二次創作小説(新・総合)
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- レインボーヒロインズ
- 日時: 2024/09/21 00:02
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
どうも!いくちゃんです!
今回も更なるナンバーズスピンオフ作品!
レインボーヒロインズを投稿したいと思います。
モチーフはラブライブ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会です!
この作品も『少年教師有』と共にナンバーズ8と平行でお話が進みます!
ですので、『ナンバーズ8』のキャラクターがこの作品に、
『レインボーヒロインズ』のキャラクターが『ナンバーズ8』にも出てきます!
さあ、果たしてどんなお話に成るのか?
主要人物だけ載せておきます!
スクールアイドル同好会
桃・夢原杏
黄・中洲恵梨香
水・桜木和
紫・倉木紫
赤・矢塚奈々
緑・エル・グリーン ※スイス人
白・白木愛
銀・モナ・スカーレット ※アメリカ人
マネージャー・高橋夢
アイドル育成愛好会
桜・王・美麗 ※中国人
深緑・三葉主
青・綾瀬蓮
橙・完道明
青・倉木青香
赤・絢川赤音
黄・立花黄花
桃・矢口桃夏
橙・ミカ・オレンジ
藍・黒川藍香
紫・宮本紫子
水・李・水美
緑・瀬川緑
白桃・夢原亜利紗
橙・山口朝
紅・紅城結菜
作曲家・モナ・スカーレット
※変動する可能性あり
- Re: レインボーヒロインズ ( No.72 )
- 日時: 2024/09/19 23:24
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
第72話・同好会の挑戦
恵梨香「大変です!大変です!」
バン!
モナ「どうしたんだい子犬ちゃん?そんな息切らして?」
恵梨香「エリリンは子犬じゃありません!ってか、それ悪口だよね?生徒会長?」
奈々「恵梨香さん!先輩は任期を終えましたし、上の人の権力に頼らないで下さい!」
恵梨香「でも、本人が嫌がるあだ名は悪口だよね?」
奈々「そうですね」
恵梨香「ほら!ちゃんと名前で呼んでよ!」
モナ「分かったよ!それで恵梨香何があったんだよ?」
恵梨香「私の方が年上なんだから『さん』を付けて呼びなよ!」
モナ「僕は高校1年生だぞ!」
愛「年齢は中学1年生なんだけどね」
和「恵梨香さんも、これだと小学生の喧嘩ですよ!」
杏「それで何が大変なの?まさか、八期君がどこかのお店潰した?」
恵梨香「だからなんで杏先輩の大変はいつも八期先輩が起こる出来事何ですか?ってあの人お店潰したことあるの?」
杏「うん!物理的に!」
恵梨香「暴れたの?」
杏「止めるの大変だったそうだよ!」
奈々「あの人は何やってるんですか?」
杏「イヤー、何回か万引きの濡れ衣を着せられて物理的にお店潰したことが噂になって、お店の方から『あなたに売るものはない』って言われて・・・」
紫「差別されたんだね」
エル「可哀想に!」
恵梨香「自業自得でしょ?」
愛「濡れ衣を着せられたんだよ!やってもない罪を疑われて、文句言わない人間がどこにいるの?」
杏「それで差別とかお門違いだよ!」
奈々「そうですね、それで潰れたお店は?」
杏「別の同業者が買って、再利用してる!」
夢「それで恵梨香ちゃん何があったの?」
恵梨香「実は・・・」
町子「皆!ソロライブフェスティバルに興味ある?」
レインボー「町子さん!」
夢「ソロライブフェスティバルって?」
町子「スクフェスのソロ部門よ!基本はグループだけど、ソロやユニットでライブを競い合うの!」
夢「それって私達にピッタリじゃないですか?」
町子「ソロの参加人数は個人で行うから何人でも参加可能よ!」
レインボー「何人でも参加可能?」
恵梨香「ああ、それをエリリンが伝えようとしたのに!」
町子「ごめんなさい、じゃあここからは恵梨香ちゃん・・・」
恵梨香「もう大半言ってます!」ツン!
和「拗ねた!」
奈々「あの、ルールとか、どれくらいの期間で大会を行うとかは?」
町子「1次予選は生ライブ勝負よ!」
レインボー「生ライブ?」
町子「動画サイトに、未発表の曲のライブをアップさせるの!ただ、タイトルに『#スクフェス』を付けないと参加表明に成らないから注意して!」
杏「他には?」
町子「時間は2分以内だから長さは1フレーズで良いわね、細かいルールは後でやりながら教えていくわ!」
夢「ありがとうございます」
町子「ただ、通過人数が狭いのよ!」
エル「予選突破出来る人数は何人なんですか?」
町子「たったの・・・」
レインボー「たったの?」
町子「10人よ!」
レインボー「10人!」
杏「それは少ない!」
愛「倍率高そう・・・」
町子「あっ、でも1都道府県での話よ!」
恵梨香「それでも変わりませんよ!大阪だけで人口80万人以上居るんですよ!」
奈々「仮に80歳までの人間が誤差無く均等に居たとしても1万人!厳しいですね!」
モナ「グループと違って2次予選とか無いのかい?」
町子「あるにはあるけど、2次は地方予選だからね!でも、予備予選と敗者復活戦もあるよ!」
杏「グループと同じくあるんだ・・・」
エル「予備予選の人数は?」
町子「5人よ!勿論各都道府県からって話よ」
紫「敗者復活は?」
町子「年末までにPV作成をして、各都道府県から選ばれた1人が敗者復活戦に挑めるそうよ!」
紫「各学校出られる人数は?」
町子「限られてないわ!1人だろうが1000人だろうがOK!」
奈々「決勝までの道のりは?」
町子「2次予選は8ブロック6都道府県に分かれて、1ブロック60人の内上位5人合計40人がが準々決勝進出!」
和「倍率12倍ですか・・・」
町子「準々決勝は40人をまた4ブロックに分けて、上位3名、合計12人が準決勝進出よ!」
和「大分絞られてきましたね」
町子「準決勝は12人+4人の敗者復活者合計16人で行い、決勝へ進めるのは5人よ!」
恵梨香「おお、面白そうですね!」
町子「ただ、この大会にはもう1つ予備予選が合ってね・・・」
奈々「出た!日曜日に行われる大会ですね」
町子「予備予選は各都道府県から5人ずつ選ばれ、2次予選は合計240人で行われるわ!」
夢「予備予選も人数多いなあ」
町子「準々決勝に進めるのは、2次予選8ブロックある各ブロックの上位3人よ!」
杏「2人減ったね?」
町子「だから、準々決勝に進めるのは合計24人よ!この24人をこれも4ブロックに分けて、上位2名が準決勝進出よ!」
奈々「予備ですよね?」
町子「うん!それで準決勝は8人+敗者復活の2人を加えた10人よ!この中から上位3人だけが決勝に進めるの!」
恵梨香「ふと思ったんですが、本戦と予備だとどう違うんですか?」
町子「審査員の数が違う!本戦の方が予備より2人多い!決勝は準決勝の得点を持ちながらそのまま進むから!」
紫「審査員の数が少ない予備の方が不利ってことか!」
町子「よっぽど上位が転けないと優勝は無理ね!」
エル「敗者復活戦は?」
町子「2次予選に進めるのは各都道府県から3人だから北海道だけ東西で分かれて合計134人ね!ここから
また8ブロックに分かれてブロック内1位の人が準々決勝進出よ!」
愛「1/18か・・・」
町子「そして残った8人で上位4人が敗者復活!5位と6位が予備準決勝に進出よ!」
夢「敗者復活の権利は?」
町子「1次予選で落選した者のみ!それ以外は認められないわ!それに敗者復活は準備の感覚が難しいから這い上がって下克上優勝は奇跡に近い!予備予選突破からなら尚更!」
夢「よ~し、腕か成るな!皆頑張るぞ!」
恵梨香「と言ってもこの大会事態は皆敵ですからね!遠慮とか要りませんから本気ですよ!」
奈々「勿論!」
エル「私達だって・・・」
紫「負けるつもりはないよ!」
町子「ちなみに愛好会は一部出るよ!」
恵梨香「一部と言うことは?」
奈々「何人かはでないと言うことですか?」
町子「青香ちゃんとかがユニットフェスティバルに行くとかなんとか・・・」
恵梨香「ハッキリして下さいよ!」
町子「でも、両方出来ないことも無い!」
恵梨香「マジですか?」
町子「ただ、その分覚えることが増えるよ!」
和「確かに難しいですね」
杏「2つを同時にエントリーすることは?」
町子「出来るわよ!たとえグループでも!でも、どれを選ぶのかはあなた次第よ!」
和「あの、ユニットの人数って?」
町子「1ユニットは2人から5人まで!各学校から3ユニット以上はでないといけないそうよ!」
愛「そうなんだ・・・」
町子「兎に角自分がやりたい方をやれば良いのよ!それにユニットの大会方法はグループとそんなに変わらないわ!」
杏「そうなんだ」
奈々「でしたら、一応ユニットもエントリーしておきます?」
紫「良いんじゃない?」
エル「そうだよね!折角皆結成したんだし!」
恵梨香「でも、同好会はソロメインですから、誰か1人でもソロの予選突破したらソロ優先で!」
和「私は賛成ですが、皆さんは?」
奈々「異議なし!」
エル「その方が私達らしいと思う!」
紫「紫ちゃんも賛成!」
モナ「僕には関係の無いことさ!」
愛「モナちゃんはユニット組んでないもんね!」
町子「そうだ!優勝したら私からご褒美あげるよ!」
レインボー「ご、ご褒美!?」
恵梨香「お菓子ですか?それともお金?」
和「恵梨香さん、卑しいですよ!」
町子「そう言うのではないけど、アイドルとしてなら誰もが欲しいものだね!」
杏「でも、愛好会が出るとなると・・・、勝てるかな?」
恵梨香「『勝てるかな?』じゃないんです!勝つんです!」
愛「うん!皆で協力!打倒、美麗だよ!」
町子「取り敢えず、まずは生ライブの曲の設定ね!私も手伝うから希望合ったら言って!」
全員「は~い!」
杏「研究部は?」
町子「PV撮影終わったわ!もう提出して次のライブの作成会議をしているわ」
それからレインボーは個人のライブを各々動画サイトにアップし終わった。
それから9月に入り・・・
大阪代表
1位・王美麗
2位・矢塚奈々
3位・綾瀬蓮
4位・三葉主
・
・
・
8位・モナ・スカーレット
・
10位・紅城結菜
予備予選
1位・桜木和
・
3位・エル・グリーン
・
5位・倉木紫
恵梨香「な、なんでエリリンが乗ってないんですか?!」
校舎中に恵梨香の悲鳴が響き渡った。
- Re: レインボーヒロインズ ( No.73 )
- 日時: 2024/09/21 00:04
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
第73話・恵梨香激怒!紅城結菜愛好会入り!
恵梨香「なんで、エリリンが予選落ちなんですか?!」
杏「まあまあ、恵梨香ちゃん!」
愛「私達も落ちたよ!敗者復活で頑張れば良いよ!」
恵梨香「呑気ですね!敗者復活から優勝がどれだけ難しいか分かって言ってるんですか?」
夢「でも、逆を言えば敗者復活から優勝もあり得ない事はないんだよね?」
エル「それに、頑張れば準決勝まで行ける可能性もあるんだよ!」
紫「そうでなくても、決勝までの希望はまだ残ってるよ!」
恵梨香「それがどれだけ過酷な試練と言う事を皆さん分かって言ってるんですか?」
和「そうですね、開催されてから敗者復活者が優勝はおろか表彰台(3位以内)に入った人達があると言う記録はグループ・ユニット・ソロ、いずれもありません!」
恵梨香「ほら!それだけ茨の道なんですよ!」
和「ですが、恵梨香さんはこんなことで諦める人なんですか?」
恵梨香「えっ?」
和「少なくとも私が知る恵梨香さんはどんな不利な状況と分かっていても逃げずに挑戦する人ですよね?」
夢「それに、普段の恵梨香ちゃんの順位からしたら絶対おかしいよ!」
杏「それは私も思った」
夢「だから、敗者復活で審査員を見返してやりなよ!」
恵梨香「分かりましたよ!敗者復活から這い上がってやろうじゃないですか!何なら私がスクールアイドルフェスティバルの歴史に『下克上優勝恵梨香』って名前を刻んでやりますよ!」
愛「それでこそ恵梨香ちゃん!」
和「私達の所まで上がって来て下さい!」
恵梨香「それまでに落ちたらダメだからね!」
紫「分かってる!」
エル「勿論だよ!」
奈々「しかし、美麗さんは強いですね!予選1位突破ですよ!」
夢「モナちゃんも健闘したね?8位だよ!」
モナ「そんなに凄いか?」
愛「やり始めて8位は凄いと思う!」
モナ「愛、ありがとう・・・」
夢「しかさ、まさかあの、結菜ちゃんも参加してたとはね!」
レインボー「ゆ、結菜 (ちゃん・さん)?」
夢「ほら、予選ギリギリの10位だって!」
杏「えっ?結菜ちゃんって確か受験に集中するからってうちを断ってなかった?」
夢「気が変わったんじゃない?ほら、やる気は合ったし・・・」
愛「誰か結菜さんがスクールアイドルやるって聞いた?」
和「いいえ」
紫「聞いてない」
エル「そもそも会ってない!」
恵梨香「おかしいですよ!『やりたい』と言うのならせめて一時期入ってた同好会に顔を出すが普通ですよ!」
夢「そうかな?」
恵梨香「だって、結菜先輩にスクールアイドルの楽しさを教えたのは紛れもない我同好会なんですよ!」
愛「そうだよね」
ピコン!
杏「あっ!明ちゃんから返事返ってきた!」
恵梨香「なんだと?」
杏「結菜ちゃん、夏休み終わった直後に愛好会に入ったんだって!」
全員「ええっ!!!!」
恵梨香「あの、恩知らず!ちょっと愛好会に行ってきます!」
和「ちょっと、恵梨香さん!」
アイドル育成愛好会部室
バン!
恵梨香「紅城結菜!」
結菜「はい、私だけど人を呼び捨てにして何の用かしら?」
恵梨香「この恩知らず!何愛好会に入ってるんですか!」
結菜「そんなの私の勝手でしょ!」
和「恵梨香さん!同好会に入ろうが愛好会に入ろうがどっちに入るかは結菜さんの自由じゃないですか!」
恵梨香「選ぶのは確かに自由だよ!でも、最初は私達同好会に入ってたんだよ!急にスクールアイドルをやること決めたんなら、真っ先に私達の同好会を思いついてこっちに来るのが普通でしょ!」
結菜「私は、王美麗に勧誘されてここに入ったの!」
恵梨香「何よ!最初は『アイドルは人生に置いて何の役にも立たない』とか言ってた癖に!」
結菜「そんな昔の話はほっといて下さい!」
恵梨香「その楽しさを教えたのはどこよ?うちの同好会に決まってるじゃん!スクールアイドルやりたいって気に成ったら、まずは私達同好会に来るのが礼儀ってものでしょう!」
結菜「そんな礼儀聞いたこと無いわよ!」
杏「でも、恵梨香ちゃんが言いたい気持ちは何となく分かる!」
和「杏さん?」
杏「だって、私達同好会に勧誘された時、受験を理由に断ったじゃん?」
結菜「そうですが、それに何が問題が?」
杏「でも、今愛好会に所属してる!」
結菜「選ぶのは私の勝手ですよね?」
杏「じゃあ、同好会と愛好会の違いを教えて!?」
結菜「えっ?」
杏「だって、結菜ちゃんはアイドルの楽しさを教えた同好会よりも、ただ普通に勧誘された愛好会を選んだ!結菜ちゃんはどう言った理由で経験のある同好会ではなく、あとから勧誘された愛好会を選んだの?」
結菜「そ、それは・・・」
杏「それは?」
結菜「同好会だと練習が出来ないと思ったからです!」
和「どう言うことですか?」
結菜「最初は私も4月から同好会に入ろうと思いましたよ!親と『成績維持』を条件に・・・、でもいざ入ろうとしたら、同好会の練習が中途半端だったんです!」
恵梨香「それは、美麗が監視員と言うものを作って邪魔してきたから!」
結菜「それだけじゃありません!同好会は敢えて絶対命令に縛られている研究部と行動していた!」
愛「それは一緒に練習する為!研究部の人達は同好会を助けてくれたの!」
結菜「リーダー絶対命令に苦しめられる部活なんかお断りです!それに入るかどうか迷っていたらそのせいで中間テストで成績が落ちてしまい・・・」
愛「私達のせいだって言うの?」
杏「それはお門違いだよ!」
結菜「元の成績に戻すこっちの身にも成ってください!大変だったんですから!そんなことに悩んでいる時にあの人が来たんです!」
和「あの人とは?」
結菜「美麗さんですよ!彼女は私の事情を聴き、勉強と部活動の両立方法を教えてくれたんです!そのお陰で期末テストで元の成績に戻りました!私が今アイドルと勉強の両立が出来るように成ったのはこの愛好会のお陰なんです!」
杏「あっ、そう!」
恵梨香「もう良いですよ!好きにして下さい!ただし、今後2度と同好会の部室に来ないで下さい!」
結菜「低レベルな同好会より高レベルの愛好会の方が遣り甲斐がありますよ!」
恵梨香「何ですって?!」
結菜「悔しかったら、私に勝ってみるんですね!あっ、あなた方は予選落ちでしたね!」
恵梨香「ムキー!絶対敗者復活から這い上がってあんたも美麗も何もかも蹴落として優勝してやるんですから!顔を洗って待ってなさい!」
和「恵梨香さん!首です!」
愛「都合のいい女」
結菜「えっ?」
愛「あなたは都合の良い女です!」
杏「愛ちゃん!?」
結菜「何ですって?」
愛「あなたにスクールアイドルの本気度が感じられません!」
結菜「どう言うことよ?」
愛「ただ、ライブさへ出来ればそれで良い!自分が思う練習場所さへあればどこでも良い!そんな風に見えます!」
結菜「何ですって?」
愛「そんな生半可な人が予選突破なんて私は認めたくありません!むしろ、恵梨香ちゃんはそんな人に負ける筈がありません!」
恵梨香「あい子?」
結菜「あなたは愛好会の凄さを知らないようね?私達愛好会が同好会に負けるですって?あり得ないわ!」
愛「あなたは愛好会の闇と言うものを知らないようですね!」
結菜「何ですって?」
愛「いつか愛好会の闇を全校生徒に明かし、こんな場所潰して見せます!」
美麗「あら?皆揃ってどうしたの?まさか、愛好会に入る気になった?」
愛「な・り・ま・せ・ん!」
杏「右に同じく!」
結菜「美麗、この人達、愛好会の凄さを分かってないそうよ!」
美麗「まあまあ、結菜!今はソロライブとユニットライブに愛好会のメンバーが出てるんだから!この大会で私達の誰かが優勝すればこの子達も凄さを分かってくれるわ!」
恵梨香「いいえ、このソロライブ大会はエリリンが逆転優勝してやりますから!」
美麗「恵梨香はたしか落選じゃ・・・」
恵梨香「絶対敗者復活から這い上がって優勝してやりますから覚悟しておいて下さい!」
美麗「フフフ、あなたが決勝まで来れたらの話ね!」
結菜「あなたみたいな予選落ちに優勝なんて出来るのかしら?」
恵梨香「やってやりますよ!」
美麗「まあ、楽しみにしておくわ!」
実は、この時裏で新たなユニットが結成されていたのだが、詳しい話は『ナンバーズ8』で!
- Re: レインボーヒロインズ ( No.74 )
- 日時: 2024/11/11 20:37
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
この話は『ナンバーズ8』441話からの続きのお話
第74話・修学旅行後
部室
恵梨香「こんにちわ!今日も元気に部活動を・・・」
ズーン!
恵梨香「えっ?ちょっと!何が合ったんですか?」
杏「いや、別に何もないよ!」
夢「マジで大丈夫だから!」
恵梨香「まさか、修学旅行で事件を起こして、もう来年から修学旅行は中止ですってことが・・・」
杏「それはないから安心して!」
夢「ただ、修学旅行で事件は合ったけどね・・・、しかも帰りに・・・」
恵梨香「まさか、帰りの新幹線の中で八期先輩を巻き込む喧嘩が?」
夢「確かに、アイツは絡んでたけど・・・」
杏「喧嘩してたのは、栞先生と田中君だよ」
和「いや、たとえそっちでも大事ですよ!」
恵梨香「それで、実際は何が合ったんですか?」
杏「実は・・・」
夢「杏が八期に告白されたのよ!」
恵梨香「はあ?!告白!?いや待って下さいよ!それで新幹線で喧嘩って何が合ったんですか?」
夢「田中とかが、八期の告白をサポートしてたのよ!私もそこに居たんだけどね!杏が心配だから・・・」
恵梨香「それで?」
夢「そしたら、先生が『時と場所が違う』って八期を注意したんだけど・・・」
杏「周りに居た子達も、拍車を掛けたからって事を注意されたんだけど、そしたら田中君が『告白する事は自由だろ!修学旅行で告白する奴なんて世の中沢山居る』って反論して・・・」
紫「まあ、修学旅行で告白は定番だよね?」
和「確かに、誰か1人はやりますよね?」
恵梨香「あれ?話聞いてたんじゃ?」
杏「実は、皆には告白されたことまでしかはなしてないの!」
恵梨香「そうだったんですか?それで!」
夢「栞先生は『時と場所を考えなさい』って言ったんだけど、田中は『告白する事なんて自由だろ、あんたらは恋愛すら自由にさせてくれないのか?!』って怒って・・・」
恵梨香「新幹線が大変なことに?」
杏「成ったら私達今ここに居ないよ!」
恵梨香「あれ?そう言えば、あい子となな子が居ませんね?」
杏「実は・・・」
回想(数分前)
夢「ただいま!」
エル「2人ともお帰り!」
杏「ただいま!皆・・・」
和「ん?杏さんちょっと顔色が悪いですね?」
愛「大丈夫?旅行疲れ?」
杏「違うよ!大丈夫だから!」
紫「どうだった修学旅行?」
夢「まあ、最初と最後の事件が無かったらね!」
奈々「何があったんですか?」
杏「美麗ちゃんが当日に集合場所を変えたせいで、行く日が1日ずれたの!」
夢「そもそも、行ったのに、最初からやり直しよ!めちゃくちゃじゃない!八期のせいで良い迷惑よ!」
杏「ダメだよ夢ちゃん!八期君を責めたら?責めるのは当日に勝手に集合場所を変えた美麗ちゃんだよ!
そのせいで八期君は駅で一人ぼっちだったんだよ!」
愛「お義兄ちゃん可哀想・・・」
夢「いや、なんでアイツ1人のわがままで、全員がやり直ししなきゃいけないのよ!そこがおかしいのよ!」
杏「本人の過失じゃないから!」
夢「なにそれ?」
杏「濡れ衣のせいで、スクフェスの大会出られなかった時もあったから、それが切っ掛け!」
夢「振り回されるこっちの身にもなって欲しいわ!」
杏「それでも責めるのは、勝手に予定を変えた美麗ちゃんだよ!」
夢「でも、アイツが居なかったら何も起こらない平和な旅行に成ってたかもしれないんだよ!杏だって、最後あんなことが無かったら無事平和に終わってた筈なのに・・・」
紫「何があったのさ?」
杏「今までの事件と比べれば軽い方だよ!」
夢「それはそうだけど・・・」
和「何をされたんですか?」
モナ「僕も知りたいな!」
杏「ええっと・・・、恥ずかしいなあ・・・」
モナ「勿体振らず言ってくれよ!」
エル「そう言えば日本では修学旅行で告白する人が居るって聞いたことあるけど?」
杏・ビュン!
モナ「杏、今反応しなかったか?」
紫「エルちゃん図星を当てちゃったね!」
エル「えっ?えっ?もしかして告白されたの?」
杏「ええっと・・・」
夢「うん、そうだよ!杏は帰りの新幹線で告白されたの!」
奈々「誰に告白されたんですか?」
杏「ええっと・・・」赤面
夢「八期だよ!八期!」
杏「夢ちゃん!止めてよ!」
愛「えっ?!」
奈々「まさか・・・」
紫「どうしたの2人とも?」
愛「お義兄ちゃんが・・・」
奈々「先輩が・・・」
2人「杏さん・先輩の事が好きだったなんて・・・」
モナ「愛?どうしたんだ?オーイ!」
和「奈々さん?」
奈々「それで・・・、杏さんはなんと?」
杏「丁重にお断りを・・・」
愛「なんで?」
夢「いや、それはあんなのを・・・」
杏「私、八期君の事は好きだよ!」
夢「えっ?」
杏「でも、それが恋愛って成ると、違うなって思ったと言うか・・・、そう言う風に考えられないというか・・・、私他に好きな人居たし・・・」
愛「そ、そうなんだ・・・」
奈々「まあ、人の恋愛は自由ですしね・・・」
愛「私、帰る!」
エル「愛ちゃん?」
奈々「私も早退させて下さい!」
和「奈々さん?どうしたんですか?」
回想終わり
恵梨香「それであの2人は帰ったんですか?」
紫「イヤー、愛ちゃんはともかく奈々ちゃんまで八期君が好きだったとは・・・」
恵梨香「紫先輩気付いてたんですか?」
エル「むしろ気付かない方がおかしくない?」
夢「えっ?エルさんも?」
和「恵梨香さんと夢先輩はどうしてそんな鈍感なんですか?」
恵梨香「知らないよ!」
杏「私も、何となく・・・」
夢「そうだったの?」
杏「見てたら、あと経緯を辿れば好きに成った理由も分かるよ!」
恵梨香「まさかとは思いませんが?あい子に気を遣って?」
杏「違うよ!」
夢「別に好きな人居たって言ってたじゃん!」
杏「振られたけどね!」
恵梨香「振られたんですか!」
紫「つまり、未練があるから?」
杏「そうなるかな?」
和「私としては、八期先輩が杏さんの事を好きだったことに驚きですけど・・・」
夢「それは私も思った!零とか八姫とか一緒に居るのに!」
紫「紫ちゃんもてっきり零ちゃんかなって!」
和「私は幼馴染みの希さんだと!」
恵梨香「私は八姫先輩だと思ってた!許嫁とか言ってたような・・・」
エル「私は星田先生かと・・・」
恵梨香「凄い爆弾想像してましたね?」
和「いや、20代から30代位だと、年の差がそこまで無いのでギリギリいけないこともないですよ!」
恵梨香「それより、さっきからモナ子はなんで落ち込んでるんですか?」
和「仕方ありませんよ!ずっと大好きだった親友に好きな男の人が居ると知ったら・・・」
モナ「愛!僕を捨てると言うのか?」
恵梨香「あのね、普通そこは妬むか羨むの!付き合ってたカップルじゃないんだから!」
モナ「愛が居ない人生なんて生きていけない!」
恵梨香「ダメだこりゃ、壊れてる!」
夢「しかし、あれ程八期と対立してた奈々ちゃんもとい薺ちゃんも好きに成ってたとはね・・・」
エル「きっと一緒にすごしていく毎に憧れて、好きに成ったんだよ!」
夢「そうなのかな?」
一方その頃
焼き菓子同好会部室
ガラガラ
林檎「あっ、愛!」
蜜柑「どうしたの?」
桃子「私達に何か・・・」
愛「ウワーん!ああっ、アアーン!」
桃子「どうしたの愛ちゃん?」
林檎「私の胸で泣いて良いから!」
蜜柑「兎に角、落ち着いて・・・」
一方その頃
草家
ガチャン
薺「ただいま!(誰も居ない)」
ガチャン
ドスン!←ベッドの上に乗る
薺『先輩が杏さんに告白したと聞いて、
なんであんな敗北感が襲ったの?
別に私は先輩の事・・・、
少しは憧れの存在とは・・・、思ってるけど・・・
それに、杏さんが先輩を振ったと聞いてなんで私は『ホッ』としてしまったの?
杏さんが先輩と一緒に成らなくて良かった?いやだとしても、なんで振られて安心するの?
でも・・・、なぜだが分からないけど、杏さんや他の女の人に先輩を取られたくない!
いや、待って!あの人はお姉ちゃんが好きな人だよ!先にお姉ちゃんが好きに成ってた・・・、妹の私が後ろから横取り?そんなのダメに決まってるじゃない!
って言っても、恋愛に横入りなんか関係無いのか!結局、先輩が誰を好きに成るのかだから・・・、このままお姉ちゃんが結ばれたらこの気持ちも軽くなるのかな?』
想像
芹「八期!今日はどこ行く?」
八期「何か食べに行くか?」
芹「良いわね!でも・・・、夜は・・・」
想像終わり
薺「ダメ!ダメ!ダメ!ダメ!たとえお姉ちゃんでもそっちには・・・、って私はなんて事を考えて?
『もう!私はどうすれば良いの?』」
- Re: レインボーヒロインズ ( No.75 )
- 日時: 2024/11/12 21:33
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
第75話・修学旅行後・・・②
愛好会部室
明「ただいま!」
青香「お帰りなさい!」
藍香「大丈夫よね?私達来年行けるよね?」
結菜「行きと帰りでごちゃごちゃしたけど、大丈夫よ!」
紫子「良かった!なんとか来年私達は行けますね!」
後輩達「ええっ!!!!行きと帰りに何かあった?」
主「あの、あそこの美麗をどうにかしてくれませんか?」
3年生達「えっ?」
美麗「修学旅行行きたかったのに・・・」グスン、グスン!
蓮「途中で帰って来たけど、何かあったの?」
結菜「ああ、なんか八期のわがままで修学旅行がやり直しに成ったのよ!遅れたのは自分の癖に!」
明「違うよ!美麗が当日に集合場所を変えたから、しかも朝早く携帯電話でメール連絡したから八期の所まで情報が行かなかったんだよ!」
主「こればっかりは美麗の自業自得ですね!」
美麗「私は、アイツが一緒に来たら事件が起こったり、ご飯が食べられなくなるからって困ってた生徒の為に・・・」
青香「だからって、当日に集合場所を変えるのは・・・」
明「八期が携帯持ってないって知ってて、利用したんでしょ!」
藍香「でも、その先輩のせいで、大変な目に遭ってるんじゃ?」
明「大変な目に遭ってる張本人だよ!」
美麗「私が所持金7000円で、カード無し電話無しで、どうやって帰ってきたか教えてあげましょうか?」
蓮「自業自得過ぎて、聞きたくないわね」
美麗「おまけに、やっと着いたと思ったら、また呼び戻されて、観光1つさせずにそのまま帰宅させられたのよ!」
主「だから自業自得です!あなたが乗り物と集合場所を変えたせいで、行けない人が出たり、600キロ以上の移動をした人も居るのですから!」
黄花「それで、帰りに何が合ったんですか?」
結菜「私も詳しくは知らないのよ!なんか、とある男子が女子に告白したまでは聞いたけど・・・、誰が誰にしたまでは・・・」
蓮「明は告白のこと知ってるの?ってあれ?」
青香「明さんなら、行くとこがあると・・・」
蓮「どこへ行ったの?」
アイドル研究部部室
明『まさか、八期が杏の事を好きなことは予想してたけど、告白するとは思ってなかったな!そのせいで、零なんかショックで休んでるからね!』
トントントン
明「失礼します」
ズーン!
明「やっぱりこうなってたか!」
秀喜「あっ、完道!」
歩「明ちゃん!もう大変だよ!」
渚「皆、落ち込んじゃって・・・」
回想(数分前)
ガチャン!
希「おっ、中3メンバーが帰ってきた!」
子「お帰り!旅行どうだった?」
愛海「楽しかった?」
芹「はあ~・・・」
八姫「最後のあれで、思い出なんかどこかに消えたわよ!」
町子「えっ?」
金「皆、何があったの?」
結「まるで引ったくりか置き引きでもあったかの様な顔をして?」
秀喜「まあ、コイツらにとっては、いや、もしかしたら皆にとっては良いニュースと悪いニュースになるな!」
グレーテル「どういう事だよ?」
渚「驚かないで聞いてね?」
青奈「分かったわ!」
歩「実はね?」
平江「ウンウン・・・」
渚「帰りの新幹線で・・・」
亜利紗「何があったのよ?」
葉月「八期が・・・」
朝「八期先輩が?」
歩「告白したんだよ!」
全員「ええっ!!!!」
希「だ、誰に?零ちゃん?八姫?」
子「のぞみん、落ち着いて!」
青奈「アイツは研究部の誰にコクったの?」
葉月「いや、コクったのは研究部じゃなくて・・・」
全員「えっ?」
秀喜「同好会の夢原杏だよ!」
全員「ええっ!!!!嘘!」
希「あり得ない、零ちゃんか八姫ちゃん辺りなら仕方ないって思ってたのに・・・」
亜利紗「嘘でしょ?この私を差し置いてお姉ちゃんにコクるなんて!」
青奈「なんで?あんな貧相な体型になんの需要があるのよ!」
愛海「青奈失礼だって!」
町子「それでどうなったの?」
秀喜「振られたよ!本人は夢原の気持ちを聞きたかっただけだったから、清々しい顔で帰ったが、その後に先生に叱られて涙してたよ!」
希「そっか、コクって振られたんだ・・・、じゃあまだチャンスあるね・・・」
グレーテル「って成るかよ!どう考えてもこの後俺らが告白したって振られる未来しかないじゃないか!」
町子「そうでなかったとしても、私は嫌だな!」
亜利紗「町子、それはどうして?」
町子「振られたから、次はこの人って、それじゃ一途に愛されてないってことじゃん!最初に自分を選ぶつもりもなければ、振られたから次はって、ドラフトじゃないんだよ!」
愛海「確かに、そんな男私も嫌だな!」
青奈「私も同感!」
希「なんか聞いてて悲しくなってきた!これって失恋なのかな?」
秀喜「そう言えば、今日岡田休みだったな!」
愛海「あの、零ちゃんですら相当落ち込んでるのね!」
回想終わり
明「皆揃って失恋したってことね!」
結「いや、私は違いますから!」
葉月「私だって!」
町子「私も!慰めてるだけです!」
葉月「嘘付け!さっき止め指してたたじゃないか!」
歩「八姫なんかさっきから焼き餅妬いてるんだよ!」
八姫・バチバチバチバチ・・・
渚「しかもヘンゼルはともかく、理珠まで落ち込んで!」
明「ロボットが落ち込んでるの?」
渚「まさか、杏ちゃんだったとは思ってなくて・・・」
明「八期は今どこに?」
秀喜「先生に呼び出されてたかな?何かしたわけではないよ!」
理事長室
八期「先生?僕何かしましたか?昨日の事なら・・・」
香「その話を蒸し返すつもりはないわ!ただ、個人的に聞きたいのよ!」
八期「何をですか?」
香「八期、あなた自身零の事をどう思ってるの?」
八期「えっ?」
香「私が言うのもあれだけど、零はあなたをどんな状況でも助けてくれたわ!あなたをサポートし、あなたを支えて、あなたに尽くしてた!」
八期「はい・・・」
香「零になんの不満があるの?」
八期「えっ?」
香「普通なら、零に魅力を感じる筈よ!もう5年もあなたを守ってきたのだから!」
八期「確かに、零ちゃんは優しくて可愛いです!文句の付けようがありません!」
香「じゃあ、なんで零を好きと言えなかったの?」
八期「それは・・・、こんな情けない僕を零ちゃんが好きなんて、思ってないと思ったからです!」
香「どういう事?」
八期「僕は何度も零ちゃんに助けてもらったり、勉強を教えてもらったり、零ちゃんのお陰で学校が少しでも好きに成りました!本当に感謝してます!」
香「まさか、零の事をただの便利屋と思ってる訳じゃないでしょうね?」
八期「それを両親に指摘されたからです!」
香「えっ?」
八期「確かに、零ちゃんの事は好きです!お嫁さんにしたらとても良い奥さんに成ると思ってます!
ですが、両親に『お前は零ちゃんを便利屋としか扱ってない!』、更に『お前のせいで零ちゃんの自由が失われている』、『そんな男を好きに成る女はおろか、そんな人は居ない』、そう言われました。」
香『八期・・・』
八期「これは希お姉ちゃんでも同じことを父に言われたんです!かといって、何をすれば良いのかも分からない!だから、僕が零ちゃんや希お姉ちゃんを好きに成る資格はないんです!」
香「ごめんなさい、嫌な話を話させて・・・」
八期「いえ・・・」
香「ただ、確かに私が娘を持つ親ならあんたみたいな人に娘を渡したくはないわね」
八期「そうですか・・・」
香「でも、人に尽くすことが幸せと言う人も一定数居るから、人の幸せと言うのは分からないからね!
極端な話、お金持ちでも不幸、貧乏でも幸せっていう人も居るから、人として見るなら、あんたは人に支えて貰わないと生きていけないことは事実ね!」
八期「はい!自分で言って情けないですが・・・」
香「自覚あるならまだマシよ!仕事が出来なくても家事とか育児が出来るのなら、見る目は少しは変わると思うわ」
八期「う~ん・・・」
香「兎に角、あんたはまだ結婚出来る年齢でもないし、ゆっくり悩めば良いのよ!ありがとうね!」
八期「はい、失礼しました」
ガチャン
香「だそうよ!零!」
零「そっか、別に私が鬱陶しい訳では無かったんだ・・・」←理事長の机の下に隠れてた
香「私もあの子の担任として5年目だけど、優しくしてくれる人を悪いように言うことは無いわね!
ただ、依存しすぎないかが心配ね!」
零「それはあると思います」
一方その頃
1枚の写真を見る杏
杏『・・・』
?「ずいぶん気に入ってそうね!」
杏「えっ?!」
- Re: レインボーヒロインズ ( No.76 )
- 日時: 2024/11/15 19:21
- 名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)
第76話・修学旅行後・・・③
焼き菓子同好会部室
林檎「落ち着いた?」
愛「うん・・・」
蜜柑「それで何があったの?」
桃子「私達は愛の味方だよ!」
愛「実はね、お義兄ちゃんが・・・」
林檎「先輩が?」
愛「修学旅行で・・・」
林檎「まさか・・・」
蜜柑「亡くなっちゃったの?」
愛「違う!生きてる!」
桃子「蜜柑!失礼でしょう!」
蜜柑「でも、愛があんなに泣くからとても悲しい出来事でも合ったのかと・・・」
愛「告白した」
林檎「えっ?」
蜜柑「なんて?」
愛「修学旅行で告白したって言ってた!」
フルーツトリオ「ええっ!!!!マジで?」
林檎「あの人!愛の事応援してるくせに!こんなの浮気よ!浮気!」
桃子「待って待って!林檎!先輩がいつ愛に告白した?」
林檎「だって、愛の事が好きだって・・・」
桃子「それはあくまでもライブの話だよ!」
林檎「でも・・・」
桃子「きっと、ライブと推しは別で考えてるんだよ!」
林檎「でも・・・」
桃子「むしろ、世の中には推しと恋愛を弁えずに、自分の一途な感情だけで迫るバカも居るんだよ!
そんな人と比べたら、先輩はまだ出来てる人間だよ!」
蜜柑「そうそう、桃子の言う通り!むしろ弁えてない最低なファンによって愛が襲われたらどうするの?」
林檎「そんなこと私がさせない!」
愛「いや、危ない時は逃げて!」
蜜柑「それで、誰に告白したの?多分研究部の零さんだと思うけど・・・」
桃子「えっ?同好会の明さんじゃない?」
蜜柑「いや、明さんだったら私発狂するよ!」
零「杏さんだった」
林檎「えっ?」
零「杏さんに告白したんだって・・・」
桃子「えっ?嘘!」パタリ
蜜柑「桃子!」
林檎「しっかりして!息してる?」
パタリ、カラン、カラン・・・
蜜柑「ちょっと!」
林檎「苺に、柚羽!あんたらも倒れない!」
苺「私達の杏ちゃんに・・・」
柚羽「彼氏が・・・」
愛「振られたけど・・・」
林檎「えっ?」
愛「杏さんに振られたそうだよ」
桃子「ああ、振ったんだ・・・」
苺「どう言えば良いんだろ?」
柚羽「喜ぶべきなのか?悲しむべきなのか?」
蜜柑「情緒不安定過ぎるでしょ!」
林檎「でも、別に振られたんでしょ!だったら愛にもチャンスが・・・」
愛「無いよ!」
林檎「えっ?何で?」
蜜柑「そりゃそうだよ!告白したのは八期先輩なんでしょ!言わば、八期先輩は杏先輩の事が好きで、告白したんだから!それはもう愛は眼中に無いとも言えることだよ!」
愛「うん、やっぱり私なんて妹と言う存在だから、恋愛対象に成らないよね?」
林檎「いや、そうとは限らないじゃん!もしかしたら、候補にはあったけど一歩及ばなかったとか?」
愛「それは私を本気で愛してないってことだよね?」
林檎「あっ、ああ・・・」
蜜柑「下手くそ!」
廊下
明『そうか、アイアイ本気で八期のことを!』
理事長室
ガチャン!
八期「失礼しました」
明「八期!」
八期「ええっと、完道・・・」
明「名前で呼んで良いよ!明だよ!」
八期「明ちゃん!なにか用?」
明「八期ってさ、アイアイの事どう思ってるの?」
八期「愛ちゃんだよね?世界一可愛い後輩だと思ってる」
明「そうじゃなくて、まあ今、義理とはいえ兄弟じゃん?」
八期「兄妹だね!」
明「ハイハイ、義兄妹に成ってるわけだけど、アイアイの事妹って思ってる?」
八期「思えないね!可愛い後輩が家に泊まりに来たと思ってすごしてる。」
明「凄い発想だね!」
八期「正直、赤の他人を兄妹と思えない!それに、部活動で知り合ってからは顔馴染みだと、妹って感覚は全く無いね!」
明「あっ、そうなんだ!じゃあ、もしかして恋愛対象としては?」
八期「入るね!普通に候補にしてる」
明「じゃあ、なんでアイアイを推しておきながら、杏に告白を?」
八期「それは杏ちゃんが初恋だったから!」
明「えっ?」
八期「僕は、自分で言うのもあれだけど、一途だよ!最初に惚れたのが杏ちゃんだったから、いつしか彼女の姿を追いかけてたかな、人によってはストーカーと言われても仕方無いくらいには目で追ってた!
そこのグループに入ろうとした。
好きだからこそ、少しでも近付きたいって思って・・・」
明「じゃあ、夢っちが言ってたストーカーと言うのも?」
八期「あながち間違ってないね!ただ、写真は撮ってないし、家まで尾行したことは無いよ!」
明「嫌われるから?」
八期「寄り道に成るから!仮にやってどう言い訳すればいいかもわからないし!」
明『真面目なのか?ヘタレなのか?』
八期「確かに、愛ちゃんは好きだけど、恋愛対象にも成るかもしれないけど、あくまで推しは推し!好きな人は好きな人って分けて考えてるから!」
明「それって、アイアイは別世界の人って思ってるの?」
八期「いや、お嫁さんにするならって考えた時に、愛ちゃんより杏ちゃんの方が良いってのが本音!確かに愛ちゃんのライブは好きだけど、将来を考えると杏ちゃんかなって感じ!」
明「そ、そうなんだ・・・」
八期「あと、ぶっちゃけるなら、明ちゃんも好きだな」
明「それって?」
八期「恋愛対象に入ってるって意味」
明「ちょっと!ちょっと!そんな言葉をナチュラルに言わないでよ!ってか他にも候補居るってこと?」
八期「そうなるかな?」
明「何人居るのさ!?」
一方その頃
?「ずいぶん気に入ってそうね?」
杏「えっ?」
?「その写真!羨ましいわ!いつ撮ったのよ?」
杏「何のようかな?八姫ちゃん?」
八姫「私もドア越しに八期の告白聞いてたのよ!」
杏「それで?」
八姫「告白されて、振って戻ってきたあんたの顔を見て違和感を持ったわ!」
杏「どういう事?」
八姫「本当に、あの恋愛不審で、相手からの告白を信じられない八期から告白されるなんて!」
杏「別に、私は他に好きな人が・・・」
八姫「振られてるのに?」
杏「未練タラタラなの!」
八姫「そうかしら?私から見たら『私はなんであんなこと言ってしまったんだろう』って顔にしか見えないわよ!」
杏「そ、そんなことは・・・」
八姫「だったら・・・」
パッ!
杏「えっ?」
八姫「なんで卒業式後の写真を持ってるのかしら?」
杏「・・・」
八姫「しかも、この写真、八期の方から頼んだ写真よね?本当に嫌いなら、私なら捨ててるわ!
そうでなくても、花見離さず持つ人間なんて居ないわ!普通は机か、壁に飾っておくものだもの!」
杏「何が言いたいの?」
八姫「私、嘘が嫌いなのよ!」
杏「どういう事?」
八姫「あんた、本当は八期のこと好きなんでしょ?どうなの?」
杏「だから、私は他に好きな人がいて・・・、振られたから・・・、その傷が癒えてなくて・・・」
八姫「好きなら、好きってハッキリ言いなさいよ!」
杏「それを言って八姫ちゃんは私をどうするつもり?」
八姫「別にどうってこと無いわ!ただ・・・」
杏「ただ?」
八姫「あんたに宣戦布告をしに来たのよ!」
杏「えっ?」
八姫「あんたが八期の事を好きかどうかは別にして、同じ八期を巡るライバルとして、『あんたには負けない』って一言言いに来たのよ!この先どうなるか分からないけど、
あんたなんかに絶対負けないんだから!」
杏「分かった、その勝負受けて立つわ!」
八姫「尻尾を出したわね!」
杏「どう受けとるかはあなたの自由よ!ただ、私も負けず嫌いな所あるから!」
八姫「ただ、八期を好きなのは私や零達だけじゃないんだから!」
杏「うん、分かってるよ!」
八姫「本当に分かってるの?私らは一緒のグループだけど、あなたは同好会よ?」
杏「いつかは、研究部に行きたいと思ってるから!」
八姫「えっ?」
杏「その時はお願いね!八姫ちゃん!」
八姫「その時は受けて立つわよ!」
果たして杏がアイドル研究部もとい『ナンバーズ8』の仲間入りになるのか?
今後も注目だ!
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