二次創作小説(新・総合)

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レインボーヒロインズ
日時: 2024/09/21 00:02
名前: いくちゃん (ID: E8lgSYnB)

どうも!いくちゃんです!
今回も更なるナンバーズスピンオフ作品!
レインボーヒロインズを投稿したいと思います。
モチーフはラブライブ虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会です!

この作品も『少年教師有』と共にナンバーズ8と平行でお話が進みます!
ですので、『ナンバーズ8』のキャラクターがこの作品に、
『レインボーヒロインズ』のキャラクターが『ナンバーズ8』にも出てきます!
さあ、果たしてどんなお話に成るのか?
主要人物だけ載せておきます!

スクールアイドル同好会
桃・夢原杏ゆめはらあん

黄・中洲恵梨香なかすえりか

水・桜木和さくらぎのどか

紫・倉木紫くらきゆかり

赤・矢塚奈々やづかなな

緑・エル・グリーン ※スイス人

白・白木愛しらきあい

銀・モナ・スカーレット ※アメリカ人

マネージャー・高橋夢たかはしゆめ

アイドル育成愛好会
桜・ワン美麗メイリン ※中国人

深緑・三葉主みつばつかさ

青・綾瀬蓮あやせれん

橙・完道明ししじあきら

青・倉木青香くらきはるか

赤・絢川赤音あやかわあかね

黄・立花黄花たちばなおうか

桃・矢口桃夏やぐちとうか

橙・ミカ・オレンジ

藍・黒川藍香くろかわあいか

紫・宮本紫子みやもとゆかりこ

水・リー水美みなみ

緑・瀬川緑せがわみどり

白桃・夢原亜利紗ゆめはらありさ

橙・山口朝やまぐちあさ

紅・紅城結菜あかぎゆうな

作曲家・モナ・スカーレット

※変動する可能性あり

Re: レインボーヒロインズ ( No.27 )
日時: 2023/12/10 20:46
名前: いくちゃん (ID: ZIpXt3fk)

夢「あっ、ごめんなさい!ってあなたは?」

亜利紗「夢ちゃん久し振り!」

第27話・文化祭の裏側(1日目・後編)

夢「亜利紗ちゃん大きくなったね!しばらく会ってなかったよね?」

亜利紗「2年ぶりかな?あれ?お姉ちゃんは?」

夢「ファンの子と遊びに言ったよ!」

亜利紗「ファンの子!?まさか男?」

夢「女の子だったよ!後年下の後輩!」

亜利紗「そうだよね、あんなまな板で根暗なお姉ちゃんに彼氏なんて出来るわけ無いわよね!」

夢「そこまで言わなくても・・・」

亜利紗「だって、本当の事だもん!」

夢「そう言えばおじさんとおばさんは元気?」

亜利紗「いや、大変よ!去年家にお姉ちゃんの担任の先生が突然やって来て、ボコボコにされたんだから!」

夢「『うるさいなあ』って思って次の日杏に聞いたけど、『何もなかったよ!』って返されて、結局何があったの?」

亜利紗「それが私にも分かんないのよ!あの日以降お父さんとお母さん縮こまっちゃって・・・、お姉ちゃんはなんか勝ち誇った顔してたし」

夢「何か切っ掛けとか無い?例えばその後変わった事とか?」

亜利紗「そう言えば、家って先祖代々オリックスファンよね?」

夢「うん、知ってる!私もオリックスのファンだし!」

亜利紗「お姉ちゃんがテレビで阪神戦見てもお母さん達何も言わなくなったんだよね!」

夢「杏って最初野球興味なかったけど、いつの日か阪神ファンになってたよね?」

亜利紗「甲子園のイメージも高校野球じゃなくて阪神になってるし!」

夢「Bクラスは阪神ファン多いからな、皆そう言うんだよね!」

体育館
香「夢原!」

杏「はい!」

香「その後、家はどうだ?」

杏「先生のお陰で、お父さんもお母さんも妹だけ贔屓することが少なくなりました!」

香「まあ、0は難しいか!」

杏「それより妹が鬱陶しいんですよね!交換しても更に悩むんです!」

香「私はお姉ちゃん居たけど、優しくていつも明らかに大きい方くれたな!」

杏「先生お姉さん居たんですね!」

零「何の話してるの?」

香「夢原の家の事さ!」

零「別件でまた大変でしたね!」

回想
中1の11月頃まで遡る

零「ねえ、八君!」

八期「何?」

零「夢原さん元気無くない?」

八期「たとえそうだとしてもどう声かけるのか、どう解決するのか分からない!」

零「夢原さん!」

杏「わあ!岡田さんか」

零「ずっと上の空みたいな感じだけど何か合った?先生に言った方が良い?それとも話しづらい?」

杏「じゃあ、誰にも言わないでね!」

零「うん」

杏「うちってさ、お父さんもお母さんも妹ばかり可愛がって贔屓してるように思えて・・・」

零「えっ?」

杏「妹がおかずが足りないと言えば『あなたはお姉ちゃんだから分けてあげなさい!』っておかずを半分以上食べられる羽目に成ったり、
私が自分で買って名前まで書いて置いてたお菓子を食べられても『その場で食べないから』とか『早く食べない方が悪い』って言われるし、
私の誕生日のケーキも『お姉ちゃんだから我慢しなさい』って主役なのに、メチャクチャ小さく切られた物を取る羽目になり、明らかに妹の方が大きく、ネームプレートのチョコまで取られたり、
明らかに妹が私のお小遣い盗んでるのに、それを信じず、妹のお小遣いが失くなったら真っ先に私を疑って犯人だと決めつけて盗まれた金額分払わされるし、
私のコースの方がテスト難しい筈なのに、妹の時は60点でも誉めるのに、私の場合は100点取っても誉めてくれないし、他の点なら『もっと勉強しなさい』って言われるの!」

零「酷い!許せない!」

杏「こんなこと誰も信じてくれないし、過去に何回か先生に言っても『家の事情に教師が首を突っ込む話ではない』って対応してくれないの!家でも私は家事とかやってるのに、妹はいつもだらけて、でも両親が帰ってくる5分前にやってる姿を見せて誤魔化すんだよ!」

零「ねえ?それ先生に言ってみない?」

杏「無理だよ!小学校2年生の時から言ってるけど、3年間門前払い受けてて・・・」

零「じゃあ、星田先生には言ってないんだね?」

杏「そうだけど、でも、先生だって忙しい筈だし・・・」

零「星田先生はいつだって弱い生徒の味方だよ!困ってる生徒が居るなら、たとえどんな相手でも立ち向かう頼りになる先生だから!放課後一緒に行こう!」

放課後(職員室)

トントントン!

零「星田先生居ますか?」

香「はい!あら、零じゃない!何のよう?」

零「私でなく・・・」

杏「先生・・・」

香「夢原さん?」

杏「先生、助けて貰えますか?」

香「何があったの?」

全てを聞いた香

香「成る程、確かに家庭の事情だと、その家庭ならではの事情ってものが合って、教師は普通踏み込めないわ!」

零「そこを何とか!」

香「でも、聞いていたら虐待に近いわね!ただ、間違いを起こして、問題になるのも嫌なのよね」

杏「やっぱり・・・」

香「そうじゃないの!教師が行っても、怪しく思われない振る舞いで誤魔化す筈だから、尻尾を掴むには、列記とした証拠を掴まないと!」

零「証拠ですか・・・」

香「そう言えば、松本先生から聞いたけど、夢原さんって、胸ポケットにカメラ付けてなかった?」

杏「はい!松本先生に頼まれて・・・」

香「あなたさへ良ければ、そのカメラで1ヶ月位日常を取ってきてくれる?」

杏「1ヶ月?!」

香「だって、テストは11月末からだから、テスト後の反応もみないと!大丈夫!悪いようにはしない!なんならあなたの敵に成るようなことすれば教師を辞めても良いわよ!」

杏「その言葉信じて良いですか?」

香「勿論よ!」カチッ!

杏「えっ?」

香「ちゃんと録音してたから、これをあなた自身が持ってなさい!」

杏「はい!お願いします!」

それから1ヶ月後

杏「先生、これをお願いします!」

香「瞳ちゃん!」

瞳「合成は一切ありません!」

香「盗聴機は?」

杏「先生の言った場所に仕掛けました!」

香「じゃあ、後は先生に任せなさい!切っ掛けはあなたが拒むことよ!」

杏「はい!」

その日の晩御飯

杏の母「ご飯できたわよ!」

夢原姉妹「ハーイ!」

席に座り

全員「頂きます!」

亜利紗←早く食べる

杏←ゆっくり食べる

亜利紗「おかわり!」

杏の母「杏、よそってあげて」

杏「自分で行きなよ!」

杏の父「お姉ちゃんだろう!妹の為によそってやれ!」

杏「仕方ないなあ」

亜利紗『隙あり!』

杏「ああ!それ私のお肉!」

亜利紗「全然食べてないからダイエットしてるのかと思った!」

杏「返してよ!」

亜利紗「もうお腹の中だし、それに1枚位でうるさいな!」

杏の母「そうよ!」

杏の父「お姉ちゃんなら妹に譲るものだろ!」

杏「お父さんもお母さんもそればっかり!」

杏の母「だって、亜利紗は賢くてお手伝いもしてくれる優秀な子だもの!」

杏の父「お前みたいなひねくれものよりずっと良い子なんだから当然だろう!」

杏「私の方が優秀だもん!亜利紗はズル賢い人任せだもん!」

亜利紗「誰が人任せよ!」

杏「人任せじゃん!自分の食べたものも、自分の洗濯物も片付けずに人の服まで勝手に取って!」

杏の母「杏!亜利紗に謝りなさい!」

杏の父「人任せはお前だろ!」

ドン!

杏「お父さんもお母さんも、本当の亜利紗を分かってない!亜利紗の学力は周りのテストをカンニングして取った偽の成績なんだから!亜利紗はそれくらい人を騙すひねくれものなんだから!」

パチン!

杏の父「なんだと!」

バコン!

杏の父「もう一度言ってみろ!妹を悪者扱いしてそれでも姉か?」

ガチャン!

タッタッタッタッ!

バーン!

香「娘の事を信じられないあんたの方こそ父親かよ!」

ドーン!←とび蹴り

杏の父「わあ!」

香「証拠揃えて良かったよ!虐待とは行かないが、自分の娘をこんな奴隷のような扱いしてたなんてな!」

杏の父「ううっ!」←首を絞められる

杏の母「あなたは誰ですか?突然人の部屋に土足で!」

香「夢原杏の担任の先生ですが何か?」

杏の母「た、担任!担任が人の家族に口出しなんてそんなこと許せることですか?!」

香「だったら、あんたらがやってることは世間に許されることなのか?」

夢原夫妻「ううっ・・・」

香「杏さんの許可は取って、あなた方の日常生活を取らせて貰い、あなた方の普段杏さんに言ってる台詞も聞かせて貰いました!」

杏の母「何を勝手に!」

香「私を警察に渡すならどうぞご勝手に!ですが、その瞬間あなた方の日常生活を動画サイトにアップしますよ!なんて言われるでしょうね?」

杏の父「あんたは鬼か!」

香「私はね、大切な生徒を守るためなら鬼にでも悪魔にでも成ってやるわよ!」

亜利紗「お母さん、早く警察に・・・」

杏の父「ううっ!」

杏の母「亜利紗!電話しちゃダメ!分かりました!どうすれば?」

香「とりあえず、明日学校に来るように!来ないとこの動画分かってますね?」

杏の母「わ、分かりました」

回想終わり

明「先生、怖!」

零「あれでも飛び込んだの2回目よ!」

香「しかも、理由が野球のファンが違うからですって!なんて差別よ!」

零「杏ちゃんの家って?」

杏「代々オリックスファン!私は最初野球興味なくて、明ちゃんに阪神戦連れていかれる前は甲子園は高校野球しかないと思ってた!」

零「へー!」

香「しかし、『阪神は野蛮かつ人の陣地を乗っとるから嫌い、ファンになるなんて不良』ですって!?」

零「一部確かに居るけど、偏見!」

杏「ですが、両親も懲りたのか、私への嫌がらせは少なくなりました!後、先生の写真見せると効果抜群なんです!」

零「あまり、使わないようにね!」

杏「ここぞと言うときにしか使わないよ!」

Re: レインボーヒロインズ ( No.28 )
日時: 2023/12/10 20:44
名前: いくちゃん (ID: ZIpXt3fk)

第28話・文化祭の裏側(2日目・前編)

和「フー!何とか対策出来ましたね!」

紫「会長を始め男子とか小さい子供達が舞台の下を覗く口実として何回も球を入れようとするから・・・、
  しかも、それで紫ちゃん恥ずかしい目に・・・」

エル「まだ、小さい子供で良かったじゃん!」

紫「良くないよ!それでも恥ずかしいんだよ!」

エル「ごめん、ごめん!それよりこの後の段取りは?」

和「私達演劇部による劇を行いますが・・・、確か紫さんがスペシャルゲストとして・・・」

紫「えっ?それ聞いてないよ!」

和「えっ?言いましたよ!ですよね青香さん?」

青香「お姉ちゃんその時、眠そうな顔で返事してたから覚えてないんじゃない?」

紫「そんな時に聞かないでよ!」

和「でも、演目はバスケなので、紫さんにゴールを決めてもらわないと・・・」

紫「聞いてないよ!運動会の時も失敗したんだよ!」

エル「会長の言った通り、バスケ部のキャプテンにパスするアシストになったけどね!」

和「今回それは無いですね、しかも終盤ですので、責任重大です!」

紫「そんな!ボールを高く上げることすら難しいのに・・・」

青香「それはそうと、お姉ちゃんこの沢山のベットは何?」

紫「客席代わりのベットだよ!世界にはベットで寝ながら見れるステージがあるんだ!」

和「絶対皆劇を見ず寝ちゃいますよ!」

紫「じゃあ、寝てる間にバスケ部部長に横から入れてもらうとか?」

和「そんなヤラセ出来ますか!ちゃんと真面目にお願いします!」

バスケ部員「あの・・・」

紫「君はたしか・・・部員の・・・」

バスケ部員「高さと距離を調整すればどうでしょう?」

舞「それが1番ね!いきなりぶっつけ本番なんて事団員じゃない子にはさせられないから!それにゴールさへ入れば十分興奮できるもの!そう言えばライブはどうするの?」

和「え~っと、3人で話し合った結果、オープニング、中間テーマ、エンディングでやることにしました!」

舞「成る程、それはいいね!それで誰がどこの担当?」

和「私がオープニングテーマを担当して・・・」

エル「中間テーマは私だよ!何なら子供達と一緒に躍りながらやろうかなって!」

紫「それ絶対良い!子供達も大喜びだよ!」

舞「最後のエンディングは?」

紫「はい!紫ちゃんの担当です!」

舞『ん?大丈夫かなぁ?』

そして演劇本番

和「どうも皆さんこんにちわ!」

観客「こんにちわ!」

和「私はスクールアイドル同好会兼演劇部所属の桜木和です!今日は存分楽しんでいって下さい!早速ですが、まずはこの物語のオープニングテーマを披露したいと思います!」

和のライブ後

パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・

和「それでは、演劇部による演劇、始まり始まり!」

劇は割愛(内容はバスケットボール部がない学校にバスケ部を作って全国大会を目指す少女の学園青春物語)
→※一部内容は事実を元にしたフィクション

一旦10分の休憩

休憩後

エル「どうも!スクールアイドル同好会のエル・グリーンだよ!さあ、この後のお話はどうなるのかな?
   その前に皆!私と一緒に踊ってみない?
   ステージで私と一緒に踊ってみたい子供達?
   元気良く手を上げて!」

子供達「ハ~イ!ハイ!ハイ!ハイ!・・・」

エル「じゃあ、このコーンの前まで来て踊ってね!」

エルのライブ後

エル「皆、可愛かったよ!それに頑張って踊ってくれたね!ありがとう!それではお話の続きを・・・、どうぞ!」

終盤

紫「よし、絶対このゴールを決めてやる!行け!」

コン!くるくる・・・、ポスッ!ダン、ダン、ダン・・・

ピピー!

観客「オー!」

劇終了

演劇部「今日は皆さんありがとうございました!」

舞「それでは最後はエンディングテーマとして倉木紫さんのライブでお開きとなります!それでは紫さんお願いします!」

紫「どうも!スクールアイドル同好会の倉木紫ちゃんだよ!演劇部のお話良かったね!紫ちゃんもぶっつけ本番で失敗したらどうしようかって、気が気じゃなかったよ!」

観客「ハハハ・・・」

紫「『本当なんだけど・・・』それでは最後になりますが、私の歌を聞いてください!」

紫のライブ終了

紫「皆!今日は本当にありがとう!そしておやすみなさい!すやすや・・・」

シャー←カーテンが閉まる

観客「ZZZ・・・」

舞「やっぱり思った通りだよ!和!お客さん皆寝ちゃったよ!」

和「部長大変です!」

舞「何?」

和「一部の演劇部員も寝てしまってます!」

舞「コラー!全員起きろ!」

部員A「良いじゃないですか?少しくらい休ませて下さい!」

部員B「紫先輩の歌が子守唄に思えた・・・、グーグー・・・」

青香「お姉ちゃん!早く起きてよ!」

エル「もう、しばらく寝かせたといたら?皆疲れてるようだし・・・、私は服飾同好会の所に戻るね!」

和「はい!エルさん、服飾同好会の方に『衣装のお礼』お願いしますね!」

エル「分かったよ!」

一方その頃
夢「危ない、危ない!もうすぐ杏のライブの時間だ!」

桃子「高橋先輩!こっちですよ!」

夢「あっ!桃子ちゃんだ!場所取りごめんね!」

桃子「いいえ、その代わり・・・」

夢「分かったよ!何か1つ奢って上げる!何が良い?」

桃子「では、お言葉に甘えて、これ!」

夢「高いよ!私そんなお金持ってない!」

桃子「ブー!1つ奢ってくれるって言ったじゃないですか!」

夢「中学生のお小遣いの料金考えてよ!」

桃子「冗談ですよ!あそこに会長達が居る!すみません!」

八期「イェーイ!」

零「フー!」

桃子「すみません!」

夢「ダメだ!杏のライブに夢中で聞いてない!」

香「申し訳ございません!あの2人には後できつく言っておきます!マジで!」

夢『わあ、どうなるやら?』

頼んでたケーキ到着

夢「この後、どうするの?」

桃子「なんか、格闘大会をするそうですよ!しかも人気で、人が沢山集まってるそうです!」

夢「あれ?格闘大会はあの生徒会長のせいで廃止になってなかったっけ?」

桃子「その後、会長上手く説得した人が現れて見事、ルールを大幅に変えて行われるそうです」

夢「ふーん、どんな感じ?」

桃子「普通なら拳とか蹴りのぶつかり合いなのですが、体にカラーボールを付けて、カラーボールの潰し合いだそうです!」

夢「同じ数だよね?じゃあ同点の場合は?」

桃子「先に相手のボールを割った方が優勢です!」

夢「成る程・・・、確かに見れば分かるね!」

桃子「後で見に行きましょう!」

夢「うん!行こう行こう!」

蓮「あら?あなた達も見るの!」

夢「あっ!蓮さん、恵梨香ちゃん!奈々ちゃんまで!」

奈々「お姉ちゃんがやってるお店なので!」

恵梨香「いや、ここの焼き菓子美味しいですね!」

八期「杏ちゃんに感謝するんだね!」

奈々「会長!」

恵梨香「なぜですか?」

蓮「焼き菓子同好会なら同じ1年生の愛ちゃんじゃないの?」

八期「焼き菓子同好会がスポンサーしてるのは杏ちゃんだよ!5人中3人が杏ちゃんのファンだから、もちろん愛ちゃんや明ちゃんも候補に挙がったけど、本人達が辞退して杏ちゃんのスポンサーに決まったから!」

桃子「そうなんですよね、私達3人は喧嘩したのに、当の本人達は譲り合いだったからな!」

八期「まあ、切っ掛けは愛ちゃんだけど、どっちにしろこの喫茶店に焼き菓子同好会を置けたのは愛ちゃんと杏ちゃんが居たから出来たと僕は思ってる!」

蓮「明は?」

八期「居ても居なくても同じだったと思うよ!」

奈々「それは明さん泣くのでは?」

桃子「いや、それ蜜柑が文句言ってましたが、明さん自身は『アイアイの友人と杏のファンってこと考えたら、その通りだから何も言い返すことはない』と言ってました!笑顔で!」

奈々「あっ、そうですか」

零「まあ、その代わり彼女の実家が鉄板を扱う飲食店だから、お昼のおかずとして鉄板焼き類もメニューにあるわよ!」

恵梨香「本当ですか?先にそっち頼めば良かった!」

八期「大丈夫!屋台も別でやってるから!」

蓮「なら、明日行けるわね!」

Re: レインボーヒロインズ ( No.29 )
日時: 2024/01/01 22:48
名前: いくちゃん (ID: ZIpXt3fk)

第29話・文化祭の裏側(2日目・後編)
文化祭2日目終了後
恵梨香「ああ~あ、格闘大会見逃しちゃったよ!」

奈々「人が多すぎましたものね!」

杏「私はライブだったから・・・」

愛「あっ!あそこで明さんが呼んでる!」

紫「何だろうね?」

明「皆!タイムスリップしてみない?」

レインボー「タイムスリップ?」

明「先生が博士から借りたタイムマシーンで、これから2日目の開始時刻まで遡るの!」

レインボー「ええっ!!!!!!!!?」

恵梨香「それは本当ですか?」

エル「凄いね!」

蓮「いや、この世にタイムマシーンがあるなんてあり得ないわ!」

杏「でも、星田先生は変な嘘付きませんし・・・」

明「早くしないと、置いてっちゃうよ!」

レインボー「私達も行く!」

香「はい!8とレインボー、後焼き菓子同好会の3人も入れて、文化祭2日目の朝まで戻るわよ!」

カチッ!

ビューン!

全員「わー!!!!!」

シュン!

パッ!

杏「ここが2日目の朝の時間帯?」

奈々「しかも、場所は格闘大会の会場の入口前です!」

明「よっしゃー!成功!」

蓮「本当に過去に戻った!」

八期「先生?過去に戻れるならどんな時代でも行けるんですか?」

芹「私、江戸時代行きたい!」

秀喜「俺は戦国時代!」

葉月「私奈良時代!大仏の作るところ見たい!」

和「平安時代に行ってみたいです!」

歩「うちは弥生時代!」

渚「私は縄文時代!」

奈々「旧石器時代なんてどうですか?もしかしたら人類の進化が見られたり?」

ヘンゼル「それなら俺は恐竜時代!」

愛海「私は地球が出来た時代!」

香「残念だけど、このタイムマシーンは24時間までしか回せません!」

全員「ええっ!!!!!!!!」

零「タイムリープとか大丈夫かな?」

夢「なにもしないことが1番じゃない?」

香「取り敢えず、私は格闘大会の選手だから皆!ちゃんと応援してね!」

Bクラスの生徒「勿論です!」

零「あっ!でも、有が出てるんだった・・・」

杏「あっ!弟君が出てると複雑だね・・・」

香「あんたの好きな方を応援しなさい!」

零「はい!」

1回戦第1試合
蓮「いきなり子供同士の対決とは・・・」

紫「しかもあの子、青香ちゃんの学校の子だよ!頑張れ!」

和「私はあの男の子を応援します!小さいのによく挑戦したな!大きなお兄さんお姉さんに負けるな!」

杏「でも、男の子の方が逃げてばっかりだよ?大丈夫かな?」

愛「これは彼なりの作戦かも!」

杏「どういう事?」

愛「そろそろ分かるよ!」

バシャン!

明「上手く逃げ回って、フィールドから自分で落ちるように仕向けたのか!」

奈々「女の子に手を出さないで勝つ!ジェントルマンですね!」

1回戦第2試合
エル「キャアア!これが男の果し合いなんだね!」

蓮「誰よ!エルにまた変な言葉教えたの?」

恵梨香「ですが、思いきりましたね!」

和「はい!今度の演劇の参考にしてみたいです!」

夢「うんうん!親友なのに、同じ人を好きに成る!」

奈々「熱い男同士の真剣勝負って感じですね!」

結菜「ただ、聞いてると宣戦布告された人はそうでもないような?」

明「細かいことは良いんだよ!こんなのは楽しめたらそれで良いの!」

戦いは進み・・・
燕「止めて!私の為に争わないで!」

明「おおっ!修羅場の中のお決まりの台詞!」

奈々「さあ、どうなるんでしょう?」

杏「珍しくこの2人が超興奮してる!」

その後一輝の勝利

紫「イヤー、感動したよ!まだ1回戦なのに・・・」

エル「男同士の友情熱いね!私もこんな事してみたい!」

蓮「エルは優しい心でいて!野蛮なエルなんか見たくない!」

杏「うんうん!」

愛「愛ちゃんボード『ごもっとも!』」

1回戦第3試合
恵梨香「瞬殺!」

杏「一瞬で終わっちゃった!」

愛「愛ちゃんボード『あんぐり』」

1回戦第4試合
夢「噂によるとこの2人、うちの学校の武闘四天王の3位vs4位だって!」

恵梨香「あの2人で下っ端何ですか!」

愛「1位と2位の強さを知りたい!」

夢「2位は忍者のあの人なんだけど、1位だけは私はおろかほとんどの人が知らない幻の存在とまで言われてる!」

恵梨香「本当は居ないんじゃないですか?」

夢「2位の人が『自分より強い人が居る』って言ってたの!」

1回戦第5試合
紫「おっ!また河内の子が出てきたぞ!」

エル「頑張れ!」

和「でも、相手はロボットって大丈夫何ですか?」

蓮「そもそも反則じゃない?」

戦いは進み・・・

全員「あっ!」

杏「これは・・・」

愛「可哀想・・・」

舞桜「この、変態!」

絆「あーれー!」

明「怒りの鉄槌だね!」

1回戦第6試合
杏「いよいよ、零ちゃんの弟君が出てくるよ!」

明「たしか9歳だよね?大丈夫かな?」

愛「私は絶対無理!」

恵梨香「あい子が出ると、すぐにペチャンコだよ!」

蓮「いやいや、体がボロボロに砕けるわよ!」

愛「愛ちゃんボード『ムッ!』」

杏「凄い!」

明「年上相手に瞬殺って!」

1回戦第7試合
恵梨香「ハハハ!何ですかあのポーズは!」

和「それでも、不思議な力が生み出されてたような?これは現実ですか?」

杏「確かに!」

明「CGかなにかじゃないの?」

愛「仮にそうだとしても『ヤラセ』になるよ」

蓮「それよりさっき聞いた真鍋って子の掛け聞いた?」

夢「ちょっと見てみたかったね!絶対似合ってたよ!」

紫「相当着たくないんだね!」

エル「私は朝子ちゃんのプロポーズが印象的だったな!」

結菜「本気かどうかは定かではありませんが・・・」

1回戦第8試合
明「ハハハ!」

恵梨香「そりゃ小さい女の子に勝っても意味ないですからね!」

愛「逆に負けても恥さらし!愛ちゃんボード『何の意味もない!』」

杏「むしろ、あの子が可哀想!」

蓮「何言ってるのよ!これが勝負ってものよ!」

2回戦第1試合
レインボー「ええっ!!!!!!!!」

蓮「女の子だったの?」

エル「どう見ても男の子みたいだったよね?」

明「人は見かけによらぬものだね!」

奈々「むしろ、私達が勝手に間違ってますから失礼なことしましたね!」

2回戦第2試合
明「先生、手出さなすぎ!」

杏「仕方無いよ!先生はヤンチャな不良か意地汚かったり、ずる賢い人間しか相手したことしかないから!
  こう言う人に迷惑掛けたこともない大人しい子が相手だと戦う意欲が失くなるんだよ!」

愛「その点は優しい先生!」

2回戦第3試合
エル「この大会初の延長戦だったけど・・・」

紫「もう瞬き厳禁だったよ!」

和「しかもあんな短い時間であそこまでぶつけることが出来るなんて!」

結菜「しかも、僅か1回差!」

奈々「本当にハイレベルな戦いです!」

2回戦第4試合
紫「助奈ちゃん、気持ち分かるよ!お姉ちゃんとして妹に格好いい姿見せたいんだよね!」

エル「うんうん!本当に格好いいお姉さんだったよ!」

蓮「いやいや・・・」

恵梨香「どう見てもシスコンだったじゃないですか!」

結菜「しかもかなり重症の!」

杏「それより2人とも腕大丈夫かな?」

愛「もしかしたら折れたのかも?」

2回戦第5試合
蓮「また、瞬殺ね!」

明「てか、石に成らなかった?」

奈々「気のせいじゃないですか?」

2回戦第6試合
杏「先生、教えるのは流石に・・・」

明「反則というか贔屓じゃないですか!」

香「良いじゃない!有と戦いたいんだから!」

恵梨香「小さいから簡単だからですか?」

香「そんな望み薄な願いじゃないわよ!」

蓮「そんなことより外野から好かれてるわね、栞先生メチャクチャアウェーじゃない!」

奈々「ほとんどの応援があの有と言う先生ですからね!」

結菜「そのままやってもただの弱いものいじめにしか見えませんから!」

2回戦第7試合
蓮「また瞬殺!何人目よ!そしてあの子何?」

エル「早すぎて見えなかったよ!」

2回戦第8試合
蓮「またまた瞬殺!勝った人が凄いのか?負けた方が弱すぎるのか?」

奈々「そんなこと言われても誰にも分かりませんよ!むしろ、両方とでも思っておきましょう!」

エル「良いのかな?」

準々決勝第1試合
愛「星田先生!」

明「いくらなんでもやりすぎですよ!」

杏「確かに、そんなことありましたが・・・」

愛「顔は止めてあげてください!顔だけは・・・」

明「先生があっち飛ばされるよ!」

杏「そうなるとうちのクラスはどうなるの?」

明「人を殺しても意味ないって教えてくれたのは先生じゃないですか!」

杏「だから正気に戻って下さい!止めてあげて!」

準々決勝第2試合
恵梨香「何ですか!あれは?」

エル「凄い!特殊メイクかな?」

蓮「そういえば2回戦でも出してたわね!何なのかしら?」

杏「有君が段々相手に近付いていく!」

愛「あっ!倒した!」

明「見事な逆転劇じゃん!」

準々決勝第3試合
エル「何々?今度はどういう究極の選択?」

夢「ノーマルとアブノーマルどっちも良い!」

恵梨香「いや、そこは普通にその男の子でしょ!」

和「恵梨香さんも分かってませんね!今の時代、同性カップルなんて当たり前ですよ!それが大切な人だと更に離れたくないってね!」

杏・愛「分かる!」

準決勝第1試合
明「なんだろう?やっとマトモな対決を見たと思う!」

奈々「はい!本来の格闘競技の関係はこうやって相手を称えるものです!」

杏「さっきがさっきだからな・・・」

和「相手を見た上で自分の弱さを認める!あの人は凄い方ですね!」

準決勝第2試合
和「あの方、器用に表情変えますね?」

恵梨香「それのどこが良いの?」

奈々「あんな表情の変化だと、相手に心を読まれにくいんですよ!余裕なのか?手こずってるのか」

エル「キャアア!また告白だよ!」

蓮「何?戦闘中に愛の告白流行ってるの?」

恵梨香「後、瞬殺決着も多かったですよね?」

結菜「と言うよりさっきの告白は本気なのでしょうか?嘘なのでしょうか?」

レインボー「さあ?」

決勝
杏「最後は後ろの首にあるボールを割れば逆転勝利なんだね!」

明「でも、いくら大きくても、後ろにあるから難しそうだな」

結果は香の勝ち!

杏「先生!おめでとう!」

明「流石先生だわ!」

恵梨香「エリリンに少し分けてください!」

和「もう、恵梨香さんったら!『メッ!』ですよ!」

Re: レインボーヒロインズ ( No.30 )
日時: 2024/01/04 19:50
名前: いくちゃん (ID: ZIpXt3fk)

第30話・文化祭の裏側・3日目(前編)
奈々「皆さん!大変です!」

和「どうしたんですか?」

恵梨香「また、生徒会長絡みですか?」

蓮「どうせ、しょうもない理由で生徒がまた飛ばされたとか言うんでしょ!そんなのもう日常茶飯事じゃない!」

奈々「それはそうなんですが、二次被害が発生してるんですよ!」

エル「二次被害?」

紫「それってどういう事?」

奈々「実は研究部も私達と同じくソロライブをしてたんです!」

恵梨香「グループメインなのに?」

和「グループメインでもソロ曲位ありますよ!」

奈々「それで、先程会長が歌ってたのですが・・・」

蓮「何?まさか『音痴』って言われて怒ったとかじゃないよね?」

奈々「そのまさかです!」

紫「蓮ちゃんエスパー?」

蓮「歌で文句ならそれしかないじゃない!」

和「そうですよね・・・、でもなぜダメなんですか?」

奈々「お姉ちゃんが言うには、会長の歌唱力は歌にもよるけど上手い方なんです!」

恵梨香「それだと、基準が分からないのですが!」

奈々「普通に歌って、平均は80点台後半、曲にもよりますが、最高が95点を取った物もあります!」

レインボー「上手うま!」

奈々「それなのに、クラスの合唱コンクールの練習で、『音痴』と言われ、挙げ句の果てに『口パクで歌え!』なんて言われたものですから、本人にとっては相当なトラウマなんです!」

エル「でも、それがなんで二次被害に?」

奈々「会長の後が、愛さんのライブなんですよ!」

レインボー「ええっ!!!!!!!!」

恵梨香「もしかして、あい子のライブ前にお客さんを追い出したから、ガラガラに成ってるんですか?」

奈々「はい!『音痴』と言って矯正学校に飛ばされた事を知った生徒やその保護者達が怖がって、ガラガラどころか身内を入れたとしても10人程です!」

レインボー「少な!」

紫「でも、『音痴』って文句言われて矯正学校って言うのはどうかと思うよ!」

奈々「私も言いましたが、半分以上がレベル3以上の人だった為、しかも生徒会長リコール運動の生徒ばかりで・・・」

レインボー「ああ・・・(納得!)」

恵梨香「そうだとしてもメチャクチャですよ!その生徒が可哀想です!」

夢「あの会長!学校だけでなく愛ちゃんにまで迷惑掛けて・・・」

奈々「では、その時の映像見ます?星田先生から送ってもらいました!」

一同聞いて見る

レインボー「ううっ!」

エル「これは私でも怒るよ!『プンプン』って!」

恵梨香「エル先輩古すぎます!」

蓮「今時そんな可愛い怒り方する人居ないわよ!」

結菜「何て言えば良いでしょうか?野球の野次声?」

和「そうですね、これが舞台だと私も嫌ですね!」

紫「むしろ、文句言う方も文句言う方だね!ここまで言わなくたって良いのに・・・」

夢「そうだよね、そう言うのは陰口か、呟きサイトで」

奈々「ただ、これ呟きサイトでも批判や批評中傷してもアカウント特定されて、飛びされるんですよ!」

蓮「まあ、本人の知らない場所の方が良いのかな?それよりも愛ちゃんのライブ前の観客が居ないのね!」

恵梨香「それこそ、絶対命令でなんとか成らないんですか?」

紫「そうだよね!『全員体育館に集まれ!』って!」

奈々「それは愛さん自身が嫌がってるんですよ!」

恵梨香「なんで?」

紫「お客さん沢山入ってるのに?」

和「いやいや、そんな寄せ集めで来てもらっても・・・」

エル「心から喜んでくれないと、歌う意味がないと思うよ!紫ちゃんは歌詞か振り付けおもいっきり間違えて青香ちゃんに『お姉ちゃん凄い!』って言われても喜べる?」

紫「確かに複雑!心の中は『ちゃんと見てないんだな』って思う」

奈々「それにこの後軽音楽部のライブもあるんですよ!しかも私達がライブしていたステージなのですが、体育館からかなり離れていて、想像してみて下さい!そのライブを楽しみにしていた人が絶対命令で愛さんのライブに呼び出されて、どんな気持ちで見るんですか?」

蓮「確かに、大移動に成るわね!」

エル「中には軽音楽部の親近者だって居るだろうし・・・」

結菜「席の取り合いが勃発しますね」

恵梨香「しかも来なかったら、来なかったらで矯正学校行きなんて・・・」

奈々「そこは会長が何とか言い方変えたりして、その人の予定を鑑みると思うので、大きな罰則を与えられることは少ないと思いますが・・・」

夢「文句が出たらそうは行かないのでは?」

奈々「そうですね、それは絶対飛ばされ要因ですね!」

和「愛さんは多分、それが怖いんでしょうね!」

恵梨香「確かに、新たなファンをゲット出来る可能性もありますが、中には全然興味の無い人が強制的に連れられて文句言われたら・・・」

明「皆、大変だよ!アイアイが逃げた!」

レインボー「ええっ!!!!!!!!」

恵梨香「もうどうすれば良いか分かりませんよ!寄せ集めで集めてもあい子は喜ばないし、ましてや私達身内だけで入ってもサクラみたいで、心から喜べないし・・・」

和「愛さんのライブは確かに良いのですが、近くで見てる私達だと、反応に困りますよね?」

蓮「こう言うライブって言うのはなかなか見せられてない人に見せないと意味ないもの!」

夢「今から宣伝すると言っても、時間が無いし・・・」

奈々「ましてや生徒達が飛ばされた直後となると、皆さん行きにくいうえ、軽音楽部のライブもありますしね・・・」

紫「明日にずらせないの?」

和「それは得策でないかと、今日までに練習してきたのですから!それに仮に明日に回したとして、人数が増えるかどうかの保証もありません!」

紫「そっか・・・」

結菜「もう、今出来るだけの事をやりましょう!1人でも多く呼んで、そして楽しんでもらって、愛さんを笑顔でライブが出来るようにしましょう!」

明「結菜っちの言う通りだよね!兎に角皆、アイアイのライブの宣伝お願い!なんなら学校の周りでも良いから!」

奈々「溺れる者は藁をもつかむ想いですね」

校外
恵梨香「スリーシスターズ学園第一体育館で、ライブやってます!」

和「お願いします!見に来て下さい!」

蓮「たった一曲ですが、素晴らしい曲です!」

エル「今日の疲れをリフレッシュ出来るかも?!」

レインボー「宜しくお願いします!」

夢「白木さんのライブとっても可愛いですよ!」

数十分後

レインボー「はぁ・・・」

恵梨香「誰も来てくれない!」

和「目にも入れてくれない!」

夢「もう、どうしたら良いのよ!」

蓮「仕方無いでしょ!こんな時間帯でライブ見る人なんて普通居ないわよ!ましてや、その人にはその人の事情ってものがあるし・・・」

明「しかも、席料1000円取るからな・・・」

夢「お金取ってたの?」

明「当たり前じゃない?最初は2000円設定だったけど、中学生の中では大金だから却下されたよ!焼き菓子同好会のお店利用は席料無料の代わりに何か一品メインを注文するルールに成ってる!」

蓮「まあ、それが妥当よね・・・」

紫「でも、愛ちゃんには悪いけど、一曲1000円ってのは高いような気がする!」

恵梨香「それはエリリンも思いました!3曲聞けたら、得した気分ですが、1曲聞くだけのために1000円払うのはね・・・」

夢「しかも、それで絶対命令だったら、尚更文句しか言われる可能性の方が高いし・・・」

和「かといって、自分だけ無料で入らせるのは『自分に価値がない』って言われてるようなものですからね!」

レインボー「う~ん・・・」

男性「あの~・・・」

夢「はい!」

女性「白木愛のライブはまだやってないのですか?」

夢「はい、そうですが・・・」

男性「良かった!間に合った!」

女性「今日見れないかと思ってたのに奇跡よ!」

夢「ええっと、どちら様ですか?」

男性「私は白木愛の父親です!」

女性「私は母親です!」

レインボー「ええっ!!!!!!!!」

夢「あっ!はい!あっ!でも・・・」

白木(父)「どうされたんですか?」

夢「実は、ちょっと事件が合って、白木さんのライブにお客さんが全然入ってないんです・・・」

白木(母)「そうなんですか!なら私達は最前列で見れますね!」

白木(父)「ちょっと待て!客が私達だけは愛が喜ぶか?」

白木(母)「あっ!そうですね・・・、なんて可哀想な・・・」

白木(父)「そうだ!うちの部下にスクールアイドルオタクが居た筈だ!ソイツに頼んでみよう!」

その後愛を説得して・・・

舞台袖
希「じゃあ、成功するように頑張るのよ!」

愛「はい!分かりました!」

理珠「それではスクールアイドル同好会所属白木愛さんのライブです!」

パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・

ライブ後

愛「お父さん!お母さん!」

愛の父「可愛いかった!流石我が娘!」

愛の母「あなたのライブが見れて本当に良かったわ!仕事頑張って早く終わらせようとしたけど、予定時間に間に合わなくて、あなたのライブが終わっちゃったと思ったわよ!」

愛「でも、なんであんなに沢山?」

愛の父「私の部下にスクールアイドルオタクが居てなぁ、お前の写真を見せたら物珍しさに仲間を連れて飛んで来たんだよ!」

愛の母「私の会社にもアイドルオタクが居てね、写真を見せたらお父さんの社員達と同じく飛んできたの!」

八期「愛ちゃん!」

愛「なんですか?」

八期「こんなに沢山来てくれたのに、1曲じゃ物足りないから、僕らの既存の曲一緒に歌わない?」

愛「はい!宜しくお願いします!」

八期「杏ちゃんと明ちゃんも!」

杏「良いよ!」

明「ナンバーズ8、私もファンだったんだよね!まさか一緒に歌える時が来るなんて・・・」

その後ナンバーズ8+杏・愛・明の3人でミニライブを開催!
特別に9時まで熱唱した。
愛の両親の社員達がドンチャン騒ぎをしていたのはまた別の話!

Re: レインボーヒロインズ ( No.31 )
日時: 2024/01/07 16:27
名前: いくちゃん (ID: ZIpXt3fk)

第31話・文化祭の裏側3日目(後編)
香「さあ、今日ももう一度楽しむわよ!」

カチッ!

ビューン!

全員「わー!!!!!」

シュン!

パッ!

八期「ここが3日目の始まる前か!」

零「前回が場所が場所だから、人気ひとけの無い路地だね」

蓮「時間は10時過ぎだから、お客に紛れて入っても違和感無しね!」

恵梨香「さあ、遊びに行きますよ!」

和「皆さん、自分達が居る場所には行かないように!」

明「行ったらややこしくなるもんね!」

林檎「愛どこ行く?」

愛「食べ歩きとかどうかな?」

蜜柑「いいね!ビンゴカードあるし、全制覇しよう!」

桃子「杏ちゃんも行こう!」

明「アッキーも行くよ!」

食い倒れ屋台
桃子「わあ!沢山あるなあ!」

杏「しかも並んでる!」

明「それに食べ過ぎると体重に響くからな・・・」

杏「でも、何かしら合ってあーだこーだ走ることあるから・・・」

蜜柑「そうなんですか?」

明「私は八期を止める担当!」

杏「私は星田先生を呼びに行く担当!」

桃子「会長のお世話大変ですね・・・」

明「まあ、あいつの気持ち分かるからさ!」

杏「自分の過失じゃない時は同情したくなるよ!」

愛「今日というか、これからだけどあんなファンはファンじゃないと思う」

林檎「シンガーに『音痴』って文句だね!先生が言ってた通り野次にしか聞こえないね」

桃子「でも、それでもう少しで客席ガラガラのほぼ無観客ライブ寸前だったんだよ!」

愛「確かに、でも不本意だけど、もう少し早くやってたらお父さんとお母さんに見せられてなかったからな・・・」

明「怪我の功名だね」

杏「しかも偶然愛ちゃんのご両親の関係者にオタクが居たのも助かったね!」

愛「後、ナンバーズ8のメンバーと合同ライブで良かった!」

杏「楽しかったね!」

明「確かに、1000円払って1曲は寂しいもんね」

蜜柑「一曲フルでやっても3分から6分ですもんね!」

杏「練習はフルでやってたけど・・・」

桃子「皆、片っ端から買ってきたよ!」

杏「桃子ちゃんありがとう!」

蜜柑「あれ?確かビンゴって1つ買ったら押して貰えるんだよね?」

明「うんうん、お会計の時に1個押すから・・・」

林檎「私達損じゃん!」

桃子「ごめん!誤魔化せない?」

杏「あれ?でも、出店は沢山あるし、体験談アトラクションのカードもあるし、部活動は100越えるし、クラスの出し物はクラスの数だけだから、皆バラバラじゃないかな?」

愛「本当だ!私と杏先輩と林檎ちゃんのカードに書いてある出し物と位置が全然違う!」

林檎「そうだ!皆で協力して、カードに書いてある食べ物買って皆で食べない?どうせ全部お腹入らないし!」

明「林檎ナイスアイデア!」

杏「良いのかな?」

明「良いんじゃない?学校のお祭りだし、それに皆で楽しむならこう言う友達とシェアはやりたいじゃん!」

蜜柑「それにバレっこないからね!」

愛「わー、悪い子!愛ちゃんボード『ジトー!』」

蜜柑「冗談だよ!」

桃子「だったら、3組に分かれて各々買いに行こう!どうせそんなお金無いしね!」

6人「オオッ!」

2時間後
明「いや、1種類1つ買うだけでもこんなにお金使うとは・・・」

杏「お金持ちでないと出来ないね!」

愛「いや、時間も考えるとお金持ちでも難しい!」

林檎「本当に斜めの出店超並んでた!」

桃子「私これ買うのに1時間並んだよ!」

蜜柑「長いところでは180分以上!」

明「どこの人気アトラクション?」

杏「だから難しいんだね、私斜め以外全部埋めたのに・・・」

桃子「本当だよ!斜め1つ取るだけでも難しいのに、2つ以上となると・・・」

蜜柑「全制覇となると8軒行かないと行けないからな・・・」

明「まあ、取り敢えずここで食べていこう!」

5人「賛成!」

6人「いただきます!」

林檎「りんご飴美味しい!」

愛「林檎ちゃんらしい!」

蜜柑「私はフルーツポンチ!蜜柑一杯!」

明「蜜柑らしい!」

桃子「私は桃ケーキ!桃まるごと使ってるんだよ!」

杏「桃子ちゃん桃が好きなんだ!」

桃子「杏ちゃん半分こしよう!」

杏「えっ?悪いよ!」

桃子「シェアして食べるんだから!」

蜜柑「明さん、アーン!」

明「おおっ、ありがとう!」パクっ!

蜜柑「どうですか?」

明「うん、旨い!こんな甘い蜜柑は見っかんない!何つって!」

蜜柑「ハハハ・・・」

林檎「いる?」

愛「良いの?」

林檎「私はこっちから食べるから愛は反対側から・・・」

愛「ありがとう!」

その後も
明「シェアの基本はポテトだよね!」

杏「ジャガイモと薩摩芋共にある!」

蜜柑「私がジャガイモ!明さんが薩摩芋です!」

桃子「ちっちゃい唐揚げ!」

杏「丁度6個!」

桃子「1つずつ分けよう!」

愛「おにぎり、サンドイッチ、ピザ、肉まん・・・」

林檎「手で直接触れて食べられるものばかり!」

明「お好み焼き、たこ焼き、イカ焼き、焼きそばなどの鉄板焼類も買ったよ!」

桃子「焼き鳥、焼き肉、ハンバーグに天麩羅!」

杏「ご飯が欲しくなるね・・・」

愛「団子、お饅頭、おはぎ、煎餅、アイスクリーム!」

林檎「虫歯か糖尿に成るかも?」

明「ってか、何でもあるな!しかも、皆専門店だし!」

杏「ラーメン、蕎麦、うどん、スパゲッティは買い損ねたな・・・」

桃子「いやいや、そんな食べられませんよ!」

愛「だったら、また明日食べれば良い!」

林檎「もしくは、またタイムマシーンで戻れば・・・」

明「先生が『危ないから1日1回!』あと『カンニング防止に文化祭の期間だけ』って言ってたよ!」

杏「そんなに何回も戻ってたらね・・・」

愛「使いすぎて時空間に閉じ込められる可能性もあるし・・・」

全てを平らげ・・・

6人「ご馳走さまでした!」

明「この後どうする?」

蜜柑「やっぱり遊びたいかな・・・」

桃子「かといってなにして遊ぶ?」

八期「あっ、ちょっと良いかな?」

愛「八期先輩!」

杏「八期君!それに皆どうしたの?」

零「実は、男女対抗お姫様抱っこ選手権やってるんだけど、うちの妹がどうしても景品が欲しいって聞かなくて・・・」

まな「カラーズの弓矢欲しいよ!」

明「別に、私達でなくても・・・」

八期「僕、非力だからここに居るメンバーは持てないんだよ!」

葉月「威張って言うな!」

杏「まなちゃんを持てば?」

八期「ルールは持たれる人の体重/持つ人の体重=70%~80%以上又は30㎏以上のペアでないと出場出来ないんだよ!」

明「多分だけど、見た目的に私と杏無理でしょ?」

八期「多分、明ちゃんだと持たれる方に成ってしまう・・・」

明「誰なら行ける?」

蜜柑「私嫌ですよ!知らない男の人に身体を触られるなんて!」

桃子「蜜柑!相手は会長だよ!」

明「大丈夫、そこら辺の常識は持ってるから!」

杏「断られるのが承知じゃない限り私達を頼らないよ!」

八期「多分だけど、愛ちゃんなら持てそうかなって・・・」

愛「えっ?」

八期「小さいというか、小柄というか軽そうと言うか・・・」

八姫「それは逆に言うと、私達が重そうだと?」

希「八姫ちゃん抑えて!抑えて!」

八期「勿論、断ってくれても良いよ!」

明「ねえ、田中はダメなの?」

秀喜「確かに出来ないことはないが、腕痛めてるんだよ!」

グレーテル「うちの兄貴だと下心見え見えだから誰も預かりたくないんだってよ!」

愛「(お姫様抱っこ、憧れ!しかも八期先輩!それに先輩困ってるし・・・)良いですよ!人助けと思って!」

八期「本当に?無理しないでね?」

愛「それはこっちの台詞です!」

明「そうだよね!無理なら下ろして良いんだからね!」

司会「それではよーい、スタート!」

八期『か、可愛いなあ!お嫁さんと言うより可愛い妹だよ!』

愛『恥ずかしいなぁ、お姫様抱っこされるだけでなく、女子の憧れウエディングドレスまで着てやるなんて・・・』

30分後

愛『あっ!どんどん脱落していく!先輩大丈夫かな?非力だって言ってたし、私重くないかな?』

八期『愛ちゃんって、なんか不思議と軽いんだよな、ちゃんと食べてる?』

40分後
八期『おっとっと、絶対落とすものか!落とさないぞ!』

愛『今、足が落ちそうになったけど、耐えた!』

八期「よっと!」

50分後

八期『アイツ誰だ?どこかで見たような顔だけど・・・、ってそれどころじゃないんだよな・・・』←ステージを歩き回る

愛『先輩!無理しなくて良いですよ!』

1時間後

ピピー!

司会「岡田勇気&岩村小ペアアウト!よって勝者、松本八期&白木愛ペア!」

ナンバーズ8「オオッ!」

明「耐えたよ!アイツ!」

杏「カッコいい!」

香「人と勝負するとき程我慢強いから!」

その後
八期「はぁ、疲れた!」

零「お疲れ!ありがとう!」

希「持つことよりも耐えることの方が凄いから!」

零「愛ちゃんもありがとうね!こんな役頼んじゃって!」

愛「いえ・・・(嬉しかったとは言えない!)」

八期「愛ちゃん!」

愛「はい!」

八期「抱いて良い?」

全員「はあ?!」

愛「はい!構いません」

八期「よっと!」←愛を持ち上げる

愛『えっ?』

八期「バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!バンザーイ!」

愛『ちょっと、恥ずかしい・・・』

八期「ああ、可愛い!」←顔を近付けさせる

愛「えっ?『可愛い?』」

香「ちょっと、ちょっと!」

愛『えっ?このままだと私の顔と先輩の顔が・・・、それはちょっと・・・』

八期「ああ、やっぱりプルプルしてる!」←頬擦り

バタン!

愛『えっ?でも嫌じゃない・・・』

明「ちょっと、八期!」

杏「お人形じゃないんだよ!」

八期「可愛いくて気持ちいんだもん!」

零「いやいや愛ちゃんが困って・・・」

希「めっちゃ、気持ち良さそうだけど?」

愛『Zzz・・・』

希「寝ちゃってるわよ!」

パン!

八期・愛「ハッ!」

八期「ごめん、つい!」

愛「いえ、何ならずっとこのままでも・・・」

林檎「愛!?」

香「八期!」

八期「はい!」

香「白木さんが気にしてないから良いけど、人によってはセクハラって思われるからこんなことするのは止めなさいよ!」

八期「は、はい!」

心の中ではずっとこのままでいたいと思う愛と羨ましがる杏とナンバーズ8のヒロイン勢だった。


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