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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊121＊
リクヤ
「で、なんで俺を探してたんです？」
ビッグゴールド
「ああ、それだったな」
ビッグゴールド
「まず聞かせろ、お前は何をしていた？」
リクヤ
「え？」
ビッグゴールド
「この世界では数日間姿を見せなかったそうだが」
リクヤ
「ああ、それなんだけど...ちょっと来てくれません？」
ビッグゴールド
「ああ」
たくっちスノー
「いいよ」
...
たくっちスノー
「こ、ここって！？」
リクヤが案内した場所、そこはとてもきらびやかな雰囲気を出していた
リクヤ
「ここは...メイドウィンが使ってた部屋なんだって」
ビッグゴールド
「奴が？」
リクヤ
「ああ、メイドウィンを消した後にぶっ倒れて...そしたらさ、何故か真っ白な世界に居たんだよ」
リクヤ
「ナイフを渡してくれたあの人と一緒に」
たくっちスノー
「ダストヒューマンが？」
たくっちスノー
(...それってまさか、ロストワールドの事か、なにしてんだあいつ)
ビッグゴールド
「精神だけ別世界に行ったというわけか」
たくっちスノー
「えっ、なんでそんな早く理解できるの」
ビッグゴールド
「かれこれ数十年はイクサー1の精神世界で過ごしたからな」
リクヤ
「で、それがさ...あいつ、変なこと言い出したんだよ」
リクヤ
「なんか、メイドウィンの権限を俺にやるって...」
たくっちスノー
「...はぁ？」
ビッグゴールド
「なんだ、もう話は済ませていたのか」
ビッグゴールド
「私の方も奪い取ったパスワードをお前に譲ろうと考えていたのだが」
たくっちスノー
「はあああああああああ！？」
リクヤ
「うーん、なんのつもりだったんだろ？」
たくっちスノー
「メイドウィンの奴なんて言ってた？」
リクヤ
「『私は今迄お前達住人に酷い事をしてきた、だから、これはせめてものの償い、お前がメイドウィンを継ぐに相応しい...』だってさ」
たくっちスノー
「凄い白々しい」
ビッグゴールド
「ロストメイドウィンの方は何か言っていたか？」
リクヤ
「えーとそうですね」
リクヤ
「『大丈夫大丈夫、俺尋問とか得意だし、二つの意味で口割ることとか余裕だから』って」
たくっちスノー
「明らかに脅した後ーーーッ！！」
リクヤ
「『いいじゃんいいじゃん、あげるって言ってるんだからもらっちまえ、まぁ命令されたら消しに来るけどな』とも」
たくっちスノー
「ブレないな、あいつは...」