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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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たくっちスノー
「記憶の映画化とかあいつを使った足取りはいくらでもあったんだが...」
たくっちスノー
「リクヤさえ無事なら...そう考えたのがダメだったか」
たくっちスノー
「しかしどうするかなぁ...あいつの世界の事も心配だし、うちもこの有り様が続けば介入できないこともある...」
かなちゃん
「動こうにもあの人の場所やら状況やら敵の勢力やら不明瞭な物が多くて...」
たくっちスノー
「あーーもう！分からないことだらけじゃないか！自分情報が何も分かんない状態とか苦手なんだよなー！ネタバレは奨んで見るタイプなんだよなー！あ、あと...」
かなちゃん
「ゲームするとき恥ずかしげもなく攻略wikiやチートを使うタイプ？」
たくっちスノー
「それだ！」ﾋﾞｼｯ！
たくっちスノー
「あ～、黒影もチートとか使ってたのかなぁ～、どうすれば五分でこの資料の山を片付けて遊んでたんだよ～」
剣
「...？」
かなちゃん
「ああ気にせずに、たくっちスノーは仕事をするときは毎回あんな風にダラけた態度を取りながら行うんですよ、そうした方が自分らしいからって」
たくっちスノー
「うん...そのついでで物事を考えるとさ、脳みたいな部分がとろけた気分で考えやすいんだ」
たくっちスノー
「黒影がどうやって速くこの仕事を終わらせたか、そして...」
たくっちスノー
「あいつはどのような手段でリセットするつもりなのか」
剣
「わりと真面目なこと考えてた」
たくっちスノー
「リセット...リセットねぇ、そんな装置があるのか？いやでも、いくらあいつでも試したことのないものは使わないだろうし、どこかに落ちてたんなら自分等が見逃すはずもない」
かなちゃん
「ふーむ...となると人為的な物ですかね？」
たくっちスノー
「時空レベルのメイドウィン？」
かなちゃん
「まぁ、あくまで予想ですが」
たくっちスノー
「ま、仮説を作るのも楽しいが怪物を追えば全て分かる話...行き先は決めたよ」
剣
「次はどこに？」
たくっちスノー
「脱走された時空牢獄の獄長から話を聞きたい、たぶん自分なら面会できるはずだから」
剣
「え？」
たくっちスノー
「牢獄はね、監理局より偉いんだ...あらゆる犯罪者を押さえ込んでいるから...」
剣
「意外、ここが一番かと思った」
たくっちスノー
「いやいや、自分だって勝てないキャラとか居るし...牢獄の奴等は生き物だったらなんだって殺せちゃうけど」