二次創作小説(新・総合)
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- 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(完)
- 日時: 2019/07/09 11:50
- 名前: YUMA (ID: 4rycECWu)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel7/index.cgi?mode=view&no=31067
ドタバタ続きながらも頑張っているユマです。ep2.5新装版、お待たせしました。
旧版へのリンクは上に。
*19/07/08に完結しました
ep3募集用紙はココ。〆切は12/25の23:30
(〆切ました!)
>>92
1.本日の舞台と逃走者>>旧版へ
2.オープニングはバトルから>>旧版へ
3.バトルの終わりはティータイムの後で>>旧版へ
4.ミッション1はドラマと同時に>>旧版へ
5.ハンターボックスの封印は連携で>>旧版へ
5.5カキコ限定、ここまでのお話>>1
6.ミッション終了は不思議少女の姿と共に>>4-13
7.少女との邂逅は逃走者の活躍の後から>>16-23
8.少女と不審者の秘密はミッション2の前に>>28-36
9.ミッション2は××探しが全て>>43-50
10.納涼祭はミッション3が始まる前に>>57-63
11.ミッション3中は注意が肝心>>67-73
12.ミッション3の鬼畜は蓋を開けてから>>74-81
13.ラストミッションはドラマの後に>>86-92
14.最後の晩餐は個人戦に限る(その1)>>101-103
15.最後の晩餐は個人戦に限る(その2)>>107-114
16.最後の晩餐は個人戦に限る(その3)>>122-130
17.最後の晩餐は個人戦に限る(その4)>>136-142
18.エピローグは月夜の作者の話の前に>>147-152
- Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.125 )
- 日時: 2019/06/20 20:55
- 名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)
16.最後の晩餐は個人戦に限る(その3)・4
羽清さんと伊那谷さん
31:00頃 ザナルカンド郊外の港
冷静な頭が戻った所で助っ人=別理の作者の説明を受ける錬金の作者。今度はガチの戦闘ではなくて...
伊那谷「今回の課題は戦闘をする訳じゃない事を知らせときます。まずコレを」
そう言って伊那谷が見せたのは光る石ころ。
伊那谷「この街全域にコレと同じモノを複数ばら撒いておきました。この中に1個だけ当たりが出るモノがあります。それを先にとった方が勝ち、となります。ただ...今私が持ってるのは...」
実は複雑そうな顔の別理の作者が持っているのは...
ボン!
石ころ「ブッブー、ハズレだよーん」
羽清「あー、だいたい分かってました。レプリカとかハズレ持たさせる的な。」
伊那谷「ええ、飲み込み早くて伊那さんも助かった...」
なお、伊那谷も当たりの石が何処にあるのかは知らなくて完全なる初見なので心配ご無用だった。安心した錬金の作者。
羽清「いよーし、見つけっぞー(`・ω・´)」
伊那谷「やれやれ。私も行きますか。」
<笛を構えてる
GAME START!
30:55 ザナルカンド、北市街地
羽清「まず...何処に石ころあるんでしょうかねぇ。黒猫さんに持たされたモノは一体...?」
そういえば。陰遁の作者から受け取ったモノのチェックをしてなかった事を思い出した羽清。それは見覚えのある金色に輝くモノが入っていた小瓶と、同じ小瓶に緑色の何かが入ったモノの2個の小瓶だった。
羽清「...!もしかしてもしかしたら!!」
一方で伊那谷はその場からあまり動かずに"律"の力と特異体質を応用したサーチをするらしい。
*ここで解説
律の魔法>
ユマが作者伊那谷ユウナに提供した魔法。”りつ”と読みます。簡単に言うとユマから提供された黄金レンズ兼の横笛、月白笛の演奏を行う事で補助関連の現象を起こしてしまう魔法。
なお、余談になりますが...本来なら伊那谷さんはこんな魔法にはならない。突然変異してこの魔法になってしまった。本来なら伊那谷さんは作者のりゅーとさんと同じ、他人に寄生出来る”宿”の魔法になっていました。
及び伊那谷さんの黄金レンズ。力を使う為に必要な楽器でもある。
月白笛>
見た目は透明な硬質ガラス製の横笛。装飾に小さな黄金のレンズが3つひっついていて伊那谷さんはコレを演奏する事で律の魔法を使える。なお、普通に音楽演奏も可能である。
そして特異体質...
暗号解読体質>
今の所、作者伊那谷ユウナのみで発現した特異体質で第6感含めた感覚器官に引っかかった魔力の詳細を察知出来る能力。
発動する条件はお互いに力を行使してる時のみの無意識のうちの発動な上、伊那谷さんは相手か自分が力の気配を消すまで解除が出来ない。モノによっては詳細が判明するまでに時間がかかるモノもある。特に伊那谷さんと同じ月輪過剰に該当する作者か神憑きに該当する作者は絶対に詳細判明の時間がかかる。
”律”の力の今回語れなかった細かい都合もありこの体質は下手に酷使するのも危険だが、伊那谷さんは支援特化のテクニックタイプなのが幸いして危険は少なくなっている。
この特異体質の原因は月輪が関与しているらしいがプロセスについてはまだ完全に判明していない。
同刻、ザナルカンド郊外
伊那谷「まずここの近辺から...!」
なお、石ころは月属性の魔力に反応する設定にされている為伊那谷の力と特異体質かそれに似たような力を得ているなら簡単に見つける事が可能。実は実況、別理の作者にはこっそり教えていたのだ。
伊那谷「お、ありますね。ここら辺だけでも3つ...」
サーチした場所3つのうち、発見した1つへ直に調査へ向かう別理の作者。ただ場所が問題で...
伊那谷「ここら辺、だよな...」
何処かのビルの廊下、モノを隠せる場所としては近くの大きめのゴミ箱しかない。...まさか。自分がここから何をするべきかを考えた瞬間、伊那谷は嫌な予感を感じた。
伊那谷「伊那さんにゴミ箱をあされ、って訳じゃねーよ、なあ」
ザナルカンド、北の広場
そんな中で錬金の作者に視点を戻そう。あの金色のモノが入った小瓶と花壇で見つけた石ころが連動して光るのを遅れながらも発見していた。
羽清「あ、そういう事か。月輪とこの石、反応するんだ。」
実は渡されたモノのうちの1つとは...今回はどちら側にも関係ない月夜の作者の魔力から作成、抽出した"月のマナ"だった。
ボン!
石ころ「ブッブー、ハズレだよーん」
ただ石ころはハズレ。ドンマイ。
羽清「ただ単にドンマイじゃありませんよ。多少破片が残ってたら素材に使えそうな気がしますし。」
*ここで解説
月のマナ>
属性元素を持つ不思議な物体"マナ"のうち、ユマサイド限定で採取出来るマナ。黄金に輝くのが特徴でep2でも出てきた代物。羽清さんの世界の同じ名前のマナとは関係無いモノでユマ含めた作者の魔力からしか抽出出来ない。
羽清さんの魔力からの月のマナ抽出は禁止している。自分の魔力から月のマナを抽出すると体内の属性値が数秒で不安定になって羽清さんの命に関わる為。
普通のマナは調合材料だが、こちらは...
・月のマナは相互にかかる負担が原因で作者1人につき、2コまでしか作成出来ません。ただしユマは例外で4コまで月のマナを抽出可能。
・デリケートなので専用の携帯小瓶に入れないと1分で成分が融解して駄目になる
・シンプルに回数限定ではあるが魔法詠唱時の補助機材に使う
・水に溶けやすいので普段は何でも良いから水を入れて溶かして単独で使うが、効率的なのは魔力を含んだ水を使って溶かして使う事
・なお、羽清限定だがコレと錬の魔法をセットで使うと...?
羽清「そしてこの緑色の何か...風のマナらしい事は確かだけど...濃度数値が高いですね、コレも先の月のマナと同じで月詠さんから抽出した奴か...?ブツブツブツブツ」
そしてもう1つの緑色の何かが入った小瓶。こちらも月夜の作者から抽出した風属性の通常マナらしいのは確かだが、濃度が濃いので使い道を選びそうだ。一体この石ころの破片を羽清は何に使う気なのだろうか...?
どちらも楽しみだけど?
- Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.126 )
- 日時: 2019/06/20 20:54
- 名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)
16.最後の晩餐は個人戦に限る(その3)・5
迅宗さんと豆狸さん
羽清が冷静さを取り戻したのとほぼ同じ頃。
同刻、豆狸の戦線内部
バチバチッ!
迅宗「うわぁあああああ!?」
<とにかく雷撃を回避する!
蒼海の作者は相手の雷撃に翻弄されていた。つか、顔無の作者が一枚上手。
豆狸「彼が聞いてるか否かは分からへんけど...鋳の力で作ったナイフ全てに私の雷撃を溜め込む機能を搭載する方法を教えてくれはったんです。アンタに大技とかを詠唱させる暇は与えへん...!」
<手には投げナイフ数本
更に加えて、ナイフは全て豆狸が合図を送れば即電撃を迅宗に放って攻撃出来るヤバい罠。幾ら回避能力の高い彼でもどこまで維持可能か。
迅宗「く、まずいな俺...」
<薄いながらも刻印が浮き出ている...
蒼海の作者は右腕の肘の刻印で自分の限界をチェック。まだ刻印の出方は薄いもののこれ以上顔無の作者相手に翻弄されるわけにもいかない...
迅宗「あの人ガチの雷特化スタイルなのが一番問題だよな、電柱とか何か電気に関するモノあれば不意をつけそうだけど...!」
ストトトト!
<投げナイフ数本が木に!?
豆狸「みーつけたぁー...!」
迅宗「一か八か!!」
<迅宗、雲を発生させ...
バッ
<迅宗、雷撃の追撃を回避する
豆狸「えっ」
迅宗「さあ、早くナイフなり何なり俺にこいよ。まあ...」
迅宗は自分が回避してそのままナイフや雷撃が雲に集中するのを狙っていた。
迅宗「"攻撃出来るなら"、だけどな!」
即座に対応して今の状況で攻撃出来ないのを察する顔無の作者。
豆狸「...チッ」
<マナドーピングを取り出す
迅宗「...良いんですか?その薬に詳しい他の人から聞きました。投薬してしばらく時間経過したらジエンドらしいですよー」
豆狸、ここでマナドーピングを投薬しようとするが、迅宗の出方を見るらしく寸止め。
豆狸「へぇ...知ってますか、知っとるか。そっち羽清さんもおるしなぁ。可能な範囲でマナドーピングを解析してもらってもおかしくないとは思うてましたわ。」
実際には本編始まるまでに投薬実験を経験した人間が関係者では2人いるけどな。
豆狸「でもええわ、もういい。投薬させるまで時間稼ぐ気満々なのはわか」
パシュ...ズズズズズズ...
豆狸「...へ?」
実は、牢獄側全員に黙っていた事がある。最後の晩餐が始まる前後で残り逃走者全員の所持しているアイテムに関してはユマ、一切公表していない。
迅宗「たとえ一瞬でも...投薬の時間を確保出来て良かったぜ...!」
<体に赤いアザが浮き出てる...
会話して隙を作った迅宗は逆手でマナドーピングを投薬していたのだ!
迅宗「蒼き地上の覇者よ、戦禍となりて厄を呑み込め...メイルシュトローム!」
水の竜巻が発生、豆狸を呑み込もうとするが...
パシュ...ズズズズズズ...
顔無の作者もマナドーピングを即座に投薬、こちらも大技だ!
豆狸「アンタもマナドーピングを持っていたなんて...よくもまどろっこしい真似をウチへしてくれたな...ホンマシバくぞ...!普段ならお目にかかれへん代物やで...虚空を曲げし揺らぎある檻よ、開放への楔を打ち込め!ネガティブブレードッ!!」
<体に赤いアザが浮き出てる...
諸事情で雷属性特化な豆狸の滅多にお目にかかれない闇属性の大技。迅宗の技を相殺するのには充分な威力だ。
迅宗「まだ終わってないでしょ...?」
豆狸「せやで...!アンタをシバく本命はこっちや...!」
え、嘘だ、嘘でしょ!?
迅宗「蒼き海よ」
豆狸「天空満ちる所に...我はあり」
詠唱から派手な一撃で〆る気だこの2人は!!
迅宗「汝が代行者と認めるならば...!」
豆狸「黄泉の門、開くところに汝あり」
魔法合戦となると安定な場面でもあるがマナドーピングの影響下で両名共に本来なら確実に使用禁止な術を使う気です。
迅宗「我に...グ、ここで、かよ!まだ終わってない...終わらねえ...汝の声、聞かせーーーん!!」
豆狸「出でよ...!ガ...まだや、まだくたばってたまるか!!...神の雷ーーーーー!!」
やはり途中からお互い過剰な魔力消費が災いして早くにマナドーピングの副作用が。
迅宗「タイダル...ウェーブッ!!」
豆狸「インディグ、ネイショーン!!」
ここから以降の映像データはノイズ塗れ。正直言うて派手にやり過ぎです。しかも水属性と雷属性、対になる属性で破壊力も絶大。戦線も後々調査してデカいクレーターが発見されたという。もちろん...
豆狸「いだぁああい...ふぇえええん...」
<悶えて苦しんでる
迅宗「く、ぞ...ぐぁあああああああーーーーーー!!」
<なんとかギリギリですが立ち上がってる
オチ=相打ちでした。僅差で迅宗さんの勝ちですけどね。それと...
ユマ「豆狸さんだけじゃなくて迅宗さんもドーピングしてる!早く搬送を!!」
迅宗
ゲーム続行不可能によるリタイア
残り2人
実は迅宗さんもリタイアしていた!
- Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.127 )
- 日時: 2019/06/20 20:55
- 名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)
16.最後の晩餐は個人戦に限る(その3)・6
黒猫さんと長原さん
迅宗と豆狸がマナドーピングを投薬した前後くらいの話になるが...
30:50 謎の廃棄施設内部
黒猫「...」
そのまま正面入口から施設内部に入る隠遁の作者。それをモニターから傍観している黒槍の作者は即座に心の怪盗団のナビに擬態し、端末を打ち込み始める。
長原(双葉に擬態)「黒猫さんの正面からの侵入を確認。約1分後にエントランスへ行く確率、99%...ケーキタレットを6門設置してご挨拶用に砲撃開始だ」
なお、双葉は長原さんの為にユマがデータを提供してる3人のうちの1人。"提供した追加3人"は普段の女子への擬態よりも出力が高い調整にしていますぜ...?
ガチャ
黒猫「...!」
だが。ケーキタレットの姿をエントランスで一瞬見た隠遁の作者も一枚上手。
バララララララララッ!!
黒猫「チッ...」
<仮面と槍を装備する
カキン!カキン!シュバッ!!
即座に仮面と得物の槍を取り出してタレットの射撃を全て弾いて場合によっては回避し、タレットを全破壊。咎憑きの総合スペック、なめたらあかんぜよ。
黒猫「あまり、負荷になるモノは避けたい所ですけど...!」
ここで血相を変える陰遁の作者。何かしら見た様子なのかお面を取り外し、
黒猫「もう、これ以上の未来視は出来ないか。さっき見た予言を外す事も考えながら行動しなきゃな。」
そう。数分後の近い未来視でも連発すると確実に負荷がある。黒猫はそう判断したらしい。得物を構え直すと即座にエントランスを出て行く。
長原「何を..."見た"んだ、あの人。いつ何らかの予言したのか分からんが...まあいいや。双葉のハッキングシステムは発動させたし、No@hさんのお菓子とファウラの擬態時に色々作ったし...?」
色々独り言を言いながらモニターを見ていた長原は驚愕。陰遁の作者が取り憑かれたように何処かの部屋からメモを手に入れ、即座にそれを入力すべきパスコード装置を操作する。
長原「は?黒猫さんどうして分かったのだよ!?」
手際の良さから明らかにゲームの攻略本を読み込んだ様なご様子。
黒猫「予言から"パスコードは753325、名護さん最高と覚えよう"、の方はこの部屋で...」
プシュー。
黒猫「この部屋に置かれたファウラさんの毒薬...魔力漏出薬で...ブツブツ」
長原「えっ、パスコードよりも何故Ga.さんに渡した薬が俺の戦線に...」
黒槍の作者曰く...相手の女性作者がパスコードの部屋に潜入された際には青ざめたらしい。ここから以降はスタッフしか詳細を知らない話題だからだ(黒笑)
コツコツコツコツ...
黒猫「ここに魔力を込めた一撃で壁を壊して入れる隠し部屋があり、こちらは励振火薬の小瓶。コレを...」
<仮面を装備して壁を破壊。
長原「え。ええっ、何で隠し部屋が...!」
fgoの素材の1つ、励振火薬。少しの魔力で強烈な爆発力を発揮する対魔獣用の弾薬素材...
ズドンッ!
長原「そんな、そんな馬鹿な...!」
爆発音と共に長原の傍観していたモニターには...
<深刻なエラーが発生しました>
<全トラップシステム停止>
<原因を確認して下さい>
<接続を認識出来ません>
長原「爆発はどこだ、何処からだ!?」
"陰遁の作者は隠し部屋の爆薬を何処かで使用した"、と冷静な判断を下した長原は思いつく場所へ迷わず突入。そこは彼のいた場所からある程度離れた場所に隠していた戦線のシステム端末だ...
黒猫「...!...やはり予知通りに長原さん」
長原「(は?...予知してた??それよりも)黒猫さん...やってくれたな」
今は派手に爆破され、壊れていたが。長原は敵意を剥き出しにして...
ガギッ
黒猫「わっ、とと。(ここで...予定とは違ってキリカかおい)」
<槍で防御
長原(キリカに擬態)「ユマさん提供の...元からとっておく予定の代物だ!出し惜しみする気は元からない...」
篭絡の魔法少女の擬態は黒槍の作者にある程度適合する様にユマ特注品のデータを使っている。しかも...
ガク
黒猫「体が、思うように動き...にくい!?」
長原(キリカに擬態)「ユマさん、ここまで効果がありますかおい。速度低下能力も健在とはねえ。くらっとけ、零距離...」
シュッ
<黒猫、長原の腹に槍を投擲
長原(キリカに擬態)「く、邪魔するなっつーの!!」
<長原、左腰に槍の跡が
必殺技で決めようとした長原、不意打ちをくらい左腰には槍が。刺し加減は浅いが、黒猫にとっては体制を戻すのに充分だった。というか...
黒猫「さすがにこうなると僕も邪魔したくなります!」
<槍を構え直す
長原「く、キリカのままじゃラチがあかねえ!こうなりゃ...」
なんと、元から持って来た仮面ライダークローズへの擬態...ハンデが無い同性、実力派の人間への擬態だぞ...
長原(万丈に擬態)「うん。これで黒猫さんとはある程度互角な気がする」
<いきなりクローズマグマ
黒猫「まだヤバそうな代物隠してたか...!」
ガキッ
黒猫「速っ!それよりも」
ジュウウウウ...
相手から熱気を感じる黒猫。このままでは押し切られてしまう!
長原(万丈に擬態)「ほらほらほらほらぁ...まだあんまりアツくなりき...?」
ぐらり...
長原「え?」
バタッ
黒猫「...ふー。人によっては遅効性なのか。危なかったですけど僕の勝ち〜」
<薬瓶を取り出す
異変は長原がトドメをさそうとした瞬間、急に元の姿に戻って倒れた事。実は事前に黒猫さん、姑息な手段である薬瓶を使っていた。
黒猫「あ、存じてなかったんですか?この魔力漏出薬の事。事前に槍へたっぷり塗りつけときましたぁ。」
長原「知らなかった訳じゃ...なかったが!」
長原は悪あがきでマナドーピングを取り出す。が。
バキャ
<黒猫、即座にマナドーピングを破壊
長原「なっ...畜生!」
黒猫「本来なら長原さんがマナドーピングを早くに使っていた可能性を予言してました。それなら僅差で貴方の勝ちだったのに...僕と長原さん、羽清さんとあの人の組み合わせなら確実にミッション成功なのは予定通りですねえ。」
ただ...
黒猫「どうかしましたか?」
長原「...アンタさ、最後の晩餐の件は何処まで予言通りなの?後で教えてくれねーですかね」
さて、次は?
- Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.128 )
- 日時: 2019/06/20 20:56
- 名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)
16.最後の晩餐は個人戦に限る(その3)・7
羽清さんと伊那谷さん、決着
30:12 ザナルカンド市内
伊那谷「はぁ、はぁ...ゴミ箱漁ったり噴水を調べたり電柱登ったり...トンデモ過ぎな場所へ隠し過ぎだ...!」
半ギレ状態の別理の作者は殆どが嫌がらせにしか見えない場所に石ころを隠されていた事と石ころ全てがハズレなのでもうヘトヘトだ。
伊那谷「諦めん...伊那さんは諦めんぞ...ブツブツブツブツ」
<律の力、再発動
そして事態は動く。
伊那谷「ん?かなり大量の石ころの反応が北の港近くに??」
北の港の近くに大量の石ころの反応を確認したのだ。即座に急行する伊那谷。
伊那谷「運気周りましたよ、伊那さんー♪」
そこは花火の設置ポイントで本来なら立入禁止なのだが大きな反応がある場所はここらしい。
伊那谷「罠かもしれないけどな...?」
ポイントに侵入する別理の作者は何かしらのメモを拾う。
伊那谷「メモ?..."伊那谷さんへ。残念ですがここの花火設置ポイントに光るだけの石ころのダミーを大量に設置しておきました。及び..."!?」
ポゥ...
あのメモは錬金の作者のメモだった。石ころのダミーを大量に設置しただけでなく...
伊那谷「ふざけんなぁあああああああああーーーーーーーーーー!!!(怒)」
<メモをビリビリと破ってる&マジギレ
ちなみにメモ全文は
"伊那谷さんへ。
残念ですがここの花火設置ポイントに光るだけの石ころのダミーを大量に設置しておきました。及びこの手紙を手に取った時点で罠が発動する様に花火玉へ細工済みです。夜空を綺麗に飾って下さいね☆
by羽清アユカ"
とのこと。及び細工を施した錬金の作者本人は...
同刻、ブリッツスタジアム近くのビル屋上
羽清「もう、そろそろですねー♪」
ドンッ!ヒュルルルル...パパーン!ドンッ!パーン!!
羽清「おお、綺麗なのだよー。たーまやー!」
汚い花火にされた別理の作者の悲鳴は花火の音に打ち消され、全て終わった後は戦闘続行不可能な黒焦げ状態でザナルカンド近くの海辺に漂流していたそうな...
30:00頃 北エリア、祖父母の家前
実はダミーの石ころなどに関してだが...
羽清「オリジナルの破片を属性マナと組み合わせて光って反応をするだけのダミーの石ころになるのは私の属性マナを使用した試験段階で分かったのですが月詠さんみたいな極端な属性適性持ちからしか採取出来ない濃い属性マナ...ダークマナと称しておきますが石ころの破片とダークマナを合成すると大量のダミーが作れたのがアレですかね。月のマナを少し削りましたが花火玉の細工も完璧でジャストなタイミングでたまやーでしたし...」
なお、錬金の作者の月輪把握は2.5前後程。本来なら微妙なのだが得意分野の調合や合成に限り倍以上の把握が可能らしい...(月輪の把握が関与してるのでプロセスや詳細は不明)
羽清「あ、そうでした。今の状況を確認しなくちゃ。」
ここで羽清は携帯を取り出して状況チェック。ここで...
羽清「現時点でジェネさんが...負けたんですかオイ...更に迅宗さんまでリタイアなんて、つか今残ってるのは私と...ハルさんだけ!?」
伊那谷さん、屈辱的な敗北ですいません
- Re: 自作逃走中ep2.5 御神楽台と兄妹の不思議な夏休み(新) ( No.129 )
- 日時: 2019/06/20 20:58
- 名前: YUMA (ID: 8V6Va8n/)
16.最後の晩餐は個人戦に限る(その3)・8
ジェネさんの真相
ブロロロ...キキッ
<バス、何処かに停車する
30:07 北欧異聞帯、氷の宮殿前
炎獄の作者のあの真相は錬金の作者が別理の作者との決着をつけた前後に遡る。多元の作者を撃破し、バスに乗車して向かった戦線は...
プシュー、ガコンッ。
<バスの扉、開閉
ジェネ「ここは...!スカディ様の宮殿の仮想世界って奴か。」
北欧異聞帯の仮想世界。その中でも氷の宮殿を戦線にするとは。入口が開いていたのでそのまま宮殿の内部に進む。
ジェネ「分かってはいたが。」
<腕輪を装着
ただ、内部ではご挨拶代わりにケーキタレットが起動。ジェネは鎧の力で防御するだけでなく、
ジェネ「1、2、3、...全てで8門だな」
バッ
即座に炎弾を放ってタレットを全て黒焦げに。
ジェネ「...ひとまず安心...と。だが思っていたよりもこの戦線は寒い場所っぽいな。早くココの主を探して宮殿から出なければ。」
<腕輪を取り外す
炎属性特化の炎獄の作者でもここの気候はキツそう。それを証明するかの如く...
ジェネ「松明の炎は全てゼル伝の時のオカリナに出た青い炎、装飾は...羽清さんがいたら素材が何か分かるとは思うが」
ガチャ
ジェネ「こんな時でも敵か!」
ドゴスッ
<ジェネ、隠れていたチョコのクレインオルフェノクに正拳突き
相手がチョコアソートの敵なので即座に徒手空拳で対応。だが...
ジェネ「もぐもぐ...偽長田さんの件でチョコアソートの敵は防御面は脆いのか一撃で倒せる上、破片も再利用で食えるのがまだマシか。ただ怪しいな。ここまで派手にやってこない時点で何か...」
<先のチョコの破片を食べてる
ココは戦線。相手が自由に好き放題出来るテリトリー。何か狙っている可能性。考えながら道を進むジェネ。
シュバババッ!
<多数のチョコのレーザーボールがビームを
ジェネ「くそ、待ち伏せか!」
待ち伏せで銃撃を受けた事で来た道を逆走し、
バキャッ!
<チョコのリドリーの顎へ飛び膝蹴り!
ジェネ「おらぁあああ!邪魔するな!!」
場合によっては敵を倒して進む炎獄の作者。ただもう貴方の負けは確定した様なモノですぞ?
ガチャ
ジェネ「く、行き止まりの小部屋か。」
ジェネは小部屋に誘導された様子。更に加えて誰かがいた。...それは一般プラモのサイズなグレイズアイン?なお、ここの主である女性作者サイドの設定で彼はこんな姿らしいとのこと。
ジェネ「まさか...俺が入った戦線は...!」
アイン「...我々の作者からのメッセージです。」
ここでようやく戦線の主が誰かを理解した炎獄の作者...
No@h「ジェネさん、ヤッホー。ここの部屋に入る以前から分かっていると思いますが私の戦線をスカディ様の氷の宮殿にしたのは理由がいくつかありました。私の得意な氷の属性に特化しただけでなくてチョコアソートは多少防御面で脆いだけでなく全て真夏の30度超えの炎天下の中に置くと溶けてしまうくらい熱に弱い事と...少しだけユマさんにもご協力と手配を頼んでおいた事で手に入れた魔氷と青い炎を宮殿全域に仕込んでおきました。ユマさんのサイドの皆様だけでなくて炎属性特化のジェネさんでもはっきりと「寒い!」って言うくらいだから確信持てましたよ」
そうだった。今までの寒さの感触は全て甘味の作者が宮殿全域に仕込んでいた魔氷と青い炎によるモノだった。余談だが魔氷は、
魔氷>
高密度の氷の魔力で発生した氷が自我を持ってしまう現象で生まれた虹色の氷。常に虹色に光るのが特徴で常に自分の維持と成長のために相手や周囲の体温、魔力を奪い続け、最終的には相手の体と魂まで氷漬けにして命を奪う。
ただ、悪趣味な事に完全に氷漬けにならなくても、魔氷だったら時間が経つと成長して完全な氷漬けになる上に周囲すら凍らせてしまう。
今回はNo@hがユマサイドでお取り寄せし、サービスで罠部屋のコーティングと宮殿全域に装飾の形で加工しておきました。なお、作者の中でも建築知識のある人はユマ以上に高度な魔氷の加工技術があるみたいです。
No@h「最後に貴方が今いる部屋についてもかな?...アインを待機させた部屋は本来のオリジナルならスカディ様のお気に入りの高級ブランドアイスクリームを貯蔵する為の専用の冷凍倉庫です。ただ、今回は仮想世界用に改造して魔氷で全部屋の壁をフローリングした罠仕様でこの部屋の気温マイナス99度前後ですけどねぇ♪」
アイン「彼女が血を流したりグロ画像見るのがお嫌いでして。半死半生になるギリギリまでマイナス数十度な極寒の寒さで苦しんで下さい。嗚呼それと貴方の炎獄体質は」
ジェネ「テメェええええーーーーーッ!」
ボシュ...
ジェネ、炎弾でアインへ反撃しようとするがもう手遅れで不発に終わり、ご自慢の炎獄体質も約マイナス100度前後の冷凍庫に入れられて発動出来ない、と万事休すと言うべきか。
ジェネ「なん...だと!」
No@h「炎獄体質がかえって使えなくなる状況に持ってこれたのがマシかしらね...」
アイン「多少卑怯な気もしますが...」
そしてしばらくして、ジェネは冷凍庫以上にクソ寒い部屋の悪影響が完全に表面化したのか、目の前が真っ暗になった...
ドサッ
並びに
次回予告
17.最後の晩餐は個人戦に限る(その4)
<ようやく最後の晩餐が終わる!
以下おまけ
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