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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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たくっちスノー
「何が目的だ...剣さんか？」
名無しの怪物
「もう、つるぎちゃんの事はいいよ」
たくっちスノー
「...フラれたもんな」
名無しの怪物
「今のじゃダメだ...だから、新しく作る」
ソラミ
「！」
ソラミ
「それって、あの男と同じく...自分好みの女を...」
名無しの怪物
「同じメイドウィンだから...出来ないわけではない」
たくっちスノー
「何が理想の女だ、お前が作ったのはあの偏見まみれのゴーレムか僕の兄弟達じゃないか」
名無しの怪物
「.....俺はね、女を作るって言ってないよ」
たくっちスノー
「何？」
名無しの怪物
「時空全部をやり直したいんだ」
たくっちスノー
「！？」
名無しの怪物
「たくっちスノー、君だ」
名無しの怪物
「君の存在が生まれてから歴史が変わった...どういうわけか、ね」
名無しの怪物
「つるぎちゃんの件も、俺の全ても、これまでの歴史も全て正しくないんだ」
名無しの怪物
「メイドウィンは六人だけで、物語もバラバラ...これといった決まりもなかった」
名無しの怪物
「あの秩序もルールも決まった設定もない、あの頃に戻るんだ」
ソラミ
「そ、それって...」
レンティル
「この世に生きる...全てを消し去るつもりですか！？」
たくっちスノー
「...こいつはたまげた」
たくっちスノー
「そりゃあの頃なら正義も悪も気にせず、やりたいようにやっていいからなぁ？」
名無しの怪物
「...」
たくっちスノー
「知らんとは言わせんぞ、これまでの歴史...僕が生まれる前のあの時空みたいにするつもりだろう」
レンティル
「局長が生まれる前の時空？」
たくっちスノー
「今となってはパラレルワールドだがね」
名無しの怪物
「あの頃だったら気分で好きなように設定を変えられる...」
名無しの怪物
「俺の匙加減でどんな風にでもなる『メイドウィン』に戻りたいんだ」
たくっちスノー
「あんなくそつまんない小説の頃にか...」
名無しの怪物
「もうね、こんな世界どうでもいいからさ」
名無しの怪物
「皆時空のせいだから、リニューアルのせいだから」
名無しの怪物
「俺の手で再びやり直すんだよ、全部」
たくっちスノー
「そっか...」
たくっちスノー
「局長としての心構えまで名無しになったか...こっちは代理と言えど腐った態度は見せなかったつもりなのにな！」ﾁｬｷｯ