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作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 167ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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たくっちスノー
「父さん...僕はこれでもあんたのことを慕っていたつもりなのに」
たくっちスノー
「いつだってあんたみたいになりたい、あんたのような局長に近付かなくてはならないと考えてここまでやってきた」
たくっちスノー
「だが...都合のいい過去を手に入れるために今有る過去を消すあんたを見て...ようやく僕の中の黒影は死んだ」
たくっちスノー
「覚悟しろ...名無しの怪物!!」
レンティル
「局長!?ここでやる気ですか!?」
たくっちスノー
「ここでぶっ倒せるとは思っていないが、ダメージを与えるくらいなら!!」
名無しの怪物
「.....!」
金の語り部
「たくっちスノーが触手を名無しの怪物へ伸ばすと、名無しの怪物が指を動かし...」
リクヤ
「...!」パシッ
金の語り部
「リクヤの腕が触手を弾いた」
たくっちスノー
「!」
ソラミ
「どういうこと!?」
たくっちスノー
「ま、そんなことだろうと思ったよ...あいつみたいな真面目な奴が怪物に乗っかるわけがない」
名無しの怪物
「一応、話はしたんだけど...やっぱり心に揺らぎがあった」
名無しの怪物
「俺は100%しか信じられない体質なんだ、絶対に上手くいくという保証がないと人生なんてやってられない...そうでしょ?」
たくっちスノー
「...あんたがリクヤを100%従わせるために何をしたか、は聞かないでおくよ」
たくっちスノー
「何にせよあんたをぶちのめすことに変わりないんだからさ!」
名無しの怪物
「じゃあ、そこにいるリクヤとやらを殴って止めてみなよ」
たくっちスノー
「ああ!!」
レンティル
「ま、待ってください局長!本当に殴るつもりなんですか!?」
たくっちスノー
「殴るさ!怪我しなければいい、四股が弾けなければいい、人体的に支障が出なければ問題ないさ!!」
金の語り部
「たくっちスノーの拳は易々とリクヤに受け止められる」
たくっちスノー
「かかったな!」
リクヤ
「...?」
名無しの怪物
「...!」
金の語り部
「その時であった、たくっちスノーの右肩から黒い液体が伸び、新たな腕が形成された」
たくっちスノー
「約束通り怪我はさせない!!」
ソラミ
「腕が増えた!?」
名無しの怪物
「えっ...あの力は!!」
たくっちスノー
「ノッキングショットガン!!!」
金の語り部
「新たな腕はリクヤの腹へと当たり、綺麗な放射線を描き吹き飛んでいった」