香「見た目のイメージは大事です!だからやっぱり衣装を決めましょう!」

エル「それなら、服飾同好会から沢山の衣装借りてきたよ!」

猫耳メイド

愛「にゃ~ん!」

エル・紫「可愛い!」

道下

エル「どうかな?」

紫「似合ってるよ!」

ヴァンパイア

紫・恵梨香「ガオー!」

愛「おおっ!」

エル「今にも血吸われそう!」

恵梨香「それではこれでステージに立ちましょう!」

紫「それはちょっと・・・」

愛「恥ずかしい!」

エル「着ぐるみなら良いけど・・・」

恵梨香「ええっ?皆ノリノリだったじゃん!」

エル「ごめん!」

紫「恵梨香ちゃんは4人でも可愛い感じにしたいんだね!」

恵梨香「だって、皆エリリン程ではありませんけど可愛いですし!」

愛「ん?」

恵梨香「何あい子!」

愛「お義兄ちゃん曰く、私とエルさんは可愛いって言ってた!」

紫「紫ちゃんは?」

愛「美しいだって!」

紫「それは良かった!」

恵梨香「それでエリリンは?」

愛「見た目は可愛いく無いけど、中身は面白い!」

恵梨香「どんな評価ですか!」

エル「あっ!これって恵梨香ちゃんのアルバム!」

恵梨香「あっ!勝手に見ないでください!」

ポロっ!

エル「あっ!」

ペラッ!

無愛想な小1時代の写真

紫「おおっ!」

エル「可愛い!」

恵梨香「可愛いくないです!」

愛「羨ましい!」

恵梨香「どこが?」

愛「入学式はおろか卒業式すら見に来てもらえなかったから・・・」

恵梨香「悪かったよ!」

紫『重いなあ・・・』

一方その頃

美麗「う~ん・・・」

主「何をそんなに悩んでるのですか?あっ!その招待状!」

美麗「あら?主も貰ったの?」

主「いえ、学校の掲示板や校内の壁などに貼られてまして・・・」

美麗「あの子達は一体何が目的なのかしら?なぜここに来たがらないのかしら?」

主「むしろ、勧誘するのは諦めた方が良いのでは?」

美麗「何を言っているの!あなただって、夢のある部活動を応援するために生徒会長になったんでしょ!」

主「ええっ、そうです!そうなんですが・・・」

美麗「どうしたのよ?らしくないわね!」

主「自分が思っている程、人と言うものは簡単には言うことを聞いてくれないものなのです!たとえそれがどれだけ正しい選択だったとしても・・・」

美麗「分かったわ!高みの見物よ!あの子達がどれだけ一矢報えるか見てあげましょう!まあ、私のお眼鏡に掛かるわけ無いけどね!」

倉木家
愛「研究部の人達はファンを楽しませようと、パフォーマンスの凄さよりも動き重視だそうだよ!言わばあわよくばって感じ!」

紫「そうなんだ」

エル「でも、ずっと同じ場所ってのは面白くないよね!」

紫「歌やダンスだでなく移動も楽しませてくれるんだね!」

恵梨香「移動ですか・・・」

紫「あっ、昨日紫ちゃんなりにステージ考えてきたよ!ジャン!」

恵梨香「これもうステージじゃなくて枕ジャン!」

紫「皆と一緒に寝れる夢の空間だよ!」

エル「気持ち良さそうだね」

愛「確かに言い夢見られそうだけど・・・」

恵梨香「寝ちゃダメだって!」

青香「ご飯出来ましたよ!」

4人「ハ~イ!」

リビング
紫の母「さあ、召し上がれ! 」

恵梨香「わあ!」

エル「美味しそう」

紫「あ、ご飯よそうよ」

青香「いいから!」

紫の母「今日は座ってて」

青香「私とお母さんでやるから!」

紫「ごめんね、料理手伝えなくて」

紫の母「何言ってるの?ゆかちゃんが折角お友達連れてきてくれたんだもん!こんな時くらい母親らしいことさせて!それにゆかちゃんが忠告してくれなかったらもう少しで一億円を新しい家に使うところだったわ!」

4人『危ない!危ない!』

青香「なんかごめんなさい・・・」

紫「青香ちゃんが悪いんじゃないよ!」

青香「ささっ湿っぽい話はやめて、冷めないうちにどうぞ」

4人「頂きます!」

エル「ボーノ!」

恵梨香「美味しい」

青香「その卵焼き私が作ったんです!」

恵梨香「やりますね!」

青香「お姉ちゃん直伝です!
   あっ、お姉ちゃん私の制服にアイロン掛けてくれてありがとう!」

紫「ああ、皺に成ってるところ合ったから
  あっ!愛ちゃんお口に付いてる!」

愛「あっ!」

紫「はい、これでよし!」

恵梨香・エル『流石妹を持つお姉さん!』

次の日

松本家
愛「第1問!赤い果物と言えば?」

ドン!

愛・林檎

紫・苺

恵梨香・さくらんぼ

エル・パッションフルーツ

恵梨香「何これ?」

愛「4人の気持ちを揃える為のゲーム!まあ全員バラバラに答えると言う逆パターンもあるけど!」

紫「これはこれで奇跡!」

愛「第2問!アイドル研究部で印象強いのは?」

ドン!

愛・お義兄ちゃん

紫・芹ちゃん

恵梨香・青奈

エル・グレーテルちゃん

恵梨香「あのさ、答えを合わせるゲームだよね?」

エル「これはいつまで経っても揃わないと思う」

愛「じゃあ、第3問!正直暴君だなぁと思う人!」

ドン!

愛・美麗

紫・主ちゃん

恵梨香・八期先輩

エル・奈々ちゃん

紫「まあ奈々ちゃんも一時期暴君だったよね」

エル「主ちゃんも美麗ちゃんも分かるけど・・・」

愛「お義兄ちゃんは暴君じゃない!」

恵梨香「だって絶対命令使ってた人だもん!」

愛「暴君が1年間も絶対命令使える筈ないもん!それは奈々ちゃんが証明してる!」

奈々イメージ『何ですか?公開処刑ですか?』

愛「第4問!『絶対命令』と聞いて最初に思い付くものは?」

ドン!

愛・責任が重い

紫・使う意味なし

恵梨香・自分だけ自由

エル・究極の選択

愛「恵梨香ちゃん最低!」

恵梨香「いや、だってそうでしょう!使ってる人は自由だけ自由なんだから!それよりエル先輩の『究極の選択』って何ですか?」

エル「ほら、2つの選択を迫られた時にどっちにも肩入れ出来ない時ってあるよね?」

3人「うんうん」

エル「そう言う時に『何とかしなさいよ』って言われたら怖いじゃん!」

3人「ああ・・・」

エル「紫ちゃんは?」

紫「しっかりしたリーダーにやらせれば絶対命令なんかいらない!使う意味がないからね!」

愛「理事長先生が言ってたね!」

恵梨香「あい子は?」

愛「絶対命令は自分が命令する一言一言が重いんだよ!それで失敗したら、自分がその責任を負わないといけない!そんなことに成るなら、周りの意見に耳を傾ける!私が仮に使うならそうする!」

3人「そうなんだ・・・」

数分後

紫「全然一緒に成らないね・・・」

恵梨香「何で1人も被らないんですか?」

エル「私達やっぱりバラバラだね」

愛「お義兄ちゃんクイズなら出来るのに!」

エル「何それ?」

恵梨香「もうこのままソロの方が良いのでは?王美麗だけでなく、私達のファンの子達も来ますし!」

紫「ファンの子達は大事にしないとね!」

愛「私達4人だから出来る事って・・・」

エル「何だろうね?」

研究部部室
町子「それで私達のところに来たと!」

愛「町子さんはアドバイス上手いですし!何か力に成ってくれると思って・・・」

町子「その前に、今ここに王美麗がいるとして、1人ずつ歌ってみて!」

4人「はい!『何するんだろう?』」

歌い終わり

町子「それで、そもそも美麗のことを各々どう思ってる?正直に言って!」

エル「私は、話せば仲良くなれるかな?そう思ってる」

紫「紫ちゃんは、青香ちゃんがこの学校に来れたのも、レベルが更に上がったのも美麗ちゃんの愛好会の指導のお陰だと思ってるからそこは感謝かな!」

恵梨香「私は、そりゃ活動を邪魔されたことは怒ってますよ!未だに謝罪1つありませんし、監視員も本当に腹が立ちましたし!でも・・・、言う程実力を持っているのは確かだと今では思います!正直、今のエリリンには美麗には勝てないって・・・」

愛「憎しみしかない!私の全てを奪ったあの悪魔を許す気は絶対無い!あの人の凄さなんか微塵も感じない!」

町子「はい!1人意見ずれてるね!これじゃ、美麗ちゃんへの想いも何もないよ!」

紫「愛ちゃん、1回トラウマを省いて美麗ちゃんを見てみたら?」

愛「それでも感じない!あの人の凄さなんか微塵も!」

恵梨香「これじゃいつまで経っても進まないよ!あい子は何でユニット活動してるの?」

愛「成り行き!そもそも同好会自体も成り行き!」

3人『そうだった』

エル「愛ちゃんが美麗ちゃんに憎しみ持ってたら、このユニット活動はどうなるの?」

恵梨香「確実に喧嘩売ってるみたいじゃん!」

町子「だったら、4人が絶対一致する結論でやったらどうなの?」

4人「4人が絶対一致する結論?」

町子「あなた達は美麗のことをどうしたいの?何が言いたいの?何を持ってユニットを結成するの?」

愛「美麗に一泡吹かせたい!」

エル「美麗ちゃんに私達の活動を認められたい!」

紫「美麗ちゃんに同好会だって負けてないことを伝えたい!」

恵梨香「美麗に私達、同好会だって凄いことを証明したい!」

町子「だったらもう方向性は見えたわね!」

4人『美麗に自分達同好会の凄さを見せ付ける!』

松本家
愛「やっぱり、町子さんに相談して良かったね!」

八期「うん、まっちゃんはナンバーズ8の要!言わば中心みたいなもの!うちはまっちゃんを中心に回ってる!」

恵梨香「何乙女の領域に入ってるんですか?!」

八期「ここ、僕の部屋だし!」

恵梨香「一緒に寝てるの?」

愛「うん!」

紫「えっ?大丈夫?」

エル「大家族なら普通じゃない?」

八姫「いや、普通男女で部屋分けするわよ!」

恵梨香「あの、何で研究部の人達が?」

零「手伝ってあげるって言うのに!」

恵梨香「当日までサプライズにしたいのに!」

グレーテル「裁縫なら、俺らの弟貸してやるぞ!靴作るの上手いし!私は裁縫!姉御は羽田を折るのが得意だぜ!」

恵梨香「何ですか?小人の靴ですか?鶴の恩返しですか?」

零・グレーテル「そうだけど?」

3人「本当に!?」

愛「お義兄ちゃんから聞いた!」

八期「美麗に同好会の凄さを見せ付けるのなら、やっぱり個性を強調した方が良いよな!同好会はそうやってやってきたし!」

愛「うん、そうだね!」

零「客観的な意見はどう?他子紹介っあるから、相手の長所を言えるような・・・」

エル「恵梨香ちゃんはライブの事になるとしっかりしてるよね?」

恵梨香「『ライブの事』が引っ掛かりますが、当たり前です!皆と楽しめるライブをすることが1番だと思ってますから!」

愛「紫さんってお姉ちゃんを通り越してお母さんだったよね?」

エル「あっ!分かる!」

恵梨香「お母さんが2人居ると錯覚しました!」

紫「そんなこと無いよ!」

エル「私は?」

愛「いつもはポカポカで優しい顔して、皆を見守る存在だけど、実は意外と芯は強く負けず嫌い!」

紫「分かる!」

恵梨香「そうですね!」

エル「ありがとう、でもそう言う愛ちゃんは意外とリーダーシップあるよね!」

愛「えっ?そうかな?これでも生徒会長やって一週間でクビに成った経験が・・・」

全員「えっ?」

紫「でも、この合宿を提案したのも愛ちゃんだったし!」

愛『美麗を追放する為とは言えない・・・』

エル「自分のやりたいことを発表するつもりが、皆から自分の良いところを見つける合宿に成ったね!」

八姫「でも、自分にとっては当たり前のことがで人によってはそれが長所だったりするから、案外自分でも分からない事って多いわよ!」

紫「でも何か見えた気がするよ!」

恵梨香「ソロの時は自分のやりたい自分だけど」

愛「一緒になると新しい自分を見つける事が出来る!」

エル「私達で新しい色を作ってみようよ!」

ガチャン

楓花「そろそろ寝る時間よ!」

全員「は~い!」

八姫「じゃあ自分の部屋行くね!」

零「八君、皆!お休み!」

グレーテル「また明日な!」

5人「お休み!」

3人「えっ?」

恵梨香「私達ここで寝るの?」

愛「むしろどこで寝るの?」

エル「流石にこの広さで5人は狭いよ!」

恵梨香「ってか、八期先輩が部屋出たらどうなんですか?」

八期「ああん?ここは僕の部屋だぞ!何で自分の部屋から追い出されるんだよ!」

愛「私、お義兄ちゃんと添い寝するから3人で私の布団使って良いよ!」

3人「愛ちゃん?!(あい子?)」

八期「Zzz」

愛「Zzz」

3人『寝れるか!』

恵梨香『何でこの状況であの人は寝れるの?』

紫『愛ちゃんもよく義理とは言えお兄さんと寝れるな?』

エル『うちでも兄妹で添い寝は小学生までだよ!』

次の日
八期「ふああ!」

愛「おはよう!」

3人「おはよう・・・」

愛「あれ?皆どうしたの?」

恵梨香「昨日・・・」

紫「男子が居ることを意識し過ぎて・・・」

エル「一睡も出来なかった・・・」

パタリ

八期「ライブは明日だし、今日は休みだから寝かしてやるか!」

愛「うん!分かった!でも、大丈夫かな?」

八期「この4人でライブか・・・」

愛「ダメかな?」

八期「僕としては、愛ちゃんは杏ちゃんと明ちゃんと組んだ方が良いんじゃないかな?」

愛「えっ?」

八期「あくまで一意見!まあ、僕の願望だけどね!」

ライブ本番

主「美麗!」

美麗「取り敢えずお手並み拝見ね!」

舞台裏
恵梨香「何とか死ぬ気で覚えましたよ!」

紫「その分ライブ時間ずらして貰ったね!」

エル「じゃあ、行こうか?」

4人「うん!」

ステージ
4人「皆!」

恵梨香「初めまして!」

エル「私達・・・」

紫「スクールアイドル同好会からの・・・」

愛「派生ユニット!」

4人「フォース・プリンセスです!」

ライブ後

紫「伝わったかな?美麗ちゃんに?」

恵梨香「きっと伝わってますよ」

観客席

主「これがスクールアイドル同好会のユニットライブなんですね!」

美麗「確かに、我が愛好会が真似したくても真似できないステージと言うことは認めるわ!でも・・・、私は同好会のやり方は認めない!」


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