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作者： ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E （総ページ数： 167ページ）
関連タグ： メイドウィン小説 原作、設定:彩都、執筆:メイドウィン アラビアンナイト オールスター 先にロスヒ推奨
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＊164＊
たくっちスノー
「それでだ、これからだけど...」
金の語り部
「たくっちスノーは監理局内で考えていたことを説明した」
レンティル
「それで局長はこれから足取りを追うと」
たくっちスノー
「そうだね、あと個人的に気になるものが...」
レンティル
「一度名無しの怪物を捕まえた何者か、ですか？」
たくっちスノー
「...出来ればその人の力を借りたいところだけど、まぁ無理だね、なにもわかってないし」
レンティル
「それで私はどうすれば？」
たくっちスノー
「君がここに残る理由もないなら帰還してもいいけど...」
レンティル
「ここに残ります、局長に情報を知らせるために」
たくっちスノー
「無理はしないでね」
レンティル
「局長こそ...」
たくっちスノー
「マガイモノは無理してなんぼだからね」
レンティル
「笑えませんよ...」
たくっちスノー
「そういうわけで、自分は遠くに行ってくるから...ごめん」
レンティル
「気にしないでください、私なら大丈夫！」
たくっちスノー
「大丈夫、大丈夫か...普段はこんなことあまり言わないんだけどな...そんなに不安なのか、自分は...」
金の語り部
「たくっちスノーは心の奥で不安に駆られながらも、いつものように自身の願いを心の中で吐き出し、渦へと入っていく」
『僕以外の全てが幸せになりますように』
『皆が笑顔になるなら、自分はどんな目にあったって...』
...
石動
「よっ！」
名無しの怪物
「...石動惣一？」
石動
「久しぶりだなぁ、黒影様よ！気がつけばあんたも俺も有名になって時空三大犯罪者なんてもんが作られちゃったよ」
石動
「その中の１つがこれを決めた自分自身ってのも中々冴えてるけどな」
名無しの怪物
「何の用？」
石動
「風の噂で聞いたが、お前全てをリセットするんだって？」
名無しの怪物
「ああ」
石動
「相変わらずお前の考える事はよく分からないな」
名無しの怪物
「それを言うためにわざわざ？」
石動
「もちろんそれだけじゃない...ま、悪い知らせになるか？」
石動
「今回の件、俺はお前には関わらない」
名無しの怪物
「どうして？」
石動
「だってリセットするほどの大事だと、たくっちスノーどころかそれ以上と相手するんじゃないかよ～」
石動
「俺はいくらなんでも人望ゼロな相手に付くつもりはないんでね」
名無しの怪物
「...」
石動
「とまぁそれだけだ、三大犯罪者のどちらかが死ぬのを楽しみにしてる、チャオ！」
END