二次創作小説(新・総合)
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- 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(完)
- 日時: 2019/07/09 11:50
- 名前: YUMA (ID: 4rycECWu)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=31067
ドタバタ続きながらも頑張っているユマです。ep2.5新装版、お待たせしました。
旧版へのリンクは上に。
*19/07/08に完結しました
ep3募集用紙はココ。〆切は12/25の23:30
(〆切ました!)
>>92
1.本日の舞台と逃走者>>旧版へ
2.オープニングはバトルから>>旧版へ
3.バトルの終わりはティータイムの後で>>旧版へ
4.ミッション1はドラマと同時に>>旧版へ
5.ハンターボックスの封印は連携で>>旧版へ
5.5カキコ限定、ここまでのお話>>1
6.ミッション終了は不思議少女の姿と共に>>4-13
7.少女との邂逅は逃走者の活躍の後から>>16-23
8.少女と不審者の秘密はミッション2の前に>>28-36
9.ミッション2は××探しが全て>>43-50
10.納涼祭はミッション3が始まる前に>>57-63
11.ミッション3中は注意が肝心>>67-73
12.ミッション3の鬼畜は蓋を開けてから>>74-81
13.ラストミッションはドラマの後に>>86-92
14.最後の晩餐は個人戦に限る(その1)>>101-103
15.最後の晩餐は個人戦に限る(その2)>>107-114
16.最後の晩餐は個人戦に限る(その3)>>122-130
17.最後の晩餐は個人戦に限る(その4)>>136-142
18.エピローグは月夜の作者の話の前に>>147-152
- Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.15 )
- 日時: 2017/11/07 14:37
- 名前: YUMA (ID: a0p/ia.h)
久しぶりのコメントです
トクマさん>
貴方の得意分野も後日公表予定ですが...ネタバレ事項込みでの話となるのでかなり後になります。
比奈ちゃんの件...無敵ゲーマーのスペックでも確実に投げ飛ばしをくらうので、はい。知名度の高い本家バーサーカーも確実に犬神家します。はい。
ヘキサさんの件は発動条件を利用した勝利でした。発動条件の事は後にも関与してくるので覚えといて下さい。ヒントで言うと比奈ちゃんの怪力をトレースする際にどうしましたっけ?(黒笑)
グラファイトが手渡したチケットは後の話でお祭りが始まってからになります。
そうですねー、貴方と黒猫さんのキャスト話はネタバレ事項が混ざっていますから後の方です。次回のキャスト話公表はKKさん、ライダー、神田、あともう1人、お巡りさんトリオの予定です。
英霊剣豪、確かにあの2人は鬼畜でしたな。本来の形で呼び出して敵だと怖過ぎです。
メカエリザはストーリー関連ノーコメントでお願いします。アレはカオスでしたぜ。ミッション系統は達成の為に面倒なルート行ったり遠回りしてしまったり大変でした。
及びビルドでは2号ライダー、クローズの話が出ましたね。クセのある性格のドラゴンちゃんがどうやってあまり懐かない”あいつ”と組むことになったのかとどんなシステムなのかが気になってます。
昼間はまだ暑い
- Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.16 )
- 日時: 2018/03/05 16:40
- 名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)
7.少女との邂逅は逃走者の活躍の後から・1
お待たせしました、サブイベント1
81:52 西エリア、住宅街
前回、無事にミッションはクリア出来たものの...
Ga.&ヤマビコ「やーめーてぇえええええ!!(涙目)」
ハンターC「!!!」
LOCK ON>C.Yamabiko、C.Ga.
線路の作者と水翼の作者、近くのハンターに目をつけられて大ピンチ。前回の件でボックスをうろついていたハンターが急に逆走して来たのだ!
Ga.「ヤマビコさん」
ヤマビコ「了解、僕はバス停側行きます!」
男子作者2人はバラバラに分かれて多数確保の被害を回避しようとする。ハンターが最優先したのは...
LOCK ON>C.Yamabiko
なんとヤマビコ。更に...
ヤマビコ「え、嘘だろ行き止まりって無いーーー」
行き止まりにぶつかり、もう打つ手は無い!
ポンッ
ヤマビコ 確保
81:46 残り10人
ヤマビコ「チクショー、...逃げた先が行き止まりってさ、よくあるけど僕がぶち上げるって無いからーーー!」
あららら。最後の晩餐がありますので気を落とさないで下さいね...
PPPPP...
及び残り逃走者の皆様、あんじょう気張って下さい。この確保で察する様に。
迅宗「え?ミッションクリア早々に」
葉月「そ、そんな、ヤマビコ...さん」
Ga.「...さっきの奴はヤマビコさんの方行ったのかよ」
ハル「もう、10人...次は私か?」
80:55 西エリア、スーパーマーケット前
ハル「スーパーか。可能ならば今日のおかず買って帰りたいんですけどねー...」
探偵の作者はスーパーマーケットの近くに来ていた。明るい雰囲気が特徴だが...困っている様子の店員さんが。
店員「困ったなぁ...誰か手伝ってくれる人がいないかなぁ...」
ハル「?...すいません、何かあったんですか。」
一方では...
80:41 西エリア、自然公園内部
分身ルナ狐A「ここらへんだな。」
分身ルナ狐B「下ろすぜー。」
分身ルナ狐C「よっ、と」
え?自然公園では5人の分身と共に傍観の作者が機材運びを手伝っている。実はお祭りの機材が沢山必要なのだが運べる人が少ないので困っていたらしい。
分身ルナ狐D「本体、次は何処だ」
ルナ狐「...ここのスピーカー2つを運べ」
分身ルナ狐E「承知ー」
コレは傍観の作者の力がうってつけだったのが救いなのか。そして5人の分身は最後の屋台用のコンロと金網を1組ずつ運び、機材はこれで全ての様だ。
ルナ狐「後は金網を1つずつ運んで...これで、全部か!」
フッ
合図と共に消えたルナ狐の分身。これが彼女の自己を分裂する"別"(わかれ)の力だった。
おじさん「いやはや助かったよお嬢さん。沢山機材が必要だから困っていたんだ。」
ルナ狐「...(この雰囲気...サブイベントかよ。面倒だが"分割体を自分の近くで消した場合は負荷があまり無い"...ガチらしかったが、戦闘時が問題みたいだな、時間潰しと色々放っておけなそうだと思ってやっただけなんだが)」
ただ、複雑な使用条件&負荷も甚大なので彼女も力の発動はあまりしたくないみたい...ルナ狐の視線が自分の刻印がある左足のくるぶしに。
ルナ狐「...何だ?」
おじさん「あ、そうだ。待ってくれ。お礼といっちゃなんだが、お嬢さんにこのチケットをあげるよ。どんなモノかはお祭りが始まってからのお楽しみさ。」
なんと、傍観の作者が手に入れたのは前回で龍の戦士が一部作者に渡したモノと同じ謎のチケットだった!
ルナ狐「...」
<少し嬉しそう
次々と現れるサブイベント...
- Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.17 )
- 日時: 2018/03/05 16:41
- 名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)
7.少女との邂逅は逃走者の活躍の後から・2
サブイベント2
同刻、西エリア、スーパーマーケット前
ハル「セールやってまーす、ご興味があればどうぞ〜」
<営業スマイル
ヘキサ「...すんません、ハルさん。何故ンなことやってんねん。」
え?何で探偵の作者が店員用のエプロンと帽子を装備して営業用スマイルで試飲ジュース配りしてんだよ。近くを通りがかりした六道の作者は盛大にドン引き。
ハル「あれ?へ、キサ、さん(汗)...えへへ...(苦笑い)」
*しばらくして
ハル「サービスするスタッフがいないから、って店員さんに言われて臨時アルバイトに協力してるんです。そうだ、ここの近くの洋菓子店さんで新作の試食テストに協力してほしい人を探していましたよ。私の名前を出せば分かるかと。」
ヘキサ「...分かったわ。こん感じはサブイベント開催なう、って訳やね」
その後、2人はルナ狐と同じチケットを1枚ずつ手に入れたそうな。
79:30 西エリア、交差点
ハル「え、本当ですか!?このチケットはハンターボックスの件で手に入れたモノと同じ、だったんですね。」
ヘキサ「...」
<頷く
同刻、西エリア、作者No@hの店舗スペース
一方ではルナ狐が機材運びをしていた際には追求されていなかった事がある。裏側でも存じている人がいると思うが甘味の作者のお店が納涼祭とのコラボで出店していたのだ。
Ga.「へぇ。この店はNo@hさんの奴で今は牢獄から指示出して店の営業で準備してる真っ最中、って訳ね。」
オルガ「」
<頷く。頭に飴細工のカナリアが
No@h(声のみ)「って訳。...は?まだ沢山一口パイとクッキーのラッピング袋がいる事態?空飛べる人材は本命のエッグタルトと別物資移送に回してる??...そうだなーーー...」
ここで音声のみの甘味の作者、少し間を置いて水翼の作者に声をかける。確か彼も...空飛べるよな?
No@h(声のみ)「Ga.さん」
Ga.「はい?...(嘘だろ!?まあ、嫌な予感はしてたけどさぁ。)」
オルガ「ミカか?予備のアレの件は...ああ、わかった...牢獄に急行してくれ。不測の事態の為に手配しておいた予備のラッピング袋の束がもう少しだけあるらしい。そこにいるうちの作者の指示を聞いて欲しい。」
なお、今回の牢獄は東エリアの小さな児童公園の内部。実況席のある集会所の隣にあるという。だがここから行くと確実に時間かかる上にハンターの事もあるよな。
No@h(声のみ)「今でもハンターは起動してるので無茶なお願いと思ってます。ユマさん指示絡みで詳しくは言えませんがウチの店の成功の為に...」
Ga.「...了解。サブイベント的な奴なら行くでしょ!」
そしてその頃...
77:43 西エリア、中央通り南側
ハンターA「...」
豆狸「ハンター!?...遠回りするかなぁ。」
住宅地をまわっていた豆狸は遠くで動くハンターを見つけて遠回りをしていた。そんな際に
羽清「あれ。豆狸さん。」
豆狸「え?羽清さんやん。」
なんと錬金の作者。手のスマホには不審者の写真映像が映っているモノを持っていた。実は...この件は少しだけ前に遡る。
78:26 西エリア、駐在所。
ミッション1が終わった前後。あのおまわりさん達と出会った後、羽清は蒼海の作者と共に事情を知る為にこの町の駐在所へと向かっていた。
迅宗「で、この写真の不審者が最近この町で見かける様になって怪我人が続出中」
羽清「可能なら力ずくでも良いから捉えてほしい、って奴ですねー。」
お巡りさんD(木吉)「...部長達...いや今見回りしている人全員には連絡しておいたから。あとはコレ。この電話は通話機能だけだから気をつけてね。」
居残りしていたお巡りさんから専用のガラケー型の携帯電話を受け取る。この部署で使われてる通話機能のみ搭載した仕事用の携帯電話をレンタルしてくれるそうな。ええ、その考えで当たり。
羽清「...サブイベント、でしょうな。」
迅宗「..."お巡りさん達と連携して不審者を捕まえて"、って奴か。」
不審者探し、すたあと
- Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.18 )
- 日時: 2018/03/05 16:43
- 名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)
7.少女との邂逅は逃走者の活躍の後から・3
サブイベント3と重要アイテム登場
77:25 東エリア、住宅地の中
お巡りさんA(日向)「お前の声、さっきの折りたたみの魔法杖持ってた奴か。待機してた奴から聞いてると思うが」
蒼海の作者が目つきの悪い眼鏡のお巡りさんと面識があった為に話題は進む。
同刻、南エリア、急な階段の前
お巡りさんB(水戸部)「...」
<大丈夫らしい
お巡りさんC(小金井)「了解。部長の所と俺達の所、メガネ先輩に1人ずつ作者が合流してから作戦開始だな。」
会議結果、合流する作者の件は
メガネ先輩(=お巡りさんA)>迅宗
Wお巡りさん>豆狸
部長さん(?)>羽清
な感じになった。一方で...
77:02 西エリア、小学校前
小学校の近くでは炎獄の作者が疑問を浮かべていた。
ジェネ「...確か、ここら辺か。気のせいか」
へくしっ!
ジェネ「やっぱり。つか...くしゃみ?何処から声がしてんだ。」
くしゃみの声。何処からかと周辺を探すと...
子供A(烈)「へくしっ!お薬飲んだのに、くしっ...鼻がズルズルする...あ」
なんとくしゃみの主は赤い髪の5、6歳ぐらいの子供。なお、都合上こちらも若返りの薬飲んでちみっこになってます。
ジェネ「(ど、どうしよう、俺。手持ちティッシュしかなかったよな)」
子供A(烈)「くし...ズルズル...ん?お兄ちゃん、何か...つかティッシュある??」
ジェネが反応。本人にとっては微妙な残念賞のポケットティッシュを持ってて正解だったのだ。
ジェネ「ティッシュならほら、コレ。きちんと風邪直せよ。」
子供A(烈)「...ずずっ、ありがとう。あ、お礼なんだけどお兄ちゃんにコレあげる。」
渡されたモノは謎の虹色に光る勾玉。子供の家は御神楽山の本山の近くにあり、おとといの朝、庭で遊んでて落ちてたのを見つけたという。それと同じくらいだった。
同刻、南エリア、中央通り
葉月「あーあ、何かないかなー、ハンターが怖いけどさあ...!」
一方で多元の作者は何か興味ありそうなモノを探していた所だった。
??「ああ、こんな時にエンストってどういう訳なの!!」
葉月「え」
なんとバイクを車道の縁に寄せている人を見かけた。近くまで行くと...
??=禊(ライダー)「...どうしよう、部品を交換するにも機材持ってくるのを忘れたしここからガソリンスタンドも遠いし...」
なんとバイクの主は...あの時神社で出会った女性、禊だった!
葉月「(え、ライダーさん!?お困りの様子だけど)...あ、あのー...」
禊(ライダー)「あら?貴方...実はこの坂道を登ってる途中でバイクの調子がおかしくなって。坂道を登った先の西商店街の近くにある信号機までバイクを運んで欲しいの。その近くにバイク専門の店があった筈よ。」
なんとバイクを指定場所に運ぶ手伝いだった。葉月は驚愕。重いバイクを運びながら見晴らしの良い坂道を登っていけ、という訳だから...
葉月「(嘘だろ...)すいません、その代わりといっては何ですが...黒い服の人が道にいたら教えて貰えます?」
で、忘れないうちに。
76:42 東エリア、牢獄前。
水翼の作者はハンターの周回をくぐりながらも目的地の近くに到着。
Ga.「ふー、時間はかかるモノだがなんとか近くまで来れたな俺。」
??「あ、Ga.さん!こっちに来てー!」
Ga.に声をかけたのはもちろん牢獄の中にいる甘味の作者。必要な資材らしき大きなダンボールが牢獄の前に置かれていた。
??=No@h「無茶なお願い、聞いて頂いてありがとうございます。運んで欲しい場所は飴カナリアが指示してくれるので連れて行って下さい。
トーチ「あ、それと」
ヤマビコ「ユマさんからの伝言。貴方のスキル制限は飛行能力のハルシオンだけなら一時的に許可を得てますよ。」
Ga.「りょーかい、後は移送場所まで飛んで行けば良いってか!」
"あ、それと。"とNo@hは思い出した様にGa.にチケットを1枚手渡す。しかも。
Ga.「え。グラファイトの件と同じ...チケット?」
No@h「このチケットの事はユマさんからその時が来るまで伏せてくれって指示されているから話せません。ご了承を」
また謎のチケット。...一体何のチケットなのだろうか。
つんつん、つんつん。
<飴カナリア、Ga.をつつく
飴カナリア(>_<#)はよ行けや
Ga.「わかった...わかっているから。じゃあ行きますね。デバイスカード、ハルシオン!(ここで話せない、なら仕方ねーよな。)」
瞬く間に水翼の作者は飴細工のカナリアの先導で資材を抱えて飛び去って行った。
さて、そろそろ主役にも活躍してもらおう
- Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.19 )
- 日時: 2018/03/05 17:48
- 名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)
7.少女との邂逅は逃走者の活躍の後から・4
サブイベント4、ドラマパート
76:15 西エリア、ベーカリー店の前
カラン、カラン...
<入店のドアベルの音
長原「へぇ。焼きたての良い匂いがすると思ったらここからか。」
??(実渕)「あら、いらっしゃい。」
黒槍の作者はいい匂いの謎を追いかけて小さなベーカリー店を訪れていた。今日は繁盛してるのか子連れ客やここの近所の学校に通っている学生客もいる。
子供B(てまり)「ママ、これ!」
母親(イズミさん)「こら、手で掴んじゃ駄目よ。ハサミを使いなさい。」
学生A(ミチル)「どうしよう、今日のお昼ー...」
学生B(硝子)「ねえ、これする?」
学生C(桐生)「うーむ、アレもコレも美味しいから悩む所だな...」
学生D(タクト)「...あんパンはもうすぐ焼きたてが...ブツブツ」
??(リコ)「今日の日替わりベーグルサンドは...BLTか...」
長原「この店はサブ...何もなさそう」
カラン、カラン。
長原がベルの音の先を見ると...
青(トア)「あれ?山で会ったお兄さん?」
藍(ニア)「!」
??(実渕)「いらっしゃ...あら青ちゃんに藍ちゃんね。それと...」
なんと、あの時の双子!?だが今回は...もう1人、誰かがいた。
謎の少女(黒猫δ)「??」
<店の中をキョロキョロしている
??(実渕)「あら、可愛い子ね。そこの男前な人も双子ちゃんのお友達?」
青(トア)「えーっと、友ちゃん...この子は近所で会った友達で...」
藍(ニア)「...」
長原「え?(ガキだけど...月輪の気配から...黒猫、さん?)」
<謎の少女=黒猫に手を向けている
白いパフスリーブ入りの半袖ブラウスと紺色で刺繍が入ったスカートを着たあの時の謎の少女。何故かというと...
*ここからドラマパート
1日前、北エリア、双子の祖父母の家
双子と少女の出会いは1日前に遡る。あの日の翌日から2日連続して大雨が降る日が続き...
ザー...
青(トア)「また雨かよ...つまらないなあ。」
家の中で過ごしていた退屈そうな顔の青。藍や家族は昼寝してしまった状態。ただ...
ザーッ...Aaaaーーーー...AーーAーー...ザー...
青には雨音と共に謎の鳴き声が聞こえていた。
青(トア)「気のせい、じゃないよな...。あの山で聞いたのと同じ...」
気になったのか、1人だけで祖父のモノらしき大きな傘をさしてこっそりと家を出て再度墓地に向かう青。
北エリア、墓地前
青(トア)「ここら辺、だった筈...ッ!誰かいる」
母親の墓の前に誰かいるらしき影。そこには...
謎の少女(黒猫δ)「AaaaAーーーー...」
涙を流して歌う謎の少女が。近づいた青は...
青(トア)「な、なあお前ここら辺に住んでいる子供...」
謎の少女(黒猫δ)「!」
バッ!
<少女、逃げ出す!
青(トア)「なのか...って待って!俺の話終わってない!!」
子供なのか?声をかけようとすると逃げだす。青は追いかけるが...少女の姿が消えていた。
青(トア)「いない...」
諦めて家に帰る事にした青。ただ、何とも言えない疑問を抱えて。その夜の夕食の時間。
雪彦じいさん(博士) 「ほう、今日はどうした、ばあさん」
種子ばあさん(おばあちゃん) 「お隣の親戚から美味しいとれたてのお魚が来てねえ。今日取れたトマトとキュウリはじゃがいもと混ぜてサラダにしましたよ。」
藍(ニア)「わあ、お刺身だぁ。タコに、イカに、マグロに、タイに」
楓(Mr.KK)「どうした青、お前も藍も大好きなお刺身とポテトサラダだぞ?」
青(トア)「...あ、いや、何でも。雨が多いのが気に、なってさ、あははは。」
何気なく雨が多いのを気にする青に種子ばあさんは...双子に御神楽に伝わる昔話を語る。
種子ばあさん(おばあちゃん) 「そうじゃなあ。青も藍も、ご飯を食べながらお聞き。わしのお母様、...おまえさん達2人にとってはひいおばあ様から聞いた昔話じゃ。」
祖母の話とはこうだ。昔、御神楽の命(ミカグラノミコト)と呼ばれる御神楽山で昔から信仰されてきた龍の姿の氏神がいた。元は嵐や雨や洪水で人々を困らせた龍だが、天の神により人々を困らせる悪さをした罰として体を大きな山にされ、魂だけになり人々を傍観し続ける刑罰を受けたそうな。
種子ばあさん(おばあちゃん)
「この事からかつて、この地域で嵐や洪水や台風が多かったのは御神楽の命が罰として山にされたのを悲しんで涙を流しているから、という迷信があるのじゃ。」
その話で少女のことを思い出す青。
青(トア)「...(確かあいつも似たような見た目だったよな?何故だろう??)」
その次の日は雨上がりの快晴の空。
青(トア)「よし、行くか」
青は朝早くから1人だけで墓地に行こうとすると...
藍(ニア)「青!」
藍もついてくる。
青(トア)「え?藍!?お前も起きてたのかよ!!」
藍(ニア)「昨日の晩ごはん食べてた時からずっと怪しかったけど...そんなに早起きして何処に行くの?ねえ青、聞いてる??」
青の様子がおかしいのは昨日の夜からバレていた。威圧してくる藍に全て話すと納得して、お互いこの件は秘密にすると約束。
北エリア、墓地前
藍(ニア)「藍には青が言ってた声は聞こえなかったけど...お母さんのお墓の前で歌を歌っていた姿を見たんだよね。おばあちゃんの昔話にでた御神楽のなんとかと似た姿だったから...だから...」
Aーーーー...
改めて墓地に行くと歌声。やはりあの少女がいた。歌声から今度は明るい様子。昔話の事を聞いていた青はすぐに...
青(トア)「おいお前、つか神様ー!ミカグラーーー?」
謎の少女(黒猫δ)「...?」
<首をかしげる
神様、ミカグラ、と呼ぶが少女は何の事か分からなそうだ。今度は双子に敵意と警戒心がなさそう。
藍(ニア)「ちょっと青!...ねえ、あなたは誰?お名前はあるの??」
謎の少女(黒猫δ)「...」
<首を横に振る
さらに名前も無いらしい。悩んだ末に青は
青(トア)「何にも覚えてなくて名前ねぇのか。このままだと本当の名前が分かるまでどう呼ぼうか...そうだ。じゃあ...よく泣いてるからナキムシ!」
藍(ニア)「反対。却下。」
謎の少女(黒猫δ)「...」
<青に知らんぷりで良い顔してない
なら、と新しい名前をつけようとする青は...
青(トア)「じゃあ、"ナミダ"ならどうだ!」
藍(ニア)「さっきよりはマシだけど...やっぱり駄目。」
謎の少女(黒猫δ)「...」
藍はまだ不服そうだが少女本人は...
謎の少女=ナミダ(黒猫δ)(^ω^)
藍(ニア)「...仕方ないなあ。」
青(トア)「服は藍の着てない服がぴったりなら良いけど...」
ナミダという名前を気に入ったので仕方なく藍も少女の事を今後ナミダと呼ぶことにして、一旦家に戻って自分の昔着ていた服を着せてあげた。その後、家に向かう帰り道で会った雪彦じいさんから食パンを買ってくるお使いのついでに商店街を散策してナミダに案内するとパン屋でいい匂いがする。
ナミダ(黒猫δ)(^p^)
<プレーン味のテーブルロールを見てる
青(トア)「ちょうど3個入りの奴があるよな」
藍(ニア)「うん。食パン買って残りは自分の好きなパンを1個買って良い、っておじいちゃん言ってたね」
ナミダはそこのテーブルロール(プレーン味)を気に入ったみたいだ。値段も手頃な価格なので...すぐに購入。
友:実渕礼央(黒子のバスケ)
この老舗ベーカリー店の3代目店主さん、友(ユウ)はオネエ口調が特徴の若い男性。双子がお使いで来たのを見て感心。
友(実渕)「双子ちゃん達、偉いわね。お使いで来たのかー。」
カラン、カラン...
楓(Mr.KK)「ありゃ?青に藍??じいちゃんかばあちゃんのお使いか?...それと後ろの奴は誰だ。」
3人が店を出た際、偶然父親の楓と出会う。
青(トア)「...えーっと」
藍(ニア)「近所で会ったお友達で、ナミダ、って子なの。」
ナミダ(黒猫δ)「??」
仲良くなった近所の家のお友達と言ってナミダの事情を隠す双子は慌てて去っていった。
カラン、カラン...
楓(Mr.KK)「おい、友。...何だったんだ、2人」
友(実渕)「さあ?双子ちゃんのお友達のあの女の子の様子はおかしな感じだったけどね...そうだ楓...」
ドラマパートはここのみ
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