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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊163＊
たくっちスノー
「でも資料がまだまだまだまだ終わらないから結構先かな」
かなちゃん
「私も応援してますよ」
剣
「.....ねぇ」
たくっちスノー
「何？」
剣
「向こうの世界は大丈夫なの？」
かなちゃん
「いつまた怪物が襲ってくるかも分かりませんよ？」
たくっちスノー
「分かっているさ、マガイモノ王国の皆にも待機させるし、万が一ということがあれば...」
かなちゃん
「出撃はしないんですか？」
たくっちスノー
「バカ言わないでくださいよ！別世界にどんな驚異があるか分かったもんじゃないですよ！」
たくっちスノー
「怪物以外にも敵は見えないところに必ずいます、世界の平和も守るけど監理局の皆の安全を管理することも局長の仕事なんだから！」
かなちゃん
「...そのわりには、貴方いつも気がつけば一人で始まって」
たくっちスノー
「途中から増やしてるじゃないですか！それに...ほら、自分怪我しないよ？でも皆はするし、皆は痛がる」
剣
「.....」
たくっちスノー
「大丈夫大丈夫、自分がどうなろうと必ずあいつは止めるし、リクヤも連れ戻す...信じてくれ」
かなちゃん
「.....」
たくっちスノー
「おっと資料も終わらせないとな」
剣
「あれは考えたの？」
たくっちスノー
「あれ？」
剣
「何故黒影はカイドウ・リクヤを狙ったのか？」
剣
「カモフラージュの為ならば有無を問わず無理矢理乗っ取ればいい、あいつはそんなこともできる」
剣
「『わざわざ交渉し』『利用している』それだけに何か理由がありそうな気がする」
たくっちスノー
「そうだな...確かに動くだけなら誰でもいい、そこからわざわざリクヤを選んだのは気になる」
たくっちスノー
「そこも考えておくよ」
剣
「うん...」
たくっちスノー
「名無しの怪物は思考も狂ってるし戦績は自分と同じぐらいだから賛同者や信者もいない...本人は完全に孤独だ」
たくっちスノー
「大丈夫、大丈夫！」
かなちゃん
「...もう、大丈夫って何回言いましたっけ？」
たくっちスノー
「さあね、数えてない！仕事仕事～！」
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金の語り部
「リクヤの世界から見て数時間後」
レンティル
「局長！どこ行ってたんですか！」
たくっちスノー
「書類の山があってね...半日で終わらせるつもりが三日も掛かっちまった...」
レンティル
「えっ...言ってくれれば手伝いましたのに」
たくっちスノー
「いやいやいいよ！君を疲れさせるわけにもいかない！」
レンティル
「局長...」