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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊157＊
名無しの怪物
「まさか...本当に殴るとは」
たくっちスノー
「僕だってあんたと同じ時空三大犯罪者だからね...使えれば躊躇なんてないよ」
ソラミ
「リクヤ様！！」
名無しの怪物
「...でもまぁ、向こうが本気なら俺も気にすることなく...あれ？」
金の語り部
「名無しの怪物が指を動かそうとも、リクヤはピクリとも動かない」
名無しの怪物
「あれ？死んだの？」
たくっちスノー
「メイドウィンがそう易々と死ぬわけないじゃないか...ノッキングだよ」
名無しの怪物
「ノッキング？」
たくっちスノー
「鋭利物等で相手を殴り...運動器官と繋がる神経組織に刺激を与え麻痺させる」
たくっちスノー
「元・局長ともあろうお方が別世界の設定すら覚えてないと？」
名無しの怪物
「何だって...君が体内に宿す全アニメ、全キャラクターの設定...復活したのか？」
たくっちスノー
「これでもまだ不完全で自由には扱えないが...上手くやればこんな風に殺さずに無力化することだって出来るんさ」
たくっちスノー
「まぁ、形を変えられずにこうやって飛び出すようになってホラーなんだけどな」
名無しの怪物
「...マガイモノというのは、100%を覆すのが好きみたいだな」
名無しの怪物
「いいよ、今回はお父さんとして負けてあげる...ただしこいつは貰うよ」
金の語り部
「怪物は先ほどとは逆に...リクヤを自身の影の中へと閉じ込めていった」
名無しの怪物
「全身麻痺に乗り移っちゃ逃げることも出来ないからね、じゃあまた...偉大なるマガイモノの王」
レンティル
「あっ、待ちなさい...！！」
金の語り部
「名無しの怪物は黒い液体となり、どこかへと消えていった...」
たくっちスノー
「.....こういうことさ、僕が原因っていうのは」
ソラミ
「.....」
たくっちスノー
「我ながら...情けないなぁ」
たくっちスノー
「犯罪者のくせに犯罪に関しては無知だし、代理局長なんかやっててもこんなミスしてしまう」
たくっちスノー
「中途半端な奴さ...僕ってのは」
レンティル
「局長...」
たくっちスノー
「.....うちの方も予定が狂った、というよりはあいつに先を越された」
たくっちスノー
「振り出しに戻る...って奴だよ、ああレンティル、そろそろ装置戻していいよ」
レンティル
「彼を逃がすのですか？」
たくっちスノー
「あいつにとってはこの装置もオモチャ同然さ」